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7人に1人は経験する。パニック発作(不安発作)が起きた時の対処法

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(著) (編集)

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 通常、パニック発作(不安発作)はストレスによって生じる。そうしたストレスは、車にひかれてしまったような肉体的なものの場合も、生活の大きな変化といった精神的なものの場合もある。

 これは7人に1人が1度は経験する、かなり一般的な症状だ。そして、パニック発作が生じたことのある人の半数以上は、繰り返し経験している。

 間違えやすいのだが、パニック発作=パニック障害ではない。

 パニック発作がまた起きたらどうしようと、常に不安を感じ心配している状態が長く、あるいは頻繁に続くと、パニック障害に発展してしまう可能性がある。

 パニック発作を理解する上で大切なことは、それが不安の生理的な発露なのであって、本質的には危険ではないということだ。

 察知した脅威に対応するための体の自然な反応であると理解することでパニック障害に発展してしまうのを防ぐことができるかもしれない。

パニック発作の症状

 パニック発作は、恐ろしい場面や非常に緊張する場面に直面するなど、原因がわかっている場合に起こる場合もあるが、一般的には、原因不明の激しい不安を突然感じることで始まる。

 ストレスの影響はゆっくりと蓄積されることがあり、その場合、本人は発作が起きるまでストレスが溜まっているということをなかなか自覚しにくい。

 そのため、原因がわからず発症してしまったかのように思えることがしばしばだ。場所や時間などはおかまいなしで起こり、眠っているときでさえ発症することもあるくらいだ。

 それは突然起こり、普通は数分もあればおさまるが、数十分続く人もいれば、短い発作を幾度も繰り返す人もいる。

 その多くは、心臓の動悸、呼吸困難、胸の締め付け、めまい、発汗、筋肉の緊張といった症状を伴う。強い恐怖や不安を感じるなど、感情的な反応もある。

 発作の原因がわからない場合、危機感が駆り立てられ、いっそうの不安を募らせることだろう。

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パニック発作はストレスを感知する警報装置

 パニック発作自体は危険なものではないと言われている。それはただの強い不安であって、交感神経や副交感神経が引き起こす反応だからだ。

 心拍数の上昇は、筋肉に送られる酸素の供給量を増やし、戦いか逃走かのいずれかに体を備えさせるためのものだ。

 呼吸が荒くなり、胸が締め付けられるのも、体がもっと酸素を欲しがっているからだ。

 酸素が体の中枢や筋肉に送られる一方、その分頭に送られる酸素は減る。めまいが生じるのはこのためだ。

 こうした症状は自動制御されており、どんなパニック発作もおさまる。

 しかしアドレナリンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の影響がしばし尾を引く。そのために、発作がおさまってからも、多少の不安を感じ続けることだろう。喪失感や憂鬱を感じる人も多い。

 だがやはり、これも脅威に対する準備を体にさせるためのものだ。

 それはむしろ、あなたの生活に潜むストレスを見つけ出し、変化させてはどうかというアラームのようなものなのだ。

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パニック発作が起きても恐れない

 原因不明のパニック発作は確かに怖い。だが恐れてはいけない。体がストレスを感知してくれたのだ。それはいずれ必ず収まる。

 パニック発作を起こした人の一番の恐怖は苦しみの再発だ。この恐怖感が、次のパニック発作を引き起こす大きな要因となる。

 もし、パニック発作のことが一か月以上頭から離れない場合、その不安や恐怖が原因で、再びパニック発作の症状が頻発する場合、パニック障害にになってしまう可能性がある。

 逆に考えれば、パニック発作があっても、恐怖感が全くなければ、パニック障害との診断はなされない。パニック発作自体に対して強い恐怖感を抱くことがパニック障害の特徴なのだ。

 冒頭にあるように、パニック発作自体は7人に1人が1度は経験する。パニック障害にならない為には、パニック発作を受け入れる心構えが必要なのだ。

 とは言え既に何度もパニック発作を起こしている場合、その恐怖と不安が常に頭から離れない場合には、医師に相談しよう。

References:Panic attacks aren’t necessarily a reason to panic: they are your body’s way of responding to stress/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 40件

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  1. 職場の女性社員間に派閥があるせいで人間関係が悪く、しょっちゅうだれかが過呼吸になっているような状況。最近では男性陣も慣れっこになってきてそっちのほうが怖い。

    • +7
  2. 対戦型のFPSゲームをすることでパニック耐性が付くと思う

    • -9
    1. ※2
      パニック発作関係なさそうだけど
      慣れてない対戦ゲームするときの緊張はなんだろうね…

      • 評価
  3. パニック障害になるまでは「ふーん、大変なんだなー」くらいにしか思ってなかった。
    数年前にストレスから発症して、頭では大丈夫だとは知っているのに脳みそが暴走して恐怖や不安を感じる状態ってわかったわ。
    発症しなかったら一生わからんと思った。

    • +35
    1. >>3
      すげーよく分かる。
      脳や神経をコントロールできなくなる感じ。自分の身体じゃなくなるというか。

      • +6
  4. パニック発作になったのは、寝てた時だった。
    突然カッと目が覚めて、何かが身体の中で起きてる、なんか来る、という恐怖感が襲って来る。動悸が激しくなっていき、これは死ぬなと恐怖して救急車を手配。
    救急隊員が来て、救急車に乗る頃には徐々に動悸は収まり、病院に着く頃には完全に無くなっていた。隊員さんにすいませんなんか落ち着いてしまって…と謝ると「無事が一番ですよ!」と慰められて凄くホッとした思い出。
    今ではだいぶ対処にも慣れたけど、あの時はマジで人生これで終わりかと思ったわ。

    • +29
  5. 過去にパニック障害になったことがあるが、
    知識が全く無かったせいで発作に対する恐怖が凄まじかった。
    おかげで広場恐怖まで発症して、通院して落ち着くまで1年以上かかったわ。

    • +14
  6. 発作が来たら、とりあえず薬だなぁ、自分は。
    強い発作きたら薬以外で頼るものなんか皆無だもん。
    13年たった今でもこんな調子ですよ。
    人生詰んでるわ。

    • +9
  7. すでに重篤な経験をしておられる方のコメントがいくつかあったのを読んだら、私の経験など、冷や汗レベルの微々たるものでした。

    「パニック発作」自体には「恐れる必要はない」というのが対処法ですよ、というのは解ったので、じゃあ具体的にその場で出来る方法として素人が思いつくのは、深呼吸するとか、一旦その場から離れるとか、お茶ひとくち、などですかね?

    • +10
    1. >>9
      紙袋か薬

      息を吸っても吸っても入っていかなくて、毎回死ぬんじゃないかってぐらい苦しくて、そのうち手先足先が震えてきて頭がクラクラして眉間がギューとフラフラ目眩で立っていられなくて座り込む、倒れる。目からも鼻からも口からも体液がダラダラ流れ落ちるが苦しすぎてそんな見た目など気にしていられないから涙よだれ鼻水全てを出るがまま放って、とにかく呼吸、空気をくれという状態←そんな時に「落ち着いてください」「酸素が足りないんじゃなくて二酸化炭素が足りないから、吸わないで息を吐こう」と言われてもな、頭では知識として理解していてもな、「吸っても吸っても肺に酸素が入って来ない!!」と体感している真っ最中の人間が空気を吐ききることの恐ろしさを少しは想像してくれよ、落ち着けると思うのかよそれで
      てか、落ち着いてと言われると「早く落ち着かなきゃ!!」ってなって余計に発作が絡まるから、止めてくれ
      個人的には、診断も出てなくて薬がない時期は、発作用に持ってる紙袋と共に、人気のない個室トイレに籠って体を締め付ける物を全部脱いでマッパで汚いが背に腹は代えられんから床に倒れ込んで15分から30分紙袋呼吸してるとまだマシだったから…、個人的には、やっぱりマッパになれるレベルで誰も見ない来ない場所に早急に逃げるのが一番かもしれない
      トイレなら治まったあとの流れ出た体液の処理も自宅病院に次ぐレベルで容易だし
      患者が家族とかでどうしても寄り添いたいなら、申し訳ないが、静かに、あまり急かさず、待っていてくれたら有難いです
      急には落ち着けんから、発作なんだよ…すまんが

      • +4
  8. 記事にも書いてありますが「恐怖心に対する心構え」が重要です。
    私の場合は、いままでの発作を「思い出」として考えて心を落ち着けています。

    • +7
  9. パニック障害とまでいってないかもしれなが、不安やストレスで呼吸がきつくなったり、吐き気がするが、そんな時は「苦しいが収まる」、「吐きたいならな吐いてもいい」と考えると収まる。

    • +7
  10. 意識し始めると坂道を転がるがごとく悪化するよな
    開き直るか薬飲むしか対処法知らんわ

    • +7
  11. ブラックコーヒー飲み過ぎると心拍数が上がって心臓バクバクしてパニック発作みたいになる
    コーヒーの飲み過ぎには注意しましょう

    • +9
    1. >>13
      カフェインが引き金になることも多いから、ほんと気をつけるの大事だね!

      • +5
      1. >>22
        心臓が止まるんじゃないか…という謎の不安に襲われるようになって、最初はパニック障害と思われたんだけどカフェイン過敏症だった…
        なるべく断つようにして治ったけど、お茶とか好きだったので残念です。

        • 評価
  12. 敏感な人は歯医者でもパニック発作になります。
    独特の薬品のにおいや先の患者が治療を受けているタービンのキーンという音に反応してしまうみたいです。おれは実家が歯医者だから慣れっこで平気なのだが。

    • +3
  13. 俺の場合は、雷とか強風とか、あと採血と注射でなる。
    次パニック発作になったら深呼吸して大丈夫と自分に言い聞かせてやろう。

    • +5
  14. 不安神経症には深呼吸をお勧めする
    元々胸が締め付けられる不安神経症持ちだったが、ここ数年は収まっていた
    最近「心を安定させる呼吸法(5秒吸って5秒吐く)」を数日行ったところ一気に再発
    浅い呼吸がいかんかったらしい。深呼吸を心がけたら収まったよ

    不安になったときは・・・開き直りだなあ。誰か助けに来てくれるのかよ、来ないだろ
    怖くても歩け俺!って

    • +6
  15. 1週間前に人生2回目の過呼吸なったけど、
    対処法が分かってれば辛うじて凌げる。
    失敗するとゲロ吐いて失神する。
    ストレス溜めやすいとか、敏感だとか、変に生真面目なタイプはある日突然なるから注意した方がいい。

    • +3
  16. 私の場合は原因がわかっていた 肉親が不慮の事故で亡くなって数か月後 同僚の父親が亡くなってお通夜に向かう車のなかで最初の発作が始まった 自動車も乗員満杯で苦手な上司に囲まれていたこともあって 激しい動悸と吐き気で途中で降ろしてもらった それから10年くらい車に乗せてもらうとパニックになった 

    • +7
  17. 眠って2時間ぐらいしたら爆弾が落ちてきたみたいに目が覚める
    発汗、心拍数全開、震え、不安
    あの不安神経症の日々はほんと辛かった
    反応しない練習とかあのへんの本をすすめる

    • +6
  18. 私の場合、本当に突然、何の不安もないのに極端な不眠症になってから始まったな。
    言葉で説明しにくいけど「ちっちゃい箱の中に無理矢理押し込められてる」様な感じ?が一番近いかも。自分の部屋でリラックスしながら閉所恐怖症になってる様なもんですねw
    私の場合は、一番ひどかった時は意識しないと呼吸も出来ないとこまで追い込まれた。
    普通の人は死にそうな恐怖を抱えながらゆっくり「い~ち、に~い」って3600秒数えた経験ないでしょ?頭おかしくなりますよ。
    「あ、これは起きるぞ」って意識すると、本当に暗転した様に発作起こして、一時は(ほんの数日ですが)仕事なんて出来る状態じゃなくなっちゃった。
    借金は全くなく、仕事も安定してて家族も元気、特にヤバい隠し事もないし勿論変な薬キメた事もなく、酒は普段は一滴も飲まない・・・という状態からいきなりこんな状態に追い込まれたから、あの時の恐怖は本当に未だにトラウマ。思い出しただけで動悸が出るし。
    幸い精神安定剤が劇的に効いたので、薬さえ飲んでたら全く発作は起きなくなったし、そもそも「薬持ってるから大丈夫」と思うだけで発作は出なくなった。
    誰でもパニック障害を起こす可能性は常にあるし、普段から漠然とした不安感に苛まれてる様な人は、早めに受診した方が良いですよ。本当にあっさり治る可能性も大きいし。

    • +5
  19. この前見かけた
    ひどい呼吸で苦しそうに泣いてるのに、何度もごめんなさいごめんなさいって謝ってて本当に気の毒だった
    もちろん周りは誰も責めてないし、みんな介抱してた

    • +12
  20. 今は対処法知ってるからそんなに困らないけど、昔は困ったな
    過呼吸で息が苦しくなっても。まあ別にこのまま死んでもええか。って思ったら楽になる
    過去の恥ずかしい出来事や被害妄想起きたときも、まあ別にいつか死ぬし、死んだら関係ねえや。って思ったら楽になる
    対処できないどうしようもない問題は、死んだら全部チャラ。死ぬまで人生楽しもうと考えればいい

    • +7
  21. 私も適応障害で休養中に、布団の中でウトウトしているときに突然過呼吸に陥ったな。
    文字通りパニックになったけれど、認知行動療法の曝露療法のことを思い出して、実践してみた。
    「大丈夫、苦しくならない、死なない」と確認しながら、ちょっとずつ呼吸のペースを長くしていって。何分かけたか分からないけれど、最終的に落ち着くことが出来た。
    回復への自信に少し繋がったし、治療仲間にも共有できた。大きな体験だったわ。

    • +5
  22. 満員電車で呼吸が止まりそうになるのはパニック発作かな?
    私は電車に乗ってドアが閉まると圧迫されてなくてもこうなるんです

    • +3
    1. ※28
      発作のきっかけは人によって違うようですが、ゆっくりと深呼吸して心を落ち着かせましょう。
      私の場合は満員電車で息苦しさを解消しようと呼吸を早めてしまった事が発作のきっかけになりました。
      電車に苦手意識を持たないように自分が夢中になれる事を考えると良いでしょう。

      • +4
  23. 東日本大地震で津波の被害にあった訳でも無いのに津波関連で発作起こす知り合いが意味わからん

    • -19
  24. うわ、これ俺だ

    はやめに病院行ってきますわ

    • +4
  25. 私不安障害なんだけど、あのガクブルな苦痛はパニックに発作とはまた違うのだろうか。

    • +1
  26. 以前は過呼吸を何度も繰り返してた。
    自分は病院行っても根本的な解決にならず、いろいろ試して良かったのが逆腹式呼吸。
    今ではすっかり物事に動じなくなり、ここ10年程発作が起きてない。

    • 評価
  27. 息を止めるといい。
    私はこれで治った。

    • 評価
  28. 安定剤を飲んで15分じっとしてる。パニックになってるからその時は信じられないかもしれないが、15分待てば必ずおさまる。
    まず15分だけ耐えてみる。
    おさまる。
    少しずつ発作への恐怖が和らぐ
    俺はそうだった

    • +1
  29. オトギリソウのお茶を飲む
    あれは思った以上に効果ある

    • 評価
  30. うちの周辺に道路族がいるんだが
    ボール遊びされて不規則な「ダム・・・ダム・・ダムダム」っていう音が響いて
    それに心拍がつられて不規則になりそうで気持ち悪くなることがある
    実際変な汗かいて脈拍が上がってしまうんだけどこれパニック障害?

    • +1
  31. パニック障害になって15年…7年前までは症状も落ち着いてたのに電車内で発作が出てから自転車以外の乗り物は全て乗れなくなった。
    広場恐怖にもなり美容室、歯医者も行けなくなった。
    どうしても行かなきゃいかない場合は頓服飲んでるけど、それでも辛い。
    歯医者なんて1年以上も通院してるし。
    いつか治ると信じてるけど個人差もあるやろうし気長に付き合うていくしかないよな。

    • +2
  32. 更年期に至ってこれを経験しないヒトは誰もいないと思うよ、自分も経験した
    その時は何故なのか判らなかったけども
    時間を経て実は老化の始まりだったことを理解した
    それは老化による戻ることのない骨格の変化だった
    やがて致命的になるのだろうなと予想しているね
    始まりのシグナルがこれとヒステリボールなんだよ

    • 評価

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