メインコンテンツにスキップ

スペースXが海上に宇宙港を建設中。開港は来年を予定(イーロン・マスク)

記事の本文にスキップ

30件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 5月30日、イーロン・マスク氏がスペースXの次なるプランをツイートした。それによると、2022年の稼働を目処に、現在海上に「Deimos(ダイモス)」というロケット打ち上げ基地を建設中であるそうだ。
 CGで作られたイメージ図によると、スペースXが開発する宇宙船「スターシップ」は、燃料を補給したのちにダイモスから打ち上げられることになるという。

スペースXが海上のオイルリグ(石油掘削装置)を購入

 スペースXの海上打ち上げ基地は、今回公表されたダイモス以外にも「Phobos(フォボス)」という基地の存在も知られている。いずれも火星の衛星にちなんだ名称だ。

 今年1月、スペースXが2基のオイルリグ(石油の掘削装置)を購入していたことが明らかにされた。その所有権は昨年9月にローン・スター・ミネラル・ディベロップメントという企業に移転されている。

 どこか謎めいた企業だが、記録から確認できる責任者の名前はただ1人、ブレット・ジョンソンだけだ。この人物はスペースXの最高財務責任者で、同社の戦略的買収グループのトップでもある。

この画像を大きなサイズで見る
image by:twitter@Kendall_Dirks

73×77メートルのメインデッキ

 オイルリグはスペースXが購入する以前、ENSCO 8500ならびにENSCO 8501という名称だった。どちらも米ヒューストンにある沿岸掘削業者ヴァラリスの施設だったが、同社が倒産したとき、スペースXがそれぞれ350万ドル(約3億7000万円)で買い取った。

 ENSCO 8500シリーズのメインデッキは73×77メートル。参考までに言っておくと、スターシップは直径9メートル。スーパーヘビー・ブースターを搭載すれば、全高121メートルになる。

この画像を大きなサイズで見る
image by:スペースX

地球上の超音速フライトにも利用

 マスク氏はこれまでにも海上打ち上げ基地について、いく度か言及している。たとえば2020年6月には、「スペースXは火星・月ならびに地球上の超音速飛行向けのフローティング式超重力級宇宙港を建設中」とツイートしている。

 こうした発言によるならば、宇宙港は世界中に建設される予定であるようだ。近隣都市を打ち上げの轟音から守るために、海岸から32キロ離れた洋上に建設され、そこから世界各地を結ぶ。これはスターシップのコストを賄うことにもなる。

 今年2月には、スペースXが所有する打ち上げ場からこうした宇宙港へのフライトが行われる旨の説明もあった。

 打ち上げ場はおそらく同社が南テキサスに所有する「スターベース」のことだと考えられているが、マスク氏は、こうしたコミュニティが今後1、2年で数千人に成長するだろうと予測している。

References:New ocean spaceport reveals SpaceX’s next chapter/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 30件

コメントを書く

  1. 海上に作るのは良いアイデア。帰還は着水も視野か?

    • +2
  2. Subnauticaの宇宙船も洋上にプラットフォーム作ってたな

    • +2
  3. アメリカ人はスペースシャトルの失敗から何も学んで無いのか。
    あれはソ連の衛星を捕獲するのが目的だったからまだいい。
    宇宙ロケットというのは持ち上げる重さが一番重要なんだよ。
    ロシアは理解しているから発射前は途中で支えを付けてまで軽くしてる。
    スターウォーズ的な宇宙旅行は空想でしかない。

    • -14
    1. >>3
      その空想を現実にするために色々実験してるわけで

      • +3
    2. ※3
      これは事実なんですが随分とマイナスがついているモノですねぇ

      宇宙ロケットというモノは「どれだけの重量を宇宙に上げられるか?」というものが最も重要な性能です
      つまり再利用する機体の重さ、これが「本来持って行く荷物」に混入していると同じで「本来持って行く荷物」が減ります

      だったら推力を増やせば良いではないか?と思われるかもしれませんが、その増やした推力も再利用しない機体であれば更なる重量物を搭載できるという

      • -4
  4. この会社はどっからそんな資金を出してるんだろう
    今のところ儲けなんてほぼないよね

    • 評価
      1. ※7
        ZEV規制ですな
        調べたら国同士じゃなくて、自動車メーカーで売り買いするのね

        • 評価
    1. ※5
      いまや幾らでも出資者が居ますからね~それほど宇宙開発事業に投資したがる富裕層は多いので
      そしてスペースXの企業価値を上げないと虚業のテスラを空売りされてしまいますので

      スペースXはマスクの個人所有ゆえ、仮に上場すれば莫大な資金がマスクに転がり込みます
      ゆえに市場は倒産が数回出来るほど有利子負債を抱えていたテスラ株を売り込めなかったという歴史があります

      • +6
    2. ※5 スペースX社は今や世界で一番頻繁にロケットを打ち上げて衛星を宇宙に飛ばす仕事をしてるのを忘れちゃいけない。
      今や世界全体のロケット打ち上げの4分の1ぐらいはスペースXのロケットで占められてる。
      しかも第一段は再使用できるからコストが低くてウハウハよ。

      • +2
  5. 今、この人の資産20兆円くらいだっけ
    投資も相当あるだろうし すげーよなぁ

    • +1
  6. スペースX社の目的は遠大な月旅行や火星往復ではなく衛星軌道と地上を繋ぐ定期便の回復にある
    低コストの宇宙タクシーであって団体旅行向けのクルーズ船ではない
    何でもあれもこれもと欲しがる宇宙局とは一線を引いてる

    • 評価
  7. 運搬、建設のコスト。事故時の周辺環境と住民へのリスクと理解。整備性と発射時の天候的立地。
    拡張性はあると思うけどコストやばくない?管制塔とか海中?夢はあるけど湿気も塩害も気になる。

    • 評価
    1. ※9
      それを補って余りあるメリットがあるんだろう。過去にも海上発射施設はあったし、通信技術の進歩で船を管制室にもできる。それより気になるのは発射施設の名称だな。今度はどこから採用するんだろう?

      • +2
    2. ※9
      事故の際の周辺住人へのリスクを解決するための洋上プラットフォームだろうがよ。
      半径何百キロあるかしらんが陸地に作るよりはるかに安全だわ。
      塩害程度でどうにかなるようなもんが強酸化性のロケット燃料に耐えられるわきゃないし、洋上のリグならもともと塩害なんぞでどうにかなるような作りのわけが無い。

      • +4
  8. 地球上の超音速飛行?
    コンコルドで失敗したのに…

    • 評価
  9. 出来るわけ無いと言われてたのに今や宇宙ビジネスで大成功し
    NASAにとっても必要不可欠な会社になったもんなあ
    スペースXの成功で世界中のロケット開発の方向性が変わった
    日本もJAXAにもっと予算をつけないと商業として取り残されるよ

    • +5
  10. イーロン・マスクさんも、サンダーバードのトレーシー親父さんみたいに成ってきましたなぁ。

    • +1
  11. サンダーバードの世界がやってく~る。

    • +1
  12. 海上プラットフォームからの打ち上げは、ロシアのシーローンチ社が先輩かな
    今一つパッとしない所を見るに、うまくいっていないみたいだけど

    • +2
  13. 注:この宇宙港は打ち上げません。

    • 評価
  14. 何が良いって赤道直下のロケット打ち上げに最適な場所好きに選んで発射できるのがいいよな。
    それだけで燃料とかアホほど節約できるだろう。
    問題は製造組み立てだからどこかの地上基地で作って運搬据付用の専用の大型船とセットじゃないかな。

    • +1
  15. 商用に海上はメリットないだろ
    あえてメリット探すなら軍用への転嫁だろ

    • +1
  16. 盛大にコケたシーローンチしか思い出せない

    • +1
  17. ここのコメ欄さぁ、ほんと現場でいたわけでも挑戦したことない癖に欧米人に同じ言われた君達絶対怒って逆恨みするよね

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。