メインコンテンツにスキップ

アメリカ国内で実施されたとされる7つの生物兵器実験

記事の本文にスキップ

41件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 数年前、HIVウイルスに感染した血液を注入されたリビア産オレンジがアメリカで流通しているというデマがフェイスブックで拡散された。これを読んで、しばらくオレンジの購入を控えた人もいることだろう。

 こうした細菌を用いた秘密裏の攻撃は、その国家に反発する対抗勢力の仕業と思われがちだが、実際はアメリカ自身が自国内で実施していたのだという。

 そうした実験は1950~60年代に繰り返し行われていたという。ここではアメリカが国内で行われていたとされる、数ある生物兵器実験の中から有名となった7つの実験を見ていくことにしよう。

1. サンフランシスコに細菌を拡散(1950年)

この画像を大きなサイズで見る

 アメリカ海軍は霧の町、サンフランシスコに悪名高い霧を撒き散らした。1950年9月20日、沖合に浮かぶ1隻の船がホースで無数の細菌を大気中に拡散。目的は都市部への生物兵器の効果を試験することだ。

 80万人の市民がセラチア菌とバチルス箘に感染。試験は7日間連続で実施されたが、死者は1名のみだったという。

2. CIAの実験(1953~1973年)

この画像を大きなサイズで見る

 1953~1973年に実施されたCIAのMK-ULTRAプロジェクトでは、何も知らない被験者にLSDなどの薬剤が投与されたことがある。ほかにも襲撃、催眠、隔離、拷問といった手法が試された。その目的は、尋問をもっとも有効に行う手法を確立することであった。

3. アフリカ系アメリカ人の男性を対象とする梅毒の人体実験(1932年)

この画像を大きなサイズで見る

 ネイバーフッド・ウェルネス・オーガニゼーションは、梅毒に感染したアフリカ系アメリカ人男性の病状の経過を観察した。試験への参加を承諾した600人のうち、399人に梅毒感染が確認されたが、その診断については誰1人知らされることがなく、”血液の問題”と告げられた。

 当時、ペニシリンが梅毒に効くことが確認されていなかったという事情が背景にある。被験者のほとんどは貧しい小作人であった。この実験は「黒人男性の未治療梅毒のタスキギー分析」として知られる。見返りは、無料の治療や葬儀保険であった。

4. 上空から細菌と化学兵器を散布

この画像を大きなサイズで見る

 カナダとの国境付近から中西部へと飛行機が発進し、細菌と化学薬品のパウダーが散布された。これは上空からばら撒かれた化学兵器が拡散する様子を評価するためのものだ。軍からの住民に対する説明は、核攻撃があった際に軍が煙幕が張る速度を確認する実験というものであった。

5. ニューヨークの地下鉄に毒(1975年)

この画像を大きなサイズで見る

 70年代にはニューヨークの地下鉄に病原菌を撒くという実験が行われた。科学者は電車が発車する直前に細菌入りの電球を線路に投げ込んだ。

 電車の速度によって細菌が空気中に巻き上げられ、ニューヨーク中に拡散すると予測された。議会の証人喚問において元陸軍の科学者が、14丁目に投げ込まれた電球は、58丁目まで細菌を拡散させることを狙ったものだったと暴露している。

6. 真菌胞子の標的とされたノーフォーク海軍補給センター

この画像を大きなサイズで見る

 最も問題となった実験はノーフォーク海軍補給センターで実施された。木箱に真菌の胞子を充填し、それを開けて胞子に暴露した人間への影響を試験したのだ。施設スタッフの大半がアフリカ系アメリカ人で、使用されたコウジカビは白人よりも黒人に大きな影響を与えることがのちになって明らかにされた。

7. フロリダで咳の原因となる細菌を散布(1955年)

この画像を大きなサイズで見る

 例年の3倍というひどい咳がフロリダ州タンパ湾で流行した。1979年のワシントンポスト紙によると、当時のその地域では、空気中に細菌を拡散させる実験が少なくとも1度以上CIAによって実施されたという。1度どころか1,000ものシナリオが記録されているが、公式には死者は12名のみとされている。

via:viralinsideviralnovaなど、/ written hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 41件

コメントを書く

  1. 酷い・・・自国民になんでこんなことができるんだよ

    • 評価
  2. 真偽が怪しいなぁ。
    そもそもなんでCIAが最近実験をする必要があるんだ。しかも自国内で。

    • 評価
  3. アメリカが公式に認めたわけじゃないだろうから、陰謀論者の妄想がかなり混じってるんじゃないか?

    • 評価
  4. 頭イかれてる
    こんな連中の実験に付き合わされて死ぬなんて

    • -9
  5. 4番の飛行機が凄くサンダーバード2号っぽくて
    とてもよいと思いました。

    • -6
  6. 時代的に黒人への人体実験ってのはそれなりに信憑性ありそうだけど、基本的にどれも陰謀論者の妄想ネタにしか見えないなあ

    • +8
  7. ホントに実験するならもっと適した場所でやるんじゃないの
    なんでそんな場所でって感じのばっかり

    • +7
  8. 児童の誘拐もかなり多いみたいだしアメリカって結構闇深いよね…

    • -7
  9. 実験が真実かは置いておくとして、国内で行う利点は
    1.実験が容易
    2.経過の観察が容易
    3.秘密や情報の操作が容易
    少なくとも国外で実験を行うのは、植民地か占領地でもない限り現実的ではない。

    • 評価
  10. ニューヨークやサンフランシスコでやる意味がわからない

    • 評価
  11. アメリカ国内でこれだけ有るんだもん、そりゃ国外で何発も核をバラ撒いてもアメリカ国民は誰も気にしないよね。
    「バラ撒くなら国外にしてくれ」とは言うだろうけど。
    トランプ氏を見てると本当にそう思う。

    • +12
  12. アメリカなら海外でもできるだろうに
    なんでニューヨークとかでやるんだよ

    • +16
    1. ※18
      秘密や情報の操作が容易ならこんな記事出てこないはずじゃないだろうか。

      • 評価
  13. 1975年に議会で書類が公開されたMKウルトラ計画以外は陰謀論っぽい感じ。

    • +3
  14. これってCIA内部にKGBのスパイが入り込んでて
    そいつが予行演習の名目でやらせたとしか思えないな

    • -10
  15. 噂にすぎないのも混じってるのかもしれないけど
    メリケン国民もたいへんだなあ…

    • 評価
  16. 他はともかくタスキーギ梅毒実験はのちに政府が賠償してるしクリントン大統領(当時)が正式に謝罪してるから実際にあった事例だよ

    • +3
  17. プロジェクト鳩みたいな話かと思ったら違っていたよ。
    報復の恐れを加味しても戦時中に日本やドイツに対してさえ使わなかった生物兵器を自国民に向けて使う意味がわからない。
    なまじ実際にあった実験を混ぜて信憑性を高めてはいるが、流石に陰謀論の域は出まいよ。

    • +3
  18. 現代の医学や薬学はぶっちゃけ過去の非人道的な実験の産物なんだよね。
    結局、生きてる人間でも実験を行いデータを集めないと人間への医学的処置や新薬は開発できないから発展しない。
    された側の人にとってはたまったもんじゃないが、それが後の世で多くの人を救っているという矛盾が存在する。
    大の虫を活かすためには小の虫を犠牲にするしかないのだろうか・・・

    • +8
  19. どれも今だから言えるってくらい昔のこと。現在も多々あるかもね。それが明かされるのは相当先のことでしょう。

    • 評価
  20. 自国内ですらやっているんだから、当時占領下の日本や西ドイツ、(戦争下の)韓国、南ベトナムでもやってそうだな。駐留軍基地はCIAだって使えるわけだし、南米でもCIA等の情報機関が暗躍しているのは、(例えパナマ侵攻やコロンビアの麻薬戦争への支援等)ニュース等で分かる。
    当該国政府だって「安全保障」を理由に(表向きは米軍だが)CIAの行動は容認してそうだし。

    • -1
  21. すんげー昔から漫画のネタにされてるよ
    なんかきっかけあったのかな

    • 評価
  22. ここに出てきた実験の真偽はわからないけど、低濃度ウラン溶液を一般人に(もちろん本人には無断で)注射した実験なら、公文書が公開されて問題になってたね。
    まー自国民に対してすら平然とそういう事をやる連中だ、原爆落としたところで痛痒なんて感じてるわけもないだろうなあ。

    • +16
  23. あたまおかしい。
    リアルVault-Tec社かよ・・・・

    • 評価
  24. 2. CIAの実験(1953~1973年)
    『実録・アメリカ超能力部隊』で告発されてるよね
    CIA職員にLSDなどを投与して一人転落させてる
    でもこの本は『ヤギと男と男と壁と』ていう映画になって壁抜けのほうが有名に
    小説「都市と都市 」 チャイナ・ミエヴィル(著)でも
    『もしそうだとしても、CIAは、見つめるだけでヤギを殺せる人間のために何百万ドルも、つぎ込んだんだぞ』なんて書かれてる

    • +4
    1. ※33
      タスキーギ梅毒実験は政府が認めて賠償してるよ

      • +6
  25. 自分と無関係(家族や友人じゃないとか)なら、
    自国民だろうがあまり実験に躊躇はしないのではないかと思ったりした。
    そもそも、「自分の国でそんな」と考える実験者なら、
    他所の国だからといってよいのか?と考えるだろうし。
    なんで大都市で?というと、大都市でどうなるかの実験をしたかったからでしょう。
    致死性の高い致命的なものを散布してない(と思える)から、
    まあ多少死んでも全滅はしないしいいだろう、という感じ?
    人間の歴史を色々と見ていると、どれが本当でどれが嘘かは
    自分には100%わかるものはないけれど、自国民なのに?とか
    大都市なのに?という流れはないだろうと感じてしまいました。
    「観察しやすいから(国の中だから)」「起こったことで
    騒ぎになっても嘘の情報などを流してコントロールしやすいから。
    まさか自国民にはしないだろうとみんな思うであろうから。」
    やりそうだな...と。

    • 評価
  26. 大都市に細菌撒いたとか(笑)
    そんなんがバレてるなら、あの国なら大訴訟大会待ったなしたぞ(笑)

    • 評価
  27. 東西冷戦下の話が多いね
    機密情報の期限が過ぎて公開されてるんかもな

    • 評価
  28. 全ての事例に共通するのは『理由が無い』って事だな。

    • -2
  29. 記事の真偽は不明だけど、アメリカの場合、即出のタスキーギ梅毒実験やソール・クルーグマンらが障害児に肝炎ウイルスを人為的に感染させたウィローブルック肝炎研究実験、グアテマラの性病人体実験みたいなガチも多いから、もし仮に事実であったとしても驚かないわ

    • +3
    1. ※42
      すまない 一人を転落死させてる だね。

      • +1
  30. 自分の物差しで計るからすぐ陰謀論だと決め付けるのだろう
    アーロンルッソの告白動画でも見てきてください
    支配階級のエリートは仲間以外はゴミ以下だと思ってますよ

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。