メインコンテンツにスキップ

シリアルキラーが犠牲者を罠にかける狡猾な10の手口

記事の本文にスキップ

41件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

この画像を大きなサイズで見る
シリアルキラーの狡猾な手口/iStock
Advertisement

 シリアルキラーは尋常ではない心理的欲求のもと、複数の殺人を何度も繰り返す連続殺人犯のことである。サイコパシーやナルシシズムなどの、反社会性パーソナリティ障害を持ち合わせていると言われており、常人ではとてもできない狡猾かつ冷酷な手口で犠牲者を罠に陥れる。

 彼らには普通の人間が持ち合わせている共感する心がまったく欠如している。その一方で、己の欲求を叶えるための狡賢さも持ち合わせている。犠牲者を思うように操作できてしまう邪悪な知恵を持ち合わせている者もいる。

 ここでは、シリアルキラーが犠牲者を罠にかける10の狡猾な手口を見ていこう。

10. 時計を見て急いでいるフリをする(エドモンド・ケンパー)

 1970年代、米カリフォルニア州で8人の女性を殺害したエドモンド・ケンパーは背丈が2メートルを超える大男だ。そんな男がどうやってヒッチハイクの女子学生を信頼させ、車に連れ込むことができたというのだろうか?

 逮捕された彼はこう語っている。

迷っている女もいたよ。そういうときは、時計を見てため息をつくんだ。『こっちもヒマじゃないんだ』ってね。そうすると俺が急いでいて、まさか酷いことなんてしないだろうって思わせられる

 ケンパーが祖父母を殺害して精神病院に入院した際、彼を精神鑑定した精神科医は、心が安定している誤診。その結果、凶悪な殺人鬼を退院させてしまった。

 それもIQ130前後と言われるケンパーの高い知能を考えれば仕方のないことだったのかもしれない。だがそのおかげで、母親を含む、じつに10人の犠牲者が出てしまった。

Ed Kemper Interview – 1991 (extended)

警察官の子供という立場を利用(チャールズ・W・デイビス)

1970年代、米メリーランド州で犯行を働いたこの男は、警察官の子供という立場を利用していた。

 デイビスは好みの女性を見つけたら、人気のない店やレストランに駐車するまで尾行した。女性が車から降りると、父親の職権を利用してナンバープレートから彼女の名前を調べる。

 あとはポケベルで車のライトが点灯しているとメッセージを送るのだ。女性が戻ってきたところを誘拐。性的暴行を加えた挙句、殺してしまう。

 デイビスはそれだけでは飽き足らず、犠牲者の遺体を道路に遺棄するという悪趣味なことまで行っている。じつは彼の職業は救急車のドライバーで、遺体を遺棄する道路は彼が担当している地域なのだ。

 女性が倒れているとの通報を受けて駆けつける救急隊員は、他ならぬデイビスなのである。

この画像を大きなサイズで見る
Pixabay

8. 警察官に扮装(アンジェロ・ブオーノとケネス・ビアンキ)

 12歳の少女から28歳の女性まで10人を殺害した極悪コンビ。米ロサンゼルスの丘陵地帯にまるで見つけてくださいと言わんばかりに遺体を遺棄したことから、「ヒルサイド・ストラングラー(丘の上の絞殺魔)」と呼ばれた。

 ブオーノの従兄弟であるビアンキは警察に強い憧れを抱いており、警察のフリをすれば少女を信頼させることができると提案。この悪巧みのおかげで大勢の罪のない命が奪われることになった。

 なお、ビアンキは10人目を殺害した後で、交際していた彼女が出産したことから、ブオーノとのコンビを解消。念願かなって予備警察にも採用された。

 しかし、根っからの悪党がそう簡単に変われるはずもなく、今度は単独で凶行に及ぶ。単独の犯行だったためか現場に証拠を残してしまい、逮捕へといたった。ブオーノもまたビアンキが自白したために逮捕されている。

 なお映画『ヒルサイド・ストラングラー 丘の上の絞殺魔』や『コピーキャット』は彼らをモデルにしている。

The Hillside Stranglers – True Crime Documentary (1992)

7. 手錠の手品(ジョン・ウェイン・ゲイシー)

 1970年代、米イリノイ州で33人の男性や少年を殺害。連続殺人鬼という裏の顔とは裏腹に、地元の名士で、ピエロに扮装しては小児病院や孤児院を慰問した。そこからついた異名が「キラー・クラウン(殺人ピエロ)」だ。

 ゲイシーは手錠の手品を利用した。まず自分の腕に手錠をはめて、後ろへ振り返った瞬間にパッと外してみせる。相手がどうやって外したのかタネを知りたがったら、その手錠をはめてみるよう勧める。うっかり誘いに乗ってしまえば、もう逃げられない。

 殺害前、彼は不吉にもこう告げたという。

本当のタネはね、鍵がなくちゃダメなことなんだよ

 なお、ゲイシーには絵画の趣味もあり、彼が描いたピエロの絵はコレクターズアイテムとなっている。映画俳優のジョニー・デップも所有しているという。

To Catch a Killer – Gacy – “Please” – Handcuff Trick

6. 医師になりすます(ジョン・クリスティ)

 1899年、イギリス、サウスウェールズで生まれたジョン・クリスティは、言語障害と治ることのない結節性のイボで苦しんだ。そのような彼が、殺人を犯すようになったのは第二次世界大戦から帰還してからのことだ。

 クリスティに医師としての知識や技能はなかったが、感染症から堕胎までさまざまな治療法を紹介しては、病気で悩む犠牲者を罠にはめた。

 あるときは鼻炎の女性に「いい治療法がある」と自宅に誘い、自作の吸引器を手渡した。それは耳鼻科にある普通の吸引器と似ているのだが、管の1本がガス管につながっており、それを吸った女性の意識が朦朧としたところを絞め殺すのだ。

 1943~53年にかけて8人を殺害。自宅のキッチンの壁の中に遺体を隠しており、その後で転居してきた発見者を仰天させたという。床下からはクリスティ自身の妻の遺体まで発見されている。

JOHN CHRISTIE- Documental

5. 息子の写真を見せて家族思いの父親を演じる(ゲイリー・リッジウェイ)

 1982~84年にかけて大勢の売春婦を殺害し、遺体をグリーン川に捨てたことから「グリーンリバー・キラー(グリーン川の殺人鬼)」と呼ばれた。シアトル、タコマ、ワシントンなどで次々と女性を手にかけ、最終的な犠牲者の数ははっきり確認されたものだけで49人にも上る。

 凶悪犯罪に全米が震撼していた頃、当然ながら売春婦たちの警戒心も強まっており、中には自衛策として身分証の提示を求めるような女もいた。

 そこでリッジウェイは声をかけた売春婦に身分証を見せるとき、息子の写真をチラリと見せ、家族思いのパパといった印象を与えていたという。彼は息子を溺愛していたとも伝えられているので、優しいパパの顔は案外演技ではなかったのかもしれない。

Gary Ridgway: The Green River Killer | Real Crime

4. アラスカの別荘に誘う(ロバート・ハンセン)

 1970年代、80年代にかけて、文字通りの人間狩りを楽しんだ危険極まりないシリアルキラー。犠牲者は少なくとも17人に達している。

 ハンセンは飛行機を所有しており、アラスカ、アンカレッジで売春婦に声をかけては、飛行機で別荘に行かないかと誘った。

 だが別荘に着くと、女性を全裸にして、夏でも寒いアラスカの荒野へあえて逃した。そして狩猟用ライフルとナイフを装備すると、まるで狩りを行うかのように、じわじわと女性を追い詰めながら、なぶり殺しにしたのだ。

 ハンセンが逮捕されたとき、自宅からは死体を隠した場所を記した地図が発見されている。印は20ヶ所に及んだという。

3. 親が子供を心配する気持ちにつけ込む(ジョン・ヘイグ)

 硫酸で犠牲者の遺体を溶かして処分していたことから「アシッド・バス・キラー(酸浴槽の殺人鬼)」と呼ばれた、イギリスのシリアルキラー。

 1944年、ヘイグはロンドンでかつての雇用主であるマクスワンと再会し、その羽振りの良さを目にする。嫉妬した彼は、マスクワンを自宅の地下室に誘いこむと、頭を殴り殺害。遺体をドラム缶に入れて、濃硫酸を流し込んだ。

 息子からの連絡が途絶え、不審に思っていたマクスワンの両親にそのことを尋ねられたヘイグは、マクスワンがちょうど戦争から帰還したところで、突然顔を見せてびっくりさせようとしていると嘘を吹き込む。こうしてまんまとマクスワンを殺害した現場に彼の両親をも誘い込み、息子と同様に殺害した。

 ちなみに彼が硫酸で遺体を溶かしたのは、殺人を犯しても遺体が発見されなければ罪に問われないと法律を誤解していたからだ。

 証拠のない完全犯罪であると思い込んだヘイグは、警官に得意満面で犯行を自供したという。もちろん有罪となり、絞首刑に処せられている。

2.殺人ホテルを建設( H・H・ホームズ)

 アメリカ最初期のシリアルキラーとされるホームズは、殺人だけなく詐欺師としても才能があったようだ。

 H・H・ホームズは偽名で、本名をハーマン・ウェブスター・マジェットという。偽名を使っていたのは、ニューヨークで開業医をしていた時代に保険金詐欺が発覚して、姿をくらまさねばならなくなったことが原因だ。

 1893年、万博の開催で賑わうシカゴで、ホームズはホテル事業に着手。詐欺師の才覚を存分に発揮して、万博開場近くの土地を手に入れると、そこに3階建のホテルを建設した。

 だが、ただのホテルではない。各部屋が隠し通路や秘密の扉で結ばれ、宿泊客をガスで殺せるような仕掛けまであった。まさに殺人ホテルである。地下の「独房」には、拷問や手術の道具一式が備えられていたという。

 犠牲者の数ははっきりしないが、遺品の数から200名にも上るという説もある。

How They Were Caught: H.H. Holmes

1. 夫婦で声をかけ油断させる(キャサリン・バーニーとデヴィッド・バーニー)

1980年代のオーストラリアでは、歪んだ愛で結ばれたバーニー夫妻が凶行を繰り返していた。夫妻は独りの女性に車に乗らないかと声をかけて、犠牲者をさらった。

 たとえば2人目の犠牲者スザンナはヒッチハイカーの少女。3人目のノエリーンはガス欠で立ち往生しているところ声をかけられた。4人目のデニスは、バスを待っていたところだった。

 なぜ、みんな車に乗ってしまうのか? それはキャサリンとデヴィッドが夫婦だったからだ。一見したところごく普通の夫婦にしか見えない2人がまさか凶悪犯罪者コンビなどとは思うまい。

 しかしデヴィッドは異常な性欲の持ち主で、犠牲者を強姦して殺害。キャサリンは表向き淡々としているようで、じつは嫉妬していたらしく、早く殺すよう夫を急かしたり、ときには自らの手で絞殺することもあった。にもかかわらず、夫のために犯罪に加担する――歪んだ愛で結ばれた鬼畜夫妻である。

Australian Families Of Crime | Killer Couple: David & Catherine Birnie | Full Documentary | Crime

References:Top 10 Sinister Tricks Serial Killers Used To Trap Their Victims – Listverse/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 41件

コメントを書く

  1. >本当のタネはね、鍵がなくちゃダメなことなんだよ

    酷い話だと思った。コイツはあの世に行ったら、
    エンドレスで『この台詞』を聞かせられ続ける事になりそう…

    • +19
  2. サタノファニとクロックタワー3に出てた名前が
    ガッツリ挙がってるな~、やっぱ死刑は必要だな。

    • +6
  3. よく覆面パトのニセモノを作り走行し違法行為を働くアホも
    シリアルキラーになり損ねたモドキかもしれん

    • +4
  4. 「皿にしき詰めてミルクをかけて
     ザクザク食ってやるぜ…」

    • +20
    1. ※4
      本物のシリアルキラー……! しかも相手を食ってしまうとは!

      • +3
    2. ※4
      キラーというかイーターだろそれはw

      • +2
  5. 結局、どんな理由があっても知らない人について行かないってのが最善なんだな…

    • +31
  6. まあ肩書に人間弱いよね
    警察って名乗られたら自分も危ういかもしれない

    • +15
    1. ※6
      昭和の事件だが、
      制服警官女子大生強姦殺人も酷かった。

      警察のフリどころか、現職の警官が
      巡回を装ってアパートに上がり込んでの犯行で、
      警視総監が辞任する一大不祥事になった。

      • +12
  7. 2の H・H・ホームズ コイツがゴールデンカムイの家永の元ネタか~
    こんな漫画の中だけみたいな奴リアルに居るのな、事実は小説よりなんとやらか

    • +4
    1. ※7
      H・H・ホームズは、当時の三流ゴシップ誌が
      荒唐無稽な創作で有ること無いこと書き立てただけで、
      仕掛けホテルだの200人だのは大嘘だと聞いたが。

      そもそもホテルは、建築業者への未払いや小火騒ぎなどで
      結局 未完成のまま工事が頓挫し、
      万博を当て込んだ営業計画自体が絵空事に終ったらしい。

      また、複数の殺人事件を起こしているのは事実だが、
      被害者は、愛人だったり
      保険金詐欺の片棒を担いだ相方やその家族だったり、
      無差別に通りすがりの不特定多数をって感じでもない。

      • +11
    2. >>7
      7番のジョン・ウェイン・ゲイシーもゴールデンカムイの上ヱ地圭二の元ネタって言われてるな

      • +2
      1. ※14
        ちょうど今登場してるところだね

        • 評価
  8. シリアルキラーは本当に恐ろしい
    まさかそんな奴だとは思わずうっかり家にあげたら
    置いてあったケロッグ、みんな粉にされてた

    • +12
    1. ※8
      まったく人を食った話だ?(褒め言葉)

      • -1
  9. 女性や子供に犯罪起こしてるやつって大体こうだよな
    女子高生誘拐しようとした奴とか父親が借金していて自分はその件の弁護士と名乗って近づいていってたし

    • +10
  10. :::::::::::::::
    :::::::::::::::
    :::::::::::::::

    • -6
  11. ヒッチハイクとか女の子がしていいもんじゃないね
    もちろんやっても問題のない社会が理想だけども

    • +8
  12. 大抵の場合男が加害者で被害者は女子供ってのが余計に胸糞悪い

    • +23
  13. どれもこれも怖すぎるけど、警察の立場利用系が特に怖い
    もう何を信じればいいんだってなるな…

    • +8
  14. 何故か、こんな連中に妻子や恋人が居るんだよなぁ。
    積極性やコミュ力やら外見やら最低限のとこクリアしてるのだろか?

    • +11
    1. >>19
      話術が巧みだったりコミュ力強者だったり行動力があったり、惹きつける何かを持ってるんだろうな
      恐ろしいわ

      • +3
    2. ※19
      そもそも取り上げられている事例は
      50年前ぐらいの事件が多いようだけど、この時代だと
      逆に、ひとかどの社会生活を送っている人で生涯独身って
      どれぐらいのパーセンテージ居たんだろう?

      • +1
  15. こういった事件が興味本位で、広まるから
    どんどん社会が、息苦しくなっていくんよ。

    • 評価
  16. 父親の職権使って車のナンバープレートから名前を調べるってさらっと書いてるが
    これ父親も息子のために情報を渡したのか、
    もしくはチャールズが無断で父親の名前を使い情報を抜き取ったのかどっちなんだろう

    • +6
  17. 犠牲者はいつも女
    加害者はいつも男
    なんでだ?

    • +6
    1. ※22
      xxが変形しちゃってxyになっちゃってる不安定な生物だから

      • +2
      1. ※33

        連続は規則性だからエントロピーが小さく不安定
        男の方が不規則で安定している

        • -3
    2. >>22
      強いヤツが弱いヤツを狙うから、偏りがでる

      • +3
  18. 手法は単純でバカバカしいものが多いんだよな
    ブラックジョークを実行してみました、みたいな気味悪さがある

    • 評価
  19. エドモンド・ケンパーのwikiより
    >また同時期に同じ地域で無秩序型の連続殺人犯ハーバート・マリンが無軌道、無差別に連続殺人を重ねていたことが混乱に拍車をかけた。

    なんでこんなにシリアルキラー率が高いのさ???

    • +6
  20. 犯人の中には自分の恋人や子どもは大事にしていた人間もいるようだが、赤の他人に対してのこの残虐さよ
    彼らの、愛すべき者と殺すべき者とを分ける基準は何なのだろうか

    • +3
  21. >彼が硫酸で遺体を溶かしたのは、殺人を犯しても遺体が発見されなければ罪に問われないと法律を誤解していたからだ。

    『埼玉愛犬家連続殺人事件』の犯人と同じ発想か。
    「ボディを透明にする」と豪語していたやつ。

    こっちは、誤解というか、捜査員の執念の川ざらいで
    せめて死刑基準になる4人分、わずかな遺留品を探し出して
    ようやく立件に持ち込んだけど。
    (証拠不十分で起訴に至らなかったが、
     他にも関与が疑われている失踪事件は複数ある。)

    • +8
  22.  シリアル綺羅~になれるかどうかは警察に捕まらないと思えるか
    もしくは警察がいなければ人間大半はシリアル綺羅~になると思うワニよ

    • -9
  23. 手錠のやつは引っかかってしまうかもしれんわ

    • +1
  24. 各々全員頭がいいってのがより怖いね。
    人を騙したり、警察の目をくらましたり、しっかり論理的に考えた上で人を殺める。

    • -1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

人類

人類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。