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ダリに電話して会話を楽しむことができるAIが期間限定で登場!

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(著)

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Goodby Silverstein & Partners
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 シュルレアリスムの鬼才、サルバドール・ダリは1989年にこの世を去ったが、現代に蘇り、1週間だけ彼と電話で話す機会が設けられた。

 アメリカ・フロリダ州のダリ美術館が、ダリの誕生日(1904年5月11日)に合わせて公開した「Dial Dalí(ダイヤル・ダリ)」は、AIでダリの音声や思考、奇想天外な性格をリアルに再現し、彼と通話体験を楽しむことができる。

 芸術、夢、時間、さらにはヒゲの手入れ方法まで、ダリと語り合えるチャンスは2025年5月6日から2025年5月12日まで実施される。

 まさにシュルレアリスム(超現実主義)な体験ができるのだ。

ダリと通話が楽しめるがAI電話体験、ダイヤル・ダリ

 この「ダイヤル・ダリ(Dial Dalí)」は、ダリ美術館と、広告代理店Goodby Silverstein & Partners(GS&P)が共同開発したAI通話体験だ。

 電話番号は772-ASK-DALI(772-275-3254)。この番号にかけると、AIによって再現されたダリがあなたの質問に答えてくれる仕組みだ。

 このAIは、ダリ本人の著作や録音されたインタビュー、特有のクセを学習した高度な技術に基づいて構築されており、まるでダリ本人が電話の向こうにいるかのように自然な会話が可能だ。

 質問はすべてリアルタイムで処理され、用意されたスクリプトは存在しない。

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Goodby Silverstein & Partners

 このシステムは、音声合成技術のElevenLabsと、電話インフラのTwilioの協力で実現したもの。技術の力で、過去の巨匠が「今のあなた」と会話するという、まさに現代ならではの試みだ。

 アートの話題だけでなく、夢や時間、ロブスター、さらには彼の好きな食べ物など、質問すれば何でも答えてくれるらしい。もちろん、その答えが常識的とは限らないが、それこそがダリなのだ。

ロブスター電話から生まれた発想

 ダリ美術館では2024年、GS&Pと共同で、ダリ生誕120周年を記念し、来館者が館内でダリと会話できる「アスク・ダリ(Ask Dalí)」のインスタレーションを設置したが、今回はその進化版ともいえる。

 ロブスター電話は、ダリが1930年代に制作したシュルレアリスム(超現実主義)の象徴的作品で、受話器の部分がロブスターになっている。

フロリダのダリ美術館のアスク・ダリ(Ask Dalí)

 機能性と不条理を融合させたこの作品は、電話という日常的な道具を芸術に昇華させた。

 ダリは自分の時代の最新のツールや技術に魅了され、様々な芸術媒体を探求し続けていた。

 今回の「ダイヤル・ダリ」では、そうしたダリの独特な美学が、現代のテクノロジーと融合した形で再び蘇っている。

 シュルレアリスムの巨匠が、最も日常的な道具のひとつである電話を通じて再び我々の前に現れるという発想自体が、まさにダリの精神を現代に伝えている。

 夢、芸術、そしてナンセンスな会話さえも受け止めるこの体験は、テクノロジーによって時間を超えた対話を可能にしているのだ。

 生涯を通じて「現実とは何か?」を問い続けたサルバドール・ダリ。

 彼の誕生日にあたるこの週、AIを通じてその精神と対話できるというのは、なかなかに粋な演出だ。受話器の向こうで、あのヒゲが微笑んでいるかもしれない。

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Goodby Silverstein & Partners

日本からも通話できる?

 ちなみにこのサービスは全米国内を対象としたもので、2025年5月6日から12日、AIダリに電話をかけて会話を楽しむことができる。

 アメリカ国内なら誰でも「772-ASK-DALI(772-275-3254に電話をかけるだけでこのユニークな体験ができる。通話料を除けば費用はかからず、事前の予約も不要だ。

 日本から国際電話として利用することができるのかどうかは不明だが、もしかけるのなら、アメリカの国際電話識別番号を前につける必要があるため「010-1-772-275-3254」となる。

 ただし、国際通話料金が発生するため、料金には注意が必要だ。IP電話アプリ(Google Voiceなど)を使えば、コストを抑えられる可能性もある。

 英語が苦手な人は、チャットGPTや翻訳アプリを介しての通話が必要となりそうだが、ダリがたまらなく好きな人はチャンスかもしれない。

References: Goodbysilverstein / This AI Experience Allows You to Dial Salvador Dalí for a Live and Surreal Conversation

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この記事へのコメント 13件

コメントを書く

    1. Dial Dalíって完全におふざけネーミングw
      ダリだ考えたのは!いや、ダリが考えるのか?

      • +5
  1. どぉ~このダリだか 知ぃ~らないけれどぉ~ ダリもがみぃ~んな 知っている~~♪

    • 評価
  2. ダリは有能プロデューサーの奥さんの演出で奇人変人を演じていただけで、本人はいたって神経質な男だぞ

    • +2
    1. 死んでまでダリを演じさせられるダリ・・・

      • +2
  3. ダリには同名の兄がいた。
    サルバドール兄は幼くして死に、母親は大きな悲しみに襲われ、精神的に不安定になった。その後に出産した赤ん坊(のちのサルバドール・ダリ)を「死んだ子の生まれ変わり」だと信じて育てた。
    サルバトール弟は幼児の頃から「本当の自分は死んだ。冷たい墓の下に埋まっているのだ」という妄想に悩まされ続けた。
    人格形成に大きな悪影響があったことは間違いない、と精神医学会は考えている。

    • +7
  4. わたしダリちゃん
    今、あなたの後ろにいるの

    • 評価
  5. ダリ 「私の作品は好きかね」

    横尾忠則 「はい大好きです」

    ダリ 「それはいい、ところで私は君の作品は嫌いだね」

    • +3
  6.  他の人、例えば歌手とか芸能を持っている人が AI 化とかちょっとどうかなと思うけど、ダリだとなぜか「ありかも」と思ってしまうのは偏見なのかな。 他の例えば岡本太郎なんかも面白がりそうとか思うと一部の芸術家にはそういう自分が持つイメージがあることに気づきました。 ご本人が望みそうかどうかというところがポイントなのかも……

    • +2

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