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2025年、人工重力を利用した宇宙ホテルを建設が始まる。宇宙旅行時代がもうすぐやって来る!

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(著) (編集)

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credit:The Gateway Foundation
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 待望の宇宙旅行時代は着々と近づきつつある。世界初の宇宙ホテル「Voyager Station(ボイジャー・ステーション)」の建設が2025年に着工されるそうだ。

 世界初となる商業宇宙ステーション、ボイジャー・ステーションは、車輪型にして回転させることによりその遠心力で月面レベルの人工重力を生み出すという。

 早ければ2027年にも運用が開始できる可能性があるという。

回転して人工重力を発生させる車輪型のホテル

 ボイジャー・ステーションを建設するのは、Orbital Assembly Corporation(オービタル・アセンブリー社)。その野心的な計画の詳細が、1月に催されたオンラインイベント「First Assembly」で発表された。

“First Assembly” – Orbital Assembly Virtual Event

 これぞ宇宙ステーションといった雰囲気のあるボイジャー・ステーションは、「フォン・ブラウン型」(ロケット技術黎明期の最重要人物に挙げられるヴェルナー・フォン・ブラウンにちなむ)と呼ばれる車輪のような形状をしている。

 その形状は、回転することで人工的に重力を発生させるためのもの。ボイジャー・ステーションの場合、内部に月面に近い重力がかかるようになるという。

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 ボイジャは一連のリング状の骨組みによって構成されており、直径200メートルの一番外側のリングには24基のモジュールが装着される。

 各モジュールの大きさは20×12メートル。ここに最大400人まで収容することが可能で、人間の居住区や、空気・水・電力といった物資の貯蔵庫などとして利用される。

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世界一周クルーズ船のような豪華さ

 公開されているイメージを見ると、モジュールの内部はさながら一流ホテルのような豪華さだ。

 レストランやバー、宇宙の風景を満喫できる展望ラウンジのほか、スパ、コンサートホール、バー、図書館、映画館、ジムなどが完備されており、長期の滞在でも退屈することはない。

 移動しているだけあって、なんだか世界一周をする豪華客船のような趣があるが、軌道を周回するボイジャー・ステーションは、たった90分で地球を一周してしまうところが時代の最先端を行っている。

 企業や政府機関などにモジュールが販売・賃貸される可能性もあるという。NASAやESAなら宇宙研究所や、火星への有人飛行に備える宇宙飛行士の訓練施設としても使えるかもしれない。

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2025年に着工予定

 着工予定は2025年。工事は段階を追って進められるとのことで、まずは国際宇宙ステーションに似た小型のプロトタイプの建造から始まる。

 また低軌道での組み立てには、「STAR(Structure Truss Assembly Robot/構造トラス組み立てロボット)」というロボットが利用される。

 こちらのロボットも本番前にまずプロトタイプが作成され、事前に地上で試験が行われることになる。ちなみにそのプロトタイプ「DSTAR」は、重量8トンで、直径90メートルの骨組み部分を90分で完成させる能力があるという。

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コストダウンが進み、宇宙旅行が夢じゃなくなってきた!

 建造費や宿泊費についての詳細は明かされていないが、オービタル・アセンブリー社によれば、スペースX社のファルコン9やスターシップをはじめとする再利用可能なロケットのおかげで、関連コストはどんどん安くなっているのだという。

 これまで宇宙に物資を打ち上げる平均コストは、1キロあたり80万円以上もした。しかしスペースX社が開発した2段式の商業用打ち上げロケット「ファルコン9」の登場によって20万円にまで低下。

 さらにスペースX社が民間資本により開発している「スターシップ」が運用されるようになれば数万円にまで下がると見込まれている。

 商業宇宙ステーションが現実的になった背景の1つには、こうしたコストの劇的な低下が挙げられる。

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早ければ2027年に運営できる可能性

 やがて当たり前になると予測されながら、なかなか実現しなかった気軽に楽しめる宇宙旅行時代がいよいよ現実味を帯びてきたようだ。

 「次の産業革命になるでしょう」と、ゲートウェイ財団(オービタル・アセンブリー社を設立した財団)の創立者ジョン・ブリンカウ氏は語る。

 世界初の商業宇宙ステーションは、早ければ2027年にも運営できるようになる可能性もあるとのことだ。あと6年後じゃないか!

 なおオービタル・アセンブリー社は今年4月21日、個人投資家向けに株式の販売を開始する。販売価格は1株0.25ドルだそうだ。同社の株を買って、人類の新たなる一歩を応援するのもいいかもしれない。

References:orbitalassembly / space / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 49件

コメントを書く

      1. ※29
        同感ですね。イーロンマスク氏が手掛けるならまだしも

        • +2
  1. これくらいの居住区域なら、中心に近い部分まで行くことがないし、「上下」で重力の違いが生じる不便はあまりなさそうね。

    • 評価
  2. 300倍の速度で回転させた環境でトレーニングすればカカロットに追い付けるかもしれない

    • +4
  3. 回転の遠心力を重力の代わりにってうまくいく?
    円周の接線方向の速度を人に与え続けるために回転体に縛り付けられてるならわかるけど。
    危ないからやっちゃいかんけど、洗濯機に水も何も入れず回して、中心に糸につるした玉を入れていっても玉に遠心力は働かないし。

    • -14
    1. >>4
      新幹線の中でジャンプしても置いていかれない原理と同じでは?

      • 評価
    2. >>4
      遠心力は働くんじゃ無い?洗濯機の例えはよくわからないけど洗濯物は遠心力で偏るでしょ。というかその紐を自分で回してみるといい。そしてコマと一緒のジャイロ効果で回転方向は安定するはず

      • +1
    3. >>4
      洗濯機の水の分子だって固定されてないけど
      洗濯機が回ってる時はドラム側に水の分子が偏るのはなんでだと思う?

      • +2
    4. ※4
      紐で固定されている玉に遠心力が働かないなんて当たり前のことじゃないか
      何を言ってるんだ?

      • +3
    5. ※4
      遠心力はあくまで重量の代用であって重力じゃ無い訳で、たしかにあなたの言う通り外から中に入り込んだ場合そのまま宙に浮いた状態なら遠心力は働かず無重力状態ですし、床はすごい速度で回転していて接触する事すら出来ないでしょう、だから中に入るにあたってまず中心の無重力状態の所から入り、居住区の部分まで下るシャフトで移動する段階で居住区の回転速度と同じだけの加速を付けます。
      これによりリング部分ではリングの回転速度と同期した加速がなされているため遠心力が働くようになるわけです。

      • +5
    6. >>4
      遠心力は円周運動してる物体に働く
      ステーションの中の人は円周運動してる、だから遠心力が働く
      ひもで吊るした玉は円周運動していない、だから遠心力は働かない

      でも、ぐるんぐるん回ってるステーションの中にいたら酔いそうだね
      自転してる地球上で酔わないから大丈夫なのかな?

      • +1
  4. スペースコロニーのトーラス型の極縮小版みたいなものかな?
    このタイプは直径1.8kmのドーナツ状のトーラスから構成され、1分間に1回転することで、遠心力により外側のトーラスの内部に0.9Gから1.0Gの人工重力人るらしいから、この規模だと1分に1回転で月ぐらいの人口重力に収ますかな?

    • +4
  5. 宇宙ホテルと見せかけて、実はレーザー兵器だったりとか。

    • -4
  6. 100万円以下で通常の海外旅行並みの安全性があるなら行きたい

    • +4
  7. フォンブラウンが説明してたタイプ思い出した

    • 評価
  8. 凡人の自分にとっては、絵に描いた餅としか思えないなぁ
    デブリ対策とか大丈夫なのか?

    • +2
  9. もう近い年設定してるから具体的に進んでる計画なんだろうな

    • 評価
  10. 海外旅行すら行ったことないのに宇宙旅行の時代来ちゃうのか。
    というか、国内でもいいからのんびり旅したいよ、ほんとに。

    • +4
  11. 室内デザインがスタートレックっぽい感じがするな。

    • 評価
  12. その一方で民間のロケットが打ち上げ失敗してますな
    コッチが本格運用出来る様になる7年後迄には輸送機の成功率もちっと上がるか?

    • 評価
  13. Vガンダムのエンジェル・ハイロゥ思い出した。

    • 評価
  14. 21世紀になったら宇宙旅行に行けると思ってた、子どもの頃。
    ようやく思い描いていた未来が、やってくるんだなぁ。

    • +2
  15. 折角宇宙に来たら無重力も思う存分体験したいな。

    • +2
  16. やっと車輪型宇宙ステーションが作られるのですね。
    昭和の頃の未来はこうなる!的な本には必ず載ってた車輪型ステーション

    • +3
  17. レストランでは平たいトレーの窪みに詰まったペースト状の宇宙食をフォークで掬って食べたい

    • +2
  18. 空想科学読本でスペースコロニーを扱ったときに最初から最後まで「よくできている、でも遠心力で壁がヤバい」だった。

    • -1
  19. 半径100mの回転体で月面と同じ重力加速度を得るには「1分間に4回転」が必要。滅茶苦茶目が回るはず。星や地球を眺めるどころじゃなく景色が流れまくり。乗り物酔いで酷い目に遭う事必至w

    • +1
    1. ※34
      まあ窓はないだろうね
      中の圧力に耐えないと行けないし
      外の様子を映すライブカメラの映像が流れるのかも

      • 評価
  20. ドッキング可能なポイントがセンターに限定されそうね
    係留時には芯からずらしておくとか、本体と逆回転するドッキング用のターレットとかの複雑な機構が必要そう

    • 評価
    1. ※35
      「2001年宇宙の旅」のようにシャトルの方がロールしてステーションと回転をシンクロさせると思う
      複雑なドッキング構造とか地雷しにかならないですよ

      • +2
  21. 旅行者はパンナムのシャトルで到着と。
    ※商標は継承されてるらしいので、
    シャトル運営で復活して欲しいな絵面的に。

    • +2
  22. 宇宙島へ行く少年思い出す
    ついにこういう時代に

    • 評価
  23. 1万円分くらいならかってもいいと思った

    • 評価
  24. 問題はメンテナンスだな
    現役宇宙飛行士にお願いするだろうけど

    • 評価
  25. でっかい観覧車だな。コロニー落としだけはするなよ?

    • 評価
  26. てか現状宇宙に行くだけで観光スポットは皆無と言う…
    宇宙で地球の映画なんか見たら地球の全てが恋しくなるだろうな
    ロマンは有るけど価値はねーなw

    • 評価
  27. 2025年には着工してないと思うわ
    資金だけ集めてドロン

    • +1

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