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野生のカササギ、ゴミ拾いすれば食べ物がもらえることを学び、環境美化に貢献

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(著) (編集)

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image credit: youtube
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 カラス科は非常に知能が高いことで知られているが、特にカササギは、鳥類では唯一、鏡に映っている自分を他者ではなく自分だと認識できる「ミラー・テスト(鏡像認知)」に合格しているほどだ。

 社交性もあり、儀礼的な行動も観察されているカササギだが、このほどあるエンジニアの男性が数年がかりでカササギに「ゴミ拾い」を訓練したところ、成功を収めたようだ。 

Magpie_from the new group masters the trick

庭に住む野生のカササギにゴミ拾いを教えた男性

 ロボット工学とコンピュータを専門とするAI(人工知能)研究者でエンジニアのハンス・フォースバーグさんは、20年ほど自宅庭に住み着いている野生のカササギが、屋外のランタンの複雑なカギを開けているのを見て、あるアイデアを思いついた。

 それは、食べ物と引き換えに庭からゴミを拾って持ってくるようカササギを訓練することだった。

 そのため、ハンスさんは訓練のための機械を作った。まず、庭に鳥が着陸するための作業台を設置し、金属くずやボトルのキャップをリサイクルするための穴を作り、それらを持ってきたカササギが穴に落とすと食べ物が自動的に出てくるチューブも取り付けた。

birdbox outdoor intro

 フェンスには、食べ物がチューブへ送り込まれる「おやつディスペンサー」を設置。1つリサイクルするごとに1つ食べ物が出る仕組みとなっている。

birdbox inside box

機械にアプローチするまでおよそ2年

 ハンスさんいわく、カササギは非常に神経質だそうだ。このアイデアを思いついてからカササギが実際に作業台に接近するまで、2年ほどの年月がかかったことを明かしている。

最初は、庭に設置されたこの奇妙なものに一切近付こうとはせず、かなり警戒していました。ですが、2羽が機械の隣の桜の木に巣を作り、春に4羽のヒナが生まれてから変わったのです。

少し成長したヒナたちは、機械にかなり興味を示しました。やがて1羽がボトルのキャップを食べ物と交換する方法を見出したのです。

今のところ、あとの3羽はゴミを自分で拾うより、食べ物だけ持ち去ることの方が得意のようですが(笑)

 ハンスさんは、YouTubeでカササギが作業台にやって来る様子や、バード・ボックスと名付けた仕組みを詳しくシェア。

Magpie_trades 3 bottle-caps for food. High definition

 フードディスペンサーには、ドッグフードやキャットフード、ナッツなどを入れてあるが、カササギは特にキャットフードがお好みだという。

 数年かかったが、ゴミ集めして食べ物を得ることを教えられたカササギは、今は近所を綺麗にするために最善を尽くしてくれているそうだ。

 ゆくゆくは、1羽だけでなく数羽一緒にゴミ拾いをしてもらえる時がくることを望んでいるハンスさん。今後新たに別の機械を作って、カササギを訓練していくということだ。

 フランスにあるテーマパークでは2年前からカラスたちが園内のゴミを拾い集めてくれる清掃員の役目を担っている。将来的にはカラス科の鳥たちが、人間が散らかしたゴミの後始末をしてくれる未来がやってくるのかもしれないが、鳥たちに後始末をさせるのは申し訳ないので、なるべく散らかさないようにしよう。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. 偉いね、この子には官位を授けたいね、、
    五位の位をさずけよう!

    • +12
      1. ※5 鷺の宮に到着すると、必要以上に気を付けている自分がいた。

        • +3
      1. ※11
        カラーリング的には
        近縁のオナガの方が五位さんっぽいんですけどね。

        • 評価
  2. 人間が捨てたゴミの後始末を動物にやらせるなよって気もしますけどね…

    • +9
  3. いいアイデアだけど
    日本では野鳥に干渉すること一切を禁じているよね。
    そっちの国もそうだと思うの。

    • 評価
  4. ヤギによる草むしりのハイテク版みたいなものか。
    カラスやカササギは他者を模倣する能力もあるから、訓練しなくても勝手に増えそう。

    • +4
  5. 餌箱設置して数年かけて仕込んで、、

    自分で拾ったほうが早い

    • -8
    1. ※6
      こういう研究が思わぬ発明に繋がるものよ。

      • +12
      1. ※10
        具体的にたとえば?

        野生動物に干渉することで動物側にも人間側にも不都合生じることなんか多々あるけど
        なんでも良い良いいっときゃいいもんでもないよ

        • -1
        1. ※21
          知能の度合い研究、またその結果からの応用
          そもそも干渉による不都合って、家畜化やら駆除してる時点で今更過ぎると思う。人間も動物なんだから、それらによって両者が不利益を被っても自然の一環だ。良い悪いじゃない

          • 評価
  6. アプローチの仕方がAI作成のやり方とよく似てるし、
    気の遠くなるほどのトライ&エラーを繰り返して精度を上げていくことが重要なAIエンジニアだからこそ、こういう事をやろうって発想になったんだろうなあと思う

    • +2
  7. 新しい種類の家畜の始まりかな?
    数百年後には当たり前になってるかも

    • +2
  8. このアイディアはあった
    まさか実現されるとは

    • +1
  9. キョロキョロ ゴミを探してるんが可愛い でもそんなにゴミが落ちてるのもどうかと思う

    • +1
  10. 人間の尻拭いを鳥にやらせる事になるのか…

    • 評価
  11. タバコの吸い殻とか、口にくわえたり、誤飲すると危険なゴミが無いとは限らないのがふと心配になった。有害な物には近付かないという事も鳥が認識できればいいな。

    • +2
  12. 高い所とか崖下みたいな人間じゃ取りにくい場所のゴミを鳥さんに取ってもらえるなら大変ありがたいけども、野鳥にそれを学ばせるってのは野生の生き物の習性に介入する感じでなんかちょっと悪い気がするねぇ。
    やっぱゴミを出さない努力が大事だね。

    • +1
  13. 野生動物に干渉するのは良くないと思うなあ
    時々餌やる程度ならともかく、あんまり頻繁だと普通に餌を取れなくなっちゃったりしない?
    それにそのうちゴミじゃない物も拾って来るようになる気がする

    • +2
    1. >>鳥たちに後始末をさせるのは申し訳ないので、

      むしろカラスが散らかすので、後始末をして欲しいぐらいですw
      名古屋は玄関前にゴミを置くので、油断すると大変なことになります。大抵はネットを上から掛けてあるんですが、少しでも隙間があるとめくって、ゴミを盛大に玄関前に散らかすという悲劇をあちこちで見かけます。

      ※20
      カササギは「カラス科」です。ようするにカラスと同じことをします。カラスも野鳥ですが、餌付けされたら味を占めることはあっても捕食を忘れる事など有り得ないです。
      そしてカササギも同じくカラス科の雑食ですから、餌が取れなくなるということはないですね。木の実も、果実も、野菜も、新芽も、主にコオロギやバッタなどの虫も、小鳥の巣にいるヒナも、人間の食べ残しも、動物も死骸もそこいら中にありますから。

      ※18
      カラスがタバコの吸い殻を頻繁に誤飲するとは思えませんね。してたらニュースになってるでしょう。そしてカササギは東京にいるハシブトガラスより知能が高いです。

      • +2
  14. カササギは一見大きそうで、なんだかんだハシボソカラスの1/2の体重、ハシブトカラスの1/3の体重しかないみたいだな

    • 評価
  15. すごい!
    賢い人だ
    カササギがこんな動物だってことを知らなかった

    • 評価
  16. 記事の最後の結論?が予想外のところに着地した感じで好きになったよ。

    確かにカラスやカラス科の他の鳥たちと共存するにはニンゲンの方にもまだやれることがあるのかもしれない。

    たとえばゴミも日本の都会では拾うより漁って散らかすカラスの方が圧倒的に多いけど、よく見るとカラスはゴミを漁ってるように見えて実は”ゴミの中にあるまだ食べられる物”を引っ張り出してることが多いと思う。もしニンゲンが食品ロスをなくして家庭から出る生ゴミがカラスも見向きもしないレベルにまで減量できたら、”カラスの害”も自然になくせるのかもしれない

    • 評価
  17. そもそも、どうしてこんなに瓶の王冠が落ちているのよ?
    私は王冠なんて、10年くらい御目に掛かっていないぞ?
    個人的には瓶飲料(王冠付き品)なんて買わんし
    酒類を買うとしても、缶入り…になって久しい

    • 評価

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