メインコンテンツにスキップ

気持ちが沈んでいると視界も曇る。悲しみは色の認識に影響することが判明(米研究)

記事の本文にスキップ

22件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 気持ちなブルーなときは視界も曇る。悲しみに沈んだ人間が世界は真っ暗だと例えることがあるが、暗い気分のとき、世界は実際に灰色がかかって見えるらしい。

 アメリカの心理学者の研究によって、悲しみが色の認識に影響することが判明した。実験で悲しい気分にさせられた被験者は、色相環の青-黄軸の色を見分け難くなっていたそうだ。

映画鑑賞の後、色の見え方を調査

 実験では、127名の男女に無作為に割り当てられた映像を一つだけ鑑賞するよう指示した。映像は2種類あった。一方は、シンバが崖から転落して死んだ父の亡骸の側で泣きじゃくる『ライオン・キング』から抜粋した悲しいシーン、そしてもう一方はお笑い番組から抜粋したおかしなシーンだった。なお、これらの映像が狙った感情を引き起こす効果については先行研究で確認されている。

 映像鑑賞後、参加者には48種類の彩度を減じた色が提示され、それぞれが赤、黄、緑、青のいずれであるか回答を求められた。

 すると悲しい映像を観た被験者は、そうでない被験者と比べて、青-黄軸上の色を特定する精度が低かった。赤-緑軸については、精度に差異はなかった。

この画像を大きなサイズで見る
Pixabay

悲しいときの色の見え方には脳内のドーパミンが関係

 「研究結果は、気分や感情が周囲の世界の認識に影響を与えることを示しています」と論文の著者である米ロチェスター大学のクリストファー・ソーステンソン氏は話す。同氏によれば、悲しみは特に色の認識に関連する基本的な視覚プロセスに影響するという。

 悲しいときの色の見え方には脳内のドーパミンの減少が関連しているようだ。というのも、先行研究において、ドーパミンの欠乏によって青-黄軸の色の認識が阻害されることが判明しているからだ。ドーパミンは脳の報酬中枢のコントロールを助ける神経伝達物質である。

 青色と黄色の認識が阻害され、赤-緑軸の認識には影響がないことから、悲しにみよって単にやる気が失われていたり、覚醒度や注意力が低下している可能性は棄却できるそうだ。

via:dailymail.・原文翻訳:hiroching

 実際に見えているものは心理的な影響に大きく左右されているというわけだ。スカッと晴れた青空も、悲しい気分の時にはどんより見えてしまう。逆にその悲しみや苦痛がバネになり偉大なるアート作品が生み出されているという背景も見え隠れしているね。また、同じ景色を見てもひとりでみるより、気のおけない仲間と一緒に見るとまた違って見えてくるよね。感情と視覚って密接な関係にあるようだ。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1. 恋に浮かれている時も世界の色はいつもと違う

    • +22
  2. なるね パニック障害の頃は全体的に灰色でした

    • +5
  3. 変性意識に入ると視界が開けて景色や音が脳みそにズンズン響いてくるからな

    • +2
  4. これわかる。違う世界?次元?にいるみたいになる。ショックで頭に血がいかなくて貧血状態になってるのかと思ってた。

    • +4
  5. よかった
    悲しい時でも夕日が沈む時は綺麗に見れるんだな

    • +18
    1. ※5
      悲しんだり落ち込んだりしている人が海辺でぼーっと夕日を眺めているイメージがあるのは、そのせいか!

      • +7
  6. とある長いトラブルから解放されたとき、次の日曜日に川沿いを散歩していた。
    いつもと同じ道なのに、世界が輝いて見え、特に青空が本当に光り輝いていた。
    それ以来2年経っても天気がよければまだ空は輝いている。
    今もドーパミンは不足していないようだ。

    • 評価
  7. やっぱ視覚認識は脳が作ってる部分が大きいってことなんだなあ

    • 評価
  8. 空が灰色に見えるときがあるのは
    このせいか・・・・・・・・・・

    • +13
  9. 電車で寝落ちして、ハッと眼が覚めた直前て景色が色褪せて見える
    ほんの数秒で色が鮮やかに戻るから、疲れて寝落ちしてる数分間に脳のドーパミンが減少してんのかな

    • +3
  10. 逆にフィルターとかで明るく見えるようにすると
    落ち込みがちな気分が前向きになるだろうか

    • +4
  11. 「空が灰色だから」ではなく「だから空が灰色」だったのか

    • 評価
  12. やっぱりそうだったんだ。
    青空とか緑みたいな景色を美しいと感じることができるなら、まだ気持ち的に大丈夫ということなのかな。

    • +1
  13. かなり参ってる時でも灰色に見えた事はないな
    青空が青いことは青いけど何か全体的に黒ずんでる感じで
    見ていて更に気が滅入っていたな

    • +3
  14. 悲しい気分の時は、むしろ空の青さがよりキレイに見えちゃうなぁ。
    自分の荒んだ心と対比する…というか、なんというか。

    • 評価
    1. ※17
      自分もそう。自然の風景がやたら鮮やかに色づいて見える。
      健全な解離なのかもしれない。

      • +2
  15. ウツだったときは人の顔もよく見えない、認識できないという意味でもやがかかってるようだったし、好きなものや食べ物に魅力が感じられず半透明のゴミ袋の中にいるようだった。
    その数年前、大好きな家族が闘病の末亡くなったとき、悲しいけど苦痛から解放されてよかったねって思ったお葬式の日は空がキレイだった。
    心療内科でウツの診断が出た時嬉しくて、帰りの車から見た空がキレイだった。
    ここ数年、世界は時々すごくキレイだ。だからまだ大丈夫って思ってた。
    この記事読んで、この判断の仕方は間違ってなかったかなって感じたよ。

    • +1
  16. 精神状態によっては絶対にあるね
    落ちてる時に派手な色は圧が強過ぎて不快だったり
    モノトーンの方が気持ち的に落ち着くとか
    無意識に目を向けてる気がする

    • +1
  17. 死にたいと思っていた頃はいつも視界が曇った感じだった。こういうことだったんだね!

    • +4
  18. 視界が鮮やかになり人の気配や電気がつく瞬間もわかるようになった時期があったなー。
    ドーパミン本当に重要だと思うよ。空が灰色に見えてた時期は「 にたい」「 してやる」とか思ってたからな。本当に健康な状態って一番いいパフォーマンス発揮するね。

    • +3

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。