この画像を大きなサイズで見るほぼすべてのがん細胞を標的にして殺すことができる――そんながん治療に革命を起こすかもしれない免疫細胞が新たに発見されたそうだ。
人体での試験はまだ行われていないが、万能ながん治療法の開発につながるのではと期待されている。
CAR-T細胞療法の問題点
がん治療における最近でのもっとも素晴らしい進歩の1つは、CAR-T細胞療法の開発だ。患者から抽出したT細胞(免疫細胞の1つ)を再プログラムして、治療対象となるがん細胞が持つ特定のタンパク質を標的にさせる。
患者本人のT細胞を使うので、個人に合わせてカスタマイズされている点が特徴で、アメリカでは2017年、日本では2019年3月(5月からは保険適用も)に承認されている。
しかし、この療法は高価(ノバルティスの「キムリア」の保険償還価格3349万円)で、時間もかかるし、重大な副作用の懸念がないわけでもない。
また、あらゆるがんを標的にする普遍的なT細胞受容体(TCR)がないという大きな制約もあった。
TCRはT細胞の表面に備わっているセンサーのようなもので、T細胞はこれを通じて抗原(ウイルス・細菌・がん細胞)を認識する。
どのようながん細胞であっても認識できる普遍的なTCRがあれば、T細胞はあらゆるがん細胞を攻撃できることになるが、実際のところ、そのようなTCRは存在しないだろうと考えられていた。
この画像を大きなサイズで見る普遍的なT細胞受容体が偶然発見される
しかし、イギリスをはじめとする国際的研究グループが『Nature Immunology』(1月20日付)で発表した研究は、普遍的なTCRが発見されたと伝えている。
これはウェールズの血液バンクの血液を分析し、細菌と戦うことができる免疫細胞を探していた所偶然発見されたものだそうだ。
それによれば、あるT細胞で見つかった新しい受容体には、健康な細胞を傷つけることなく、さまざまな種類のがんに狙いを定める力があるという。
そのT細胞は、「MR1」という細胞表面の分子を手掛かりに、がん細胞と健康な細胞を見分けているようだ。
MR1は人体のほぼすべての細胞に備わっているが、がん細胞では発現の仕方が異なっている。そこで、そうした差異を利用すれば、1種類のT細胞だけで人体に存在するあらゆるがん細胞を標的にできることになる。
「現在のTCRを使った治療は、珍しいがんを患う少数の患者にしか有効ではありません。ですがMR1を限定してがん細胞を標的にするT細胞なら、万能がん治療の開発につながると期待できるでしょう」と英カーディフ大学のアンドリュー・シーウェル氏は話す。
この画像を大きなサイズで見る数年中に万能がん治療が現実のものに?
現時点では、細胞を使った試験や初期の動物実験でその有効性が確認されただけに過ぎない。
それでもシーウェル氏によれば、動物実験の結果は期待させるもので、その後の安全性試験の結果が良好ならば、人体での治験もかなり早い段階で行えるだろうとのことだ。
「まだまだ越えるべきハードルは多いですが、試験さえ上手くいけば、数年のうちに患者さんに使えるのではと期待しています」とシーウェル氏は語った。
References:cardiff / newatlas/ written by hiroching / edited by parumo
日本でも最近、東京工業大が、薬剤に液体のりの主成分を混ぜることでがんの治療効果が大幅に高まることを発見したというニュースが発表され、がん治療が前進していくことに期待が高まっている。














この手のネタが実用化されるのは一体いつなんですかね
※1
研究だってボランティアじゃないんだから
新しい発見があったら積極的に発信してスポンサーを募らないと
実用化する前に資金不足で頓挫だってありえるぞ?
そんなに成果を見たいなら1円でも寄付くらいしたらどうだ
>>1
ほんまにな。ガンに有効な治療法が見つかったと何十種も掲載されるがまったく実用化されんな。
>>1
細胞とかウィルスを使う場合は慎重にやらないと薬品よりも重篤な副作用が出る可能性があるから、そう簡単に世の中に出されても悲劇しか起きないよ。
乳がんなんて全切除以外方法もなく、しかも女性の場合
悲惨の言葉しかない。こいつが実現したら乳が全部残り
今よりも楽に手術可能となり精神面で大いに救いある
後は脊髄にガン転移にも効果あるし、こいつの痛みは
足の小指500万本をタンスでぶつけた痛みに似ている
それを一生しぬまで味わうなんて普通は耐え切れないが
この技術なら高度な切除もなく消えちゃう可能大
大門未知子が失業する時代早く来てくれ
※2
いま乳がんで、手術のかわりに重粒子線治療を行う臨床研究をやっとる最中なんよ。
幹細胞移植も結局は大量化学療法とリアニックで
患者のがん細胞と免疫を破壊し尽くして
そこに健康なドナーの骨髄を移植して白血球に残った
がん細胞を攻撃してもらうって言う同じ原理
がん細胞に分子標的薬でマーキングしてそこに自分のキラー細胞を
誘導して攻撃させるっていう治療も同じ
でも何でそれで感知しないのかと言うとがんが他の細胞に擬態したりして
かんじゃないですよってキラー細胞をだますからだっていうのを見て
驚愕したんだよな 人間の治療薬への執念もすごいが
がん細胞もすごい
治療法も
この手のガンに有効だの治るだのの手法が最近たくさん出てきてるはずなのに、いつまで経っても実用化も(一般的に認知されるレベルで)普及もされてないし、病院によっては昔ながらの抗癌剤一択な現状という。
※4
自由診療のクスリもあるし放射線分子治療なんかは
実地できる施設をもってないので導入できないって言うのが
大学病院でも多いのが実情では
今は多剤組み合わせの化学療法がメインだし
昔からあっていまも使われている薬は治療効果があり
副作用の長期経過のデータもそろっているので
別に悪いってわけでもない
>>4
凡人には想像できんくらいに踏まないといけないステップがあるんだろ。オプジーボもそうだが、確率が低いとはいえ一生治らない内分泌障害出てしまったら…とかあげればキリがない。
時々本来の用途と違うとこで突然名前が出て来る例のノリの方が気に成る
がん細胞だけを殺す免疫細胞かよぉ!
画期的な治療法とか何に何度も見るけど
何年たっても実用化されたなんて話は聞いたことがないな。
CAR-T細胞療法はTEDの動画で知った
海外では技術が進歩してて実用化もされてるのに、日本にいるとそういう先端技術の情報は遮断されてしまっているのが残念です
ここ数年発見が相次いでるけど実用化に至ったものはあるのか?全部利権に潰されてるんじゃないのか
多発性骨髄腫にも有効なんかな?
うちの母親が多発性骨髄腫なんや…
※11
治験でもいいからとか思うと間に合うといいね
※13
ありがとうm(_ _)m
早く開発されて欲しいわ…
ネットニュースで読んだんだけど、臨床までいってもそこで頓挫なんてのがたくさんあるそうな。
難しいもんだね。
よしゃ!日本ののりで勝ち確やん!
実際、新しい治療法が既得権益のせいでなかったことにされることってあるのかな
気になります
T細胞のTはthymus(胸線)を表し、骨髄で作られ、胸線で成熟したリンパ球。
胸線は幼児期に発達し、思春期以降退化する。
欲を越えた無我無私の慈愛・良心(仏性)の場でも有る胸の中央で、体を守る免疫細胞が教育されている事に感嘆すると共に、深遠なる神秘を感じる。
原理さえ見つければなんとかするのがヒトの凄さだ
でもスティックのりあるし
癌「ガーン…実用化を阻害せねば…」
3年くらい前に話題になった東大発のナノマシンでの治療ってどうなったんだろう?
体内をくまなく巡って薬剤をピンポイントで運ぶから副作用は少なく再発防止にも効果が期待できるみたいな話で、当時は治験にも行っていて、もうすぐ結果が出るみたいな話だと思ったけど。
電池系も新技術発表ばかりで
20年以上ずっと重くて黒くて邪魔なリチウムw
こういうのはだいたい製薬会社とかにもみ消されるから、医学は30年くらい前の水準からあんまり進歩してない。よくなったのはエイズにかかっても死ななくなったくらいだろうか?
技術による痛苦の除去と救命はがんに侵された人の殆どが待ち望んでるかもしれないが、癌は派生的に人口調節の機能を担っているとも言われてるし
少子化社会の国で若齢層の病死を軽減するには有用だが、地球と人類の関係性って視点で見るならどうだろう
現在、未来の全ての人間にとっての幸福っていうものはないんだろうね
若い人にはいいけどこれ以上年寄り増えるのはもういいよ
最新の科学技術が一般人のもとに行き渡るのは早くても20年、遅ければ40年以上かかるといわれるが、それの典型になりそう。
リチウムイオンだって原型は40年くらい前にはあったけどみんなが使えるようになったのはここ15年かそこいらだし。