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足を引きずった病気の野良犬が、人間に助けてもらおうと動物病院にやって来る(ブラジル)

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(著) (編集)

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 古くから深い絆を結んできた犬と人間だ。困ったときにはお互いに助け合うという信頼関係がDNAに刻まれているのかもしれない。

 過去にもトルコで、怪我をした野良犬が傷の手当てをしてもらうため薬局にやってきたことがあったが、このほどブラジルで、足を引きずった野良犬が動物病院に救いの手を求めてやってきた。

 開放されていた病院の玄関からやっとの思いで中に入ると、弱々しく尻尾を振りながら座り込んだ犬。体の調子が悪いのは一目瞭然だった。受付にいた獣医師は犬の体をチェックし、すぐに治療を施した。

Caozinho pede ajuda em clinica veterinaria em Juazeiro do Norte

動物病院に助けを求めてやってきた野良犬

 3月6日、ブラジルのセアラー州ジュアゼイロ・ド・ノルテ市にある動物病院に、1匹の黒い犬が姿を現した。

 クリニック内の監視カメラが、その一部始終を捉えていた。

 入り口のところにやって来たその犬は、一旦立ち止まり中を伺うようにした後、まるで入ろうかどうしようかと躊躇しているかのような様子を見せた。

 その後決心がついたようで、足を引きずりながら壁にもたれかかるように中へと入っていく。体が弱っているのは一目瞭然だった。

 それでも犬は残された元気を振り絞り、尻尾を振り、受付にいたスタッフの方を見つめると、その場に座り込んだ。

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image credit: youtube

 獣医師のデイジー・シルヴァさんは、すぐに犬の前に行き、脚を調べた。すると、肉球に釘が刺さっていて怪我をしていることがわかった。

 更に、犬の陰茎部分から出血があることに気付き、すぐに犬を診察室へ連れて行き検査をした。

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image credit: youtube

 検査の結果、犬は可移植性性器腫瘍(CTVT)と呼ばれる伝染性の性器感染症を患っていることが判明した。

 シルヴァさんによると、この病気は野良犬にはよく見られる感染症だが、幸いにも治療可能な病気だという。

 シルヴァさんは、犬の肉球の怪我の手当てをし、治療のための薬を与え、シャワーでノミだらけだった体を綺麗に洗った。

治療から回復後は飼い主探しの予定

 まだ名付けられていないその野良犬は、腫瘍の治療のために化学療法を受けることが必要とされ、最低30日はクリニックに入院しなければならないという。

 普段から、クリニックの外に野良犬のために食べ物や水を置いているというシルヴァさんは、メディアの取材で次のように語っている。

犬は現在当院で治療中ですが、病気とは思えないほど元気で、人に囲まれて喜んでいるように見えます。

犬は、他の動物のにおいをかぎ分けて、仲間を求めてクリニックの中に入って来た可能性もあります。

 私は縁あってこの犬を助けることができ、とても嬉しく思っています。元気になったら養子縁組してもらえる飼い主を探してあげる予定です。神がきっと、この犬に素敵な家を見つけてくれることでしょう。

 もしかしたらこの野良犬は、シルヴァさんが置いていた餌を食べに来ていて、やさしい彼女なら助けてくれると思ったのかもしれない。

 なお、この犬の出来事はブラジルで大きな話題となり、「回復したら引き取りたい」という養子縁組の申し出が殺到しているそうだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 賢い子だね。
    人に慣れてる子だったのかな。それか飼われてた子が何かの理由で野良になっちゃったのか。

    どちらにしても、良い飼い主さんが見つかってずっと幸せに過ごせますように!!
    それに助けてくれたお医者さんもこの動物病院にも、たくさん良いこと訪れますように!!

    • +72
  2. 獣医でも費用はも結構な額になるだろうに、それでも献身的に治そうとするこの人は、医者の鑑!!
    「医は仁術なり」を地で行く人だね。
    尊敬します!

    • +57
  3. 過酷な運命を自ら打開するために必要なのは、賢さと勇気だってことをこの犬が教えてくれてるね。

    • +37
    1. >>3
      本当にこの犬さんも入口で躊躇してたから
      勇気が必要だったと感じますね
      良く頑張ったね犬さん( ω-、)

      • +6
      1. ※28
        すみません、お金ないんです、保険証(飼い主)ないんです
        でも痛いんです、だるくてしんどいんです
        診ていただけますか?
        入っていいですか?
        ありがとうございます 

        遠慮も感情も人間と全然変わらないね

        • +4
  4. 肉球に釘!!!!!!!!
    病気してるところに怪我まで重なって、人の手を借りることにしたのか。病院に行けば助かると何故分かるのか、不思議で優しい話だ

    • +22
    1. >>4
      小樽に大正~昭和初期まで勤めていた消防犬ぶん公は、子犬の時に1度だけ獣医に連れて行かれて以来、体調が悪いと自分で通院していたとか(費用はツケ払いで同僚の人間の消防士の折半)。
      この犬も何か獣医へ行く機会があって、その記憶があったのかな?

      • +10
  5. 「いいですか? だめですか?」
    「だめじゃないですか? おねがいしてもいいですか?」

    そんな声が聴こえて来そう。
    日本でもだいぶ前に、人間に助けられた犬の話がメディアで流れると、引き取りたいって人が殺到。でもその後は結局、飼い切れなくて……って事になっちゃったけど、この子はそうならないよう、祈ってる。

    • +30
  6. > なお、この犬の出来事はブラジルで大きな話題となり、「回復したら引き取りたい」という養子縁組の申し出が殺到しているそうだ。

    崖犬思い出した

    • +13
  7. すごく人に慣れてる様子だね
    捨て犬なのかもしれない
    良い家が見つかるといいね

    • +15
  8. 経済的合理性だけで活動してたらこういう犬を助けることはなかっただろうけど、キリスト教の、隣人を愛せよと言う世界観では、野良犬を助けることにも合理性が出てくるんだね

    この人が優しい人なのもそうだけど、特別な優しい人がたまたま犬を偶然助けるということではなく、神が犬を助けることを求めているという社会規範があるのがいいね

    • +10
  9. 殺到するほど犬を飼える人がいるなら他の野良犬飼ったってや…

    • +26
    1. >>12
      たとえこの犬を引き取れなかったとしても、このことをきっかけに野良犬保護しようと思って行動してくれる人がいたらいいなと思いますね

      • +24
  10. 感動して泣けてくるやないかい! 健康が大事なのは人間も動物も同じ

    • +8
  11. ブラジルやるじゃ~ん。これだけでもブラジル好きになります

    • +7
  12. 動物病院に予防接種に行くとさ、昔と違って今の犬達って待合室で大人しく待ってるの。

    老犬がよその子犬にフンフンフンフン何かを教えてるの。

    うちの犬も他の子とフスフスフス話してる。

    怪我をした時も自分から病院に行くって言って、連れていったら他の子とまた話してた。

    たぶんさ、犬達の中で病院は「痛いところを治す」っていう場所で認知されてきているんだと思う。

    • +17
  13. ブラジル医師「怪我した犬は救います、怪我したギャングは見捨てます」

    • -3
    1. ※20
      そりゃあギャングは人に害与える存在だし
      自分がブラジルの医者でも助けてやらないよ~

      • +4
  14. ガリガリだな。飼い犬だったのかもしれん。

    • +2
  15. 前にどこかの病院に具合の悪い子猫をくわえた母猫が助けを求めて来たって話を見た気がするけど
    治す場所だと知ってて来てるような気がしてならない

    • +10
  16. 人の言葉と指示に従ってたね、明らかに助けてくれるとして来た。

    • +5
  17. CM効果でおつりがくるなコレ。
    普段の動物たちへの行いの良さがリターンしたのかな。

    • +2
  18. 直ぐに診察してくれた獣医さんに感謝!
    ちゃんと指示に従って
    診察室に向かってた賢い犬( ω-、)泣けた
    辛かっただろうに‥ 
    元気なって幸せに長生きしてね
    遠くから願ってます☆ミ

    • +2

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