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あまりにも辛すぎる鳥生を送っていた鳥に、やっと幸運が訪れた。大親友を得てこれからという時に、ああなのに・・・

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 バタン類のオウム、ラッキー・ルーの鳥生はとても険しいものだった。人間に持て余され、罵られ、多くの家をたらいまわしにされてきた。

 最後にようやくたどり着いたカナダ、バンクーバーのシェルターで、ゆっくり過ごせると思っていたところ、今度はそのシェルターの運営者が病気で亡くなってしまった。次に行く先を決めなければならない。

 だがここにきて、ラッキーに幸運が訪れた。そのシェルターにいる間、心から信じあえる友達ができたのだ。ココと巡り合い、2羽は大親友となった。

 その仲睦まじい様子をほほえましく思った愛鳥家のダニタ・モリソンさんは、2羽を一緒に引き取ることにした。

 モリソンさんは鳥を愛し、その飼育にも慣れている。ラッキーは今度こそ、今度こそ幸せに暮らしていけるはずだった。ああ、なのに、それなのに・・・

すでに重い病を患っていたラッキー・ルー

 2羽を保護したのは、鳥を飼っている人々のための掲示板「Avian Avenue」を運営する、愛鳥家のダニタ・モリソンさん。

 実はモリソンさんに保護される前から、ラッキー・ルーは肺ガンを患っていた。特別なケアを必要とするため、モリソンさんはラッキーを何度も入院させなければならなかった。

 ラッキーが入院中、決まってココは大声で鳴く。特に夜には。いつも同じケージで眠ているラッキーがいなくて寂しいのだ。

 モリソンさんは、このままではココもダメになると判断し、ラッキー・ルーの入院先にココを連れて行くことにした。

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image credit: Danita Morrison

 2羽を離れ離れにするのは、両者の心と体の健康にとても良くない。

 そこでモリソンさんはラッキー・ルーを自宅でケアするための器具を入手した。2羽がずっと一緒にいられるように。ラッキー・ルーが治療を受けている間、ココはずっと見守っていた。

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image credit: Danita Morrison

 鳥用のネブライザーに入っている間も、ずっとその前を離れず、ココはラッキー・ルーを見守っているのだ。

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image credit: Danita Morrison

 ココは鳥なりの精一杯でラッキーを看病したのだ。

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ラッキー、虹の橋へ

 何ヶ月もの闘病生活が続いた。とうとうラッキーの身体は持ちこたえることができなくなってしまった。ついにお別れを言う時が来てしまったのだ。

 そうしてラッキーは虹の橋へ旅立っていった。

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image credit: Danita Morrison

 花のついた小枝と一緒に毛布に包まれた友達の身体に、ココはゆっくりと歩み寄った。

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image credit: Danita Morrison

 そして、長い間そこに立って、友達を見つめていた。

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image credit: Danita Morrison

 ココは、動かなくなったラッキーを見て、その事実を理解しようとしていたかのように見えた。そしてモリソンさんを見上げた。

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image credit: Danita Morrison

 次にココは毛布の方に頭を下げた。

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image credit: Danita Morrison

 そして、友達の動かなくなった顔にキスをするかのような仕草を見せた。

 まるでそれは「さよなら」を告げる合図だったように見えたという。

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image credit: Danita Morrison

「さよなら」ははじまりの合図

 「ココが亡くなったラッキー・ルーに対する態度を見て、動物たちも深い感情を持つのだということを再確認しました」とモリソンさん。

 「私の家で安らぎと安全を見い出した友達同士の、別れの場面に立ち会えたことに感謝し、光栄に思います。絶対に忘れないでしょう」

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image credit: Danita Morrison

 ラッキー・ルーの鳥生はつらいことばかりだった。だが最期、大親友と巡り合え、大切にしてくれる飼い主と安全な家を得ることができた。

 決して1羽で寂しく旅立ったわけではない。その最期に正面から向き合い、見送ってくれた仲間がいたのである。

 ラッキーは虹の橋を渡ってしまったが、彼女の物語はまだ終わっていない。誰かがラッキーのことを記憶している限り、ラッキーは現世で生き続けるのだ。それもとびっきりの幸せな鳥生を。

 「これはまだ始まりなんです」とモリソンさんはいう。「ココと私は、これから彼女の名前を引き継いでいくんですよ」

 ラッキー・ルーよ、安らかに眠れ。

via: The Dodo / facebook など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 92件

コメントを書く

  1.  仲間や家族の死を受けて、悲しんだり、あるいは喪に服す感情というのは、色んな生き物も持ち合わせているんだね。

    • +127
  2. にわとりみたいにオスは問答無用で廃棄処分されるのと
    ラッキーみたいに最後の最後に安楽を得るのとどっちが
    不幸で幸せなんだろう

    • +6
    1. ※3
      今ようやく受精卵の状態で雌雄判定できる技術が開発されてきたとか。もう生まれてからサツ処分されるオスのひよこは出なくなってほしい

      • +4
      1. ※86
        オスメス判定技術は最近出来た。
        設備が導入出来ないと処分になるね。

        • +1
  3. 目頭が熱くなりました…
    生き物の死は何度見ても慣れませんね…
    どんなに心強かっただろうか。

    • +100
  4. 病気で毛が抜けてるの?
    こう言う種類なの?

    • +9
    1. ※5
      病気で禿げてる場合と
      ストレスで毛引きする場合がある。
      毛引きはよく見るよ。

      • +22
    2. ※5
      ラッキー・ルーは抗がん剤の影響かもしれないけど毛引きの可能性もあるね。人間だって抗がん剤治療は辛いし。ココは頭の周りが抜けているから自分で毛は抜けないので、病気かやはり薬の影響かもしれない。

      • +16
  5. すごく感動した一方、激しい怒りも。
    もてあましそうなら、生き物飼うな!!

    自分リクガメさんお迎えしたいけど、飼育書読んであきらめたから。
    自由に遊べる野良が準備できない。

    • +72
  6. どうか、せめて残されたココに最大限のケアを。

    • +75
  7. もう他人を馬鹿にするときに鳥頭なんて言葉使わないよ

    • +16
    1. ※17
      鳥類って我々哺乳類より新しいんだよねw

      • 評価
  8. 動物の悲しい話を見る度に人間がごめんね…と申し訳なくてたまらない
    動物の悲しい姿や話題はあまりに辛い
    彼らはは本当になんの裏表もなくて純粋だ
    すべての動物が幸せに生きられる世界になって欲しい

    • +91
  9. この種のオウムはとても愛情深くて繊細な性格の固体が多いそうで、飼い主から充分な愛情を得られないと思うとストレスで自分の羽をむしってしまうことがあるらしい。
    邪推だけど、たらい回しにされたことで羽が
    無くなり肺病をも患ったのかもしれない。
    大型オウムは寿命が80年くらいだし大声で鳴くし噛む。充分理解した上で飼ってほしい。

    • +101
    1. ※19  犬用のレンタル酸素室は一日千円だって。
      中型以上のオウム・インコの飼育でのネックは、「長寿で、噛む」に加えて「脂粉」の多さ(呼吸器注意!)、そして何より「鳴き声の大きさ」。自分の家だけの話でなくなるしね。
      Tsubasaという保護団体の動画です。→ 「声」 鳥を飼う前に知ってほしい~オオバタン~

      • +2
  10. どうも歳を取ると涙もろくなってしまうなぁ・・・

    • +22
  11. 連休のまっ昼間だというのに・・・ (´;ω;`)

    • +8
  12. なんか、ペットってなんだろうね・・
    人間に捕まらなければ、ずっと幸せに自然で暮らせたのに。
    考えさせられる記事でした。ほんと切ないです・・

    • +18
    1. ※22
      インコやオウムは自然から連れてくるよりも、ブリードして繁殖させてるんじゃ無いかな。
      てか、ペットは基本ペットだから、飼い主さんがどんな人かでその一生が変わってしまう。
      それはもう仕方無い。
      うちもコザクラインコがいるから分かるけど、本当にインコ類は甘えただし構ってあげなきゃならないから大変だよね。

      • +15
  13. 鳥は愛情深いですよね。
    前うちにいた子たちは、小型と中型のインコだけどとても仲が良かった。
    中型の子が先立ってしまったとき、小型の子が離れようとせずどうにか元気づけようとして、必死に顔を羽づくろいし続けていたのが頭に焼き付いている。

    仲良しのインコって絆が深すぎて、どちらかが亡くなると、もう一羽も急に元気がなくなって、原因不明のまま後を追ってしまうことがある。
    今いる中型インコたちも、みんな仲良しの相手と一緒に暮らしているのですが、どちらかが先立つことを考えると怖いです。
    それほどに愛する相手がいる人生は、幸せなのかもしれませんが……。

    • +72
  14. 俺、犬猫の話で泣くことあったけど鳥の話で初めて泣いたよ・・

    • +24
  15. オウムのケリーちゃんの話を思い出した
    全ての動物が幸せに暮らせる日が訪れますように

    • +22
  16. 最後に見守ってくれる人たちがいるだけ幸せだよ。涙

    • +13
  17. 実家の猫が亡くなったばかりだからこの手の話は辛い…

    • +10
  18. シェルター運営者が病気で亡くなった、とあるけれど、オウムってかなり長生きだから、飼い主が亡くなって持て余されるリスクが犬猫以上に高いんだよね。

    • +27
  19. 大きなインコやオウムは何十年も生きるから飼うなら40歳代まで
    もしくは子供が飼育を引き継ぐ覚悟と準備が必要だというのに安易に飼うんじゃない!!

    ただでさえ暑くて汗だくなのにこれ以上水分消費させないでくれ…

    • +43
    1. ※38
      そう、オウム類は驚くほど長生きな事に加えて”特定の個人”にしか懐かない場合が多い
      ので安易に飼ったり貰ったりするのは極めて危険です(ソースはウチのじいちゃんが
      飼ってたルリコンゴウインコ)うちの場合はどうにか引き継いで母ちゃんに懐いて
      くれたので助かりましたが

      • +38
  20. 親友の亡骸の前で悲しげにたたずむ姿が切ないな

    • +40
  21. ひさびさにボロボロ泣いてしまった
    幸多かれ

    • +13
  22. 残されたココが可哀想で、涙が止まらないよ~~。
    あの様子だと、大事な友達の死を理解しているんだろうね。
    オウムは長生きだから、日本でも飼い主の方が先に亡くなってしまうことがあるって。オウムは、賢く愛情深いから飼い主が居なくなるとストレスで毛引きをしてしまうそう。皆あのような姿だったよ。

    • +20
  23. ラッキー 安らかに (´;ω;`)

    ココ、ふさふさになりますように 

    • +35
  24. 何気なしに呼んだ記事なのに…
    涙がとまらなくなってしまった。
    写真があまりにも切ない。

    • +24
  25. 毛引きがひどいな
    良くなるといいけど、毛引きは癖になるなからなぁ…

    • +5
  26. ゾウも悲しそうにお弔いをするらしいね
    動物のこういう姿ってなんかグッとくる

    • +8
  27. オカメとの別れを思い出しちゃった(´;ω;`)

    • +7
  28. 大型鳥の虐待、海外に多いイメージがあるな。許せない

    • +1
  29. うちの犬はデグーを籠から出すといつも攻撃(デグーは悲鳴を上げるんだよね)するんだけど、デグーが先に旅立ったあとには数ヶ月間探していたな。
    まあデグーが駕籠の中にいると近くで寝ていたり、デグーも犬の話しかけていたから仲悪くはなかったんだろうけどね。

    • +1
  30. ラッキーが亡くなってからの一連の写真、哀しい…

    • +12
  31. 頭をもたげて亡骸を見つめる画像は辛すぎる泣いたよ

    • +20
  32. 賢いから全部理解してると思う。
    あー涙が…。

    • +13
  33. 鳥は愛情深い性質
    最後に飼ったジュウシマツはあんなに小さいのに喜怒哀楽の感情がはっきりしていて、凄く可愛かった
    あんなに小さな小鳥でも虹の橋を渡られた時は本当にこたえた
    コレを読んでしまいあの子を思い出して目から洪水が
    鳥を飼う人は可愛がってあげて欲しい

    • +30
  34. 無表情で抵抗してたけど大粒の何かを流してしまった。
    優しい顔しとるなぁ鳥。

    • +12
  35. 泣くばかりでもなく笑みももたらすのがココさんのココさんたるトコでfbの動画やYouTubeチャンネル”Lucky Lou and Coco Too”で踊りまくるココさんマジ天使。なにこの可愛い生き物。鳥を心から可愛いと思ったのは初めてですよ。

    • +10
  36. 熱中症かも?て頭痛に悩まされてたのに、この記事を読んだら、なけなしの水分が目と鼻から出てきて止まらない。ちょっくら水分補給してくるぜ。そうしたらまた読み返すぜ!

    • +1
  37. ラッキー・ルーはまだ虹の橋を渡ってないよ。ココとモリソンさんが来るまで、虹の橋の手前の、楽しい場所でみんなと遊びながら待ってるのさ。そして3人そろったら、いっしょに橋を渡って天国に入るんだ!

    • +18
  38. (´;ω;`)

    人間にももう少しこのような他を思いやる心があったなら、
    この世界から虐待が無くなるのでは。

    • +10
  39. 鳥類は基本的に社会性が強い動物だし想像以上に賢くて繊細

    愛鳥家に引き取られて友達に見送られて最期を迎えられたのがせめてもの救いか…と
    思わないとやるせない

    • +15
  40. *61さん
    そう思う。そうであって欲しいなぁ・・・

    • +1
  41. この子たちはあれだな、Dポイント兄弟ににてるな。
    あのCMかわいくて大好きだ。

    • +3
  42. ラッキーとココの友情よりも、飼い主さんがステキすぎる
    器具を買って自宅療養って大変だし、お金かかるし
    飼い主さん凄いなと思った。

    • +6
  43. 尾羽のねじれを見ると、ココはおそらく遺伝子病。
    ココもあまり時間をかけず虹の橋を渡って行くと思う。
    鳥の病気はまず治らない、治療代もものすごくかかる。
    この状態の二羽をひきとったモリソンさんの愛情深さを感じる。

    • +13
  44. 鳥も実は非常に愛情深いんだよね
    特にオウムやインコの類は知能も高いから、かなり状況を察するし
    昔強盗に襲われたご主人を救おうととびかかり、刺されて死んでしまったオウムもいた
    そんなにまでして頑張ったのに、ご主人も結局助からず…
    せめて天国で愛するご主人と一緒に楽しく過ごしていると思いたい

    • +16
  45. 悲しいけど、それでいて幸せな気持ちになる不思議な記事。

    2羽が寄り添ってる最初の写真、とっても好きです。

    • +12
  46. 鳥を飼っていると、なんて賢くて愛情深い生き物なんだと驚かされる毎日です。嫉妬もするし、寂しがりだし。
    だからこそこの記事は辛い…。

    • +10
  47. ダメだムリ…
    わかってたけどムリ…
    止まらないうううぅぅ(´;ω;`)ブワワワワ

    • +3
  48. 夜中に涙が止まらない…。
    ラッキー・ルーちゃんとココちゃんの深い絆、モリソンさんの深い愛情。
    心が洗われた…。

    • +3
  49. ラッキーはストレスからの毛引きだろうね
    ココはまだ綿毛だから雛じゃないかな?

    なにせよ最後は幸せな所で良かった…

    同じ愛鳥家として最後を看取ってくれた優しい飼い主さんにありがとうって言いたい

    • +1
    1. ※83
      一部のインコ類は綿毛から羽毛という流れだけど
      オウム類は生え方が違うんだ
      この状態、特に頭部から脱毛してる上に尾羽のねじくれ方を見るに
      上にも書いてる人いるけどココはPBFDというほぼ不治の病(人間で言うHIV)かと
      本当に気の毒だと思うけどね…

      • +14
  50. 鳥類の頭の良さは種によってピンキリで、カラスとオウムはとんでもなく知能が高い。
    ワタリガラスは仲間の死を悼むようだという観察報告がある(死の概念があると立証されたわけではない)から、飼い主から見てオウムが仲間の死を理解したように見えても思い込みと決めつけることはできない。

    • +5
  51. 久々に泣いた
    宗教は嫌いだが、天国的な何かが存在して、こういう者達が死後も幸せに暮らせたらいいなと思ってしまう

    • +8
  52. モニターが歪んでいる。暑さのせいだろうか。

    • +1
  53. メガネが濡れてるのかモニタが濡れてるのか、滲んで見えない。

    • +1
  54. 少し前だけどCoCoちゃん踊ってる楽しそうな動画です
    可愛いで・・・涙

    • +1
  55. ようつべ で「Lucky Lou and Coco Too」って検索してみよう!!

    • +6
    1. ※96
      ダンスする最近のココちゃん見られてちょっとほっとした・・・

      • +3
  56. 最期だけでも幸せに過ごせたのかな
    涙でてくるわ

    • +1
  57. ようつべ見たら新しい友達もできてた!
    あとめちゃくちゃ踊り狂ってて安心した

    • +3
  58. 今更ながらだけどさ、ようつべで
    「Fire woman Coco Too」
    って検索してみて!冠羽生えてきてかなり健康になってきたみたいです
    7月に検索してみれくれって書いたけど、まるで別の鳥になったよ

    • +3

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