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【動画】みんなに届け!「命」を綴った少年からのメッセージ

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 米テキサス州オースティンの18歳の高校生だったベン・ブリードラブ君が、ユーチューブに残した希望に溢れるメッセージが静かな感動を呼んでいる。この動画は、昨年のクリスマスに亡くなる1週間前にブリードラブ君が投稿したもので、先天性の心臓疾患を持っていたブリードラブ君が常に「死」の恐怖と向き合いながらすごした日々を綴っていったラスト・メッセージである。

ソース:静かな感動を呼ぶ米少年の動画メッセージ 国際ニュース : AFPBB News

 投稿された動画のなかでブリードラブ君は、時折、笑みを浮かべながら、メッセージが書かれたカードを1枚ずつカメラに向ける。胸にペースメーカーを埋め込んだ手術の痕を見せたりもする。

 ブリードラブ君は先天性の心臓疾患を抱えていたため、他の子どもたちと違ってスポーツを楽しむこともできなかった。そして常に恐怖を感じていたという。「初めて死にかけたのは、4歳のときだった」。カードを通してブリードラブ君は語る。

 心臓発作で倒れて病院の廊下を運ばれる途中、ブリードラブ君には頭上に明るい光が見えた。母親にそう伝えると、何も見えないと言われたが、光を見たブリードラブ君の心からは恐れや不安が洗い流され、ほほ笑まずにはいられなかったという。

「どれだけ平安な気持ちになれたか、とても言い表せない。あの日に感じたあの感覚は一生忘れない」

This is my story (Part 1)

 ブリードラブ君は数か月前にも、へんとう除去手術の最中に心臓発作を起こして死にかけた。「一命を取り留められたのは奇跡だった」。「死ぬのは怖かったけど、死ななくて本当に良かった」

 12月6日、ブリードラブ君の心臓は再び止まった。オースティンの高校で意識がもうろうとなったブリードラブ君はベンチに座り、そこで意識を失った。

 意識を取り戻したとき、ブリードラブ君は話すことも体を動かすこともできなかった。AED(自動体外式除細動器)の電極パッドを胸に押し当てられている間、ブリードラブ君にできたのは見ることと聞くことだけだった。救急医療隊員が、心臓が止まっている、脈がない、と言ったのが聞こえた。

 この経験から、ブリードラブ君は「人間は体が死んだ後も、脳はしばらく生きている」と考えるようになった。「あの時は、今度こそ自分は本当に死ぬんだと思った」

しかしその後、ブリードラブ君は不思議な体験をする。

「次に起きたことが、夢だったのかまぼろしだったのかぼくには分からない。でも気を失っているとき、ぼくは白い部屋にいた。壁がなくて、どこまでも広がっていた」

 すると、ブリードラブ君はとなりに憧れのラップ歌手、キッド・カディ(Kid Cudi)が立っていることに気付いた。2人とも、いかしたスーツ姿だったという。

「信じられないことに、キッド・カディがいたんだ。そこにいたのはぼくと彼だけ。今でも、なぜだったんだろうと思う」

「この感覚は前にもあった。思わずほほ笑んだ。鏡に映った自分の姿を見て、自分を誇らしく感じた。これまでの自分の人生や、自分がやってきた全てのことを。最高の気分だった」

 そして、キッド・カディはブリードラブ君の肩に手を置くと、「このまぼろしはいつ終わるのか/天国はいつ始まるのか」と歌ってくれた。ブリードラブ君お気に入りの曲「ミスター・レイジャー(Mr. Rager)」だ。そしてブリードラブ君に告げた「さあ、もう戻りな」。そこでブリードラブ君は意識を取り戻した。

ブリードラブ君お気に入りの曲 Kid Cudi – Mr Rager

 キッド・カディ本人は、このエピソードを語るブリードラブ君の動画を見て涙が止まらなかったと語る。「うまく言えないけど、俺の心の核心に触れた。俺はこのために生まれてきたんだ。俺が歌を作ったり、俺がみんなをこれほど愛しているのはこのためなんだ」と、キッド・カディは自身のブログにつづった。「ベンは今、平和な世界にいるはずだ。俺のおやじと話す機会があればいいな」

This is my story (Part 2)

 ブリードラブ君は動画の最後を4枚のカードで終えた。「あの場所を離れるのはいやだった」「ずっと意識が戻らなければいいのにと思った」「天使や神様を信じる?」「ぼくは信じる」

 動画が投稿されてから1週間後のクリスマスの日、ブリードラブ君は亡くなった。

 ブリードラブ君の家族は、この動画を神からの贈り物と考えている。「主は私たちの大切な息子の驚くべき人生を使って、クリスマスの夜に、この疲れた世界に手を差し伸べられました。2000年前にご自身の御子を使ってなされたのと同じように」というコメントを発表したブリードラブ君の家族は、多くの人にこの動画を見つけてほしいと願っている。

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この記事へのコメント 21件

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  1. 夢か幻の話の中で神も仏も出てないけどね
    幸せだったと祈りたい人が後で都合よく手足付けるんだな
    思う事は普通の事なんだけど宗教とか勘違いするのは止めてほしい
    オウムを筆頭に

    • -3
  2. 嘘か本当かなんてわからない。
    ただ素直に感動した。
    それで良いじゃないか。

    • -1
  3. ねぇねぇ。明るい話をもっとしょうよ。
    お正月らしく、ねぇ。

    • 評価
  4. きっとこの世界は神様の愛に満ちているよ!

    • +2
  5. なんか自分がちっぽけに感じる動画でした。

    • +1
  6. 駄目だ。記事読んだだけで泣けた。
    とても動画は見れない。

    • +1
  7. 人はそこに存在しているだけで何かしら世界に影響があり誰の人生にだって意味がないものなんて何一つないと思った。
    それだけで生きる意味はあると思う。
    感動しました。

    • +1
  8. 死後の世界って本当にあるのかもね…

    • +2
  9. まるで感動しないな。
    平日に幸せを感じるのなら、仕事で不幸せを感じる。
    その繰り返しの人生というだけ。 

    • -1
  10. こういう形を残すような死に方はしたくないものだ

    • -4
  11. 死んだ後なんて何もないと思う
    何もないことすらわからんと思う
    だからこそ一生は大切にしなきゃって…そう思う
    短い人生だったけどお疲れ様

    • 評価
  12. 彼の人生は人より短かったけど、彼の最期のメッセージは世界中に届いたんだな
    それだけでも彼が生まれてきた意味があったんじゃないか

    • 評価
  13. ごめん。英語がわかんない。(><)。日本語訳がついてたら良かったのに。

    • 評価
  14. 「変な夢見た」って言っても「あっそ」で済まされる
    でも「死にかけた時変な夢見た」って言うと「神様がー」とか言うヒトが出てくる
    すっごくばかっぽい

    • -3
  15. >19 都合も悪いもなにも死者を冒涜するようなコメント書いてただろ。言論の自由には責任が伴うことを自覚しろ。例え文字であっても他者を陥れるようなことを書けばそれは暴力となる。コメント欄は便所の落書きではない。不特定多数を不愉快にする行為は慎め

    • -3
  16. こういった話をきくとキューブラロスを信じたくなるな

    • 評価

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