
写真家のサラ・ハナントによると、治療から呪い、霊を祀る御霊屋から船乗りのための呪文、下位の魔女の使う道具から西洋の魔術師が儀式で身に着ける正式なローブまで、その種類は多岐にわたり、魔術関連アイテムの世界最大のコレクションだという。 「わたしの最近の作品の多くは、魔術信仰、儀式、伝承に関すること。民間の魔術にずっと興味があって、その対象物に対してわたしたちが個人的にもっているつながりや、それに付随する意義や思い出を長年研究して、ひとつのプロジェクトとして取り組んできたの」
博物館での調査中に、ハナントは超自然的な意味をもつ、蝋人形、杖、像、短剣、ペンダント、ローブや護符などの儀式アイテムを写真におさめた。
これらは彼女の最新写真集『Of Shadows: One Hundred Objects from the Museum of Witchcraft and Magic』に掲載されている。
1.魔術の儀式で使われる頭蓋骨


これらは博物館の所蔵品で、熟練の技をもつ庶民に関するもの、儀式としての魔術、フリーメイソンもの、悪魔教、錬金術、ウィッカ(妖術崇拝)などだけでなく、近世の魔女裁判関連のものもあるという。
魔術が生まれたと言われている暗闇の中から、こうしたアイテムが現われたかのような効果を出すため、夜、写真を撮るのがベストと考え、皆同じ方法で撮影したという。
3.ネコのミイラ







故ブラウニー・ピートが持っていたアタメ(儀式用ナイフ)

サラ・ハナントが撮影した妖術と魔術博物館の様々なアイテムの美しい写真集は日本のAmazonからも購入できる。
Of Shadows: One Hundred Objects from the Museum of Witchcraft and MagicAmazon.co.jpで詳細情報を見る
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コメント
1. 匿名処理班
ニワトコの杖は?
2. 匿名処理班
魔術用の剣のAthameの読みは「アタメ」じゃなくて「アサメイ」や「アサミー」だよ
3. 匿名処理班
7.釘の刺さった人形
ウラミすごすぎ
4. 匿名処理班
此の博物館ではなんか怪異な事は起こっているのかな?
5. 匿名処理班
ここ行ったことある!車じゃないとちょい不便なところだけど、ボスカーソル(ボスキャッスル)はいいとこだし、この博物館も面白かった!
もう少しコンウォール半島を進むと、アーサー王誕生の地であるティンタジェルがあり、ここも激おススメ。コンウォールは妖精とかの伝説の宝庫だよ。イギリス万歳!
6. 匿名処理班
こういう古いオカルトすき
7. 匿名処理班
丑の刻参りってさぁ…
わざわざ
夜に神社行かなくてもいいんだってね…
誰にも見られなければいいので
自分の部屋でいいんだってね…
8. 匿名処理班
7番はなかなか効果が出なくて釘をどんどん追加したのかな
9. 匿名処理班
恨めしいときは藁人形に五寸釘は万国共通なのかしら?
10. 匿名処理班
バフォメット型のヘルメット…
11. 匿名処理班
6のマンドレイクの息子スティック様のものが気になってほかの内容が吹っ飛んだ
12. 匿名処理班
ローズクロスは新しそうだしフリーメイソン関連と推測。スコティッシュ・ライトの第18位階に「薔薇十字の騎士」ってのが今でもあるよ。
13. 匿名処理班
イギリスで人を指差すのは厳禁(魔法を掛けると思われるから)ってのを聞いた事があるけれど、こういう風に魔術的なものが残っているのを見ると納得できる
効果があるかどうかは別として、魔法や魔術といったものが割と身近な存在だったのだろう
14. 匿名処理班
薔薇十字騎士団を「ローゼンクロイツ・オルデン」と即座に読める人は多分同じラノベ読んでた
15. 匿名処理班
※7
お手軽簡単な現代様式よりも血と汗を流して努力しろってことだと思う。良いか悪いかは別として。
もっと言えば相手に気付いてもらうのが実際の効能なわけで、そこでインドアで呪ってましたと神社で自分の写真が入った藁人形が、では受け取りが違うでしょ。
16. 匿名処理班
8.ローズクロス のチープ感
17. 匿名処理班
8番は『薔薇十字団』じゃなくて『ゴールデン・ドーン』のシンボルだと思いますよ
18. 匿名処理班
お前ら詳しいな
19. 匿名処理班
ローズクロスってD.Gray-manオリジナルだと思ってた…
元があったんですね…!
20. 匿名処理班
Dグレ、色々やらかし過ぎ。
似たデザインならまだしも、何個パクるの。
21. 匿名処理班
2はゾッとした