この画像を大きなサイズで見るタイ東部の1億3000万年前の地層から見つかった化石は、これまで知られていなかった新たな翼竜の新属新種であることが判明し、正式に認定された。
「ガルダプテルス・バフェトウティ(Garudapterus buffetauti)」と命名された翼竜の化石は、東南アジアに生息していた翼竜の多様性と、生息地を理解するための重要な資料として注目を集めている。
タイの山奥で発見された未知の翼竜の化石
2025年3月、タイ・シーサケート県のパノム・ドーンラック山脈南部に位置するプラプロンで翼竜の上あごの化石が発見された。
中国・新疆ウイグル自治区にある石河子大学の古生物学者、ジョウ・シュアンユー博士と、タイの古生物学者シタ・マニットクーン氏らの国際チームはこの化石が翼竜の新種、新属であることをつきとめた。
この翼竜は「ガルダプテルス・ブフェトウティ(Garudapterus buffetauti)」と名付けられ、学術誌『Cretaceous Research』に掲載された。
ガルダプテルス・ブフェトウティという名前には、ヒンドゥー神話に登場する空飛ぶ神鳥「ガルーダ」と、フランスの古生物学者エリック・バフェトウ博士への敬意が込められている。
今回の発見は、タイで初めて見つかった翼竜の頭骨化石という点でも非常に貴重だ。
発見された化石は、上あごの一部(ロストラム)と5本の不完全な歯から構成され、1個体のものであると確認された。
この画像を大きなサイズで見る「ガルダプテルス」はどんな翼竜だったのか?
ガルダプテルス・バフェトウティが生きていたのは、まだ恐竜たちが生息していた白亜紀前期だ。
地球は今よりもずっと温暖で、タイのあたりも乾燥地と湿地が入り混じるような場所だったと考えられている。
化石として見つかったのは、ロストラムと呼ばれる上あごの先端部分と5本の不完全な歯だけだ。
それだけでも、研究者たちはこの翼竜が「グナトサウルス亜科(Gnathosaurinae)」というグループに属することを見抜いた。
この仲間は、くちばしの先が横に広がったスプーンのような形をしており、水辺で魚などを捕まえていたと考えられている。
さらにこの化石には、波打つような歯の根元や、口の中の蛇行状の溝など、他の化石と共通する特徴があった。
実は、これらはドイツやポルトガル、ウルグアイで見つかっている後期ジュラ紀の翼竜、「グナトサウルス・スブラトゥス」や「タクアダクティルス・ルシアエ」、「ルソグナトゥス・アルマドラバ」などにも見られる形だった。
だが、ガルダプテルスには他の翼竜には見られない特徴があった。
それは独特なくちばしの形だ。上あごの先端部分が、凧(カイト)のように横に大きく広がっていたのだ。
この構造は、魚などの水生生物を効率よくすくい取るためのもので、その形がガルダプテルスが新種であることを示していた。
この画像を大きなサイズで見るこれまで東南アジアでは、翼竜の化石記録が非常に少なく、どんな種類がいて、どこを飛んでいたのかほとんどわかっていなかった。
だからこそ、ガルダプテルス・バフェトウティの化石は大きな意味を持つ。東南アジアにも独自の翼竜たちがいて、しかもジュラ紀から白亜紀にかけての時代を生き抜いていた。
空を飛ぶ爬虫類たちの物語は、まだ語られていない部分がたくさんある。今回の発見は、その“空白”を埋める最初の1ページなのかもしれない。
マニットクーン氏ら研究チームは今後もこの地域の発掘を続け、新たな発見につなげたいと語っている。
ガルダプテルスのような存在が、私たちの知らない過去の空を、今もどこかで静かに飛び続けているのかもしれない。
追記:(2025/04/03)本文を一部訂正しました。
編集長パルモのコメント

日本でも2024年、熊本県の地層から新種の翼竜の化石が発見され、ニッポノプテルス・ミフネンシス (Nipponopterus mifunensis)と命名されたことは記憶に新しい。今後も研究が進むことで、アジアでもどんすこと翼竜や恐竜の新たなる種や属が発見されていくことになると思うとフルフラットな胸が高まりを見せちゃうんだ。
自分の黒歴史を修正しにいくというよこしまな考えじゃなく、純粋に古代を生きた動物たちを研究観察したいという純粋な気持ちなら、タイムスリップさせてくれるのかしら?もし出来たらの話だけど。
References: Sciencedirect / SCI















なぜかカモの横顔が見えるぞ
この間、ハングライダーで垂直離陸決めた人の動画見ちゃったから
この翔けない大型の生き物が空飛ぶのもそんなに変じゃないかもとか思っちゃったわ。
あんなことできるんだな。
ヘラサギとかヘラシギもこういう先端が広いクチバシだよね。
ワニだとガビアルもか。
でっかいペリカン…
東南アジア方面だと湿地が多いので体は小さく羽が大きく羽毛に包まれた鳥類に近い翼竜だったのではないかと推察したりする。テプラのドンとかはやはり岩場から風に乗って飛び立つイメージだけど、湿地で魚を捕るとなると体は小さく飛び立つ力が大きく水に浮く体が都合が良いと思うからね。進化の過程の環境適合力って想像の上に行くケースが多いからいろいろと空想してしまうよね。
ご、ごめんw なんか化石に「よくりゅう 新種!」てテプラで貼っているところを想像しちゃって…
すまん!書類整理中に書いてたから間違えたよ
プテラノドン系ね
頼む、クチバシを上から見せてくれ・・・復元図
鳥のニッチを占めていたなら、まだ沢山の種がいただろ
氷河が溶けることなどで、これからも新種が見つかるね
羽のない翼だから小回り下手とか体温維持などで身体が大きくなるのかな?
現代のコウモリは小型なのもいるけどアレは恒温動物
小型で羽毛ありの翼竜はいたかな
色々興味は尽きない