原因不明、1匹だけ毛がまったくない無毛のメスのヒヒが発見される（ジンバブエ）

　ジンバブエの自然動物公園で、体長1.2メートルの毛のないヒヒのメスが発見された。発見したのはここで生まれ、里帰りで来ていたイギリス人主婦で、ヒヒは群れから仲間外れにされていたようで、ぼっちで食べ物を探していたという。 　ヒヒはアフリカに生息する動物で、群れをつくり高度な社会を形成する。群れの規模も大きく、通常250匹以上と推測されている。知能が発達しており、人間による自然破壊が進んでも絶滅の心配には至っていない。

　サルや類人猿は時として脱毛症となりハゲてしまうことがある。脱毛症になる原因は人間の場合と同様、猿の場合もわからない場合が多い。このメスのヒヒのケースも原因は不明だそうだ。

　群れから孤立して一人でいるところを目撃、撮影された無毛のヒヒのメス 　無毛のヒヒが発見されたのは今回が初めてではない。2005年、英デヴォン州にあるペイントン動物園のオスのマントヒヒの子ども、レジーもハゲてしまったそうだが、これは母親がレジーの毛を必要以上に舐めまわし、指で抜き取っていたことが判明している。

　ハゲてしまったマントヒヒの子、レジー 　ジンバブエのメスのヒヒのケースでは、既に成長しており、このケースには該当しない。動物公園側では、何故ハゲてしまったのか理由はわからないし、飼育方法に問題はないとしているが、動物愛護団体のPETAは、ヒヒが禿げた原因は、過度のストレスによるもので、それは動物園側が無理な繁殖をさせているからだとし、ヒヒの繁殖停止するよう動物園に抗議しているという。via：dailymail

一般的なヒヒ（有毛） 　もともと毛がなかったのか、あるいは抜け落ちたのか、その辺のところもよくわかってない感じだね。疥癬かなっとも思ったんだけど、それなら群れの他のヒヒにもその症状がでてもいいはずだし、ジンバブエは結構いろいろ大変な事情をかかえているから、原因は当分わからないままになりそうな気もするね。

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