メインコンテンツにスキップ

地球の北極軸が急速にシベリア方向に移動。予定より1年前倒しで世界磁気モデルが更新される。

記事の本文にスキップ

46件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 地球の北極軸は磁力線の方向が鉛直になっている地点であり、コンパスがN極(北)を指す方角だ。かねてから北磁極が継続的に北西へと動いていることがわかっていたが、近年その速度が急速に早まってきている。

 だがなぜ北極軸が急加速で移動しているのかその原因はわからない。あまりにも不可解な速さでシベリアへと移動中しているので、2019年2月、最新の世界磁気モデル(WMM)が公開されたが、12月10日、1年前倒しで更新されたという。

北極軸、なぜ急加速?

 北極軸の移動自体はこれまでもそうだった。地球核内に溜まっている溶鉄の流れのゆらぎが磁場に影響するために、北磁極は常に動き続けている。

 アメリカ海洋大気庁のサイトによれば、1831年に正式に発見されて以来、北磁極は2250キロほど移動したという。

 問題なのはその移動速度だ。どういうわけだか、ここ数十年で加速し、今では毎年平均55キロも動いている。

 直近のデータでは、年速40キロにまで減速したようだが、ここ数百年の速度と比べるなら、相変わらずとんでもないスピードだ。

 「1990年代以降の移動は、少なくともここ4世紀のどの時期よりずっと速いもの」と英国地質調査所の専門家は話す。その道のプロであっても、核内部でどんな変化が起きて加速をうながしているのか、さっぱりわからないそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
NOAA NCEI / CIRES

1年前倒しで世界磁気モデルが更新

 北磁極の落ち着きのなさに影響する核のゆらぎはまだ完全には解明されていないが、地球の磁場をマッピングすることで、速度の変化を計算したり、将来的な動きを予測することならできる。

 それを行っているのが、GPSから地図アプリまで様々なものが頼りにしている「世界磁気モデル(WMM)」というものだ。

 これは現代社会においては欠かすことができない大事なモデルなのだが、徐々に精度が落ちてきてしまうので、通常は5年毎に更新されて正確さが保たれている。

 2019年2月に最新の世界磁気モデルが公開されたが、更に12月10日(現地時間)に米国環境情報センターと英国地質調査所によって更新がなされた。

 じつは今回の更新は本来の予定を1年前倒しにして行われたものだった。すでに説明した通り、北磁極が異常なまでに速く動き回っているおかげで、通常の更新スケジュールでは精度の低下に追いつけなかったのだ。

この画像を大きなサイズで見る

ポールシフトが迫っている?

 しゃかりきになって駆け回っているかのような北磁極だが、地球の歴史を見ればそれなりに普通の範囲のことだ。というのも、磁極は数十万年に1度くらいの頻度でぐりんっと反転することがあるからだ。

 次にそれがいつ起きるのかはわからない。しかし起きてしまえば、人類に対する影響が甚大なものになる可能性も否定できない。

 だがひとまず、今回の世界磁気モデルは2025年まで最新版であり続ける予定だ。そして磁極の反転も今すぐ起きるというわけではないので安心して欲しい。

References:World Magnetic Model 2020 Released | News | National Centers for Environmental Information (NCEI)/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 46件

コメントを書く

    1. ※1
      話は聞かせてもらった!
      人類は滅亡する。

      • +4
    2. ※1
      貴方に『簡潔なコメントだったで賞』を授けよう!

      • +5
  1. 地球の磁場が言わば盾になって太陽風から守ってくれてる訳だけど……ん?
    ポールシフトが起こって磁場が弱まった時、太陽風で遺伝子に何かしらの影響を起こして変化の促進が行われる……なんて事があったりなかったりしそう…妄想だなこりゃ。

    • +6
  2. 毎年平均55キロ!?!?!?!?!?!?!?
    ってかこれ近いうちに大波乱あるぞまじで。育てる野菜からなにから対策うたないとパニックにならねえか?

    • -9
    1. ※3
      自転軸じゃなくて磁極の話なので・・・

      • +1
  3. 南極の氷が溶けて失われた文明の痕跡が出てくる!とか無邪気に思ったけど!
    日本はあっつくなりそうね

    • +4
  4. ポールシフトで反転するって言うけど
    いまの赤道が南北になるって事はないの?
    なったらどうなるんだろ

    • +1
    1. ※5
      磁極と地球の回転軸は、また違う話でしょ
      実際に、回転軸と地軸はズレているよ
      その差が大きくなるという話だと思う

      • +5
  5. おいおいマジでやばくね?
    何だってー!!
    なんて冗談言える
    レベルじゃないんじゃないか?
    PCも使えなくなるかも
    しれないし個人で出来る事なんて
    こまめにデータのバックアップ
    作る事ぐらいじゃないか?

    • -1
  6. まさお「しべりあねえ! いや、しばれるねえ!」

    • -3
  7. ポールシフトは一瞬で起きるわけじゃなくじっくり時間をかけて起きる
    当然その間は安定しないので異常気象に天変地異が続く

    • +9
  8. 地表の違和感を拭おうと身動ぎしてるだけだったりして
    ホラ、地球には手が無いし
    汚れてもアカン虫付いても取れないし
    定期的に運動しないとね

    • +2
  9. 地球内部のコアに関しては地球誕生の45憶年前と同等の活発さとか以前どっかで見たな
    地球って星自体はぶっちゃけまだまだ子供みたいな元気があるという事だろうしそれは当然良い事(地熱、地球磁場関連)もあるんだけど、活発という事は、人間にとってはどうしようもない事も起きるって事だわなぁ

    • 評価
    1. ※12
      これ以外にも、地球のジェット気流が北から南に流れ込んでたり、色々と地球自身に
      急激な何かの変化が起こってる。
      気候が異常になってても、人間の文明のせいなんてとても言えないんだよね。
      原因は全くわからないのが、文明のせいにしたい人を黙らせる決定打に
      ならないから残念。

      • -1
    1. ※14
      もし北極点や南極点でGPSを参照したら、困るだろうね
      だって『全方位南』とか『全方位北』とかになるだろうから
      そこでカーナビの音声案内が入るとしたら、どうなる?
      とか考え出すと少し面白い(たぶん別の基準が必要だな)

      • 評価
  10. ポールシフトって懐かしいな
    人類滅亡モノではよく扱われてたけど最近見ないなー

    • 評価
    1. ※15
      確か 1999 年の惑星直列の話題がらみで
      ポールシフトが起こるとか、言っていた様な?
      惑星直列の度にポールシフトしてたら、どうにかなるわ(笑)
      と当時思っていた懐かしい思い出…(その後、全く相手にされず)

      でも富士山の爆発…は偶に聞くのは不思議だ(諦めが悪い?)

      • 評価
      1. >>24
        それだ
        TVタックルとかで散々やってた

        • 評価
  11. ポールシフトと地磁気逆転がごっちゃになってないか?

    • +4
    1. 米16
      同意。
      千葉時代にも地磁気が逆転したんだよね、、

      • +1
      1. ※38
        ああ、木の数を数える調査ですね?(こりゃ生きて帰れないな…)

        • 評価
  12. 結果がでるのも被害が出るのも数十万年規模の時間がかかるから今の人間には関係無いよな
    その頃に人間生きてたら電気も磁気も使わない文明が出来てそう

    • 評価
  13. 話は聞かせてもらった。地球は滅亡しない!(たぶん今は…)

    • +3
  14. 地磁気が反転したら、方位磁石の北は南半球を指すんだろうな。航空機も混乱するし、渡り鳥も混乱するだろうな。

    • +1
    1. >>25
      渡り鳥が媒介するウィルスが無縁だったとこにいってしっちゃかめっちゃかおきそう

      • +1
  15. 方位磁針の針が指し示す方向に磁極があるとは限らないよ。
    wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/poles/polesexp-j.html

    • 評価
  16. 今はGPSがあるから、あまり慌てる必要が無い?

    • 評価
  17. ポールシフトが起こる予兆とかってあるのかな?

    • 評価
    1. >>32
      シーツの四隅にゴムバンドついてるの有るけど意味無いよねあれ
      真ん中がずれまくる

      • 評価
  18. これまでの磁極の変化データが溜まっているなら、それをAIにかけてみれば今後の変化を予測できるかもよ?
    天気予報では従来の数値計算とかは一切せずに、過去5年分程度の衛星写真の雲の変化をAIにかけただけで90%近い制度を実現したという話があった。

    • 評価
    1. ※39
      そもそも今も予測データは発表してて、それが5年に1回なんだが、それじゃまに合わねーよ
      ってニュース

      • 評価
  19. 例えばの話だが
    ・地球の地殻の自転とは別に、マントルの下、中心の地核が地殻の自転よりも速く回転している
    ・高密度高温の鉄・ニッケル固体は磁気を持つか、あるいは高密度高温の核内で小規模の核融合が起きてることで太陽みたく磁気が発生している。(放射性元素が地核起源か、あるいは地核で起きているのが核融合ではなく放射性元素の核分裂か)
    ・地殻と地核の自転は簡単にズレる
    ・磁気移動は地球内部の対流とかの内因性ではなく、恒星や銀河の重力による何らかの外因性
    ・地殻の回転は太陽系公転に準拠。
    ・地殻は太陽が移動してもマントルの大潮で地殻が盛り上がる部分が移動と共に移動して太陽に対する地殻の向きは不変
    ・地核の回転は慣性が強く、太陽が移動しても変わらない
    ・時折、銀河内のより大きな系の公転や銀河の公転、銀河が属する公転系、などにより太陽の座標的位置が変わることがある
    ・太陽の位置が変わっても地殻の向きは変わらないが、地核の向きは慣性によって変わる
    ・これが磁気移動のメカニズムか?
    あくまで素人考えの仮説だけど。
    とすると、今太陽系は宇宙の少し重力が複雑か公転系が交叉する場所に来てるのかも。氷河期とか隕石期とか大型生物期とか大量絶滅とか歴史にあるようにそれは時折頻繁に来るのかも

    • 評価
  20. 12000年前のポールシフトで南極北極の穴に入れなくなった。
    南極北極の地底には今も縄文人やアトランティス人の末裔が暮らしている。
    バード少佐のアレ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。