
この島は廃墟ファンを惹きつけてやまない遺物だが、その歴史は悲劇的だ。
1885年までは無人島だったが、この島の最初の住人となったのは、様々な伝染病を抱えた患者たちだったのである。
伝染病患者の隔離と治療の為の施設がこの島へ
1885年、ノース・ブラザー・アイランドにリバーサイド病院が移転してきた。その目的は、伝染病患者の隔離と治療のためだ。


腸チフスのメアリー
もっとも有名な患者は、"腸チフスのメアリー"と呼ばれたメアリー・マローンだ。メアリーは、本人はまったく自覚がないまままわりに感染を広げる、腸チフス菌の無症候性キャリア(保菌者)としてアメリカで初めて臨床報告された人物である。
最後まで自分は保菌者ではないと信じていたが、料理人だったメアリーの作ったおいしげなデザートが、病院の蔓延の原因だったことは証明されている。



1000人以上の遺体が島に流れつく
哀れなメアリー以外にも、この島にまつわる悲惨な出来事があった。1904年、島の住人たちは1000人以上の死を目撃することになった。

1980年代から2000年代初頭まで、サギ科の鳥、ゴイサギの一大繁殖コロニーだったが、2011年に入り、鳥たちはなぜか急にこの島に寄り付かなくなったという。
New York's abandoned island - BBC News
References:.boredpanda/ written by konohazuku / edited by parumo
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