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トラック横転事故多発!「魔のインターチェンジ」の正体とは?(米アトランタ)

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(著)

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 アメリカ、ジョージア州アトランタの東境を通る州間高速道路285号線(I-285)では、今年に入ってすでに10数件もの事故が起きている。この道路が生み出す”錯視”のために、トラックの運転手が道路のカーブに適切に対応できないのだ。

 運転手の目からは、インターチェンジの出口が完全にまっすぐに見えるのだが、実際には180度のカーブにつながっている。トラックの転覆事故が出口に進入して最初の数メートルで起きていることから、運転手はカーブをまったく予測していなかったことが伺える。

 何気なくカーブに接近した運転手が気づいた時には、すでに手遅れで、トレーラーやトラックはコントロールを失い転倒してしまう。

 「なんだかデジャブみたいです」と感想を漏らすのは、WSBテレビのマーク・アルムさんだ。彼は18年間もこのインターチェンジを使ってきた。州間高速道路285号線が合流するイリノイ州デ・カルブ郡側の道路でも、ビール、卵、牛、自動車の部品など、様々なものが散乱していたそうだ。

 横転するトラックが続出

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 自分はエンジニアではないと前置きしながらも、常識的にこの道路はおかしい、とアルムさんは語る。ジョージア州運輸局はこれまでも問題を調査してきたが、出口に構造的な欠陥は発見されていないため、運転手を事故へ誘う別の要素があるようだ。

あるトラック運転手が撮影した285号線走行中の車載カメラ映像

Trucker drives around notoriously dangerous Atlanta bypass

 「アトランタにはここと同じような出口が他にもあります。だから、設計上致命的な欠陥があるわけではありません」と説明するのはハーマン・ヒルさんだ。彼はジョージア州運輸局に勤めて15年になる。

 ヒルさんによれば、問題の道路は直線区間が800m以上続いてから曲がり始める。このために、運転手はスピードを上げてしまうのではないかと彼は推測している。

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 また、木々によって視界が遮られており、カーブに進入するまで存在に気がつきにくいようだ。約50km/hの速度制限もあるのだが、一般的には110~120km/hで流れている。

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 過去18ヶ月で10台ものトラックが横転したデンジャラスゾーンだ。

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 ジョージア州運輸局は、前もって運転手に問題を警告することが、最も簡単な解決策だと判断した。直線に入った地点から、速度表示と照明機能を備えた標識を新たに6つ設置する予定が組まれ、中央分離帯にも錯視を防ぐ反射パネルが取り付けられる。

【動画サイトの都合により現在動画は見られません】
via:wsbtv・原文翻訳:hiroching

 この州間高速道路285号線では5月8日、小型飛行機が墜落したことでも話題となったね。錯視とは関係ないのだろうか呪われた道路、とでもいうのだろうか?この事故により、搭乗していた4人全員が死亡した。地上での負傷者はいなかったものの、事故の影響で高速道路が一時閉鎖されるなど、交通に大きな混乱が生じた。

Plane crashes on Atlanta’s I-285 interstate

 死亡したのは父子3人と息子の婚約者の女性。4人は9日にミシシッピ大学で行われる、別の息子の卒業式に向かう途中だったという。

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この記事へのコメント 38件

コメントを書く

  1. オレゴンの渦みたいな何かがあるのか?。

    • 評価
  2. 首都高や名高速にも似たような所あるよね

    • +3
  3. >>>>> って記号とか書けばいいんでないの

    • +6
  4. かつてネイティブアメリカン部族の共同墓地があった場所とかなんじゃない?

    • -1
  5. 卒業式に訃報が届くことを想像したら胸が苦しくなった…
    ご冥福をお祈りします

    • +5
    1. ※5
      アメリカはキリスト教の国だから「冥福を祈る」なんて喧嘩売ることしちゃいかんよ
      どうしても何か言いたいならお悔やみ申し上げとけ

      • -12
      1. ※15
        なんで「冥福を祈る」が失礼になるのかわからんので詳しく。

        • 評価
    1. ※6
      それは事実なんですけど、直線だと思わせて、曲がりきれないカーブだと気付いた時には遅いというような何かがあるようなんですね。
      特にトレーラーだとジャックナイフ現象も怖いのでブレーキをかけにくいってのもあると思います。
      ジャックナイフ現象とは、「牽引自動車(セミトレーラ)が急ブレーキや急ハンドルをした時、 トラクター(運転席)とトレーラー(荷台)がくの字状に折れ曲がる現象」( Wikipedia より引用)

      • +11
  6. 手前に看板なり電光掲示板なり備えておけばいいだけじゃんw

    • +4
  7. 制限速度を守ってれば問題ないって放置も凄いな
    現実の事故は無視かよ

    • +11
    1. 米8
      制限速度を守ってない人間を守るのは無理でしょ
      事故が起こらないように制限してるんだからそれを無視されたらもうどうしようもない
      住宅街を100キロで爆走する人を様々な事故から守れるか?

      • 評価
  8. 転覆事故はカーブ直前に高架橋があるからじゃない?
    動画みたいに晴れてると一瞬白んで見にくくなるし

    • +10
    1. ※9
      さらに左に並行して走る高架も、このまま直線だと錯覚させる原因だろうね。

      • +5
  9. >>約50km/hの速度制限もあるのだが、一般的には110~120km/hで流れている
    完全にこの一点が原因なような・・・

    • +11
  10. コレだけ事故が起こってるんなら十分欠陥ですね
    速度超過も考えた設計にしなきゃだめだよ

    • +9
  11. 「法定速度を守ればいい」ってのは50年以上前の設計思想で現実的ではないよ。
    いかにドライバーに対して自発的に速度を落とさせるかを考えて設計や工夫するかが大事。
    実際にアメリカの道路ってスピードを出せると勘違いしやすい道路が多いと思う。
    制限速度を超えたら曲がりきれないカーブも多かったように感じたなあ。

    • +10
  12. 日本でも昔、最初は緩かったカーブが途中からキツくなる、所謂複合カーブとなっているインターチェンジでのダンプの横転事故が相次いだ事が有ったけど、これは単純に速度超過でしょうね。
    なんだか鈴鹿サーキットの130Rと同じ様な感じになるのかも?あれも最初は直線に感じるんですよね。
    因みに先の事例として挙げた日本のカーブは、警告看板と路面に凹凸を付ける事で半減、後にインターチェンジの統合による改修で事故は無くなったそうです

    • +4
  13. 初見だとこれは怖いな
    分岐が紛らわしいうえに高架で視界も悪くて判断が遅れる
    つーか1年半で10台も横転してれば十分欠陥道路だろw

    • +7
  14. 一般車両が110~120km/hで走ってるからといって、大型トレーラーもそれに付き合う理由なんて無いしな。
    本当に単純な速度超過。
    日本みたいに速度落とさせる為の凸凹や多数の標識で運転手に自重させるしかないか。

    • +1
  15. 結局どういう錯視がどういう理由で起きてるのか教えて

    • 評価
  16. この道、怖いからなるべく違う道を通るようにしてる。皆すっごいスピード出してるし、その中で自分だけ制限速度守るとかえって危ないし。カーブ注意の表示つけるぐらいしか対応策は無いのかなー。

    • +2
  17. 錯覚どうこうより、ただのスピード出しすぎじゃねぇか
    自爆事故だよ

    • -3
  18. 高架抜けた直後にカーブって嫌がらせでしかないな。
    設計者はわずかでも暗い場所を通ると一瞬視界を奪われるってこと忘れてるんじゃないか?
    時速50kmですら1秒で14m弱進むんだぞ。
    夏場の強い日差しだったら2、3秒反応が遅れる可能性があるのに。

    • +4
  19. 1.直線に思い込んでからのカーブ。(構造上の問題、心理的、錯視的)
    2.スピードの規制がキチンとしていない。
    3.慣性の法則
    3つが絡み合ってる問題だと思う。
    道自体を変えるつもりが無いなら、とにかくスピードを落とさせる事が大事かと思う。

    • +2
  20. 参考車載動画見て何となく思ったんだけど、カーブが少しキツめな事もさる事ながら、この地点、逆バンク構造(外方向が下がってる?)になってるんじゃないの?
    カーブを走行すれば嫌でも内側→外側へ遠心力が発生するから外方向は多少(感覚的に)上がってる様に思うが…。

    • +1
  21. 鳥瞰図と最初の動画を見て思ったことが二つ。
    1.カーブの入り口が背景全体の消失点からy軸上の位置的にわずかにズレてる。けどドライバーの視点は背景全体の消失点に流れて行きやすく、入り口に気付くのが遅れてどうしても急制動になりがちなんじゃないかと。
    2.右側の直線っぽい方の道も、実はカーブと同じ方向に緩やかに湾曲している。そのためドライバーはカーブの入り口に入る前から、無意識のうちにハンドルをわずかに左に切っているのだが、気持的には直線道路を走っている気になっている。そこでカーブに差し掛かると、直線からカーブに入るつもりでハンドルをさらに左に切ってしまうため、じつは気付かないうちに必要以上に大きく左に曲がりすぎてしまうのかも。
    最終的に1.と2.のコンボで、常識的にはあり得ないくらいのハンドルの切り方をしてしまって盛大に事故るってのがあるのかなと思ったり。

    • 評価
  22. これ、下り坂になってるんじゃない?

    • 評価
  23. 多くの車は事故をせずに通過してるけどね

    • 評価
  24. トラックでなくトレーラーだね。
    カーブでは充分減速しないとカップラーとキングピンだけでの連結だから構造的に横転し易いんだよね。

    • +1
  25. クロソイド曲線の挿入区間が短すぎるのでは?

    • +1
  26. 架橋x2+木のおかげで、目が暗闇に慣れた瞬間、
    おもいっきり視界がひらけて眩んでいるところに、きつめの左カーブ。
    カメラがおもいっきり白けて、向こうが見えない現象が、
    ここを走っている人間の目にも起きているんだろうな。

    • 評価
  27. アトランタ在住でI-285よく使っています。
    I-285はアトランタを円状に囲んでいる道路で、I-20はI-285を分断するように東西に伸びている道路です。I-285から外または内向きのほかの高速へ乗り換える場合、円状という特性から90度カーブか、270(180+90度)度のカーブになっている場合が多いです。ですが、問題のI-285からI-20へのカーブは、ほかの箇所と比べて変則的な90度(180度ー90度)というカーブになっています。この180度という部分がアトランタ交通網では珍しいと思います。
    制限速度は55-65mphですが皆さん70mphは出しています。もちろん守っている方もいますが、流れに乗れず逆に危険です。カーブのタイプによって減速するしないに著しい差があるので、中途半端なこのカーブで減速をほとんどしない運転手がいるのもよくわかります。
    また、ニュースで説明されていたようにアトランタ高速は錯視が非常に起こりやすい高速道路です、分岐と合流が片側4車線の左右で行われるため、塀の向こう側を見てしまい、カーブに気づかない可能性は十分あります。トラックなどの座席が高く遠くまで見える場合はなおさらそう感じます。
    なんか長文になったのでここまでで。

    • 評価
  28. 上信越自動車道の更埴ジャンクションがやっぱり錯視と急カーブと速度超過のコンボで大型トラックが立て続けに高架から…。
    最近は改良したのかあまり事故の話は聞かないが。

    • +1
  29. ジョージア州に住んで、問題のI-285のジャンクションを何回も使ったけど、確かに錯覚しやすい作りになってるよ。2車線で左に沈むような感じで行くから、すぐに直線道路が在ると思ってしまう。しかも285は時速65マイルから75マイルで走っているから余計に事故しやすい。

    • 評価

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