メインコンテンツにスキップ

ギザの大ピラミットの中に未知の空洞を発見。隠し部屋が存在するのか?

記事の本文にスキップ

37件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay
Advertisement

 ピラミッド内部を研究しているスキャン・ピラミッド・プロジェクトの研究チームが、エジプト、ギザの大ピラミッドにこれまで知られていなかった空間、あるいは空洞を発見したと発表した。

 このニュースを受け、世界中のメディアが隠された墓所あるいは隠し部屋の可能性があると報じた。果たしてこの空洞は知られざる隠し部屋だったのだろうか?

キザの大ピラミッドに隠し部屋が存在?

 エジプトの元考古庁長官でもあるエジプト学の権威ザヒ・ハワスを含めた一部の専門家らは、どの程度の広さの空洞なのかを正確に把握できておらず、隠し部屋が存在しているかどうかは現時点ではわからないと話す。

 4,500年前にクフ王によって建設された大ピラミッドは、エジプト最大の建造物であり、ギザの三大ピラミッドの一つである。

 建設当初は高さ146メートルであったが、天候や盗掘によって、現在では138メートルとなっている。

 古代人によって「世界の不思議」と評された大ピラミッドは、14世紀にイングランドでリンカン大聖堂が建てられるまでは世界最高の建築物であった。

この画像を大きなサイズで見る

ピラミッド内に未知の空洞を2つ発見

 2016年10月15日、スキャン・ピラミッド・プロジェクトが、ギザの大ピラミッドの中でこれまで知られていない空間か空洞が二つ発見されたと発表した。同プロジェクトには複数の大学、研究機関、企業が参加する。

 声明によると、空洞の一つはピラミッドの北に面する、逆V字デザインの四つのブロックが見える場所の後ろにあるという。

 逆V字デザインは古代において化粧石に覆われていたため見えなかったが、数世紀前に剥がされたために現在では露出している。もう一つの空洞は、ピラミッド北東の角、地上から105メートルの場所で見つかった。

 空洞の発見にはミュオグラフィというミューオン(地球に降り注ぐ宇宙線の主要な構成要素である素粒子)の密度を測定する技法が用いられた。

この画像を大きなサイズで見る

 「ミューオンは光に近い速度で毎分あたり10,000個/m2ほど地球に恒久的に到達します。その発生源は、宇宙線と大気上層の原子との干渉です」とプレスリリースにはある。また、石に吸収されるまで数百メートル進むことができる。

 ミューオンは空洞内を簡単に通過することができるが、密度の高い物質に当たると吸収されたり、屈折したりする。こうした変化を測定することで、隠された場所を調査することができる。ただし、これを測定するには非常に精密な測定器とデータの蓄積が必要となる。

この画像を大きなサイズで見る

空洞の大きさに確証がもてず。更なる調査が必要

 しかし、エジプト考古庁に任命されプロジェクトチームの監督にあたったチームは、ある程度の大きさの空間ないしは空洞が発見されたのかどうか確信が持てないと話す。このチームは元考古庁長官のザヒ・ハワスがリーダーを務め、経験豊富なエジプト学者数人が参加する。

 同チームが考古庁を通して発表した声明によると、さらなる調査が必要であるという。彼らはプロジェクトを延長し、より多くのデータを収集することを提案。また「空間」や「空洞」という用語の代わりに「異常」という語を使用している。

この画像を大きなサイズで見る
これまでに考えられていたギザのピラミッドの構造

 ハワスの話では、今回の発見は大ピラミッドに使用される石の大きさが不揃いであることが原因かもしれないそうだ。したがって、必ずしもきちんとした空間があることを意味しない。

 「ピラミッドの中心部には大小の石が使用されており、そこかしこに隙間ができます」とハワス。以上の大きさと機能を明らかにするため、今後の調査が必要になるという。

ピラミッドにまつわる苦い教訓

 実はエジプト考古庁はある失敗を受けて、経験豊富なエジプト学者のチームにプロジェクトを監視させることを決定していた。

 それは昨年のことで、ニコラス・リーブスというエジプト学者が、ツタンカーメンの王墓で隠しドアの後ろにネフェルティティ王妃の墓を発見したと主張したことだった。

 この発表はメディアを大いに賑わせたが、調査に参加していない専門家からは懐疑的な声も上がっていた。そして、今年初めに詳細な調査が行われた結果、実は間違いであったことが判明している。

 しかし、そのときすでにエジプト考古庁も観光庁も隠し部屋が存在し、それがネフェルティティ王妃の墓である可能性は高いと正式に声明を出していた。間違いが判明したことで、考古庁は前言撤回を強いられるととになった。

 この時の教訓をふまえ、今回は慎重にならざるを得ないといったところだろう。

livesciencedailymail/ written hiroching / edited by parumo

 でも本当に隠し部屋が存在してたら、それはそれでロマンだよなー。って思うから余計に信じたくなっちゃうんだよね。更なる研究結果を待ってみたい。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. んーん、もしや調査という名目での他人の住宅荒らしというかガサ入れというか。
    そんなにミステリアスなものは無さそうだけども??

    • -2
  2. ザヒ!横盗りザヒじゃないか!
    ま~た、出てきやがったか・・・此れで此の話は御終いだな。

    • -2
  3. ニコラスリーヴスさんも喜んでるといいが。

    • +1
  4. ピラミッドってまだまだ新たな発見があるんだな~
    それよりも、ツタンカーメンの王墓の隠し部屋にネフェルティティ王妃の墓がある可能性っていう記事をカラパイアで読んでから、続報楽しみにしてたんだけど、間違いだったって知って、チョットがっかり…

    • +15
  5. これだけ年月と科学が発展しても、調査が難しいことに驚いた。

    • +7
  6. いつか全て解明される頃には自分もミイラになってそう

    • +1
  7. ピラミッドは密に作られているわけじゃなくて意外と隙間だらけだって話を聞いたけど、そんな部屋があるならロマンだね。

    • 評価
    1. ※8
      石がギッシリだと下の方が重力で潰れるから、あちこちに空間があるみたいだね
      部屋だといいね

      • 評価
  8. ギザよりもいまだ砂に沈んでる多くの未確認ピラミッドの
    存在のほうが興味がわいてくる
    でもミイラや墓地にしろ、なまじか金かけたのが後世の
    盗賊にはおいしい餌となり、ミイラは薪やらゴミにして
    そのまま朽ち果てたり、墓地は荒らされてその貴重な金は
    全部ヨーロッパの金塊板へ変化
    今回、仮にあったとしてもそっとしておいた方が部屋主に
    とっては幸せかもしれない

    • +3
  9. ついにピラミッドの操作部屋を見つける日が来たか、浮くぞ!

    • 評価
  10. 隠し部屋って言うけど元々全てが隠してあった訳だから

    • +1
  11. 単なる隙間なのか部屋なのか実際にその場所を見てみないと
    見分けるのは難しいでしょ。ただ、●●王(妃)の墓ってのは
    明らかに勇み足w
    そもそもピラミッドが本当に墓なのかもわからないわけだし。

    • 評価
  12. 新しい空洞よりも王妃の墓が間違いだったことが驚きだよ
    知らなかったわ

    • 評価
  13. これだけ、衆目に晒されて、内部も公開されているのに、いまだに謎に溢れているなんて、凄い建造物なんだと改めて思った。

    • +6
  14. ちょ、ネフェルティティの墓のニュースって誤報だったんかい!

    • +5
  15. ミューオンてことは名古屋大の人が参加してるチームでの発表なのかな
    福島第一のスキャンした技術だよね。同じ人?

    • +11
  16. スフィンクスが80万年前説の方が夢が広がる

    • +4
  17. ピラミッドの内部構造がいまだに解明されていないこと自体に驚いた。とっくに詳細な図面が出来上がっているものと思い込んでいた。

    • +2
  18. ザヒ・ハワスさんねぇ。吉村さんはあまり良く思ってないだろうね。
    まあ砂漠の大地に、あれだけの質量のオブジェクトが沈下もせずに存在出来る理由を考えれば、内部に空洞が存在していても不思議では無いよね。

    • +1
  19. かなり前に、エドガー・ケイシーがスフィンクスの下から部屋が見つかるだろうと云う予言をしていて、それを検証する番組をBBCか何処かでやっていた気がするんだけど、、その後どうなったんかね。

    • 評価
  20. でもツタンカーメンの王墓は右曲がりだから女性のものなんでしょ?
    NHKかなんかの特番でもやってた
    誤報だったなんて……

    • 評価
  21. 現在では知られていない空洞ってのは、多分あると思うけれど
    当局からの発掘許可は多分出ないんだろうなあ?と思う
    だって新しい空間に辿り着くには、ある程度は遺跡を壊す必要が
    出て来るだろうからね。余程の確信が持てる様でないと、
    発掘許可は出ないと思う(現時点で特に困っていないだろうし)
    ファンから言うと、是非とも解明して欲しいとは思うけどね

    • 評価
  22. 一回全部バラバラにして中がどうなっているか見てみたい
    でも再度組み立てる時パーツが余りそう・・・w

    • +1
  23. こう言う話 第一報は華々しいんだけど、後が続かないね、まぁ忘れちゃってる俺達もいけないんだけど。

    • +2
  24. このプロジェクトテレビでやってるの見たなー
    ミューオンを利用してるのは日本のチームだっけ
    空間の兆しはあったみたいだけど、事実確認のために掘り進むわけにもいかんし
    より具体的なデータの出る調査方法が待たれるところ

    • 評価
  25. エジプトの治安は安定してるのか?
    ピラミッド一生に一度は行きたいが行って撃たれて一生が終わるのは勘弁

    • +1
  26. 探知機で空間がある事が分かっても調査されないのは、中に何が入っるのか知ってる存在がいて、何時開けるかまで管理されてるから・・・と思ってしまう。
    その暁には公開されるだろうから、陰謀のようなネガティブなものじゃなく、人類の進化を見守っているような、何か。みたいな~

    • -2
  27. きっと空洞の隠し部屋には賢者の石が置いてあるんだよ。
    んでそれをルパン三世が盗んでく。

    • -3
  28. エドガーケイシーの予言の通りだな

    • 評価
  29. 化粧石と外側の二重で外観を整えればいいで中身は削りカスの小石とかで埋めているのは合理的。

    • 評価
  30. クフ王のピラミッド内部は石が積んであるだけではなく、あちこち
    砂が入ってる空間がある、って説があるにはある。
    フランス隊だったか、レーダーで見つけた空間に穴を開けたら
    中から砂が噴き出て来た、なんて話もあったし。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。