
voxにて、アメリカの高額な医療費問題についての特集がなされていた。そもそもいったい何が原因なのか?
病院により異なる医療費
2016年9月28日、エロディー・フォウラーちゃんという3歳の少女が米カリフォルニア州の病院でMRIによる検査を受けた。体の右側を腫れさせ、食事を困難にさせている珍しい遺伝性の症状の原因を診断するためだった。両親は事前に小児科のMRI検査について調べていたので、ある程度の出費になるであろうことは予想していた。
だが、彼らは請求書に記載されていたおよそ25,000ドル(約250万円、100円/ドルで計算)という金額に仰天する。そこには麻酔(約40万円)、術後室使用料(27万円)、 MRI使用料(160万円)に加えて、診察料が含まれていた。保険の適用はたった15万円程度で、差額の240万円近い額を支払わねばならなくなった。
アニーさんは事前にざっと調べてもいたし、CTやら超音波やらの検査を受けたこともあったので、2、30万はするだろうと考えていた。それは確かに正しかった。
他のカリフォルニアの病院ならそれより少し安い程度だ。だが保険会社の考える”適正価格”と病院の考える”適正価格”にはとんでもない隔たりがあったのだ。
病院側はこれについて、MRIのようなルーチン作業的診断でも使用コストは大きく異なると主張する。例えば、技師の質、地域の平均的な賃金、不動産価格など、諸々の要素によって医療費は影響を受けるのだという。
医療費の負債がアメリカで起きる破産の主要な原因
こうした話は山のようにある。とにかくアメリカの医療費は高い。アメリカでのMRIの平均使用料は11万1900円だ。これがスイスなら5万300円、オーストラリアなら2万1500円だ。アメリカでは何しろ傷テープを貼っただけでも6万円、出産後に赤ちゃんを抱くだけでも4000円取られることもあるのだ。
関連記事:指に包帯を巻いただけで90万円。アメリカ、驚愕の医療費の実態
これはこの国の医療制度の機能不全を理解する手がかりだ。高い医療費がアメリカ人世帯の家計を圧迫する。実は医療費の負債は米国で起きる破産の主要な原因でもある。
適正価格がわからず医療費の予測が難しい
アニーさんの事例が示すように、アメリカの医療費は高いばかりでなく、予測が難しい。診察室に入った時点あるいは出た後でさえもでいくら請求されるかほとんど分からない。治療費は病院の壁に貼ってあるわけでもないし、サイトに掲載されているわけでもない。こうした高額な医療費についてはオバマケアでも取り組まれなかったし、共和党の政策でも対象となっていない。
高すぎるゆえ利用者が少なくサービスが向上しない
2003年、ある高名な経済学者のチームが、アメリカの医療制度の主要な問題は価格であると主張する論文を発表した。そのタイトルは「It’s the Prices, Stupid(悪いのは価格)」である。要点はこうだ。「医療費の高さが医療サービスの利用を低下させ、それがさらにOECD諸国でも突出して医療費を高騰させる」のだ。
飲食店などと似た部分がある。おいしい飲食店はお客がたくさんくる。たくさんくるから新鮮で良い材料を安く仕入れ提供することができる。そうすることでさらに多くのお客がやってきて繁盛するというやつだ。
これはジョンズ・ホプキンス大学のジェラード・アンダーソン氏が書いた14年前の論文である。その後オバマケアによって請求される額が下がり利用しやすくなったが、実際の単価は下がっていないのだという。更にオバマ政権が終わったことで、価格の上昇が加速しているという。
一方、不必要な医療の濫用が問題であると指摘する意見もある。627人の医師が行ったアンケートによると、42パーセントの患者が過剰な医療を受けていると考えていると回答したそうだ。この調査だけみると、アメリカの医療費が高いのは、あらゆる最新の医療を利用しているためだという結論も導き出される。
だが実際のデータはこの説を支持しない。非営利団体コモンウェルスファンドのデータによれば、アメリカ人が医者にかかる回数は年に平均4回だ。ところがオランダなら8回、ドイツなら9.9回だ。日本になれば12.8回とほぼ3倍も頻繁に病院に通っている。かといってアメリカの1回の診察時間が長いかというと、決してそうではない。
やはり犯人は病院に行きすぎなのではなく、病院に行くたびに法外な医療費を請求されることであるようだ。
救急処置室使用料の高さ
その問題をはっきり確かめるには一般的な治療費である救急処置室使用料を見ればいい。これは救急処置室で提供されるサービスの料金として請求されるものだ。病院側はここには24時間年中無休の受け入れ態勢を維持するためのコストが含まれると主張する。また特に容体が悪い患者が来るのが常であるから、そのための備えも必要になる。足を刺された人にも、心臓発作を起こした人にも、銃で撃たれた人にも、あらゆる患者に対応できなければならないのだ。
確かにある程度は納得できるコストも含まれているだろう。だが救急処置室使用料を見つめていると、そうした主張には医療費を決定する病院側の能力が加味されていないことに気がつく。
例えば、昨年ある患者が受け取った請求書には6万2900円と記載されていた。実はこの患者はまだ1歳で、指に傷テープを貼っただけで終わっている。内訳はバンドエイドは700円ほどだが、使用料に6万2200円かかっている。
これについてカリフォルニア大学サンフランシスコ校のルネ・シャ教授は、実際に受けた治療にかかわらず使用料は発生するものだが、バンドエイドとの金額の対比を見た父親は「クレイジー!」と思ったことだろうとコメントする。
料金が公開されていない緊急処置室使用料
あるジャーナリストがポッドキャストのリスナーに呼びかけて請求書を送ってもらったことがあった。そこに記載されていた救急処置室使用料は5万3300円〜31万7000円まで差があった。最も高額なのはサンフランシスコ総合病院の救急処置室で治療を受けた患者のものだ。その患者はバイクで事故を起こし、結婚指輪をはめていた薬指に酷いアザを負った際、警察に病院に連れていかれ、30分ほどの処置で31万7000円を請求されたのだ。
一番安い5万3300円という使用料でも人によってはかなりの負担だろう。また病院は使用料を公開していないため、いくらかかるのかどうか予測することも難しい。
アメリカの医療費に関する問題点
オバマケアの患者保護並びに医療費負担適正化法(ACA)は保険の適用範囲を大幅に拡大し、より公正な保険市場を創出した。だが医療費の単価については何も取り組んでいない。
ACAはアメリカ人の医療費の支払いを分担する当事者を増やした(医療費補助制度や民間保険会社)という意味では、それを手頃なものにした。
しかし医療費の請求額自体は減っていない。
アメリカで単一支払者制度を作り上げるのは、高い医療費のせいで、世界のいかなる国よりも金のかかる取り組みになるだろう。各医療サービスにほかに例を見ないほど高いお金を支払わなければならないとなれば、国民全員がサービスを利用するというわけにはいかなくなる。
ところがアンダーソン氏によると、医療費の値下げを支持する人はほとんどいないのだという。安いほうがいいと言っておきながら、それと引き換えに何かを失うことには耐えられないのだ。患者は自分が健康な時には安く、病気になったら医療費を上げてあらゆる選択肢を確保したいと言っているようなものだ。
医療費はある程度の政府の介入がなければ下がらないだろう。それはまず透明性の点からつつかれるかも知れない。エロディーちゃんの家族は、MRI検査を受けた病院であれほどまで高額の請求がされると分かっていれば、別の病院にかかったと話している。
それでも調べた限りで最も安かった病院ですら77万円程度だ。しかもここに麻酔など、諸々の金額が加算されるのである。一方、5万〜10万円の請求書を支払うだけの貯金があると回答するアメリカ人はたったの37パーセントのみだ。
トランプ大統領は当初医療費の調整に関心を示していた。しかし共和党は医療費削減ではなく、政府の医療費への支出削減を行う法案を提出した。削減された分は患者に渡される請求書に回される。
via:vox / forbeshealthaffairsなど/ translated by hiroching / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
じゃあ貧乏人は病院に書かれないかというと、
一文無しでも治療しないといけないという法律があったみたいで。
で、貧乏人に治療費を請求しても無い袖は触れないから、
不足分は医療費の高騰という形で金持ちに請求することになると…
かなり歪んだ形だけど、一応だれもが病院にかかれる仕組みにはなってる。
今は医療保険加入が義務になったから変わってきてるのかな。
2. 匿名処理班
日本人で良かった
この国をいつまでも守って行きたいです
3. 匿名処理班
膨大な医療費未払いも値段が高くなり続ける理由のひとつ。
保険屋もあれこれ理由をつけて平気で踏み倒すから運営がかつかつの病院も多い。
踏み倒された医療費の徴収を専門に行う業者や、踏み倒された時用保険なんてのがあるのなんてアメリカくらいじゃないのか。
4. 匿名処理班
アメリカの医療制度は先進国とは思えないね
日本人に生まれて本当に良かったよ
5. 匿名処理班
>一方、不必要な医療の濫用が問題であると指摘する意見もある。
日本でもあるからな。 単なる風邪だと思って、だけど胃の調子が悪いから医者に「ちょっとおなかの具合が悪いんです」って申告したら、レントゲン受けさせられたご経験はあるだろうか?
アレは簡単に言えばレントゲン取れば1万円儲かるから撮ってるだけのことで、念を入れてるとかそういうことじゃない。
勿論、それによって未然に防げた病気もあるだろうけど、まあ過剰申告は医者が公務員化しない限りなくならないよ。
6. 匿名処理班
医療訴訟の件数が莫大な国だから、医療費については他国と同じ尺度では計れないよね。
そのかわりアメリカでは街の薬局で買える医療薬が日本と比べて非常に多いし、症状に合わせた医薬品の知識が豊富な店員さんも多い。
アメリカでは薬局の医薬品ではどうにもならない病気を治す所が病院、って認識が強いんだよね。
7. 匿名処理班
これじゃアメリカに移住して病院にかかったら医療破産することもありうるってなってしまう。
日本と何が違うんだ?
8.
9. 匿名処理班
アメリカの病院では、生まれた我が子を抱くのも金が掛かる、盲腸でも数万ドル
極一部の病院では、企業(吉田潤喜氏など)の寄付金で安く受けられるが、例えば最近の銃乱射事件で救急車で搬送も有料、医療費は青天井
アメリカ人の考え方から変えないと医療改革はない
10. 匿名処理班
日本も社会保険料がめっちゃ取られてるのに、消費税のたった2%上げるのでも大騒ぎ
天引きという目くらましに騙されすぎ
消費税を内税に方式にして見えないようにしたうえで、社会保障費は段階的に税金の比率を上げるべき
11. 匿名処理班
アメリカの医者って結局保険会社の支配下にあるようなもんだからな
行き過ぎた自由主義の象徴だよ、これは
12. 匿名処理班
病気になるのも命がけですな
13. 匿名処理班
日本がいかに恵まれた環境か分かりますね。
ただ、無駄な医療費が生じていることも事実、本当に医療が必要か判断するとか、アメリカは何とかできないのでしょうか。
14. 匿名処理班
先日、立っていられないほどの激しい腹痛にあって救急車で運ばれたんだけど
MRIやら検査やら受けた結果、尿管結石だった
その時掛かった費用は6千円ほど
アメリカの医療問題を目にする度日本で本当に良かったと思えるよ…
15. 匿名処理班
もう10年も前の映画だけど、マイケル・ムーアの「シッコ」を観てはじめてアメリカの医療問題の悲惨さを知ったなあ
16. 匿名処理班
これだけ周りが高いのなら、抜け駆けして価格破壊的に安っい病院って出てこないのかな
17. 匿名処理班
日本と比べると人件費と訴訟費用がとんでもなく高いらしい
18. 匿名処理班
私、ぼったくらないので
19. 匿名処理班
近い将来確実に破たんする日本の保険制度に比べたらはるかにまし
日本は借金で悪い点を隠してるだけだから
20. 匿名処理班
病気になる自由、怪我をする自由という言葉はないんだけどな
政府が一番やらなあかんとこの一つでしょ
21. 匿名処理班
まさに「医は算術なり」だね
「医は仁術なり」なんて言葉通用しないんだろうなぁ
医療費もそうだし銃規制の問題もそうだけど、行き過ぎた「自由」は逆に人を不幸にするね
22. 匿名処理班
アメリカでは金持ちは海外の病院に行くという話を聞いたことがあるが・・
23.
24.
25. 匿名処理班
※2
財政を圧迫してるのはほぼ医療費だけどな
年1兆ずつ増えてて今のままだと破綻するのはわかりきってる
26. 匿名処理班
※22
そして貧乏人はしょうもない犯罪を犯して刑務所に入ろうとする
基本的に刑務所では医療費はタダだから
27. 匿名処理班
う〜ん、ここまで来ると自分が病気になった時の事を想像するのが嫌なのか、それとも自分は病気にもならないし金持ちになるので関係ないと思っているのか…、ちょっと理解しかねるな。
28. 匿名処理班
死産の時、責任が負いきれなくなったとか、現在の医療での法律の問題でいなくなったと言うけれども、昔の日本にいた産婆みたいなのとかが必要なのかも知れない。
29. 匿名処理班
貧乏人は病気になったら死ね!ってことだな
助かる可能性がある病気でも医療費が高いがために医者にかからず苦しみ抜いてそのまま死んでしまう
医療費破産で家族に重い負担背負わせないがために病院にも行かず自分がどう病んでるのかもわからず死んでしまう
どうにかならないもんかね・・・
30. 匿名処理班
※25
もう少しすると、老人の数が減り出すから、いずれ医療費は横ばいになるんじゃないかな?健康に悪い嗜好品ばかり摂取していた昭和の世代もどんどん減っていくから、もうしばらくの辛抱な気もする。
あえて言わせてもらうなら、日本の医療費にただ乗りしようとする某外国人旅行者をだな(以下略)。
マクロ(社会)の利益とミクロ(個人)の利益は時に葛藤することがある。その典型が国民保健の問題。
健康な人間は「なんで使いもしない病院の費用を払わなくちゃならないんだ(プンスカ)」とか思うこともあるだろうが、いざという時あって良かった的な制度は何とか工夫して存続させていって欲しいもの。
31. 匿名処理班
※19
じゃあ破綻しないように、貴方だけは絶対に医療保険制度を使わないで下さい!お願いします!政府に文句を言いつつ利用するなんて不誠実なことはしないはずですよね!?
32. 匿名処理班
日本の医療費の安さも人件費とか色々削ってんのかな
だとすると申し訳ないな
33. 匿名処理班
アメリカ怖い
MRIなんて日本だと犬猫でも10万くらいなのに
34. 匿名処理班
ただまぁ、国からの補助が無ければレントゲン一枚10万って妥当な値段なのよな、アレ放射線防備のために部屋ごと作り替える必要があるから、レントゲンやCTの機械導入の総額はン億になるし、操作自体はワンボタンでできても、放射線照射量の設定(間違うと被爆まっしぐら)や整備なんかは専門職のお仕事だから結局有資格者は必要だし。
それに暇を空かしたジジババが茶しばくレベルで病院入りびたる日本もアレかと思う。待合室で元気に会話して調べてみたらいつもの持病しかない、仕方ないのでプラシーボ渡しておく、って状態。病院は命を取り扱う現場で、暇だからで邪魔していい場所じゃないんだよ。
流石にアメリカレベルに高騰するのも考え物だけど、日本の「安すぎる」医療費もだいぶ考え物じゃないかな、っていうのはちょっと思ってる。
35. 匿名処理班
※5
患者にも問題あると思うがね
自覚症状から大した事無いと判断しても併発に起因するモノでも見落としと訴えられる(検察に医療専門家が居ないので医師が一方的に責任を問われる)
検査をしないと患者が納得しない
母親は子供が風邪を引くと医師が必要無いと言っても注射を要求する
過去の裁判沙汰から、病院も神経質になって念のため検査を行なう
「暫く様子を視ましょう」で、納得する患者だけじゃないってことだね
36. 匿名処理班
※4
医療費無料の医療先進国でも、具合が悪いからと病院に行っても直ぐ診察受けらない(救急搬送を除いて、予約を入れて後日診療)から、日本が特別なんだと思うよ
これで、高度先端医療が健康保険で受けられたら尚良いのだけど
37. 匿名処理班
日本でも診察受ける時に、知らない内に処置されていることがある
皮膚科に行った時に、何故か看護師がそばにいて、軟膏を塗られる
塗っていいかも聞かれないし、本当にそれが効く、合うのかも分からない
通院を止めました
38. 匿名処理班
US在住20年です。
普通の市民はこの驚くべき金額を全額、はい!と払うヒトはほぼいません。
NY州在住時に主人がERに運ばれその後ICUに数日いました。 額面上の請求金額は日本円で1千万近かったですが、実際支払ったのは3万円程度。
病院には必ずSocial workerが居てその人に相談し、収入を証明するものー給料のチェック(小切手)のスリップ(紙)その他を提出すると、その収入に応じて支払額が減額されます。 Low income house hold(低収入家庭)の枠と認められれば何がどんなにかかっても一定金額(一回$5、$12など)信じられない定額で済むカードが発行されます。
USで健康保険を買うのはばかげてるかも。
歯と目は別のプランになります。 普通の健康保険に歯のプランを足すと、月額$800(8万円ちょっと)という信じられない保険料になります。
39. 匿名処理班
日本で良かったってコメは何なの
日本の医療制度だってとっくに崩壊まっしぐらだってのに
40. 匿名処理班
※30
人口ピラミッドを知っててそれを言うのかい?
少子化で子供はずっと減り続けてて年齢が高くなるほどおおいから団塊が死のうが関係ないよ
労働者は減って老人は多いのは変わらない 老人だけが死ぬ病気か国内で戦争になって老人ばかりが死なない限り
41. 匿名処理班
アメリカは料金が高すぎる問題、イギリスは料金がタダで治療が適当過ぎる問題(しゃっくりが止まらないイギリス人が日本に来て脳腫瘍が発覚した)、英語圏は医学が終わってるイメージだわ。
42. 匿名処理班
※38
コレは知らんかった、勉強になったぞ
43. 匿名処理班
医者にかかるのがこんなに高いんだったら、1000円の床屋みたいに、内容を最低限にしぼった格安医療サービス(薬は小分けで売ってやる、体温計や滅菌ガーゼは置いておく、後は自分でやれ、レベルの)をはじめたら、金持ちでもない、かといってホームレスでもない層のニーズに、ぴたり収まるんじゃないかなあ。
むかし住んでいた東南アジアの山岳地帯には、村ごとにそんな施設があったよ。
44.
45. 匿名処理班
ハワイで日本人の観光客が盲腸になって手術したら500万請求されたという話を聞いたことがある
46. 匿名処理班
自由の国というと聞こえは良いけど
ある程度の拘束によって助けられる部分も多いよな
47. 匿名処理班
アメリカの田舎の病院で手術したんだけど、
病院の会計部と請求額の値引き交渉したら数千ドル安くなった。
払わないまま逃げられるよりはマシだから、
値引きする病院もあるみたい。元々言い値っぽいけどね。。。
48. 匿名処理班
※43
キリスト教系の病院がそういうのなんじゃね?
ヨシダソースの人は知り合いの病院に貧しい家庭の子どもの医療費を対象に寄付してたような
49. 匿名処理班
日本でMRIをうけると4000円くらいから始まってだいたい6000円くらいで収まる印象
造影剤を使うとちょっと高くついて1万〜1万5千円とか
でも一度だけ会計で前の人が無保険で支払ってて、その人は6万円て言われてた
50. 匿名処理班
滅びるわ
51. 匿名処理班
タイ東北部の田舎にて。
医者にかかったが死んでしまった会社の同僚のおじいちゃん。祈祷師にお祈りしてもらったら生き返ったそうな。
医療って何なんだろう・・・と思った。
お香典(っていうのか?)返してくれたよ。
52. 匿名処理班
貧乏人は医療を受けずに死んでしまえ!というある種の民族浄化なのか?と思ったんだけど・・・
考えようによっちゃ、医療を受けずに生き残った貧乏種は、医療によって生き延びた金持ち種より、生物的に強い種になっていくんじゃないか、とも思える・・・人為淘汰?
53. 匿名処理班
キューバは医療費が全額国費負担だが、医療レベルはそこそこ高く、外国に盛んに医療チームが派遣されているそうだ。
多分、国の姿勢の問題なんだろう。
54. 匿名処理班
※28
出産は、リスクが高いという認識がない人が多くなったのが、原因だよ
病気では無いけど妊娠は、とても肉体に負担を強いるので出産迄検診を受け続けてリスク低減を計るのだが「無事に生まれて当たり前」という認識が蔓延って、出産間際になって始めて産科を訪れる妊婦もいる状態
医療従事者(助産婦、産科医)と妊婦と、その家族が同じ認識でいなければならないのだけどね
55. 匿名処理班
三割負担が全額負担になったってこんなアホな金額にならんだろ
価格設定からしてボッタ
56. 匿名処理班
NMRとかCTスキャンってそんなに使う必要あるのかなと思う。使えば高価な機械だから使用料も高くなる、とりあえずレントゲンとってNMRにかかって大したことはありませんでした、となって結構な請求がくる。医者が楽をするために患者がツケを支払わされている気がするね。
57. 匿名処理班
日本では安く最高の治療を受るのが当然と思っているモンスター患者達に、現場は疲弊しきっています。
58.
59. 匿名処理班
ボッタとしか表現のしようがない。
アメリカが、真剣に解決しようとしない理由に、何かウラがあるようにしか思えない。
60. 匿名処理班
アメリカの医療は救命よりビジネス一筋だから危険
61. 匿名処理班
歯科大で上歯のMRI撮ったら2万円だったぜ…。
この時ほど保険って大事って思ったことはなかったわ。結局その歯は自費診療じゃなくて保険診療で治療することにorz
62. 匿名処理班
脳卒中になった脳学者(ジル・ボルト テイラー)の本にも
命がかかる状況なのに搬送される病院の心配してたな
保険の指定病院じゃないと保険が使えないと
63. 匿名処理班
※39
嫌なところには目を向けない連中だから仕方ない
64.
65. 匿名処理班
アメリカでは病院にかからないようにと先人たちは仰っておりました
66. 匿名処理班
払えるだけの医療費を請求していれば踏み倒されて徴収できないお金やロスが防げるというのに
67. 匿名処理班
記事を読んだ感じ、ボッタクリバーと同じって感じがするのだがw
68. 匿名処理班
※38
収入に応じた減免制度があるって事は、実質的に高額医療費問題は存在しないって事?
記事に出てくる高額請求された人達は、あくまで請求されただけで全額は払っていないって事なのかな?
でも減免制度がちゃんと機能しているなら、医療費がここまで問題視されるのが不思議なんだけど……
69. 匿名処理班
アメリカの医療終わってんな
医療費を政府がある程度決められないものか?
最初から少し高めに設定してさ
保険会社も支払いを算出しやすくなって保険料を抑えられるだろうし
病院も少し高めの設定ならそこから経営次第で価格を下げるもよし、サービス充実させて付加価値付けるもよしと、資本主義らしい経営戦略が出来るでしょ
70. 匿名処理班
※7
アメリカの医療費は、病院が決める。
日本の医療費は、国が定めた点数制。
アメリカの任意加入の医療保険は、病院に因っては使えない(同じ地域でも使える病院と利用出来ない病院があり急患で担ぎ込まれたら加入保険が使えない病院であることも)。
日本の健康保険制度は、加入義務(所得に応じ減額)があり、一部高度医療と保険外医療機関、保険対象外医療(高額義歯や美容整形)を除いて平等に受ける事ができる。
アメリカの破産手続きって日本より簡単で信用喪失期間も短い。
71. 匿名処理班
日本では社会保険料を医療を受けないにもかかわらず払い続けている。アメリカでは医療受けた時に払う。実際、国民一人当たりの医療負担額は日本もアメリカも大して変わらない。何時、誰がどれだけ負担を受けるかが問題。日本のようにろくに医療を受けない人が社会保険料の名目で負担することが良いのであれば、病人にとっては天国であろう。
72. 匿名処理班
※71
保険ってそういうもんじゃないか。
様々な社会保障とかも。
てか、道路とか橋などの公共施設もそうだよ?
73. 匿名処理班
※51
すみませんが、ちょっと意味が解りません。そのおじいちゃんは、生きているにも関わらず、医者に臨終を告げられたの?それとも、本当に亡くなった後で復活したの?
74. 匿名処理班
*65
それを言うなら 新幹線や高速道路なんて うちの地域通ってないから一生使わんな ってのは結構あるわけで
新幹線なんて受益者負担で今の値段でやれるの東海道だけやろ
その辺りとの整合性まで取る必要があるからな
75. 匿名処理班
※6
アメリカの薬局窓口では、処方薬が高すぎて、窓口で拒否する人たちも沢山いるんだよ!
しかも民間の保険料も高額で毎月支払いながら、病院に行くとぼったくり価格。
金持ちだけじゃない。むしろ金持ちなど幾らでも払える金があり、優先で治療を受けている。
一般庶民がそのツケを払わされて、自己破産や自己破産寸前に追い込まれる。
とにかく最低な医療制度と、最低な富裕層の人間性。
知ったかぶりで言わないように。
76. 匿名処理班
※38
在米ですが、全ての病院にsocial workerが存在?はて、どこの州の話でしょう?
高額請求のため病院にクレームを入れ、Patient accountsに通され、全然減額などしてくれませんでしたよ!
貴女のコメントを他のアメリカ人の皆さんにも伝えましたが、他の皆さんも医療請求が来たらすぐにクレジットカードで支払っているようですが。(クレジットで遅延せずに支払うと少し減額されるが、そもそも異常な請求金額なので高額)
(僕たちはそのコメントは信じない、と言われました)
会社では、毎月5万円もの民間保険を支払いながら、免責額を超えると全額負担。
例えば20万円まで保険が負担するが(医療費が異常なためにすぐに超える)、その後の100万円までは自己負担。そこから保険がまた1000万までは負担するがそれを超えると自己負担。
しかも、医者にかかる度にcopayとして診療代を支払わされ、専門医のcopayは高額。
保険に入っていても大腸検査は自己負担が10万円以上、10分ほどの小さい良性腫瘍除去は30万円以上の自己負担、30分以内の癌手術となると入院無しで50万円以上の自己負担。
癌手術の場合は保険無しだと1000万円以上ですが、それでも自己負担額は高額。
ow income house hold(低収入家庭)の枠と認められるのも、よっぽどの家庭だと思います。月収10万円夫婦でもその枠に認められない人たちだらけです。
ただし、母子家庭だけは別です。シングルマザーだけは非常に厚い控除が付くので(父子家庭にはつかない)、わざと離婚して医療控除を受ける狡猾な女性が多く、マニュアルすらあると言われています。
77. 匿名処理班
※42
在米ですが、少なくとも2州で、クリニックにしろ、大きな病院にしろsocial workerが存在して大減額してくれることはありませんでした。
>額面上の請求金額は日本円で1千万近かったですが、実際支払ったのは3万円程度。
ありえません。
保険によるのではないでしょうか。
78. 匿名処理班
※68
減額されたとしても、元々が異常な高額請求なので全く助けになりません。
例えばMRIを受けただけでも保険で払って30万円の自己負担などざらです。
なので医者も患者にMRIを勧めません(と医者から聞きました)。
歯科診療も診療代が払えず、歯の治療を途中でやめる人たちが多いのです。
アメリカの破産は、医療破産が第一位です。
しかも払わなければ、病院から治療を今後拒否されます。貧乏でもなんらかの収入を得ている場合は必ず請求が来て、最悪病院から訴えられます。
医療費が異常な低額の人たちは、手厚い保護のあるシングルマザーか、障害者として登録をしている人たちかと思います(これらには詐欺が非常に多い)。
また低所得者でも州政府から医療費補助を受けられる人は限られています(申し込み殺到のためキャンセル待ちの州が多いそうです)
アメリカでは診察を受ける前に必ず受付で民間保険のIDカードを提示しなくてはならず、保険会社のルールに沿って治療代が決められ、病院から自宅へ請求書が送付されます。支払いはクレジットカードを要求されます。
非常に短く設定されている期限内に支払うと、少し減額。
私の場合も、ご近所の皆さんも富裕層ではありませんが、大減額などされたことは無く、ましてや1000万円の治療費を1万円などにされたことなど一度もありません。
(保険が無ければ1000万円の治療の経験がありますが、自動的に請求が来て支払い要求されただけです)
79. 匿名処理班
医療ミス一発で数十億だの請求されるんだから
そのくらいとらないとやってられんってのもあるだろうな