京都大学の金子武人特定講師ら率いる研究チームは、絶滅危惧種の霊長類2種とキリン1種から採取した精子を特別な保存液と混合しフリーズドライ(真空凍結乾燥)にし、4度の環境下で保存することに成功した。この成功により、フリーズドライを用いて希少動物の精子を保存する「配偶子バンク」を立ち上げたと発表した。
この保存温度は従来の精子保存方法よりもずっと高く、エネルギー消費も少ないという。
研究チームはすでに、大がかりな液体窒素設備を使わずに、ラットの精子をフリーズドライにして5年間保存した後、その精子の生存能力を証明することに成功している。また、卵子についても同様の保存方法を研究中だという。
via:dailymail
現代版ノアの箱舟は箱の中。ということで、地球滅亡の危機を脱した後、このフリーズドライ化した精子によって、また新たなる歴史がはじまることになるわけだね。あるいは宇宙コロニーのどこかに持ち運んでそこに新たなる生命が育まれるとか。
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コメント
1. 匿名処理班
すげぇ!山田悠介の「キリン」が実現するのか!
2. 匿名処理班
くさそう
3. 匿名処理班
ご飯にかけて食べよう
4. 匿名処理班
クローン技術でマンモス再生とかというのも含め、こういう技術は稀少動物を大切にしない方向に進むのは明白だから止めて欲しい。
5. 匿名処理班
俺の素晴らしい子種もフルーズドライして未来まで保存した方がいいよ
俺の子孫が素晴らしい功績を残したり人類の役に立てるからね
6. 匿名処理班
こうして人類もアルテミアのように休眠卵?乾燥卵として生きていけるんだね!
7. はむすたぁ〜ななしさん
液体窒素の保管設備は維持費が高いので、4℃の保管温度は一般家庭用の冷蔵庫で保存ができる事を意味しているんだ。各研究機関で研究費用を集める事と経費削減はとても重要で、赤字経営が続けば研究機関そのものが存続出来なくなって、管理している貴重な生物の資料も引き取り手を見つけるのが大変なので、破棄されることもあるそうです。
8. 匿名処理班
>>6
腐ったカルピスだと思って捨てちまった。ごめんな
9. 匿名処理班
人口胎盤って問題が残ってるよ。
ていうか何十年前から、これができたら世界が変わるとされてるな。
サスペンス小説とかに良く出てくる。
10. 匿名処理班
生殖細胞と体細胞の違いがあるから保存技術は重要だね