この画像を大きなサイズで見るこれまでとまったく異なるシームレス設計。エイを彷彿させる胴体と翼がなめらかに融合した旅客機が、5年以内に実現するかもしれない。
こちらの新デザイン「ブレンデッドウィングボディ」の機体は、従来型の燃料消費を50%も削減し、騒音まで大幅に減少させるという。
アメリカの航空業界のスタートアップ企業 JetZeroと、ドイツのテクノロジー企業 シーメンスが手を組み、2030年までにこの革新的な旅客機を実現する計画を明らかにした。
今月開催されたテクノロジー見本市、CES 2025で発表されたこのプロジェクトは、航空業界に大きな変革をもたらすニュースとして注目されている。
旅客機の新デザイン「ブレンデッドウィングボディ」
こちらのなめらか設計「ブレンデッドウィング ボディ(Blended Wing Body :BWB)」は、2025年1月、世界最大規模のテクノロジー見本市CES 2025で発表された、旅客機の新デザインだ。
この画像を大きなサイズで見るアメリカの航空業界のスタートアップ企業 JetZeroとドイツのテクノロジー企業シーメンス が明かしたその名称は、見ためのとおり、翼(ウィング)と胴体(ボディ)がシームレスに融合(ブレンデッド)している形状を表す。
現在の旅客機のように翼が胴体に取り付けられているのではなく、近年いろんな分野で採用されてるシームレス、つまり継ぎ目のないつるんとしたデザインにより、空気抵抗が減少し、燃料効率が向上。より無駄のない飛行が可能になるという。
この画像を大きなサイズで見るBWBのメリット
JetZeroによると、BWBには従来と比べ以下のようなメリットがあるという。
燃料効率の向上: 高い揚抗比(揚力と抗力との比)により、燃料消費を50%削減できる。運航コストが大幅に削減され、環境への負荷も軽減できる。
騒音の減少: 従来の旅客機のエンジンは主に翼の下にあるが、BWBのエンジンは機体上部や後部など、機体内部に近づくため、飛行中の騒音が減少する。
持続可能な燃料対応: 持続可能な航空燃料や水素燃料に対応できるようになり、燃料効率の向上と同様に、環境にやさしい旅客機になる。
乗客収容能力の向上: 広々とした内部空間により、乗客の増員と快適な座席配置の両立が叶い、乗客の満足度の向上が見込める。
また現在のところ、予定のBWB機は250人の乗客を乗せ、航続距離は5,750マイル(9,250km)と見込まれている。
この画像を大きなサイズで見るBWB実現は旅客機の改革
ただBWBの概念自体は新しいものではない。100年以上前にロシアのパイロット、ニコラス・ウォエヴォツキーの提案した設計であり、すでに軍用機にも採用されている。
だが、お客を運ぶ旅客機としては、これまでにない改革となる。JetZeroとシーメンスのタッグによって、実現に向けての準備が着々と進められている状態だ。
縮小モデルで試験飛行を開始
JetZeroのBWBへの取り組みは、かねてから行われていたもので、2023年の時点で米空軍、NASA、連邦航空局FAAと協力し、2027年までに実証機の試験飛行を始めると発表していた。
そして今はシーメンスの協力を得て2030年までの商業運航を目指している。
進捗は順調で、実証機の縮小モデルも用意され、その耐空証明もFAAから取得済み。このモデルの試験飛行の段階に入ったという。
この画像を大きなサイズで見るデジタルツイン技術で設計の最適化も
並行してJetZeroとシーメンスは、デジタルツイン技術を活用し、設計の最適化を図っている。
デジタルツインとは、シーメンスが提供する技術のひとつで、実際の設計を仮想空間で再現し、AIを使って改善点を見つける技術だ。
これにより、製造プロセスのリスクを低減でき、設計の効率化と迅速な開発の両方が可能になる。
この画像を大きなサイズで見る多くのメリットが期待されるブレンデッドウィングボディの旅客機の計画は、海外メディアもにぎわすほど。
2社の取り組みが順調に進めば、2030年には目標どおりシームレスな旅客機が空を飛ぶ日が来そう。
こういうつるんとしたデザインってハイテクな軍用機専用かと思ってたけど、旅客機もそうなるなんてすごい。空港の駐機場にこのデザインの新型機がずらっと並んだら壮観だろうな。
References: Livescience














かなり昔からデザインはあった
ようやく機体とエンジン制御が追い付いたのか
個人的には新型コンコルドに期待してるんだが
無尾翼やそれに近いデザインだと安定しにくいですね。 ウルトラホーク一号(激古っ)も BWB な感じなのを思い出しました。 いろいろな形が今の主流の形を凌駕して駆逐するのか、すみわけになるのか、やっぱり主流は今の形のままなのか見守りたいです。
メリットばかり書かれているけどデメリットは無いのだろうか?
ジェットエンジンに不具合起きたら後方が危なそう
この種の飛行機は機体中に張り巡らせたセンサーで機体や気流の状態を感知して、最適な状況に動翼をコントロールできないと墜落する。ほぼコンピュータが飛ばしていると言って過言ではない。
アメリカにはB-2やF-117で培った技術があるから民間に転用できたのだろう
戦闘機でないなら、航空機として大安定の姿形してるべきだよね。
コンピューターないと腕のいいパイロットでも飛ばせない設計って戦闘機の世界のトレンドだもんね。
胴体後部ににドッシリ乗ったエンジン、客室内が五月蠅そう
この手の飛行機が話だけ出ていつも結局たち消えになる理由は以下の通り。
・機体と一体化するエンジンは整備コストがべらぼうにかかる。
特に上部についてると尚更。
・特殊な形状の飛行機は空港側へインフラ整備を強いるため就航本数が限られる。
.特殊形状の飛行機は専用部品が多くなるため維持費がかかり、運用できる会社自体が限られる。
・客室の大型化はすでに時代のニーズに合致しない。
エアバスなども大型機を廃番にし始めている。
それを克服できる目途がついたからやるって話だよ
ステルス設計や素材を使わない&ペイロードを客席に変えた”B-2(B-21)”みたいなもんだし
B-2がなんで1機2000億円もするのか考えた方がいい。
エンジンが後方に配置されてること&2基のエンジンが機体の中心線に近い位置に配置されてることで、直進安定性が悪く操縦が難しい機体になると思う。
シームレスのコンセプト自体はメリットあるから設計次第で改善の余地はあると思うけど。
この手の航空機で大胆なデザインされるとすっごい不安になる
この前の旅客機事故の記憶も新しいしね・・・
色々作られるけど未だに形変わってないよね
見る人が見れば変わってんだろうけど
三菱UFJも達成できなかった耐久証明を、全く新しいデザインで取ることが出来るのかね
あと既存の空港への対応とか
三菱UFJは銀行じゃぞい。
MRJに関しては開発体制が悪かった。ホンダは上手くいったのになあ……。
アレは「中型機の市場保持」という色々な思惑も絡んだうえで、完成直前にゴールポスト移動されたらもう無理よ…
メンテナンスとか大丈夫なんかな。
パーツ替えられないから修理がとんでもないことになったり。
本気で二酸化炭素削減したいなら
物見遊山の旅行は基本禁止にすべき。
グローバル化のマイナスも沢山あるし。
俺は今後海外にいけなくても構わない。
それ言い出したら
「暑い場所・寒い場所に住むのは冷暖房の無駄だから強制移住&転居禁止」
「一人暮らしは電力の無駄だから集団生活強制」
みたいなディストピアまであと一歩だぞ。
そこまで行かなくても、目的によって移動を制限するだけでも
いちいち移動のたびに理由書を書いて役所に提出して許可を得なきゃいけないってことで、
どっちにしろディストピアだし経済効率も最悪すぎる。
自由を贅沢品と見なす発想は社会全体を貧せさせることにしかならないよ。
BWBの旅客機は米国では90年代から研究されていて、2007年にボーイングがX-48という小型の無人実証機を造って飛行試験している
飛行特性に問題ないことは確認されたけど、結局ボーイングはこれまでの形態を踏襲した787を造った
機体の収容力の割に乗降扉の数が少なく、乗客の乗降に時間がかかることや、緊急時に規定時間以内の脱出を達成できないことが理由だそう
寝られるようにしてほしい。
ツルンと見えても厳密にはパネルの集合体だから
鳥がぶつかったりしてへこんだ場所だけ交換できる。
「ワンモーションフォルム」であって「ワンピース構造」ではない。
ミニチュアだから縮尺でツルンと作ってるだけで
実寸はリベットとかパネルでそれなりに凸凹する…はず。
こういう機体の曲線ってどうやって製図するのだろう…?
ちょっと突風が吹くとすぐ
吹っ飛んで行ってしまう。
型式証明取れるの?
こんな形状にされたら、メーデー民はいったいどの座席に座ればいいんだ?
出資を募るためだけの説明だね
空港側が形に対応するのが大変そうだな