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トルコの失われた古代王国の謎の手がかりとなりうる石碑が発見される

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(著) (編集)

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lauradibiase/iStock
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 トルコに住むある農夫が、思いがけない発見をした。それは、あのミダス王を倒したと言われる王が治めた失われた古代都市の発見につながるかもしれない紀元前8世紀の碑文が書かれた石碑だ。

 ミダス王は、古代アナトリア(現トルコ)のフリギア王国を治めた伝説のギリシャ王で、いろいろな神話に登場し、触れるものすべてを黄金に変えたという逸話が残されている。

碑文が刻まれた古代の石碑を発見

 トルコ南部のコンヤ平原にある古墳「Turkmen-Karahoyuk」遺跡を調べていた国際研究チームは、去年の冬、灌漑用の運河をさらっていた農夫が、碑文が刻まれた大きな石を見つけたという情報を受けた。

「わたしたちは急いで現地へ駆けつけ、半分水に沈んだ石碑を見つけ、すぐに腰ほどの水かさの運河の中に飛び込びました」アナトリア考古学の助教授ジェームズ・オズボーンは言う。

 オズボーンはシカゴ大学の東洋研究所の考古学者で、Turkmen-Karahoyuk遺跡の実地調査をしていた。このあたりは、1000年の間、ほかの有名な古代都市の本拠地だったことが知られている。

「石碑に刻まれている文字が、青銅器時代と鉄器時代にこのあたりで使われていたルウィ語だったので、すぐに石は古代のものであることはわかりました」

 石碑は農夫のトラクターを使って引き上げられ、トルコの博物館に運ばれて洗浄され、写真を撮られ、解読に回された。

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トルコの農夫が発見したこの石碑は、灌漑用の運河に半分沈んでいた。石には、紀元前8世紀のものと思われる碑文が刻まれていた。

image by:James Osborne

王の勝利のメッセージが記されていた

 東洋研究所の学者が、ルウィ語で書かれた象形文字を解読した。ルウィ語は、インド=ヨーロッパ語の最古の文字のひとつで、トルコが発祥だ。

 右から左、左から右へと交互に読んでいく。石碑に書かれていた内容は、紀元前8世紀の終わりに向けての、ハルタプという名の王からのメッセージで、すべてを黄金に変える手をもつ、フリギアの王に勝利したことを得意げに語っている。

 紀元前8世紀末というと、フリギア2代目の王とされるミダス王の統治時代と同じだ。ミダスという名の王はたくさんいたが、この時代に実在したミタと呼ばれた王と同一人物なのではないかとみられている。

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発見された石碑には、ルウィ語が彫られていた。

image by:James Osborne
 さらに、”嵐の神々が、かの王(ミダス王)を偉大な王(ハルタプ)に引き渡した”という文章が読めた。

 ハルタプ王は、最盛期にはTurkmen-Karahoyuk周辺のおよそ120ヘクタールもの広さの古代都市を治めていたようで、ここは青銅器時代・鉄器時代のトルコの最大都市のひとつだった。

 以前に16キロ南で見つかった、もうひとつの象形文字の碑文にも、ハルタプ王のことが出てくる。これまで、”偉大な王”とは誰なのか、まるでヒントはなかったのだが、ここからミダスを倒したのは、やはりハルタブ王だと思われる。

「これまで、この王国についてはまったくわかりませんでしたが、これで中東の青銅器時代についてのさらに深い情報を得ることができました」オズボーンは言う。

 考古学者たちが、3000年前に巨大な帝国があったと信じている場所は、今、大きな土のマウンドで覆われている。

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マウンドの全景。最盛期には、この失われた王国はおよそ120ヘクタールの広さがあったと言われている。

image by:James Osborne
「マウンドの下には、宮殿や石碑、住居の跡がきっとあるでしょう。この石碑の発見はすばらしいことで、見つけることができてとてもラッキーでした。でも、まだ始まりにすぎません」研究チームは、この夏にまたここに戻ってきて、さらなる調査と発掘を行う予定だ。

References:uchicago/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 2800年前『偉大なる王を讃えよ!』
    2000年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    1000年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    200年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    100年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    50年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    20年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    2年前『ンだよ邪魔だなデカ岩』
    其の時が来て『オヤ、碑文だ』『いけーっ!飛び込め―っ!引き上げ―っ!あ、農夫さん有難う』

    • +8
  2. 触れるもの全てを黄金に変えるってのは
    難儀な特技やな

    • +4
    1. ※3
      囚われて命惜しさに幾らでも黄金を提出したって比喩じゃねぇのかな。あてずっぽうだけど

      • 評価
    2. ※3
      ギリシャ神話のミダス王だと、食べ物も何もかも、触れたものが黄金になってしまい、ベソかきます。
      結局、神にお願いして、川で沐浴すると元に戻る。
      その後、その川で砂金が採れる様になったとか。

      • +4
    3. >>3
      食い物もみんな黄金に変わってまうから餓死したやで

      • +1
    4. >>3
      黄金沢山持っとるなあの国…(資源や物資が豊富だからそう思っただけの可能性)ハッ、もしかしてなんでも黄金にしちまうんじゃね?すげくね!?なんちてなんちてー!

      って話が尾鰭ついて伝承になったりする。

      • +6
  3. 仮に発掘し論文まで行くようになると後100年はかかるので
    俺たちには見ることは不可能だな

    • 評価
  4. 戦争をしないで中東全体で考古学を発展させなよ。
    いい繋がりのネタになって仲良く出来るんじゃない?

    あ~御免、やっぱ火種になりそうな気がするので前言撤回ヨロ。 

    • -8
    1. ※6
      ピコーン!!
      トイレットペーパーが無いから石で拭こう(マテ

      • -1
  5. 聞いたことがあるけど
    時代も様々ですが
    四大文明以前に少なくとも
    他にも文明がたくさんあったそうだ
    と言うか残って遺跡が発見されること自体が
    奇跡らしいこれもその一つなのかもね

    • +2
  6. 120ヘクタール? 1ヘクタールは100m×100mだよね?
    1000m×1200mで120ヘクタール。思ったより狭いね。

    今でいう国より都市をイメージする感じがいいのかな?

    • +1
    1. ※13
      そりゃ古代だからな
      都市ってもそこまで大きくはない
      日本だと平安京程度が大都市扱いだったと思えば古代の規模での評価も分かるでしょ?

      • +3
    2. >>13
      まさに都市国家という言葉がありまして

      • +1
    3. >>13
      当時の全世界の人口が現在の日本の人口よりも少なかったんだからそんなもんだろ

      • 評価
  7. 石碑を解読してのパターン1「バルス?」
    石碑を解読してのパターン2「覚えていますか?」

    とはならなかったか…

    • 評価
  8. 莫大な富はあっても飢餓による衰退と侵略による滅亡は免れなかった事を寓話にしたんだと思うぞ
    ミダス王はおそらく何かしらの天災に遭遇したんだろう

    • +2
  9. トルコの失われた古代王国の謎の手がかりとなりうる石碑
    なげぇ笑

    • 評価

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