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立ち上がる巨大な水しぶき。第二次世界大戦時の不発弾を水中で爆破処理(ポーランド)

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(著) (編集)

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2.4トン級の不発弾を水中で爆破処理 image by:youtube
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 派手に飛び散る水しぶきとともに吹き上がった水柱は、ポーランド海軍が水中で第二次世界大戦中の不発弾処理を行ったときのものだ。

 不発弾は「トールボーイ」と呼ばれるもの。2019年9月にバルト海沿岸の港町シフィノウイシチェで、シュチェチン(ポーランド第二の港湾都市)へつながる運河を浚渫している最中に発見された。

Biggest World War Two bomb found in Poland explodes while being defused

75年前の巨大爆弾を慎重に水中処理

 この「トールボーイ」爆弾は全長6メートルで、重さは5トン。その中には2.4トンの爆薬(TNT爆薬3.6トンに相当)が詰め込まれていた。小さな地震を起こせるほどの威力があり、1945年にナチスの軍艦を攻撃したイギリス空軍が投下したものと考えられている。

 ポーランド第8沿岸警備隊のスポークスマンによると、不発弾処理は前代未聞のデリケートな作戦だったとのこと。

 現場から2.5キロの範囲は通行止めになり、周辺住民750名も避難。慎重に作業が進められ、大事なく起爆することに成功した。

 コロナが大流行する今、外出する方が危険だとして、避難を拒否する住民も中にはいたそうだが、それでも住民・建物・インフラに被害はなく、作業にあたった海軍のダイバーも無事だったようだ。

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image by:youtube

 大戦中、シフィノウイシチェはバルト海に駐留するドイツ海軍にとって最重要拠点であり、大規模な爆撃を受けてきた。そうした歴史から、この町ではときおり不発弾が発見されるのだという。

 1945年4月、イギリス空軍第617飛行中隊、通称「ダムバスターズ」はこの地域に駐留するアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦「リュツオウ」に12発のトールボーイを投下。今回の不発弾は、このうちの1つであるようだ。

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トールボーイ爆弾 image by:public domain/wikimedia

 「トールボーイ」はイギリスの技術者バーンズ・ウォーリスが第二次世界大戦後期の1944年に、堅牢な構築物を破壊する作戦に投入するために開発した大型爆弾である。

 小型爆弾では効果がない巨大なコンクリート構築物を貫通し破壊することが目的で、ドイツ軍のUボート基地を度々攻撃した。

References:euronews / nbcnews / / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 24件

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    1. >>1
      人「爆弾は水中で爆発させるか」
      魚「えっ」

      • +6
    2. >>1
      事前に川の上流と下流に網張ってないと入ってくるよね

      • 評価
  1. リュツオウは元ドイッチュラントというポケット戦艦のほうですね。
    同じ名前の艦があるのでややこしい。

    • 評価
  2. これ本来は爆発させずに爆薬だけ燃やすつもりだったから処理失敗してるんだよね。
    結果的に被害はなかったようで良かったけど。

    • +10
  3. この爆発の仕方をみてると劇場版仮面ライダーV3思い出すな
    イメージでいうと無人島爆破したシーン辺りを

    • 評価
  4. ダムバスターズというと水切りしながら建造物を破壊する反跳爆撃というトンデモ兵器を運用した部隊だと記憶しているがこの爆弾はその後に使われたものか
    さすがに反跳爆弾ばかり使ってたわけじゃないんだな……

    • +2
    1. >>5
      モスキートじゃこのクラスの大型爆弾運ぶのは無理よ
      ランカスターとかの四発の重爆が一発懸架するのがやっと

      • 評価
      1. ※19
        トールボーイ、グランドスラムを運用できるのはランカスターの専用機だけで通常型は無理。爆弾がでかすぎて専用に改造した爆弾倉じゃないと懸架できないんだわ。恐ろしいことにこの専用機は必要な搭載量を確保するために防弾用装甲板や防御用機銃まで外して軽量化していた。

        しかもこの2種類の爆弾はものすごい高価だったので(グランドスラムは終戦までに40発程度しか生産されなかった)、普通の爆弾は爆撃任務の遂行が無理と判断された場合、着陸時の安全確保のために海上投棄するんだけど、投棄せずに爆弾を搭載したまま帰還した。

        • 評価
  5. ヘーイ 鳥ビビってるビビってる ヘイヘーイ

    • 評価
  6. WW2で使われた爆弾でこれが最大かというとトールボーイ
    のあとに開発されたグランドスラムってのもがありまして、
    重量威力ともにトールボーイの2倍くらいあります。
    こちらは、天井の厚さ5~6mあるコンクリート製の潜水艦
    ブンカーを一発で破壊できたとか

    • +8
  7. 日本でも今でも不発弾いっぱい見つかるよね。沖縄はもちろん東京や神戸とか空襲のあったところならどこでもあちこち…

    • +4
  8. 日本でもおととい東北の港湾で見つかって昨日海自が水中爆破処理したんですけど…ポーランドの話題よりタイムリーなんだけどな。

    • +2
    1. >>11
      いやwこれ作ったのイギリスだか

      エリザベスの忘れ物とかチャーチルの忘れ物になるんじゃない

      • +2
  9. ハダカで潜水中におならするとこうなる。

    • 評価
  10. そのころのはやりなんですかね。米国でもファットマンとかリトルボーイとかいう名前の兵器がありましたね。

    • +3
  11. そのうち核の不発弾なんてのが出ないことを祈るよ。
    まあ核は劣化するから時間がたてば爆発しなくなるだろうけど。

    • +2
    1. ※16
      ソ連での核実験の際に、不発になった核爆弾が有った
      とか言う話を聞いた事が有ります。
      その後どうしたか、については聞いて無いんですが・・・

      • 評価
  12. 5トン積んで離陸できる爆撃機があったんだね~凄いわと感心

    • +1
    1. >>17
      イギリス軍戦略爆撃機
      アブロ ランカスター
      爆弾
      最大搭載量: 10,000 kg
      標準搭載量: 6,400 kg

      最大2発ま搭載可能

      • 評価
  13. 石原軍団に引き渡していれば有効利用してくれたかもしれない。

    • 評価

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