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世界恐慌時代のアメリカで展開されていた「動物愛護週間」のポスター(1930年代)

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 1929年、世界的規模で未曽有の大不況が起きた。この年の10月24日に発生したニューヨーク株式市場の株価大暴落から始まる世界恐慌である。

 その影響は、アメリカのみならずヨーロッパや日本など、全資本主義諸国に波及していった。アメリカはニューディール政策を実施、政府が積極的に経済に介入することで、不況を乗り切ろうとしたそんな最中、一部では、動物たちに目を向け、その安全と幸福を願い愛護しようという運動も行われていたようだ。

 これらのポスターは1930年代のアメリカで使用されていた「動物愛護週間」のポスターである。

 ヒューマン・アソシエーション(American Humane Association)は1877年にアメリカで設立された組織で、動物の安全、福祉、幸福の確保に取り組んでいる。

 ヒューマン・アソシエーションは世界恐慌で人々が不況に揺れる中、無下にされる動物たちを少しでも救おうと、動物愛護週間を設定し、そのポスターを共有した。

 ポスターには、犬の絵で人気のあった芸術家のモーガン・デニス(Morgan Dennis)の作品が使用された。

 それぞれのポスターには動物の世話をするかわいらしい子供のイラストが描かれている。ポスターは、人々は動物を愛し尊敬すべきであるというメッセージを広めるために制作された。

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image credit: New York Heritage

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 どんな状況下にあっても、他者や弱き者を守ろうと尽力する人がいる。それはいつの時代でもどこであろうと、一定数はいるものだ。

 ある意味、自然のカリキュラムの中で生きる人間の中で浄化作用が働いているのかもしれない。

References: New York Heritage / written by どくきのこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 10件

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  1. 今から90年前の動物愛護か
    味わい深いし絵がうまい

    • +15
  2. 第一次世界大戦の復員兵である若者が見捨てられてた時代でもあるな
    上流階級のみ見てそうなポスター

    • 評価
    1. ※4にけっこうマイナスついてるけどワイも、あの時代にこんなん言ってられたのは、食うのに困らない層だけやろ、って思った。
      そもそも、広告に登場する人物の身なりがずいぶんと綺麗じゃあないかね。

      そういう層に向けて発信されたPRだったのかしら。

      個人的に、思想としての動物愛護には共感するけど、運動としての動物愛護にはなにか、とても啓蒙貴族的な、上流志向なものを感じている。その雰囲気はもしかするとこの頃からあったのかもね。

      • +7
  3. 全部素敵だけど、
    6番と9番を部屋に飾りたい。

    そういえば昔こういうタッチの絵の絵葉書集みたいなの買ったな。
    実家行ったら探してみるかな。

    • +5
  4. 2番のHUNT WITH A CAMERAを考えてしまう。
    つまりレジャーとしての狩猟があったんだよね。

    • +2
  5. 見てるとコッチもニンマリしてしまう愛らしさ
    動物好きな方が描いた絵だとひしひしと伝わる

    • +2
  6. 動物たちの仕草が丁寧に描かれていて、イラストレーターの愛と観察眼を感じる。

    • +3
  7. 13番のマイクのやつ好きだな。
    犬の表情がとてもいい。

    • 評価
  8. 道東では戦時下で人々の食べ物に困る状況でも
    丹頂鶴の餌は絶やさずに保護したというね。
    結局は社会階層ではなくて目の前の生き物を
    思いやれるかどうか、資質の問題よ。

    • +3

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