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ゲーマー少年の勇気が、学校襲撃計画を未然に防ぐ(アメリカ)

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(著)

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オンラインゲーム中の少年の画像
image credit:Pixabay
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 アメリカ・カリフォルニア州テハマ郡のエバーグリーン中学校を狙った大規模な襲撃計画が、ひとりの少年の通報によって未然に防がれた。

 彼はテネシー州在住の10代の少年で、オンラインゲーム中に襲撃をほのめかす2人の少年の会話を聞き、不審に思って通報した。

 通報を受けた当局が捜査に乗り出し、爆発物や銃器、声明文などの証拠を押収した。警察は、少年の勇気ある行動が多くの命を救った可能性があると、深く感謝の意を示している。

オンラインゲームの最中、学校襲撃計画を知った少年

 事件発覚のきっかけは、2025年5月9日夜、テネシー州在住の少年から、カリフォルニア州テハマ郡保安官事務所(以下TCSO)に寄せられた通報だった。

 カリフォルニア州とテネシー州は3000kmも離れている。

 彼はオンラインゲーム中、カリフォルニア州に住む少年から、学校襲撃計画と犯行声明文の存在を聞かされたという。

 この計画は2人の少年によって進められており、通報者はそのうちの1人とゲームを通じて知り合い、直接やり取りしていた。

 加えて、通報者の少年は、襲撃計画を語っていた2人の写真を提出した。それは彼らから少年に直接送られたもので、1999年に発生したコロンバイン高校銃乱射事件の犯人と同じ服装・ポーズで撮られていた。

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image credit:unsplash

犯行は未遂に終わるも、計画した少年らの身元を特定

 通報を受けたTCSOは、すぐに捜査を開始し、エバーグリーン中学校の協力のもと、容疑者2人の身元を特定。事件に関与していたのは14歳と15歳の少年で、当初は5月9日に計画を実行する予定だったが、一方が直前で実行を断念したため、未遂の状態だったという。

 その後、テハマ郡重大犯罪捜査班が捜査を引き継ぎ、5月11日にボウマン・ロードおよびレイク・カリフォルニア地域にある容疑者の自宅を家宅捜索。現場からは、通報内容を裏付ける複数の証拠が押収された。

 2人の少年は、「刑事脅迫」「破壊装置の所持・製造」「重罪の共謀」の容疑で逮捕され、テハマ郡少年司法センターに収容された。

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image credit:unsplash

自作爆弾と銃器を押収、100人超の殺害を想定

 TCSOのデイブ・ケイン保安官によれば、2人の少年は学校を襲撃するために即席爆発装置を2つ製造し、試験していたことが確認された。目標としていたのは、100人以上の死傷者を出すことだったという。

 さらに、当初の計画には「片方の親を殺害してから学校を襲撃する」という内容も含まれていたという。

 捜査関係者は、他にも複数の銃器、声明文、犯行計画を確認する証拠を押収。

 これらの証拠から、少年らを「脅迫罪」「爆発物の製造および所持」「重罪の共謀罪」「大量殺人共謀罪」などの容疑で少年拘置所に収容し、地方検事局および保護観察局に送致した。

 なお、当局は爆発物の入手経路についても把握しているが、模倣防止のため詳細は非公開としている。

通報した少年ゲーマーに感謝、その勇気を称える

 通報したテネシー州の少年は、ゲーマータグ(オンラインゲームのユーザー名)ややりとりした証拠画像、音声情報なども提供しており、捜査の出発点となった。

 事件の捜査には、アメリカ連邦捜査局(FBI)も協力し、デジタル証拠の解析を担当。TCSOは地方検察、保護観察局、学校関係者とも連携し、迅速な対処が可能となった。

 ケイン保安官は、「この少年の行動がなければ、大惨事につながっていたかもしれない」と語り、「コミュニティを代表して深く感謝する」と述べた。

 また、本人と電話で直接話す機会もあり、近いうちに地域に招いて正式に感謝を伝えたいと話している。

 さらに、保安官は「もし何か異常を感じたら、迷わず声を上げるべきだ。このケースはまさに『見たら言う』が機能した例だ」と強調した。

脅威は取り除かれたが安全警備を強化

 TCSOは、事件の脅威は取り除かれたと判断しつつも、念のために警察官を多数配置。地域社会の不安を和らげるための措置を講じた。

 ケイン保安官は、「脅威は確実に排除された」と発言した上で、「私の息子もエバーグリーン中学校に通っているが、通常どおり登校させた」と明かした。

 また、「襲撃予告は今回が初めての事例ではない」とし、郡内では定期的に訓練や防犯対策を行っていると説明した。

 記者会見での質疑応答では、犯行の動機についても言及された。

 関係者の供述によれば、2人のうち1人は「いじめを受けていた」と発言していたという。ただし、現在判明している情報の中に、特定の個人を標的とした記述は確認されていない。

 少年たちは親しい友人同士だったが、過去に警察との関わりはなかったという。

References: Sheriff praises brave gamer for stopping attack at Evergreen Middle School

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この記事へのコメント 11件

コメントを書く

  1. ゲーム運営がAI使って検知して報告すればいいのに
    ゲーマーの子は素晴らしい行動力だけど恨みを買う可能性もあるわけで

    • +52
    1. ゲームを買って遊び、課金してくれる限り、どんな犯罪者であろうと見逃すものよ
      法で押し付けないとね
      もっとも、検閲だの人権侵害だのと喚く連中が必ず出て来るだろうけど

      • -1
  2. 残念ながら世の中には、破壊や暴力的行動を取る犯罪者側に共感・同調する者もいる
    通報した少年が、そんな別の第三者から「アイツ正義ぶりやがって」と敵意を向けられないか心配

    • +49
  3. 相手の冗談だと済ませず通報したのは凄い事だよね。自分なら流しちゃうかも知れん・・・・

    • +23
  4. >もし何か異常を感じたら
    >迷わず声を上げるべきだ
    >このケースはまさに
    >『見たら言う』が機能した例だ

    神奈川県警だったら
    結果は違っただろう

    • +13
  5. イジメは悲惨だよ
    子供でも 大人でも

    イジメで殺される事もあれば、自殺もある 死なずとも心の傷でまともに生きていけなくもなる

    イジメた相手に報復する事もあるし、今回みたいに関係ない人達を標的にする事もある

    ニンゲンには本能的なイジメの種みたいのが、多かれ少なかれダレにもあると思う

    それが状況によって、ストレスで増大するんじゃないかって勝手に思ってる

    だから自分の機嫌を取るのはぜいたくな事じゃなくて大切な事だし

    人(友人や支援団体や心理士・医師など)を頼るのは弱さじゃなくて、権利で義務だと思う

    • +9
  6. 犯行を行おうとしていた少年2人の家庭やその他の環境などの背景含め映画化してほしいけど通報した少年が目を付けられてもいけないからやっぱだめだな

    • 評価
    1. ボーリング・フォー・コロンバインは観た?
      未見ならお勧め

      • +2
  7. アメリカは学校を襲撃して多数の死傷者を出す事件が多いよね。

    • +7
  8. 本を正せば、銃や爆発物が簡単に手に入ってしまう環境もまずいよね

    • +3

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