メインコンテンツにスキップ

魅せられて宇宙。オリオン星雲を旅した気分になれるロマンと感動の動画

記事の本文にスキップ

14件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube
Advertisement

 決まりきった日常を離れて旅に出たい。それも、うんと遠くへ…。

 そう思ってはみても、旅になど、なかなか簡単には出られない。先立つものも時間も必要なのだ。結局のところ、どこかの国の、どこかの街の、どこかの浜辺の、動画を眺める「インターネットの中の旅」ということになる。

 それならばいっそ、リアルでは絶対に辿り着けない遠くへ行ってみようじゃないか。そうだな、例えば、メシエ42なんてのはどうだろう?またの名を、オリオン大星雲だ。

 では、旅立とう。1,350光年の彼方、オリオン大星雲の美しい動画の中へ。

Visible and Infrared Visualization of the Orion Nebula

オリオン星雲の旅

 これがオリオン大星雲だ。地球から見ると、オリオン座のベルトの三ツ星付近にあり、肉眼でも確認できる。

 中へ入っていくと、輝くガスの中に、無数の星が散っている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube

 雲状の部分は水素ガスやチリから構成されており、これらが互いの重力で引かれ合い、収縮して温度が上がると、核融合が起こって恒星となるのだ。

 オリオン大星雲は、このように新しい星を生み出す「星の揺りかご」なのである。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube

宇宙望遠鏡からのデータに基く動画

 冒頭の動画では少し短いな、と思った方は、こちらの動画をご覧あれ。

Flight Through Orion Nebula in Visible and Infrared Light

 こちらは、天の川銀河系の全景から始まり、オリオン大星雲に焦点を当てていく。

 これらの動画は、NASAの「Universe of Learning (学びの宇宙)」プログラムによるものだ。天文学者たちと、視覚化の専門家たちによる共同作業によって作成された。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube

 動画の元となっているのは、ハッブル宇宙望遠鏡から得られた可視光線のデータと、スピッツァー宇宙望遠鏡から得られた赤外線のデータだ。この2種類のデータを組み合わせて、まずは2次元、そして3次元のモデルを創っていくのである。

この画像を大きなサイズで見る

左:可視光線/ハッブル宇宙望遠鏡 右:赤外線/スピッツァー宇宙望遠鏡

image credit:photo by youtube

可視光線による視界と赤外線による視界を行ったり来たり

 さて、動画の中では突然風景が変わったように見える部分が何ヶ所かある。しかし、旅の途中を端折ったわけではない。画像に映し出される光線の波長が変わっているだけなのだ。

 ハッブル宇宙望遠鏡の運用を行っている宇宙望遠鏡科学研究所は、こう説明している。

新星形成領域にカメラが入り込むにつれ、視界は可視光線領域と赤外線領域を行き来する。

 ガスによって「地形」が形づくられている。それを、高エネルギー放射線と、中心の星団に存在する多数の高温の星から吹いてくる強い恒星風が輝かせ、そして切り分けるのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube

一般的に、赤外線による観察では、より低温のガスと、星雲のより深いレイヤーが見える。これらは、可視光線によって観測される範囲の延長上にあるのだ。

 さらに、赤外線による観測は、発している光の波長が長く、本来は微かにしか見えない星を目立たせてくれる効果もある。

このように、この動画は、多重波長による宇宙観測の結果もたらされた、対照的な世界を描き出してくれるのだ。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:photo by youtube

 なので、もし、科学技術の急速な発達によって我々がオリオン星雲に到達したとしても、だ。この動画のような光景は、人間の目では見えないのである。鳥や虫ならあるいは、違った光景が見えるのかもしれないが。

References: Geek.com / HubbleSite / JAXA 宇宙情報センター など / written by K.Y.K. / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. 煙みたいに見えるけど、実際は大小様々な元恒星の物質でできてるんだよね?
    中には惑星サイズの塊とかあるんだろうか

    • 評価
  2. これ視点は光速の何倍くらいの速度で移動してんだろう?

    • +1
  3. 記事の最後にも書かれているけど
    もし本当に人の目でオリオン大星雲を目にすることができたとしたらどんな風景がそこに広がっているんだろうか
    それこそ現状SFの世界でしかないけれど何百世代先の地球人が恒星間航行船の窓辺からオリオン大星雲を見上げる姿なんかを想像すると浪漫だなぁ…

    • +4
  4. この辺に生きてる生物がいれば、こんな雲海みたいな宇宙を眺めてるんだろうか?

    • +2
  5. 最初のサムネがビグザムかズゴッグの顔に見える …疲れてるな 3番目のはバロム1の顔みたいに…スマホばっか見てちゃアカンな本当
    (´;ω;`)

    • 評価
    1. ※8
      人間では認識できない紫外線や赤外線を可視化してるんで実際は恒星の光と発光ガスに照らされた白いチリ

      • +2
  6. 実際に宇宙船でこの動きで見物したとしたら、どのくらいのスピードで飛んでる事になるの?

    • 評価
  7. この動画両目で見てると普通なんだけど、片目で見ると何故かすごい奥行を感じる気がする。3Dみたいな感じ。

    • 評価
  8. これから5Gの普及でVRゴーグルでこう言うの体感できるようになるんだよ

    • +2
  9. 我々がオリオン星雲に到達する頃には赤外域くらい見れるようになってるだろうね

    • 評価
  10. 人間の視野ではこんな風に見えることはないけどな。
    身長300万光年ぐらいの巨人ならこう見えるのかもしれんけどね。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動画

動画についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。