メインコンテンツにスキップ

病気の突然変異に打ち勝つスーパーヒーロー遺伝子が存在する可能性(米研究)

記事の本文にスキップ

17件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 この世界には、深刻な小児疾患を引き起こすはずの遺伝子変異を持ちながらも、発症しないで健康なまま普通に暮らしている人たちがいるそうだ。これは最新の研究から判明した事実である。

 アメリカ、セージ・バイオネットワークスで今回の研究に携わったステファン・フレンド氏は、新たに判明したこの事実は、病気の原因の特定だけでなく、予防法の開発において大いに役立つだろうと説明する。同氏によれば研究のキモは「単なる病人の調査ではなく、健康な人」を調査することだったそうだ。その結果は病気の原因を有しながらも発症しない理由を明らかにする上でヒントになるという。

 研究チームは、世界中に住むおよそ589,000人の遺伝データを調査した。その目的は深刻な小児疾患に関連する遺伝子変異を有しながらも、依然として健康なままでいる人を探すことだ。その結果、病気の原因となる遺伝子変異があるのに発症していない13人の成人が発見された。

 そのうち3人は、通常なら嚢胞性線維症(肺や消化器系に深刻な悪影響を及ぼす)を起こすCFTR遺伝子の変異がありながら、発症していなかった。また他の3人は、アテロオステオジェネシス(関節や骨の形成異常)を起こすSLC26A2遺伝子の変異があったが、未発症だった。残りは、それぞれ家族性自律神経失調症、スミス・レムリ・オピッツ症候群、単純性表皮水疱症を引き起こす遺伝子変異がありながらも健康なままだった。

 現段階ではそうした人たちが病気を発症しない理由は明らかではないが、1つの可能性として、発症を抑えるスーパーヒーローのような遺伝子の存在が指摘されている。

この画像を大きなサイズで見る
via:livesciencetheguardianeconomistなど、written hiroching

 なお今回の研究には、同意がないために発見された13人と直接連絡を取れていないという限界もある。つまり面接や身体検査を実施して、より詳細な遺伝情報を入手できなかったということだ。そのため、彼らが本当に病気への耐性を有しているのかどうか判断する情報までは得られていない。

 現在、対象となる人が発見された場合に追跡調査が可能となるような研究プランを作成中だとのことだ。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. 近い未来、メタヒューマンが出てくる可能性も…

    • 評価
  2. すげーポジティブで健康な親から持って生まれてきてそう

    • 評価
  3. 前からずーっと疑問なんだが
    なぜ研究機関は劣悪な状況でも癌にならない人の遺伝子調べないんだ?
    間違いなく抑制遺伝子あるだろ。
    抗がん剤作るより遺伝子治療の方が儲かる気がするのに。

    • +3
    1. ※3
      正論だけど、金銭面で厳しいでしょう。あと、製薬会社の問題だとか……簡単な稼ぎに着眼点をおけば抗がん剤でもなんでも、昔からある治療行為を使ったほうが早いという。勿論、その意見には賛成です。

      • +3
  4. 何食わぬ顔で生きるいち個体の中では、生死をかけた戦いと共生が繰り広げられているんだな。
    お前すごいな!と自分の体に手を当ててみる。

    • 評価
  5. エボラも抗体持ってる家族が見つかったりしてる。↑は菌由来ではないけど、抗体の様な働きをする遺伝子細胞が有るのかな?

    • +4
  6. いやあ、病気になるメカニズムがあるんだから逆のこういったパターンもあって当然なんだよね
    むしろなぜこうした健康な人を分析、調査する研究が今まで進んでなかったのか不思議なくらいだ

    • +7
  7. 遺伝子「ヒーローは必ず勝つ!ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ!!!」
    例のBGM

    • +1
  8. そのヒーロー遺伝子は病気を発症してからも有効なのだろうか?
    研究結果待ち遠しい

    • 評価
  9. 数秒見た景色を模写の様に書けるとか小説一度読めばすべて覚えちゃうなど
    あれもヒーロー遺伝子なんだろうか

    • 評価
  10. なんらかのトレードオフがあるんじゃないかなー
    悪い遺伝子を抑制する遺伝子自体も、良い遺伝子というわけではない。みたいな。
    生物の世界って、飛びぬけてすばらしいオールマイティーな切り札ってあんまりないもの。

    • -1
  11. 人間にかかってもサルにかからない病気があれば、その逆もあり得る。両者の違いは優劣とか超人と言うカテゴリーではなくて、単にレセプターが違うだけなんだけどな。

    • +4
    1. ※15
      詰り、悪性遺伝子を次世代に繋げるキャリアーとして働く訳だ。
      健康な両親から先天性異常児⇒親が悪性遺伝子の運び手
      スーパー守護天使を受け継げず、悪魔だけ受け継ぐ子孫が出る訳だ
      遺伝の法則によって。

      • 評価
  12. 3人兄弟、30年以上もの間、一度もインフルエンザに罹ったことが無い。
    インフルエンザに罹っている人の近くにいても何故か罹らない。両親や親戚は普通に罹るんだが。もしかしたら、運が良く、たまたまなのかも知れんし、これからはわからんけど。

    • 評価
  13. 「装甲騎兵ボトムズ」のキリコ・キュービィーかよ(苦笑)

    • +3
  14. 異能生存体は、極めて低い遺伝確率(約250億分の1、あるいはそれ以下)で発生する
    生存率の極端に高い個体を指す。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。