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びっくりすると背中から4本の触手をキシャーン!と伸ばす、謎の昆虫が発見される(ペルー)※昆虫注意

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(著)

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 また虫の話をしちゃうよ。

 ペルーのアマゾンでユーモラスな動きをする謎の虫が発見された。4本の触手状の付属器を背中からキシャーン!と突き出すのだ。ホーンド・スパンワームの仲間と思わしきこのイモムシは、大きな音に反応して糸状の突起を突き出す。「きゃあもうやめて~!」と主張しているようでかわいくって面白いんだから。

Crazy Tentacled Caterpillar in Tambopata, Peru

 発見したのはレインフォレスト・エクスペディションズ社に勤務する昆虫学者、アーロン・ポメランツ氏で、ペルー東部のタンボパタ研究センター付近の30mの木の上でこのクリーチャーと出会った。最初は小枝のように見えたという。通常時は危険に備えるかのように”触手”をバネのように巻いている。だが、振動を感知すると外へ向かって4本のフィラメントを一気に広げる。

 振動を感知すると

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 キシャーンと4本の触手めいたものを伸ばす

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 昆虫の研究に生涯を捧げてきたというポメランツ氏だが、このようなクリーチャーを見たのは初めてだという。 このイモムシの反応を初めてみたとき、「おいおい、マジかよ!こいつ、背中に触手が生えてやがるぜ!」、とそりゃもう胸が高鳴ったそうだ。

 音や振動が、触手を様々な方向に広げるトリガーであり、発射後はゆっくりと元のバネ状の”準備”位置へと戻って、次の危険信号に備える。

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 「まったくもって奇妙なことこの上ない。『おい見てくれ!』と、仲間を呼ぼうと叫ぶと、その声音で、突然このちっちゃいのがピューってやるんですよ」。と、うれしそなポメランツ氏。

 イモムシには耳がないが、敏感な体毛で空気の振動を感知することができる。この音に対する反応は実に目新しく、ポメランツ氏の仲間は交互に叫びながら1時間もビデオ撮影を続けたそうだ。

 防衛反応である可能性も高いが、捕食者をギョッとさせる以外にどんな効果があるのか?その行動原理を解明するのは難しい。

 ポメランツ氏自身は、イモムシ芋虫の正体が北アメリカや新熱帯区で見られるシャクガ科ネマトカムパ属(Nematocampa)のホーンド・スパンワームの一種ではないかと睨んでいる。

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発見された場所はペルー東部のタンボパタ研究センター付近だ

 アメリカへの帰国後に行った調査の結果、イモムシのこうした行動は既知のものであることが判明した。だが、この種に関する研究はそれほど多くはなく、映像に収められているのは、ポメランツ氏が今回撮影したものだけだ。

 昆虫学者デビッド・ワーグナー氏は、このイモムシが、何に擬態しているのかはわからないとしながらも、オシベが突き出た茶色い花に似ていないこともないと説明する。警戒したイモムシが、血リンパを触手に流し込み2倍ほどの長さに膨らませた姿が、風になびく花のようでもあり、周囲の環境に溶け込む効果を発揮するかもしれないと推測しているそうだ。

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via:.dailymail

 同属のイモムシには、こうした奇妙な触手構造を持つものが多い。切り落とされたトカゲの尻尾に似せて、鳥などの捕食者をあざむくなど、重要な役割があるはずだ。ちなみに触手の先端に生えた毛は非常に敏感な振動検出器で、付近の鳥や昆虫を感じることができるらしい。

 いやー昆虫ってホント面白いよね。このイモムシがいったい何に擬態しているのか?擬態ではないとしたら何目的なのか?イモムシの気持ちになって考えてみよう。背中からキシャーンと4本の触手をのばしながら。

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この記事へのコメント 62件

コメントを書く

  1. 「ポメランツ氏の仲間は交互に叫びながら1時間もビデオ撮影を続けたそうだ。」ー幸せそうだなオイ。

    • +35
  2. アゲハの幼虫みたいなもんだろ?

    思ったらちょっとすごかった

    • +3
  3. ポメランツ氏のホントうれしそうなコメントがかわいい

    • +23
  4. 想像していたよりもシャキーン具合が凄くて笑ってしまった。

    • +6
  5. 引用>「まったくもって奇妙なことこの上ない。『おい見てくれ!』と、仲間を呼ぼうと叫ぶと、その声音で、突然このちっちゃいのがピューってやるんですよ」。と、うれしそなポメランツ氏。
    この部分だけで、発見した喜びが自分もその場に一緒にいるかの様に伝わる。
    虫一匹で幸せになれた気がする。

    • +17
  6. 人間「エーエェー!!」
    イモムシ「!!!」(シャッ
    人間「・・・」
    イモムシ「・・・」
    人間「オォーラァア!!」
    イモムシ「?!!!」(シャッ
    シュールだ

    • +26
  7. これは蜘蛛か何かの擬態の一種かもしれん

    • 評価
  8. これジャポニカの表紙にしようぜ。

    • +68
  9. 伸ばした触手を脚に見立てるなら、大きい蜘蛛と取れないこともない

    • 評価
  10. クモとかカマキリの威嚇の擬態かな。
    ぱっと広がって派手な色や面積を大きく見せるだけでも
    驚かせる効果がある。成虫になる前からその技を持ってるのか。

    • +1
  11. 実は感覚器を伸ばしているだけだったりして。アンテナを広げる感じで。

    • +1
  12. 頭は写真の上の方でいいのかな?
    なんだか腹が上にねじれてる風貌で不思議
    これは育つと何になるのかなー 面白いね

    • 評価
  13. アリクイの威嚇思い出した
    周囲見渡しても何に擬態してるか分からんって面白いな
    擬態の対象にした植物がそこにかつて有ったとかだったりして

    • 評価
  14. こういうシリーズ見ると尾の部分が頭の擬態で真っ二つに裂けてビビらせるみたいな昆虫思い出す
    アレは夢か現実かテレビで見た記憶あるんだがググってもわからん…

    • 評価
  15. たぶんギョッとさせるのが狙いだと思う。人間が取ろうとした時にこれをやられたら、間違いなく効果があるw 問題は猿とか鳥などにも効果があるかどうかだけど

    • 評価
  16. ピロピロ笛と同じシステムですね。

    • 評価
  17. 触手業界にまた新たな1ページが・・・。

    • 評価
    1. ※21
      何かに似てると思ったけどコレだったww

      • +1
  18. なんかSF的なカッコよさを感じたのは俺だけか?

    • +2
  19. 小一時間に亘り驚かされ続けたイモちゃん気の毒www
    でもこんなの見つけたらやっちゃうよね。

    • +4
  20. ミギーもこんな感じで突如発生した新生物だったんだろうか

    • 評価
  21. せっかく何万年もかけてがんばって擬態進化させてきたのに何に擬態してるのか誰にもわかってもらえてないコメント読んで、いじけてキシャーンやめちゃったかわいそうなイモムシさん想像した

    • +1
  22. キモイの想像してたのにぃ~!ww
    何をしたいのかイマイチ不明で草不可避!ww

    • 評価
  23. こ、これは…“リブス・ブレード(露骨な肋骨)”!

    • +2
  24. 吹き戻しだろ?
    あれはいくつになってもテンションあがるわ

    • +4
  25. 擬態した元ネタの方が絶滅してて何だか分からないとかだったら面白い

    • 評価
  26. おもろい。
    カラパイアの動物ネタはほんとにすべらんなー。

    • +3
  27. 面白いなあ。ミュージックビデオを作りたくなる。毒はないのかな?

    • 評価
  28. 小学生が理科で習うレベルの知識で言うと
    こーいうのは「昆虫」とは呼ばねえ

    • 評価
    1. ※38
      ガの幼虫が昆虫じゃないってマジで言ってんの・・・?(困惑)

      • +1
  29. これはキモイ(笑)
    でも遊んでみたい…!
    擬態なら、常にその形なのでは
    音に反応して伸びるんなら、相手を脅かすためとかじゃ?
    あんなのがニュッと飛び出してきたらさすがの鳥さんでも一瞬たじろぐでしょう

    • +1
  30. やっぱり昆虫は面白い
    地球上で一番反映してるだけあって
    色んな方面に進化して楽しそう
    芋虫に耳が無いとは知らなかったな
    内耳はあるかなと思ってたけど…

    • -5
  31. 昆虫は本当に素晴らしいな、
    あと外見がかなり特徴的(ヨダカ系??)なポトゥーって鳥も確かペルーだった気がするから早く生態解明されて欲しい

    • 評価
  32. 虫が主役かと思ったらポメランツ氏のほうだった

    • +2
  33. 寄生虫の類いかと思って一瞬ぞわぞわしたが、そうじゃなかった

    • 評価
  34. ああ、シャクトリムシって英語でスパンワームって言うんだ。
    この仲間は、大多数のガの幼虫にある腹脚がないから分かりやすい。

    • 評価
  35. これ特定の何かに擬態しているんじゃなくて天敵(鳥?)をびっくりさせるためだと思う。

    • 評価
  36. 真近くでサンポーニャを吹いたらシャキるのだろうか…

    • 評価
  37. キリンみたいだし、色も何気に格好良いね
    ポメランツ氏はしゃぎすぎで笑ったw

    • 評価
  38. 音に反応して毒も無い触手伸ばしたら目立つだけだろうに、ほっとけば絶滅する進化の失敗作か?

    • 評価
  39. 昆虫通り越して幻獣にしか見えないw
    少なくとも人間の保護欲はくすぐられますわぁ

    • 評価
  40. とびだすというより巻いているのが伸びる感じだね。
    今日 庭で見たやつのほうがおもろい、10cmくらいあって完全に木の枯れ枝に擬態してた何度触ってもピクリともせん死んではいなかったよう、ただ枝の方向が逆(もっと考えろや)

    • 評価
  41. ペルーだっけ??
    ポトゥーって言うすごい鳥がいる

    • 評価
  42. ポトゥーはベネズエラでしたすみません

    • 評価

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