image credit:@Utah DWR
アメリカ、ユタ州の野生生物資源課（Division of Wildlife Resources）が自然管理の現場を撮影した動画を公開した。それは山奥の湖の上空を飛ぶ飛行機の下の部分から、魚をぶちまけるというダイナミックなやり方だ。
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Flying fish! The mesmerizing moment a Utah wildlife agency blasts fish from a PLANE to stock mountai
山奥の湖には上空から魚を放流がデフォ
野生生物資源課は「意外なトリビア。山奥の湖には空からマスを放流します」とツイート。「マスは2.5〜7.5センチくらいの小魚で、空から落っことしても95パーセントは無事です」少々無謀というか、残り5％はどうなっちゃうの？と、いろいろ心配になってしまうわけで、「本当に大丈夫か？」と魚の身を案じるコメントがたくさん寄せられた。
だが、担当者によると、これが一番手っ取り早くかつ安全なやり方なのだそうだ。
Fun fact: We stock many of Utah's high-mountain lakes from the air. The fish are tiny — anywhere from 1–3 inches long — which allows more than 95% of them to survive the fall. #Utah #TroutTuesday pic.twitter.com/kotDe91Zzw
— Utah DWR (@UtahDWR) August 21, 2018
魚を上空から放流する理由
「魚は小さいので、空から落っことしてもへっちゃらなんですよ」野生生物資源課のフェイスブックには、陸路ではなく空輸する理由も説明されていた。
「昔は魚を金属製の牛乳缶に入れて運んでいました。人里離れた山奥ですから、当時は馬も必用でした。でも飛行機で運んでしまえばずっと早く終わるので、魚に対する負担もストレスも小さくて済みます」
要するに、高飛び込みの選手が底の深いプールにダイブしちゃうようなものなのだとか。
飛行機による１回のフライトで体長5cmほどの魚を最大3万5000匹を投下するという。
高飛び込みは意外と得意だった魚たち
アクセス困難な場所での有効な放流手段
対象となる湖は通常、自然繁殖がなく魚が生息していない場所だ。この方法は1950年代から行われてきたとのこと。ただ、近くに道路があってアクセスが楽な湖や川については、水槽を乗せたトラックや、場合によっては馬や人力で放流を行っているそうだ。
「現場や道の状況によっては、人が荷物を担いで行ったり、車で運んだりもしますよ。道が酷い場合は馬だって今も使われています」
この空からマスを放流するやり方は一見とても風変わりだが、ユタ州以外にも、モンタナ州など山間部では広く採用されている方法なのだそうだ。
魚が降る瞬間だけを見たらウェザーリポートの仕業かと思っちゃうじゃんね。
References:twitter/ written by hiroching / edited by parumo
そして2021年もこの方法で放流が行われたそうで、その最新映像が公開された。
Aerial Fish Stocking in Utah, July 2021
追記：2018年9月5日の記事に追記してお届けします。 あわせて読みたい
イランで魚の雨が降る（ファフロツキーズ現象）
ジョジョの奇妙な冒険的事案。空から魚が降ってきた
川を綺麗にする目的で放流されたプレコ、在来種の魚を食い荒らし巨大化（フィリピン）
トイレに生き物を流すのはダメ、絶対。イギリスの下水道でピラニアが発見され大騒動に発展
これどんな悪夢？アラスカで、空からヤツメウナギが降ってくるという珍事が発生
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コメント
1. 匿名処理班
フォーティアン放流
2. 匿名処理班
いやこれ本当に大丈夫なの？5%は死んじゃうのかな・・・
3. 匿名処理班
PUBGかよ
4. 匿名処理班
日本でやると変な団体からいっぱいお手紙きそう
5. 匿名処理班
空飛ぶ貴重な体験したね
6. 匿名処理班
ふうん…人間の場合には、500mも上空から落下した場合には、下が水面だったとしても、コンクリートに叩き付けられるのと同じ…とか読んだ事が有るが、魚の場合には違うのか。（これ、地上からどれ位の高さで放出してるんだろう？）まあ、何回も実験してみて『どのくらいの割合いの魚がタヒぬか』調べた結果なんだろう。勉強になったわ。
7. 匿名処理班
時間かけて運ぶと５％以上死んじゃったりするんだろうね
稚魚たちは一瞬「なに？どゆこと？？うわー！」と思うだろうけど
8. 匿名処理班
稚魚は軽いからね
衝撃も少ないんだろう
水なんかも一緒にぶちまけられてるから水面も泡だってさらに衝撃少なくなるだろうし
9. 匿名処理班
5%はあとの95%を支える餌になるんだね
5%を食べる虫たちや養分を糧に育つ植物
そうして育ったものを食べる95%達
10. 匿名処理班
なんというか、アメリカン
11. 匿名処理班
数世代後に飛び魚に進化したりして〜ｗ
12. 匿名処理班
アリはビルから落としても死なない的な感じか
13. 匿名処理班
たまにニュースになる魚が降ってきた系のニュースってこいつがお漏らししちゃってたりするんか？
14. 匿名処理班
うーむ、、、魚がいないところに強制的に導入してしまうのか。生態系が自然環境下でどのように発達するかを調べる貴重な調査地をわざわざ潰してしまうのはもったいないなあ、と自分みたいな研究者崩れは考えてしまうんだよなあ。
15. 匿名処理班
もともと強い魚なのかな。水合わせも温度合わせもしなくてけっこう平気ってすごい。
16. 匿名処理班
※6
サイズが小さくなることによって、空気抵抗の影響が大きくなるからね。
稚魚サイズだと終端速度は時速30kmぐらいじゃないかな。
長さ5cmくらいの稚魚なら重量5g無いだろうしね。
17. 匿名処理班
※6
体が大きくなると空気抵抗の増加よりも重力の増加の方が基本的に顕著になる。なので大きな生き物ほど終端速度(落下スピードの最大値)は大きくなる。逆に体が小さいと終端速度も小さくなって着陸(着水)の衝撃も小さくなる。
18. 匿名処理班
自然界より安全な環境で増やしてやったんだし
後は好きにすれよ
19. 匿名処理班
なるべく低空で放流してあげて！
20. 匿名処理班
※7
地上を運ぶと死亡割合も多くなるかも知れんが、多くは運べないだろうし、時間も掛かるだろうね。コストを余り掛けず、速く多量に運べる…という意味で、飛行機を使う方法が最適！という結論になったのだと思うよ？
21. 匿名処理班
いや
ヘリで魚入れたドラム缶を運んで放流しろよ
22. 匿名処理班
魚々が降った日…チャイネシアじゃないんだからさー
23. 匿名処理班
水の塊ごと落とすなら、ほとんど衝撃ないんじゃない？
多分、５％は水の塊からはみ出た分だと…
24.
25. 匿名処理班
何のために放流しているのだろう。
増やして釣ったり食べたりするのかな？
26. 匿名処理班
なんでマスを放流するんだろう？生態系的には大丈夫なんだろうか
27. 匿名処理班
魚が生息していない場所に魚放流して何がしたいの？生態系壊したいの？
28. 匿名処理班
「水面ビターン！」で鱗剥がれちゃう気もするけど
29. 匿名処理班
95%じゃだめなんですか・・・
30. 匿名処理班
百年以上前の日本みたいに、水産資源として元々マスの居なかった湖に放流するという話だろうか？
地上からのアクセス困難とか、そんな人跡稀な場所なら元の生態系とか固有種への影響について十分に調査できてるとは思えないんだけど？
31. 匿名処理班
何でも飛行機使うなぁ
32. 匿名処理班
アメリカのこういう荒っぽくて合理的な感じ好きだわ
33. 匿名処理班
※13
ファフロツキーズ現象ね。
34. 匿名処理班
着水時に５％が☆になるわけで
☆にならなくても体を傷めたのも多いだろうから
１日後にはそこからさらにもっと☆になるでしょ
だったら最初の５％を０％にすればいいのにと思ったり
35. 匿名処理班
身体の大きさの差で物理法則の働き方は全く違うよね。アリに落下死なんてありえない。俺が子供の頃に一番びっくりしたのは、小さなクモを指に乗せてたら、糸を吐いて空に舞い上がって行ったこと。クモの分散様式として案外有名らしいけど、こんなんで空飛べるのかと、初めて見たときは本当にびっくりした。
36. 匿名処理班
それじゃ、とりあえず、イエメンの川にサケを放流しようか。
この飛行機を使って。
37. 匿名処理班
ちょっとワイルド過ぎじゃないですかね？
アメリカ人らしいというか何というか
38. 匿名処理班
雑ゥ！
39. 匿名処理班
※14
人口池の水抜いて自然環境を守ろう！なんてほざいてる連中と一緒やぞ
欲しいのは本当の自然じゃなくて連中が望むような擬似的自然環境だから
若しくはただのプロパガンダか
40. 匿名処理班
※6
人間だって子供の頃は学校の塀登ってジャンプしても平気だけど大人がやると最悪な事になったりするやん？
数センチ数グラムの稚魚とかならこの高さからも平気なんでしょ
41. 匿名処理班
ファインティングドリーおもいだした
42. 匿名処理班
山岳地帯は、仕方ない
43. 匿名処理班
おおざっぱ
44. 匿名処理班
あいつら何でもかんでも飛行機を使いたがるからな
45. 匿名処理班
最後の一匹ｗ
46. 匿名処理班
魚飼ったことがある人ならこれは抵抗があるよね
放流時で５％殺すってさ
47. 匿名処理班
現在存在する自然環境は、その状態で最適化されているもの。だから外来生物だけでなく、その地域にある固有種であっても放流したり不自然な形式で一気に過剰に生物資源を投入するとその場の自然環境が崩壊する。よく自治体活動の一環でマスの稚魚の放流とかするけれど、定着しないし生物資源の汚染になるので最近は自粛する自治体は増えてきてるね。
48. 匿名処理班
いや、魚飼ったことあるやつなら分かると思うけど長時間移動させたら5パー以上死ぬからこっちの方が人道的だろw
いや、魚道的かwww
49. 匿名処理班
人はそれを効率的という
50. 匿名処理班
大丈夫、人道で合ってる
51. 匿名処理班
物体はその質量によって落下速度と落下時の衝撃がある一定以上にならないことを理解できてない人が多いようだ
人間と違ってこのサイズの魚なら別になんともないよ
一応中学の理科レベルなんだけどな・・・？
52. 匿名処理班
ごらん頂けただろうか。
これが、空から魚が降ってくる正体である。
53. 匿名処理班
日本人では考えつきにくい発想ですな、良し悪しは別としてね。
54. 匿名処理班
アメリカにはフィッシュ&ゲーム局があってライセンスを販売して釣りやハンティングの資源保護を行なっている。つまり、国民の遊ぶ権利が国に認められていてちゃんとそれを管理しているということ。日本のように漁業目的とか、漁協がライセンスを販売とかではなくて、国民の遊びのために国がやらなきゃいけない。日本とはえらい違いだよ！
放流した後は環境調査も行われている。
55. 匿名処理班
あのサメの映画だ！
56. 匿名処理班
シャークネードかｗｗｗ
57. 匿名処理班
輸送時間による生存リスクを考えると最早で現場に到着できて、広範囲に魚を展開できるから賢い方法なのかも
58. 匿名処理班
※39
人間が環境を破壊して魚の数を減らしているから、それに対しての努力であり報いである
59. .
ジョジョネタと書かないとわからない人はここにはいないか
60. .
人だって自然の一部
人が何しようと、自然の影響は微々たる物
61. 匿名処理班
60
現代でこういう事本気で言ってる現実逃避が生まれる人間もこのまま自家中毒する素質はあるだろうな
62. 匿名処理班
>>4
何の影響も心配しないのはどうなん?これは人工的資源導入ではないだろうが。
63. 匿名処理班
これを繰り返すことで
進化した一匹から
魚類からも飛べる種が
誕生したのだった。
(*´ω｀*)イテｯ <゜)))彡
64. 匿名処理班
うおぉぉぉ！
65. 匿名処理班
ちょっとくらい餌になってもいいでしょう人権があるでなしに
66. 匿名処理班
※2
死体になっても鳥さんの餌として活路（？）があるから大丈夫！
67. 匿名処理班
本来いない種類の生物を放流することは生態系の汚染じゃないの？
水生昆虫の捕食とか、魚目当てでくる鳥が他の生き物も捕食するとか、影響大きいと思う。
そこ独自の生態系が必ずあるはずだから、何かが人知れず絶滅してそう
68. 匿名処理班
運搬中にも酸素不足で魚は死ぬからまあ5%ってのはそういう事だと思う
69. 匿名処理班
そもそもなんの為に放流するんですか?
70. 匿名処理班
そもそもこんな雑な管理なのにコイ系が広域に繁殖地を広げたのは無関係とは言い切れないよなあ
71.
72.
73. 匿名処理班
この後最後の一匹をかけた壮絶なバトルロワイヤルが始まるんですね。
74. 匿名処理班
さかなくん「だぁれも言わないんだぜ、ぎょぎょぎょ！」
75. 匿名処理班
※11
きっとIDが変わってるだろうけど、
約3年前にこのコメントを書いた記憶があります。
なぜ2021年に同じ記事が上がってきたのだろうｗｗ
76. 匿名処理班
※39
「地球にやさしい」とかのキャッチコピーに騙されるのは勝手だけど
そもそも完全なる野生にしようなんて言っていないよ
環境保護の本質は“人間にとって都合の良い環境“保護だよ？
世の中に不変なんて存在しないし、変化こそ生命の本質だからね
環境保護、種の保存って方が不自然なんだよw
そんな事を重々知りながら”自滅しないように“不自然をしましょう
ってのが本来の環境保護だよ
77. .
他の方法で運んでも5％以上しんじゃうんだろうな