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自分の記憶があてにならない10の理由

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(著)

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 言われるまでもないだろうが、人間の記憶ほどあてにならないものはない。その為に記憶を記録する為のツールが多数存在するわけだが、ではなぜ人はきちんと記憶をしておくことができないのか?

 これまでの研究でわかっている、人の記憶にまつわる10の現象を見ていくことにしよう。

10. 選択肢- 選択支持傾向(Supportive Bias)

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 自分が却下した選択肢よりも好意的に選んだ選択肢を記憶する。プレイステーションを購入した人はプレイステーションをべた褒めしつつ、Nintendo64の不具合によるリコールの件をひどくけなすかもしれない。

9. 出入り口効果(Doorway Effect)

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 もう一つの部屋に足を踏み入れて、考えていたことを忘れてしまう経験。新しい環境に入って新たな仕事に備えるために忘れてしまうと考えられている。

人は部屋を移動すると記憶が減少し忘れっぽくなる傾向が(米研究)

8. ネガティブ・バイアス(Negativity Bias)

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 悪い記憶はポジティブな記憶よりも素早く蓄えられ、そしてより正確に思い出される。これは危険な間違いを繰り返すことを避けるのに役立つためではないか、といわれている。

7. 舌先現象(Tip-Of-The-Tongue Phenomenon)

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 知っている単語や名称が思い出せず、イライラする現象。ほとんどの人が週に一度はそういう経験をする。その理由についてはいまだ十分に解明されていない。

6. テレスコーピング現象(Telescoping Effect)

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 テレスコーピングとは”望遠鏡”のほかに、”(望遠鏡のように)伸び縮みする”などの意味がある。出来事の日付を正確に思い出せない現象のことだ。人々は新しい出来事を思い出すときは遠く感じ、古い出来事を思い出すときは近く感じるためだと言われている。

5. Google現象(The Google Effect)

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 私たちの脳はインターネットで簡単に見つけられる情報を簡単に忘れる。私たちはそれをどこのページで見つけたかは思い出せても、肝心の情報を思い出せないことが多いという。

4. 記憶のゆがみ(Recall Distortion)

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 2002年の研究で、脳が記憶を呼び起こすたびに、その記憶がさらにゆがむことがわかった。人々は正確なオリジナルの記憶ではなく、改変した記憶を思い出すようになるのだ。

人の記憶は曖昧なもの。伝言ゲームのように書き換えられていく(米研究)

3. 潜在記憶(Cryptomnesia)

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 頭に記憶されていたことが、独自の発想と勘違いしてしまい、無意識の盗用を招くことがある。ビートルズのジョージ・ハリソンは、うっかり”My Sweet Lord”の曲を模倣してしまい、1,559,987ドル(約1億6千万円)もの賠償金を払わなければならなくなった。

2. 記憶の消滅(Memory Extinction)

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 電気ショック療法は、人々が持つ”記憶を呼び起こす能力”を崩壊させるために使われている。ラットでは、U0126という薬物が記憶を消すことが示されている。

脳に電気ショックを与えることで嫌な記憶を消し去ることに成功(オランダ研究)

1. 虚偽記憶(False Memories)

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 経験したことがないのに、まるで経験した現実のように呼び覚まされたりする記憶を虚偽記録という。偽の写真を用いた2002年の研究では、50%の人々が子供の頃に気球に乗ったことを思い出した。もちろん彼らは気球に乗ったことはない。

10 Reasons Not to Trust Your Memory ・原文翻訳:R
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この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. 心霊現象やらは記憶の改竄が結構関わってると思う

    • +19
  2. 魂の本質は事実ではなく記憶という印象がするのです

    • +7
  3. 潜在記憶とやらのせいで友情にヒビが入りそうになったときあったから
    本当に勘弁してほしいよ 平謝りしたわ

    • +4
  4. これ全て思い当たる所があるね。中でも結構多いのが、
    その当時は特別良い思い出では無かったものが月日を経ると
    凄く美化改ざんされてて、もう一回同じ経験をすると
    「あれ?こんなんだったっけ?」ってなったりする事。

    • -8
  5. 世の中には一度記憶したモノを永久に覚えているサヴァントもいる

    • 評価
  6. 実はな…
    過去のほうが改変されてたんだよ!!

    • +1
  7. 俺はサトラレかというような経験をしてるよ
    身近に不信なことばかりあってね

    • +7
  8. 飛行機で海外に行くと決まって健忘症のような状態になるのだけど、あれは出入口効果だったのか。

    • +1
  9. 舌先現象ってよくあるけど
    思い出したときのすっきり感はたまらん

    • -5
  10. 知っている単語や名称が思い出せないのは喋ってれば5分に一回はあるぞ

    • +9
  11. 人の顔と名前を覚えられる人と覚えられない人がいるのはどういう訳なんだろう。
    よく知っている人でも名前が出てこないことがしょっ中で自分が嫌になる(泣)

    • 評価
  12. 2歳ぐらいから延々と記憶が残ってるわ あの時のオカンは21歳か……

    • +2
  13. 人は自分の体験を思い出す時、自分の視点ではもう見れなくて
    自分の姿も俯瞰した状態で映像を再現する、ってなんかの小説で読んで
    なるほどそうだ、って思った

    • 評価
  14. 幼稚園前後の記憶で妙に不自然な記憶が何個かあって、深く思い出したら夢を現実と思い込んでたなんて事があったわ
    恐ろしいのは、矛盾に気づくまではずっと現実で実際に起きた事だと完全に思い込んでた事

    • +2
  15. >知っている単語や名称が思い出せず、イライラする現象。ほとんどの人が週に一度はそういう経験をする。その理由についてはいまだ十分に解明されていない。
     
    ギヴスンのモナリザ・オーヴァードライブで
    AIのパコがシェイクスピアの台詞を「知っているつもり」でいるけど
    なぜか暗唱できないってやつかもね。
    「おかしいな、僕は確かに知っているんだ」
    「いや、お前の中にシェイクスピアの情報は入っていない。
    『シェイクスピアを知っている』という設定を与えられているに過ぎないんだ」
    みたいな。

    • +3
  16. 初めての自作曲のサビと同じ曲を発見した時のショック

    • +1
  17. 記憶とは、認識の一つの方式である。すでに現前していないものを「見る」ための一種の感覚とさえ言ってもいいかもしれない。
    子供のころの何かしらの記憶をたどった時に、大人になってからやっとその時の記憶の意味が理解されるように、ただ覚えていたものを掘り起こすだけではなくて常に私たちの思考が解釈を与えている。
    この記事は、記憶とは「本来正確によみがえるはず」という前提を発想に紛れ込ませている好い例。

    • +7
  18. 急に子供の頃の恥ずかしい記憶が蘇る、いっそさっぱり忘れたい

    • +1
  19. 昔見た映画やアニメは記憶の方が出来がいいよね。
    常に少し前の技術で補完されていってる。
    残念なことに、実物を途中で見ちゃうとリセットされてしまうけど。

    • +5
  20. いや、勘違いはあるだろうこど、嘘誤魔化し思い込みはその過程もあるし、
    原因となる真実もはっきり記憶に残ってるといえるだろう?
    ただ、上記の記事をその嘘誤魔化し思い込みの言い訳にさせてはいけないということだ!

    • +4
  21. 記憶って消えるんじゃなく思い出せなくなるだけって聞いたことある

    • 評価
  22. 近々の重要なことは忘れるくせに昔の恥ずかしい思い出は何度でも思い出す。
    勘弁してくれ。

    • 評価
  23. 実際、景色や人物の特徴、出来事の経緯などは、
    かなりの情報量を含んで立体的に展開されたもの。
    それを全部秩序立てて観察するところからして
    出来ていないことが多いよね。
    もともと見てもいなかった大半のことを、
    人は「つじつまあわせ」の推測で補っている。
    ずっと過去の記憶なんて、「ほぼ創作」と言っても
    過言ではないだろうよ。

    • +4
  24. どれだけ簡単に記憶をねつ造できるかはエリザベス・ロフタス「抑圧された記憶の神話」とか「子供のころの思い出は本物か」って本が詳しくておもしろい

    • +2
  25. >脳が記憶を呼び起こすたびに、その記憶がさらにゆがむことがわかった。
    これ嫌だな。例えば既に死んでしまった大切な家族の表情や声音でさえも、懐かしく思い出す度にどんどん歪んでいっちゃうってことだろ? それって美化とは呼べないよな……

    • +2
  26. 昔読んだ冒険小説で記憶を忘れることが出来なくなったてのがあったな
    例えば、何年何月何時何十秒に何をして何を食べて誰と何の話をしてっていうのを一言一句
    良いこと悪いこと嫌なこと全部覚えているっていうのどう思う?

    • +1

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