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宇宙の深淵がこれ1枚でわかる!円形の中に宇宙空間を閉じ込めた宇宙地図

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(著)

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 宇宙の端っこはどうなっているのか?いまだわからないままに宇宙は膨張を続けている。もしかしたら、現在考えられている宇宙よりも、更に巨大な宇宙が、この宇宙の外側にあるのかもしれない。

 あまりにも巨大すぎて想像が追いつかないレベルの宇宙だが、観測できるレベルでの宇宙ならこの1枚の地図で確認することが可能だ。

 南米のアーティスト、パブロ・カルロス・ブッダシは、スローン・デジタル・スカイサーベイ(SDSS)プロジェクトで収集されている300枚もの天体データや米プリンストン大学の天文学者によって作成された宇宙の対数地図、さらにはNASAの公開している宇宙映像を元に、詳細な宇宙地図を円の中に閉じ込めた。

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 ブッダシは息子の誕生日に六角形を畳んで開くと絵柄が変わる折り紙「ヘキサフレクサゴン」を作っていた時、このアイディアを思いついたという。

 ちなみに、SDSSは専用の光学望遠鏡によって全天の25%以上の範囲を観測し、その範囲内に含まれる銀河やクェーサーの位置と明るさ、距離を精密に測定することによって詳細な宇宙の地図を作りあげるというアメリカ、日本、ドイツの3カ国共同でスタートしたプロジェクトである。

 1999年、望遠鏡とCCDカメラ、分光装置が完成し観測が開始され、およそ5年間の観測期間を経て、2005年には初期目標であった全天の25%における天体探査を終了した。

 総観測天体数は約2億個に達し、これをもとにそれまでで最も詳細な宇宙の3次元地図が作成された。ブッダシはこの3次元地図や宇宙の対数地図、NASAの撮影した実際の惑星を組み入れて宇宙地図を作成したのだ。

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プリンストン大学の対数地図

 円形に組み入れるため、地図の中央にある天体が外側の縁にある天体よりも大きく描かれているという。

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 中心には太陽があって、そこに我々の地球があるよ

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iflsciencemetro・.ibtimes

 この動画はSDSSの天体画像40万枚を元に作られた宇宙空間を旅している気分になれる映像である。

A Flight Through the Universe, by the Sloan Digital Sky Survey
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この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 宇宙はでけ~な~
    もし俺が4だら墓とか小さな地球に閉じ込めるんじゃなく宇宙空間にまいて欲しい

    • -1
  2. ポアンカレの円板モデルによく似ている。

    • 評価
    1. ※5
      それは、あなた自身ですよ。
      私にとっては私自身であり、私が死んだときに、私を中心とする宇宙も死ぬのよん

      • +2
  3. 一番外周がビックバンの中心であるという謎

    • +4
    1. ※6
      北極を中心に世界地図を描けば南極点が外周になるのと同じ理屈だね。

      • 評価
      1. 宇宙ヘキサフレクサゴンに貼るための画像を無理やりつくるぞ!ってのが出発なのに出来上がり画像無しとはなんたること。無事プレゼントされただろうか。開くたびに太陽系にズームしていく仕組みだろうか。胸が踊る。
        てっきり五角形の画像を切り貼って帯状にしたプリント用データがあるのかと…ないんか。五角形のままプリントしてカットしよかな
        File:Universalview hexagon wikimedia.png
        File:Observable universe logarithmic illustration.png
        ※17
        ↓動画で見るとこんなの。お料理カラパイア的な香りを感じます
        Flex Mex(Vi Hart)
        http://www.youtube.com/watch?v=GTwrVAbV56o
        2篇の続き物動画もあって、史実に基づいてるか全ッ然不明ですがタッカーさんとファインマンさんのやりとりが微笑ましいです
        Hexaflexagons(Vi Hart)
        http://www.youtube.com/watch?v=VIVIegSt81k
        Hexaflexagons 2 (Vi Hart)
        http://www.youtube.com/watch?v=paQ10POrZh8

        • +2
  4. 何光年も離れている星の詳細がいろいろとわかってるのに、地球の海の底はといえばいまだにまともに観測されてないってんだから。
    障害物があるのとないのとでここまで違いがあるのって、おもしろいというか何というか。

    • +7
  5. 曜変天目茶碗思い出した。
    ちょっと鳥肌だ

    • +6
  6. 正確でなくてもいいからこれを陶芸で表現してほしい

    • +5
  7. 今観測している遠距離はすなわち過去なわけだけど、
    こうやってさも同時刻かのように地図化してしまうのは違和感があるし、
    宇宙観の構築に結構致命的な誤解を与える気がする。

    • +2
    1. ※10
      抽象化したものにそこまで考えをめぐらせてもね。
      夜空の星が過去のものなんて一々考えずに見るのと同じ。
      知識あるものが感慨深く見ればそれでいいじゃないか。

      • 評価
  8. 100年後には、今とは全く違う宇宙の起源説とか宇宙の端説なんかが語られる様になるのかも?とか考える事は有る。人類が本当の宇宙の実像を理解するのはいつになるのか?そもそも宇宙の端は次元が関わって来るだろうから、見えなくても当然な領域なのかも知れない。(それでも知ってみたいと考えるのが人間というものなんだろうね)

    • +2
  9. 別に荒らすつもりもなかったのに、ちょっと問題提起しただけでコメント弾かれるの?
    肯定的な意見以外はいらないと。もう来ません。

    • -7
    1. ※12
      そんな風に考えなくても大丈夫ですよ。実を言うと私もコメントを結構と弾かれています。(弾かれる確率は10%くらいかな?)私は余り気にしていません。なんでも聞いた話では、ここの管理人が弾く以外にlivedoorブログの設定で自動的に弾かれてしまう例や、特に理由もないのだけど文章が反映されない例なども有る様です。気にせず投稿し続ければ問題ナッシングだと思います。(私は以前にどうしても投稿したい文が2回連続で弾かれたので、少し表現を変えて投稿したら通った事が有りました)また、特定の個人や団体、人種等を下げる表現が入っていると、弾かれる確率が上がるみたいです。(そういう恐れが有る場合には、表現を柔らかくすると良いと思います)それと余り記事に関係ないサイトに対する提案みたいのも弾かれる確率が高いかな?でも内容は読んでくれていると思いますよ。

      • -1
  10. これが2000年後には当時の宇宙観って言われるのかな?
    おれたちが、亀や象が支えてる地球の絵を見て言うように。
    なんか楽しい。

    • +1
  11. そんな大きな宇宙だけど誰かの細胞の一つ程度の存在でもおかしくない

    • +6
  12. なんとなく天動説に通じる考え方だと思った。

    • +2
  13. コメント弾かれはけっこうある、私も。デバイスの問題で入力できないこともあるし。
    いろいろ試してみる機会だと思えばいいんじゃないかな。
    平たく言うと、星座早見盤の進化したものって感じなのだろうか。カラーだし、今の子供はいいなあ。

    • 評価
  14. この手の話見るたびにチキンジョージ思い出す

    • 評価
  15. カンパネルラが持っていた黒曜石の星座早見盤は
    きっとこんなに違いない

    • 評価
  16. ゼロスフォースは宇宙を内包してたのだな

    • 評価
  17. そもそもいつから宇宙は有るの?
    有るものなら、前段階として無の状態がある筈だし、でも無から何かが生まれて来るというのも矛盾だ。
    もしかしたら、矛盾こそが宇宙の摂理なのかも知れない

    • 評価
  18. これ皿かと思った。でも高くなるな5000とかしそう。

    • +2
  19. 端っこどうなってんだこれ?燃えてるように見えるw

    • 評価
  20. 広がりも無限、物質の構成要素も無限
    このマルイのは人間の思考の限界を表しているように見える

    • 評価
  21. 深淵といえばニーチェの言葉が好きです…。

    • 評価
  22. 光の速度より速く宇宙が膨張してるということはいずれ全ての光が失われるということだ

    • 評価
    1. ※35
      宇宙は遠くを見るほど昔を見ていることになるので、円の縁が一番昔です。
      つまり、ビッグバン直後の星もへったくれもない、宇宙全体が火の玉だった超高密度・超高温時代ですね。
      時代が下るにつれて宇宙膨張によって火の玉の密度が下がり、やがて火の玉は火の粉の様に散り散りになって、星と隙間(=星間空間)に分かれたわけです。
      現実には、この原始の炎は宇宙マイクロ波背景放射として観測されます。
      ・・・しっかしきれいな画像なことだなぁ。ガラス細工にしてコースターにしたい。

      • 評価

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