この画像を大きなサイズで見るフーバーダムは、1930年代にアメリカのコロラド川に建設された巨大なコンクリートダムで、水資源と水力発電という点で今なお重要な役割を果たしている。現在でも約800万人に水を供給し、ネバダ州、アリゾナ州、そしてカリフォルニア州の都市に電力を送っているほか、毎年100万人以上の観光客が訪れる。
しかし、その輝かしい実績の背後には数多くの犠牲があったことを忘れてはならない。
1931年着工、1936年竣工。当時、ダムとして世界最大の高さ(221メートル)を誇り、貯水量は日本の黒部ダムの200倍、もちろんコンクリート使用量も世界最大級。このダム建設で少なくとも112名が死亡したとされている。
まだコンクリートを用いた大規模な建造物の知識と経験が乏しかった時代、フーバーダムはまさに未知への挑戦だった。科学者から提案された技術もせいぜい理論上のものでしかなく、設計図の上では成立するように見えても、それを現実世界で建設できるかは誰も確信がなかった。
例えば、現在では大規模なコンクリート構造物の建設において不可欠な技術だと考えられている、コンクリートの中に冷たい水を流すパイプを張り巡らせて短時間で冷やし固める方法は、フーバーダム建設で初めて実験的に導入されたものだった。
加えて、建設地であるブラックキャニオン(ネバダとアリゾナの州境)は、最高気温40℃を超える猛暑で、強風が吹き荒れる厳しい自然環境だった。
この画像を大きなサイズで見る安全対策の欠如
フーバーダム建設の死者数としてよく言われる112名という数字は、政府が公式発表した「ダム工事に直接関連すると言える死」の人数111名に、ダム建設前の測量事故で溺死したジョージ・ティアニー氏を加えたものだ。なお、同氏の息子であるパトリック・ティアニー氏もダム建設に参加し、完成間際の時期に取水塔での事故死により亡くなっている。
当時、へルメット着用が義務付けられていなかったことが、多くの死亡事故につながったと考えられている。
日常的に高所から瓦礫が降り注ぐのだから、労働者にとっては地獄だ。中には帽子をタールに浸して頭を守る抜け目ない者もいたが、大部分の労働者にとっては、瓦礫をかわすか、さもなければ死ぬかのどちらかしかなかった。
公式発表によれば、落下物で20名、機械の打撃で24名、爆破物の飛散で12名、転倒で19名が亡くなっている。
この画像を大きなサイズで見る政府に認められなかった死因
アメリカ政府が一酸化炭素中毒による死者を含めていれば、犠牲者の総数ははるかに大きなものとなった。だが、当時、一酸化炭素中毒でなくなった作業員は「肺炎」「気管支炎」「呼吸器感染」などの死因で亡くなったと公表されていた。当然のことながら、周辺の町の住人が肺炎患者を見かけたことはない。
これらは「自然死」に分類され、「ダム工事と直接関連がない死」として扱われた。政府の公式発表によれば、「ダム工事と直接関連がない死」の死者数は合計102名とされている。
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この画像を大きなサイズで見る数十年にもわたって、コンクリートの中には遺体が埋め込められているという都市伝説すら存在する。だが、コンクリートが固める過程で空気を抜く必要があり、遺体が残れば構造的欠陥になるため、多くの科学者によりこの都市伝説は否定されている。
この画像を大きなサイズで見るだが今となっては神のみぞ知ることだ。
現在、フーバーダムは自殺の名所としても知られている。ここで亡くなった死者が呼び込んでいる、とでもいうのだろうか?飛び降りる者は、いともたやすく地面に落ちると想像しがちな地形だが、現実には、底に叩きつけられる前に、コンクリートの壁を滑り落ちることになる。この間、皮膚はゆっくりと引き裂かれてゆく。
この画像を大きなサイズで見るフーバーダムの建設は当初から深い闇があった。にもかかわらず、工事を請け負った男たちは、それが難事業であることを承知しつつも、誰かがやらなければいけないことを分かっていたのだ。フーバーダムを訪れる機会があれば、現場作業員の自己犠牲の物語と、苦難の歴史に想いを馳せればより一層感慨深いものとなるだろう。
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この画像を大きなサイズで見るフーバーダムは1985年にアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定された。
この画像を大きなサイズで見るReferences: Viralnova / Reviewjournal / USBR / Medium














名のない男共の墓標であり、そして生きた野郎どもの偉大な建造物
仮に幽霊でてきたとしても誇れる男なので怖がらずに
ハンマーやドライバーをそっと差し出すか、よう今日も
がんばったかと挨拶し称えたいぜ
※1
後世の自殺者がいなけりゃ、それで済んだのかも知れんがね。
嫌な事件だったね。
…腕が一本、まだ見つかってないんだろ?
人類の営みってのは凄いもんだな
黒部の太陽みたいな映画とか有るの?有ったら観てみたい
美しくて高いとこってだいたい自殺名所
ラスベガスからバスでグランド・キャニオンを目指すツアーの経由地。
人間おろし器・・・(戦慄)
> フーバーダムの端に立つ
たまひゅん
巨大建造物で、死者を出さずに建築するのは難しいよね。
人為的ミスは避けようがないから。
その建造物が自分の身内の墓標だと思うと、誇らしい気にもなるけど。
自己犠牲っていうかニューディール政策の一環として行われた公共事業だし大恐慌で失業した人達がとにかく仕事が欲しくて仕方なく来たって感じじゃない?
犠牲者がやたらと多かったのも未熟な労働者が多かったのが一役買ってる気がする
貯水量は黒部ダムの200倍
琵琶湖の1.5倍とかとんでもないな
※12
ルーズベルト大統領のニューディール政策の一環として建設されたとの話もあるが、着工は大統領就任の前である
黒部ダムも171名の殉職者をだしてしまった
どれ程の難工事だったことだろうか
会社の同僚のお祖父様が工事に携わっていたそうだ
当時の話を聞いてみたいものだ
瓦礫が降り注ぐ中ヘルメット無しだなんて命がいくつあっても足らんわ
ここだと思うけど、男性が布切れみたいになって落ちていく動画が怖かった。
落ちるときにすり減っちゃうんだってね。
一番多かった死因が無いですね。
脱水症と塩分欠乏症もかなりの数の犠牲者が出ているし、出来たばかりの爆薬の暴発による死者もかなり居たみたいです。
※17
旧ひろぶろで見たが同じものかな。
記憶がおぼろだが、途中で四肢のいずれかが一本もげてた。
常にどこかを揉まれ、こすられながらほぼ垂直落下という最悪の壁面角度。
※21
それでフーバーダムは東京ドーム何杯分なんだ?
実はFUBAR DAMNだったってことですか
偉大なる人類の先駆者たち
我々も賜るその恩恵に感謝の念を
「フーバーダム〇〇杯分です」でお馴染みだね
このダム建設中、最後に事故死した人物って
建設前の調査中に溺死して最初の犠牲者になった
測量技師の息子なんだってね…
※22
Hoover Dam Suicide で検索したら動画あったよ
腕はもげてはいなかった
浄化された水を巡ってNCRとリージョンが争ってるところだろ?
トランスフォーマーも収容されたっけ
昔はコンクリを流し込む作業中、コンクリに人が落ちると助けられないからそのまま埋めちゃうらしい。
当時の事だからしょうがないが、安全対策が杜撰なだけだな
自殺は・・・どうかな
「ここなら確実に死ねる」みたいな噂で自殺希望者が集まってきてるんじゃないかね
※27
マジレスするとざっと3万杯だ!
違ってたらすまん
※29
劣化するからそれは無い
※29
それは都市伝説。
コンクリート構造物を単なるセメントの塊だと思ってるだろうが、じつはコンクリートは鉄筋を補強してるだけにすぎない。
人が入れる隙間なんてないよ。
ロスから車で行った事あるけど、すさまじくでかい
砂漠の丘の上から突然見える景色は壮観。フーバー長官の功績だね
日本が戦争で勝てるわけないわ
Falloutで訪れる場所だから妙な親近感がある
FALLOUT: New vegasネタやっぱり書かれてたw
あそこでの最終決戦なかなか燃える
この史上最大のダムと発電所から生み出される水資源と電力は民間のみならず軍事にも投入され、
日独伊枢軸国を相手取る第二次世界大戦を戦い抜く圧倒的な国力を連合国に与える事となる
地味ながらマンハッタン計画並にアメリカを左右する大事業だったりする
※33
おお、サンキュー
たとえ違ってたとしても
とにかく笑っちゃうくらいの規模の差ってことだな
こういう巨大建築物の耐用年数ってどのくらいなんだろう?
黒部ダムに関してはなあ…
記録を見てると工事会社がもっと安全に気を配って金をケチらなかったなら当時でも防げたんじゃないかと思う死者が多すぎる。
壁面けっこう歪んでた
※38
まさしくその動画!
もげてたのはおいらの頭だったって事でひとつ。
しかし怖いな。いつまでたっても落ち切らない距離…
最後の写真の鉄塔の雰囲気とかすごく好き
フーバーダム、映画「INTO THE WILD」に名前出てきたなー。
自殺者の霊はともかく労働者の霊には会ってみたい!
この偉業を労いたい