この画像を大きなサイズで見るかつてなくなった我が子を17日間抱きかかえ泳ぎ続けた母シャチ「タレクア」(J35)が新たに赤ちゃんを出産したといううれしいニュースを2024年12月にお伝えしたが、その続報が入った。
新たに生まれたJ61は未熟児で生まれた可能性もあり、研究チームはその様子をずっと見守っていたのだが、ついに亡くなってしまったそうだ。
2025年1月1日、タレクアが新たな我が子であるJ61の遺体をまたしても海の中で運び続けている悲しい姿が確認されたという。
母シャチに再び悲劇、我が子の死
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2025年1月1日、母シャチのタレクア(J35)が新たに生んだ赤ちゃんシャチ(J61)が死亡したことを確認した。
その後、タレクアは我が子の遺体を抱えながら泳ぎ続ける姿が目撃されている。
この行動は、2018年に彼女が当時亡くなった我が子を17日間運び続けた時の悲しみを思い出させるものである。
タレクアの行動は、研究者たちにも衝撃を与えた。
「タレクアは経験豊富な母親なので、なんとかJ61を生き延びさせてくれることを願っていたが、また同じ状況になってしまい非常に心を痛めている」と、NOAA研究者ブラッド・ハンソン氏は述べている。
今回死亡したJ61は、2024年12月に発見されたばかりであったが、死亡の原因は明らかではない。
専門家によると、シャチの子供にとって最初の1年は最も危険であり、厳しい環境に耐えられない場合が多いという。
再び亡き我が子を抱きかかえて運ぶタレクア
シャチは、死を悲しむ行動を見せることで知られているが、タレクアはその中でも愛情が深い存在だ。
彼女のように長期間子の遺体を運ぶシャチは極めて稀であり、その姿は多くの人々にシャチの感情の深さを伝えている。
この画像を大きなサイズで見るタレクアはこれまでに少なくとも4回出産している。そのうち2頭のオスの子シャチが生き残り、現在も元気に成長している。
最初の子は2010年に誕生し、次のオスの子は2020年に生まれた。研究者によれば、どちらのオスの子も健在である。
タレクアとその子どもたちは、Jポッドと呼ばれる「南部居住型シャチ」(Southern Resident Killer Whales、SRKW)で、カナダ西部とアメリカ太平洋岸北西部の海域に生息しており、その数は約73頭にまで減少している。
シャチの保護を続ける研究者たちは、サケの生息地の回復、ダムの撤去、漁業の適正管理を通じて、この貴重な種を守る努力を続けている。
今回、タレクアの子が亡くなったことは、将来的に群れのリーダーとなり得るメスが失われたことを意味し、また彼女が残せたであろう新たな血統が途絶えた点で、特に大きな損失である。
一方で希望の兆しも
だが、悲しいニュースだけではない。同じJポッド(群れ)に新たな命が誕生したことが確認されている。
J62と呼ばれる新しい子シャチは、現在のところ健康であるようだが、母親の特定や性別はまだ分かっていない。
「一つの誕生も無駄にはできない。彼らが繁殖し生存するためには、十分な魚が必要である」と、研究センターは訴えている。
References: Southern Resident killer whale again carries her dead calf through Puget Sound-area waters














ご愁傷様です
シャチやイルカやクジラといった海の水棲の哺乳類は、肺呼吸生物なのにお産を水中でするから、生まれた直後の赤ん坊は、呼吸を整える為に一回海面に顔を出す必要がある。それがうまく出来ない事がある
赤ん坊が呼吸困難によるパニックで海面の方向がわからない状態になり、母親もお産の直後でうまくサポート出来ない状態だと危ない
群れで行動していると、お産や呼吸を別個体がサポートする事があるが、単独行動の個体だとそれも望めない
ちなみに海中で溺れている人を、イルカが海面に押し上げて助けてくれる事例をたまに聞くが、お産のサポート経験のある個体によるものではないかと思う
それでこんな風にする習性があるんだ・・・
なるほど
するとシャケの場合は・・・全く別の理由になるな
シャチは海の中では食物連鎖的に最強だから、数を調整するという意味で自然と言う神はシャチにこのようなハンデを与えた?
肺呼吸なのに、水中でお産という…
年明け早々に悲しすぎて今年いっぱい涙じっとじとおじさん
わずか1ヶ月でうれしいニュースが悲しいニュースになるなんて
悲しいなあ
海じゃ無敵なイメージあるシャチでも大人になるまで生き残るのはこんな難しいんだな…
大型哺乳類は育つのが大変だよ
だから絶滅しやすい、注意深く見守っていかねばならない
悲しい…自然は厳しいね
タレクアの悲しみが早く癒えて子の魂が安らかに旅立てますように