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視覚障害を持つエンジニアが開発したスマート白杖、先端テクノロジーで歩行をサポート

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(著) (著)

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image credit:We walk
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 都市は人も交通量も多く、通りも迷宮のように入り組んでいる。

 普通に目が見える人でも移動には難儀するものなのだから、目が見えなければその困難はいかばかりだろうか?

 イギリスで行われた調査によると、移動に関わる障害のある成人は、健常者に比べて移動量が39%少なかったそうだ。

 だが、そんな状況も新開発のスマート杖「ウィーウォーク(WeWALK)」があれば革新的なまでに変わるかもしれない。

Revolutionary Smart Cane WeWALK

スマートに視覚障害者の移動をサポートする「ウィーウォーク」

 「ウィーウォーク」は、超音波センサーによって周囲の様子を探り、障害物があればグリップの部分のバイブ機能で知らせてくれる高機能な白杖だ。

 低いところにある障害物でも胸より高い位置にある障害物でも、きちんと危険を伝えてくれるまさにスマートな杖である。

 ブルートゥースを経由して、スマホのアプリと連携することもできる。その操作は「ウィーウォーク」に搭載された片手で操作できるタッチバッドを使えばいい。

 これなら、操作のために両手がふさがってしまう心配もない。

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image credit:We walk

 手を使うのも面倒だというなら、音声アシスタントでグーグルマップのようなサードパーティ製のアプリを操作することもできる。

 さらにスピーカーが内蔵されており、近くにあるお店や施設の情報を知らせてくれるという便利なナビ機能も搭載されている。

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image credit:We walk

先端テクノロジーを駆使して視覚障害者にもっと移動の自由を

 自身も視覚障害者であるウィーウォーク社の共同設立者でCEOのキュルシャト・ジェイラン氏は、

先端テクノロジーを使って視覚障害者の力になりたいという思いから、スマート杖の開発に着手した。

近ごろでは、空飛ぶ車の話題でもちきりだが、視覚障害者は単なる杖しか使っていない。私も視覚障害者だが、地下鉄の駅でどの出口に向かえばいいのか分からない。

どのバスが来ているのかも、周りにどんなお店があるのかも分からない。「ウィーウォーク」が教えてくれるのは、そんな情報だ

と語っている。

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image credit:We walk

 「ウィーウォーク」はこちらのサイトで499ドル(約5万4000円)で販売中。いずれはウーバーのような相乗りアプリや交通サービスと連携して、ナビ機能をさらに拡充していく予定だそうだ。

References:Department for Transport / Adapt network / We walk / Good news network / YouTubeなど / written by hiroching / edited by usagi

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この記事へのコメント 24件

コメントを書く

  1. 素晴らしいね。盲導犬が解放される日も近いのかな。

    • +11
    1. ※2
      使役動物に解放って言い方は好きじゃないな(別に視覚障害者に奴隷にされてるわけじゃない)
      まあ犬にとっても人にとっても良いならそれが一番よね

      • +2
    2. ※2
      盲導犬の育成には費用も時間も掛かるからね。
      拡張性もありそうだし何より低価格が良いと思う。
      補助金制度も創設される事を期待します。

      • +3
  2. GPSの精度向上、自動運転システムの利用、監視カメラとの連動などによって、目をつぶっても外を歩けるようになるかもね
    監視カメラの設置を国民に受け入れさせるにはこういう連動システムの普及が手っ取り早い

    • 評価
  3. 歩くナビ付きの白杖か。5万4,000円ならお手頃だと思う

    • +11
  4. 素晴らしいな、とは思うのだけど、これで人間はますます電気に依存してしまうな。
    障碍者を見かけても気に留めない人も増えるかも。
    盲導犬の訓練士とか手話の普及とか、そういう古い技術が新デバイスに淘汰されて、災害停電時に地獄になるのは避けたいと思うけどね

    • +5
  5. ん~
    言っている事はすごいんだろうけど、実際盲目の人に1ヶ月とか完全に一人で使わせて実験してみた?
    記事を読んで5点ほど気になった事があるが、この記事に書いてないから大丈夫かどうか分からないが、パット見自己満足にしか見えないのだが

    • -18
    1. ※8
      なかなか最初から完璧な物は作れないと思うよ?
      でも、こういう障害のある人向けの製品が一般市場で発売された!という事自体が素晴らしいと思う。健常者用の製品は多いのだけどね。障害がある人向けの製品ってまだまだ少ないと思う。これを機会に普及させて、問題点が有れば改良して行けば、多くの人がハッピーになれると思う。

      • +11
    2. ※8
      またおまえか(´・ω・`)
      外野のド素人が思いつく懸念なんか、現場のえらい人は全部解決しとるから安心しとけな!

      • +6
    3. ※8
      視覚障害を持つエンジニアが開発したって書いてあるし。
      どこ読んだらそういう感想になるの?

      • +10
    4. >>8
      最初から本文を否定ともとれる文章で始まると、内容が正確で真実でも、書いている人間性が信用されなくなるから、周りからは最低な攻撃的コメントしか来なくなる。平和を乱す人と見られ、好評を受けにくい。どんな善意のコメントも自慢からも本人の意思は反映しにくい。
      心理学より。書き方を注意されたし。

      • -2
      1. ※14
        そういうことではないでしょうよ
        なんかいろいろ言葉をこねくり回してるけどさ

        • +1
  6. センサー式なら将来的には杖の形でなくともよくなるのでは?
    杖だったのは数メートル先の状態をつついて把握する為だったのだから
    それがセンサーで感知できるというならそのセンサー部分だけが有ればいい
    発展途上中は、代わりに、それらしいサインは必要になるけど
    サポート機器が発達して行動に制限がなくなるなら、区別の為のそれすらも不要になるかもね

    • -1
  7. この発明の素晴らしいところは、従来の白杖の機能はそのままにさらに便利で安全な機能を持たせたところだと思う。「今」困ってる人を助けるには、「今」のやり方を大きく変えてしまうと慣れが必要だったり、かえって不便になることもあるもんな。

    • +5
  8. パルモさんが弱者に向ける心が優しいのが、わかる記事ですね!
    カラパイアを振り返れば、今の時代の流れの源流を見つける事があります。
    情報の宝石箱やぁ(*´∇`)ノ
    頑張って続けて下さい!

    • +3
  9. ここのコメント欄を読んでいると視野がグッと広くなります。
    皆さんたくさんの情報を書き込んでくれてありがとう♪
    さすがはカラパイア!

    • +1
  10. 視覚障害のあるエンジニアってどうやって仕事してるんだろう
    PC画面に打ち込んだ命令文を暗記してたりするのかな
    音声読み上げ待ってたらすごい時間かかるもんね
    むしろそっちの記事が読んでみたい

    • 評価
    1. >>20
      全盲とは限らないので、そこそこ見えてる眼疾患持ちとかがやってること多いよ
      どうしても目がいるからね
      逆に全盲の人は見えてない系の業務のエキスパートになるパターン多いかな
      その場合は、思考速度が速過ぎて色々おかしい人とかいるw
      生体計算機かこの人はwみたいな

      • 評価
  11. 秋田県立大学らのスマート電子白杖(センサーによる振動。他デバイスとの連携は無い模様。スマホの進化やOSに合わせたりバグとりしたりの苦行や、実装するためのサイズ問題は無いor少なくてかえっていいのかな)の販売開始が2011年のようで、ではこの8年もの期間でデフォルトの存在になっていると言えなさそう(ちょっとググった程度での推測です)なのはスマート化や周知にあたっての課題が複数あるのだろうなと。

    そこには障害者と健常者の情報共有などにやっぱ壁がでかいんだろうなーとか。
    こういった記事が出てきてよかったよかったで安心したがるのも壁なんだろうなーとか。
    他の所が売っている手持ちの白杖に後付けできるセンサーもどのくらい出回っているんだろう。

    • 評価
  12. 視覚障害って言っても、完全に見えない訳ではない人もいるし、スマホ使ってる人もいるっぽい
    HMDにカメラ付けただけでも、結構使えそうな気がするんだけど

    • 評価
  13. 障害物を知らせてもらえても
    ちょっとした段差とかは
    まだ盲導犬のガイドが必要だよね

    • 評価

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