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米海兵隊員がそのカメラを通して撮影した臨場感溢れるスターウォーズフィギュアの戦闘写真

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(著) (編集)

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 仮面をつけた兵士たちが銃を抱え、司令官の命令を遂行しようとしている。戦いの大混乱の中、銃弾が炸裂している。

 まるで最新のスターウォーズ映画の戦闘シーンのようだ。トーイソルジャーたちの戦いのストーリーを紡ぎ出すこれら写真を撮ったのは、米海兵隊のマシュー・キャラハンである。

海兵隊員によるギャラクティック・ウォーファイターズプロジェクト

 キャラハンの実際の仕事は、戦闘通信員として従軍兵士たちの現実を伝えることだが、個人的にギャラクティック・ウォーファイターズというプロジェクトを進めている。

 仕事から得た知識と自身のスターウォーズ愛をブレンドして、6体のスケールフィギュア(実物をそのまま縮小したフィギュア)を使って、海兵隊の実際の現場を再現した写真を撮影しているのだ。

Galactic Warfighters

負傷後カメラに目覚め、再入隊後技術を学ぶ

 5年前、キャラハンはアフガニスタンで負傷して休養した。その時に写真への情熱に目覚めた。再入隊してから、戦闘通信員になる訓練を受け、防衛情報学校にいた間、シャタースピードを担当して、コマ止め写真や被写体ぶれ写真技術を学んだ。

 撮影のため、ルームメイトの持っていた突撃隊フィギュアをかりたことがきっかけで、最初のザ・ドロイド・プロジェクトを生み出した。

兵舎をスタジオ代わりに臨場感あふれる空間を作り出す

 兵舎をスタジオ代わりに使い、限られた機材、ひとつのライトと間に合わせのゲルとして使っていた洗面用具をくっつけて、光と長時間露光による実験をして、マルチライトのセットアップを真似てみた。

 キャラハンは、子どもたちがフィギュアで遊ぶように、おもちゃにリアルな命を吹き込んだ。

海兵隊員だからわかる戦場の臨場感。フィギュアに吹き込まれた命。

 現実の軍隊生活で遭遇したシーンにクローントルーパーを置いて撮影しただけでなく、短いストーリーを通してフィギュアに声なき声を与えた。

 実際の戦闘にたずさわっている兵士たちの現実と同じように、SF世界のこの架空のトルーパーたちは銀河の戦士として、細かい場面までリアルな命を与えられるのだ。

 キャラクターを投影してストーリーや体験を語るときに、キャラハンは海兵隊としての日々で得たものにヒントを得て、基準点として見てきたものを活用する。

 アフガニスタンでの”不朽の自由作戦”から、下の写真のような実際の象徴的な場面をフィギュアで再生した。

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 この写真は、敵方スナイパーの銃撃でがれきが吹っ飛ぶ中、応戦するウィリアム・ビー軍曹の姿をとらえたものだがが、キャラハンにとってドローン・トルーパーヴァージョンを創造するのに大いに刺激になった。

 撮影の課題は、6体のフィギュアのポーズをいかにリアルに見せるかということだった。キャラハンは実際に自分自身の体の位置で、想像上の武器を持ってみるなど、すべてにおいて実際のポジションを確認し、フィギュアをできるだけリアルな人間の姿に近づけた。

 フォトショップも使ってはいるが、ほとんどの写真はカメラで撮ったものだ。キャラハンの友人たちが、まわりで飛び交っているがれきや砂埃などを演出するのを手伝ってくれるという。

 キャラハンはニコンとキャノンのカメラを使っていて(動画の中には、ニコンD750とキャノン5D MarkⅢが映っている)、広角レンズや長焦点レンズを駆使して、背景をコントロールするのが好きだ。

 プレイング・ジャズ”という写真は、2013年にタイにいたときに撮った同名写真を再生したもの。この戦闘員たちは、実射での攻撃訓練のとき、即興で射撃体勢をとった。選択した武器類の違いがはっきり区別できる。M110 SASS 1/6は手に入手することができなかったそうだ。

104師団第4歩兵部隊ウィスキー隊のトルーパーたち。コールサインは”ウルフパック” 作戦エリアでの敵の動きを阻止するため、深い藪の中をパトロールしている。

 彼のインスタグラムでは他の様々な構図の写真を見ることができる。

via:instagram / designyoutrust/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 34件

コメントを書く

  1. こんなリアルな兵士っぽいストームトルーパーはいやだ

    • -14
    1. ※1
      わかるよ。A long time agoっていうおとぎ話のオブラートが引き剥がされて現実の温度を持った血肉金属泥芥がつきつけられんのな。なんという暴力、詩情、忠誠か。
      …海兵の現実にSWというオブラートをかけたとも言えるのかもしれないけれど。これはあからさますぎてきっついなあ。細部まで見ずにいられない。

      • 評価
      1. ※15
        むずかしいのでわかりやすい日本語でおねがいします

        • +1
  2. 映画だとすぐやられちゃうけど一人ひとり頑張って生きてるんだよなぁ

    • +35
  3. プラモのジオラマも、実物の写真を基にすることがあるけど・・・
    「空気」ってヤツは知らないから難しい
    それを知っている人がやると、なんと凄まじいことか

    • +23
  4. ス、ストームトルーパーと違ってクローントルーパーは疲弊していたとは言えジェダイを殲滅するほど優秀だから!

    • +3
    1. ※5
      ルークの時代のはクローンが劣化して‥って話よねw
      クローンなのに背丈もずいぶん違うしwww
      ヘルメットぶつけるのは劣化じゃない遺伝なんだってさw

      • 評価
  5. 銃も構えず敵の目の前にワラワラやってきて倒されるのがストームトルーパーの神髄だろ?

    • -7
  6. すんげー、クオリティー!!
    静止画なのに圧倒的な躍動感、エクセレントです。

    • +8
  7. 現実に戦争してた人間の目を通してみたスター・ウォーズは生々しいな。

    捕虜になって袋被せた絵なんて、現場の人間じゃないと思い付かないだろ。

    • +5
  8. エピソード2のクローントルーパーの激戦シーンが大好きな俺、大感激!!!!

    • 評価
  9. クローンだとしたら相手にしてるのがあのポンコツ達だと思うと悲哀度が上がる

    • -1
  10. 実際クローンウォーズの戦争描写は流石アメリカという感じだった
    打ち切りがホント悔やまれる
    トゥーン調を理由に見てないのはマジで勿体無い

    • +3
  11. これは愛すべき趣味人

    話している英語も、割としっかりしていて
    ホントに海兵隊なの?という感じ

    • 評価
  12. 米軍海兵隊の戦術と共和国APCトルーパーの戦術はほぼ一緒のドクトリンやからね
    だからこそクローン大戦は打ちきりにせざるを得なかったんや
    CISのドロイド兵器までシリアスに傾き過ぎて戦上手になってく所なんか全然笑えへん

    • 評価
  13. 暴力的で破壊的、死の恐怖と狂気に満ちた空間なのに何故、この光景に惹きつけられるのだろう…

    • +4
  14. この人の手にかかればイウォークがベトコンになりそうだな。

    • 評価
  15. これはまさに「自分がそうあった」事を通したリアリティに溢れてて凄くいいね。
    いや、リアルに起こった争いに対して「いいね」ってのも変な話だけど。
    素晴らしい、スケールの差など気にならない程の圧倒的なリアリティ。

    • +2
  16. ローグワンはこういう泥臭さがあって良かった
    同じブラスター同士で戦うシーンを見るとトルーパーも怖かったよ

    • 評価
  17. EP3のルーパーの動きは元海兵隊員に協力してもらって作ってるからEP2よりリアルな兵士感があるし、こういう写真も良く似合う

    • 評価
  18. 映画の人間が演じてるよりリアルで生々しい

    • +1
  19. いい写真だけど
    ビームガンで戦ってんじゃないのスターウォーズって

    • -3
  20. 1/6のフィギュアだから
    そもぞの出来が凄くいい
    写真も白黒だしそんなに難しくはない
    いや、これホントに

    • -4
  21. ウチのじいちゃん南洋の激戦地から復員したんだけど、
    モブとか雑兵でも個々の人生はあるんだよなあ。

    • 評価
  22. 日本だと、「勇者ヨシヒコ」シリーズのフィギュアを使って、似たようなことをやってる人がいたな。

    「本気でヨシヒコ撮ったら思ったよりカッコよく撮れた」で検索。
    こっちも、結構臨場感と躍動感のある写真になってるよ。

    あと、同じ人が、ポケモンのサトシが中日のドアラとバトルしている写真も、アップされてるし。

    • 評価
  23. 海外のこういう手法をすぐにマネする日本人っているが本当に独創性がない
    アマチュアならまだしもプロがマネして得意になって、しかも解説などされると
    で?アナタはどんな驚きを提供してくれるの?としか思えない

    このトルーパーの作品は見る側に補完作業を強いる必要のないリアルさが好感がもてる

    • -1
  24. 模型写真の模型っぽさって空気感の演出が足りないのかもね

    • 評価

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