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疥癬でボロボロになっていた野良犬がもう一度人間を信じ、奇跡的に回復するまでの物語(インド)

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(著) (編集)

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 先日インドにて、重い疥癬を患う年老いたオスの野良犬が見つかった。彼の皮膚はただれてボロボロになっており、命が危ぶまれるような容態だった。

 連絡を受けた保護団体のスタッフが駆け付けたとき、彼はすでに絶望の淵にあった。

 自分の命が尽きるのをひたすら待つかのように物陰で丸まっている老犬。スタッフは彼を救おうと手を伸ばしたが、彼は最初それを拒んだ。

 だがやさしくしてくれる人々に心を許し始め、彼らに自分の身を託した。

Hiding to die, rescue of sad and suffering old dog

疥癬のつらさに耐えながら身を隠していた老犬

 のちにエドワードと名付けられた老犬は、インドのラージャスターン州の道路わきで見つかった。彼は物陰でやせ細った体を丸めたまま、疥癬の苦痛に耐え続けていた。

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 駆けつけたスタッフはいくつかの餌を手にして、エドワードを驚かせないよう慎重に近づいた。

逃げられないほど弱り切っていたエドワード

 初めのうちはうまくいきそうだった。だがエドワードは何かに気づいたようにフラフラと立ち上がり、悲しげな声を上げながらその場を逃れようとした。

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 しかしエドワードにはもう走るほどの体力も残っていなかった。せめてもの抵抗なのか弱々しく吠える彼にスタッフが布をかぶせてそっと抱き上げ、施設に運んでいった。

この人たちは助けてくれる人だ。人間へ心を開き始める。

 だがまもなくエドワードは自分が助けられていることに気がついた。人間への信頼を取り戻しはじめたのだ。そしておとなしく身を任せるようになった。

 スタッフは彼の体を入念に調べた。疥癬はヒゼンダニというダニに寄生されてできる皮膚感染症だが、エドワードの場合はかなり進行していた。

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 彼は体の毛の大半を失っており、露出した皮膚は炎症やかさぶたや傷で覆われていた。ひどい疥癬がエドワードの命をむしばんでいたのは明らかだった。

 それでもスタッフは彼の回復を信じ、たくさんの手当をほどこすことにした。

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順調に回復し、見違える姿に

 それから約2か月後。スタッフのたっぷりの愛情と心のこもった手当を受けながら治療用の入浴を何度も重ねたエドワードは幸いにも峠を越すことができた。

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image credit:youtube

 すっかり見違えたエドワード。抜け落ちていた毛並みもそろい始め、今はもう野良犬時代の面影が見当たらないほどだ。

 体もかなり楽になったようで、辛そうに沈んでた表情もおだやかになり、明るく楽し気な顔立ちに変わった。

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image credit:youtube

 すべての希望を失い、苦痛にあえぎながら身を隠していたエドワードは今、心優しいスタッフに見守られながら全快を目指している。

via:dogworld / youtubeなど / written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 32件

コメントを書く

  1. 一万五千年前から受け継がれる、
    これが人と犬との正しい関係。
    人は犬を助け、犬は人を支えるんだ。

    • +41
  2. いい子だね
    怖くてもスタッフに噛み付こうとはしなかった
    いい子だね

    • +61
  3. 最近、”Animal Aid”の文字を見ただけで目頭が熱くなる
    そして元気になった動物とその顔を両手で挟み込むように優しく撫でるスタッフの姿で決壊する
    ”Old Soul”が救われて良かった
    本当にこの人達の活動は凄いと思うわ

    • +34
  4. 死を受け入れる悲しい顔と、最後には犬の尊厳を取り戻し、尻尾を振る姿が感動的。
    でも3分25秒辺りのテュピテュピテュピ…っていう謎の声が気になりすぎ。

    • +12
  5. インドって痩せこけた野良犬が沢山いるけど
    こういう活動もしてるんだね
    幸せになってよかった

    • +25
  6. 共に歩んでいくなんて簡単なことのように思えるのに
    共に生きることほど大変で高い壁はない

    とえらそーな事書きながら画面の奥でおっさんがわんこ膝上抱っこしながら目潤ませてます。
    今日も愛犬のぬくもりが身に染みるぜ

    • +19
  7. 疥癬は犬も猫も顔つきを変えてしまうくらい辛い病気だからね。
    回復して穏やかな顔になったエドワードさんの姿に涙が止まらない。

    • +17
  8. 自分の事だけで精一杯な俺だけど、このアニマルエイドの人達の気持ちと老犬の生きようとする気持ちは、心のどこかに置いておかなければ。

    • +18
    1. ※11
      そういう心構えを持とうと思える心の余裕があれば充分さ。
      それがどこかの誰かへの手助けの行動のきっかけになる。

      ここでいくつもそういう行動を見てきたじゃないか。
      きっとあなたはどこかの誰かの助けになれるよ。

      • +6
  9. 最近インドの野良犬問題はよくテレビでも取り上げられてるよね
    ペットとして飼うより家畜扱いで飼う人達がまだまだ多いとか
    でもこういう人達の取り組みで犬が少しずつでも助かってるのを見ると嬉しいなぁ

    • +9
    1. ※13
      犬をペットとして飼うのも家畜として飼うのもどちらかが正しいわけではないよ。ストレスのはけ口に暴力を振るったり責任放棄するのがいけないのはペットでも家畜でも同じだけど

      • +10
  10. 疥癬ってヒゼンダニに寄生されれば人間でもなるけど
    こんなに酷くなるもんなんだね……。
    元気になってよかったなぁ。

    • +16
  11. 心から笑顔になれる
    人間だったらどうとも思わんが

    • -1
  12. 疥癬って、真菌やアトピーに比べると治りが早い。こんな疥癬の犬猫見ても特効薬があるから、見捨てないでほしいなっと。

    • +12
  13. 最後の画像の表情を見て和んだ
    穏やかな余生を過ごしてほしい

    • +12
  14. しかし生き物の回復力ってすごいなと改めて思った。こんなにボロボロでも治療さえすれば毛並みまで元通りか…。

    • +9
  15. 犬が助かってほっとしたよ。

    それにしても、激しい暴力と慈悲深さが混在している不思議な国だね。

    • +15
  16. 大きな布でさっと包んで抱き寄せる手際の良さに感心した
    インドの野良ワンコは疥癬多いな

    • +13
  17. 逃げ出した時の悲しげな声に近所の犬が「なんだ?どうした?」みたいに応えてるように聞こえた。

    • +4
  18. いい話なんだけど、動画のBGMがちょっと耳障りw

    • 評価
  19. おっイケメンだ
    治って良かったねえ
    スタッフさんもお疲れさまです

    • +2
  20. キレイ事って言われるかもしれないけれど、
    動物をひどい目に合わせるのも人間なら、
    それを救ってあげられるのもまた人間。
    できるだけ後者側の人間でいたい。

    • +6
  21. 良かったね、としかいい様がないなあ。これからずっと幸せになるといいね。

    • +1
  22. すばらしい活動!
    1つだけ、この方法だと犬を逃がしたり、
    双方怪我しかねない。
    たしか過去記事の紹介動画でも噛まれたり
    してたようだし。
    Eldad Hagarのドッグ・レスキュー動画を
    参考にしてほしい。
    食べ物で落ち着かせたら、輪にしたリードを
    首に通す方法。

    • +1

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