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幾何学模様が壁のすべてに描かれたアフリカ、カッセーナ族の土の家。

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(著)

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 アフリカ、ガーナ北部にある国、ブルキナファソの非常に乾燥した地域には、カッセーナ族という先住民族が住んでいる。

 もろこし、粟などの雑穀を栽培する農耕民である彼らは、一夫多妻制度のもと、同じ敷地内に血縁関係にある男性と複数の妻、子どもたちが暮らしている。

 彼らの住む家はとてもユニークだ。土を水でこねた泥で作られ土の家である。主に四角い家には男性、ヒョウタン型や丸型の家には女性や子どもたちが住んでいる。家を作るのは男性の仕事。家の土壁には様々な幾何学模様が描かれているのだが、これを描くのは女性の仕事。女性たちの好みで模様が決められているという。

合理的に作られている土の家

 家が土でできているのには理由がある。乾季の強い日差しで泥はしっかり乾くので強度もある。泥を一段ずつ積んで壁を立ち上げ、横木を渡して木の枝を敷しき、その上にまた泥をのせて屋根をつくりる。泥でできた壁は 30~50cmの厚さがあり、外の熱気をさえぎり、室内を涼しく保ってくれるのだ。

 各家への入り口は驚くほど小さく、高さは約60~90cmほどである。これは外敵が入り込むのを防ぎ、熱が入り込まないように凝らされた工夫である。

 更に涼しさを確保する為、地面を 50~60cm ほど掘り込んだ半地下に居室がある。ここは居間と寝室と食堂を兼かねている。

 台所は一段上がった奥にあり、居室とは仕切られていて、熱気が居室に入らないように工夫されている。天井には穴が開いており、煙抜きや明かりをとる役目を果たす。

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image credit: Artists Without Borders

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 家の模様の描き方は動画の方でも紹介されている。

Tiebele women painting their houses

via:SO BAD SO GOOD / Artists Without Borders など・written by どくきのこ / edited by parumo

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この記事へのコメント 47件

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  1. この家がミニチュアで売ってあったら一つ欲しい
    服でも食器でも壁紙でも何でも使えそう

    • +9
  2. 素晴らしい。
    うちにもひとつ、書いてもらいたい。

    借家だから無理か。

    • +3
    1. ※9 うん。でもこの広大な土地の景色の中だから、より美しいのかもね。

      • 評価
  3. 縄文土器とかもそうだけどこういう素朴な模様の感性って素晴らしい

    • +18
    1. ※10 面白いことなんだけど、歴史の知識とか、そんな感じのものをまるきり無視して頭空っぽにして、さあ、何か模様をつけるぞー、と臨むと、しぜんに手の先からこんな模様が表現される。子供でも大人でも。遡れないくらい古い部分に、何かが刻まれてんのかな。

      • +5
  4. 1枚目の女性のスカートが唐草模様でちょっと親近感わいた

    • +1
  5. こういう土着の暮らしに根付いた美って素敵

    • +9
  6. 乾燥地帯だからこそ育まれた建築様式と装飾だなぁ…

    • +6
  7. 火焔土器の装飾にも通じるセンスを感じる。

    • +8
  8. いくら伝統文化とはいえ、今の時代に性別で役割を決めつけるのはどうなのかな
    男性の書いた模様も素敵かもよ?

    • -19
    1. 間違えて+押しちまったい
      ※19
      広く世界的に女性がこの手の美術工芸品を作る文化はかなり多い
      それをも損なうことにもなりかねない
      なんでもかんでもそういう押し付けがましいのは良くない

      • +7
    2. ※19
      自分はジェンダーになんて囚われない!とか思ってるのかもしれないけど
      それこそ野暮な考え

      • +6
    3. ※19
      言いたい事は、分かるかも。もし男性が模様描く事があれば、きっと良いものになるかも。
      ただ男女平等は、あくまで僕らの様な社会に必要不可欠な概念で
      よその文化では、こちらの当たり前がタブーになってしまうかもしれない
      性別で社会的役割が分けられる事と性差別は必ずしも同じ話ではないから、その文化圏の男女が共に納得しているかどうかが一番重要で、人によって事情が違うという事を意識しないといけないと思う。

      • 評価
  9. なんて不思議な光景・・・
    ドゴン族とか宇宙から来た
    なんて話があるけど
    なんかそう言われると
    妙に納得してしまう感じが
    この場所にはある

    • +3
  10. 色は何で出してる?白は石灰?黒は炭

    • 評価
  11. もともとはダズル迷彩みたいに、外敵から入り口(塀の途切れている箇所)をわかりにくくするっていう意味もあったのかな。

    • +3
  12. アフリカの仮面もデザインがスゴイですよ。
    キフェベ仮面のソンゲ族の者は特にスゴイ。

    • +1
  13. 愛知県犬山市にある野外博物館「リトルワールド」では カッセーナ族の家群を丸ごと移築してあるから 本物が見られる。 中に入ることもできる。 いくつかの家が集まって一族の集落になっている。入口にそれぞれの家の説明があるのだが 子供と行った時に「第2夫人の家」とあって説明に困った。雨に弱いから日本で保つのが大変だと思う。
    「リトルワールド」は世界のいろんな本物の家を移築しているから おススメのテーマパーク 民族衣装着たり 各国の料理も楽しめる。

    • +24
  14. 愛知県の「リトルワールド」というところに,実物がありますよ.

    • +6
  15. 素晴らしい文化だ。
    ところでアフリカには地震はないのかな。。。それだけが気になる。

    • 評価
  16. 乾燥させただけの土なのに、模様と合わさると上薬塗った磁器みたいな質感で不思議だなぁ
    そういえばかつて自分も教科書への落書きといえば、偉人に髭じゃなくて、専ら欄外の空白に幾何学模様を描きまくることだった
    ちょっぴりシンパシー

    • +4
  17. 『先祖代々伝わる、その家独特の模様』とかあるのかな。

    • +3
  18. 幾何学模様の面は、距離感が分からなくなるね。

    • +1
  19. 家に描くってことは魔除けかなんかの意味合いがあるのかな?って思ったけど
    とくに説明がないな…

    • +1
  20. あれ、なんか既視感が…・と思ってたら、これ、スペインだ。
    スペイン旅行の時、この雰囲気あったよ。素材や洗練度は違うけど、空気感は同じ。
    スペインはまさにアフリカ文化とヨーロッパ文化の融合地帯なんだなって思った。

    • 評価
  21. ひゃー素敵!!!
    箱根の寄木細工にちょっと似てるなと思った

    • 評価
  22. 綺麗なあ
    贅沢しなくても良いからこういうので良いよな

    • 評価
  23. 慣れるまで目がチカチカしそう
    慣れたら…そこはアートに囲まれた天国!

    • 評価
  24. 幾何学模様なんだけどフリーハンドでぐねぐねしてるから、吸い込まれそうな感じがして面白い。

    • 評価
  25. 文化って凄いなぁ、とても真似できそうもないから純粋にただの泥んこ遊びしたい

    • +1
  26. やはり平面に記号デザインを描きたがるのは女性なんだね
    これは徹底して一貫しているなー

    • 評価

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