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やはり筋肉は裏切らなかった。10週間筋トレをサボってもすぐに取り戻せることが判明

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(著) (編集)

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腕の筋肉を誇示する男性
image credit:Pixabay
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 何事も日々の積み重ねが大事。筋トレも途中で中断してしまうと筋肉が衰えて元に戻ってしまうのでは?と常に焦りを感じる人に朗報だ。

 フィンランドのユヴァスキュラ大学スポーツ・健康科学部の研究によると、筋肉には記憶があるという。

 例え筋トレを10週間中断した後でも、これまで得られた筋力がリセットされることはなく、トレーニングを再開すれば、元の筋力を短期間で取り戻せることが明らかになった。やはり筋肉は裏切らなかったのだ。

 少なくとも一般人のレベルなら、怪我や病気、あるいは少し疲れたといった理由でちょっと休んでも、それでそれまでの努力が無駄になったりはしないようだ。

筋トレを10週間休んだら、筋肉にどのような影響を及ぼすか?

 フィンランドのユヴァスキュラ大学、スポーツ・健康科学部の研究チームが今回調べたのは、10週間の筋トレの中断が筋力とサイズに与える影響だ。

 20代から30代の参加者約40名を2つのグループにわけ、それぞれ別の筋トレスケジュールを割り当て、その効果を比べる実験を行った。

 一方のグループは、20週間連続で週2回の筋トレを行う。もう一方のグループは、筋トレのメニューに違いはなかったが、10週間のスケジュールをこなした後、10週間ほど筋トレを中断、それからまた同じようなメニューを再開した。

筋トレをする男性
image credit:unsplash

筋トレを中断しても筋力はど衰えず短期間で回復することが判明

 その結果は意外なものだった。

 筋トレを中断すると、確かに筋肉のサイズは小さくなったものの、筋力は思ったほど弱くならなかったのだ。

 しかも筋トレを再開すると、ほんの5週間で中断前の筋肉にまで戻ったのである。

 他方、中断なしで筋トレを行なったグループは、開始から10週間が過ぎるとだんだんと筋トレの効果が落ちていった。

 中断したグループは、筋トレを再開するとそれにすぐに追いつき、一部の筋肉の指標においては中断なしグループを上回ることすらあったという。

 研究チームのエエリ・ハロネン氏は、「最終的には、中断なしのグループとありのグループとで、筋肉のサイズと筋力の発達に違いはありませんでした」と、プレスリリースで説明している。

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筋トレを10週中断しても、筋力の低下は想像よりもずっと少ない/Juha, J et al/(CC-By 4.0)

筋肉の記憶が作られるメカニズムとは?

 多少筋トレを休んだところで、それまでの効果が全部リセットされたりはしないことなら、これまでも知られていた。

 こうした筋肉の記憶を思わせる現象を「マッスルメモリー(筋肉の記憶)」という。

 だが今回のように10週間もの休止を挟んでも、相変わらず記憶が保持されているのが立証されたのは初めてのことだという。

 この研究で判明したことは、マッスルメモリーのおかげで、筋トレを休んでいる間も、筋力は意外なほどよく維持されるということだ。

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実験の内容 (A) 超音波プローブとレッグプレスのアイコンは、筋肉のサイズと筋力を測定した時点を表す。その筋肉の評価は、軸平面超音波による(B) 上腕二頭筋と(C) 外側広筋の計測によって行われた/Juha, J et al/(CC-By 4.0)

 だから怪我や病気で筋トレを休まざるを得なくなったとしても、それまでの努力が無駄になることはない。

 もちろん多少は衰えるが、それでも筋トレを再開すればすぐに元通りになる。

 ハロネン氏によると、こうしたマッスルメモリーは「神経系の変化が筋肉の変化よりも長く続くため」に生じると考えられるという。

 だがその詳しいメカニズムはまだ完全には理解されていない。

 研究チームは現在、マッスルメモリーの背後にある細胞や分子レベルでの働きを調査し、なぜ筋トレを休んでもその効果がすぐには失われないのか解明しようとしているそうだ。

 この研究は『Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports』(2024年10月4日付)に掲載された。

References: Breaks in resistance training do not impair long-term development in strength and muscle size – Maximum strength and muscle size are quickly regained | University of Jyväskylä / Muscle memory: A long break from exercise has little impact on strength

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 筋肉が大きくなるって事は細胞が増えるってこと
    増えた細胞はしぼみはするけどなかなか無くならない
    だから一度つけた筋肉はすぐに取り戻せるって説明がかなり腑に落ちた
    同じ理屈で一度太った人はまた太りやすいとも言ってたけど

    • +20
  2. 昇降運動みたいな日常生活に毛が生えたレベルの運動でも同じ効果があるのかしら。
    それともやっぱり筋肉痛になる程度には負荷が必要?ちょっと気になる。

    • +1
    1. 祖母は50代から80歳後半で認知症になるまで毎日1時間散歩してた。(距離は歳とともに短くなってはいる)
      で認知症になった頃から末期がんも発覚して余命3カ月と言われたけど、代謝の落ちた年寄りだ癌もなかなか育たず3年半生きた。その間殆どベッドの上だったけど、完全に寝たきりにはならず、亡くなる2週間前も自分で歩いて車に乗って歩いて診察室まで行った(診察室からは車椅子で病室に連れていかれたけど) 
      何もしないよりは全然効果あるよ。

      • +17
  3.  骨格筋は比較的すぐに戻ると読んだことがありますが、やはりこの記事の通りなんですね。 病気やケガでいったん最前線から退いたアスリートが短期間で復帰できるのも、そういうことかなと。 もっとも、影響のない部分は頑張って維持しているのだとは思いますが……
     対してスポーツ心臓は比較的すぐに衰えちゃうと聞きまして、実際私もインフルエンザで二週間トレーニングしないとすごくつらくなりました。 想像ですけど瞬発力としての筋力みたいなのは記事中でも少し触れてますが神経の影響がそれなりにあるんじゃないかなと思います。 しかし、持久系の筋力は戻りが遅いかもなと想像しつつ追っかけ研究に期待します。
     今回も面白かったです!

    • +6
  4. マッスルメモリーって大昔から言われてる気がするが
    確認されたのホントに初なんか?
    「論文ベースでは初」ということだったとしても
    あまりに今更過ぎる気がする

    • -1
    1. 具体的に10週間の記録とか恐らくこの実験しか見たことないしそういうことやろ
      昔鍛えてたら早く戻るなんて事自体は百年前にブランク作って再び鍛えた人でも知ってたと思うぞ

      • 評価
    2. そういうもの、と誰もがわかっていてもそれがどういう作用で何が起きているか明確にするのは並大抵のことじゃないのよ

      • +12
    3. 初ではありません
      記事は間違っています

      ちょっと調べたら、2018年にイギリス大学が実験した結果が論文に記載されており、効果が証明されていると出てきました

      なぜ誰も調べないのでしょう?

      • -2
      1. なぜあなたは翻訳元の記事を見に行かないのでしょう🤔

        • 評価
      2. この記事のレファレンスに目を通して見ると「筋肉の記憶のメカニズムに関する興味深い新しい知見が明らかになった」とある。ざっといえば、トレーニングの中断期間を「10週間」にして厳密な結果を突き止めたということかと

        実際、論文内に「周期的レジスタンストレーニンググループと持続的トレーニンググループが同様に筋力とサイズを改善したという観察結果は、このテーマに関する過去の研究結果と一致している しかし、過去の研究では、トレーニング中止期間が短かった( 3~2週間)」とある

        さらに1985年から2021年までの参考文献を33も提示しているので、それらの研究を踏まえた上で、「筋力トレーニングを 10 週間中断した後でも、中断した状態に戻るのにほとんど時間はかからない」といいきれるだけの裏付けがある知見を得たということ

        • +1
  5. 筋肉だけは裏切らない。つまりもてないおまえらも筋トレしろってことよ。

    • 評価
  6. あるサイクリストの方が大学の卒論だったかな?まとめてたけどね。
    ざっくりとしか覚えてないけど、目標立てて達成するまで何度でもやる。できるまでやる。それで一回達成しちゃった事は半年空けても同じことできるみたいな内容だった気がする。

    筋力はよく2週間で落ちるとかいうけど、じゃあ半年空けてできるってどういう事なのか興味深いよねぇ。

    • +1
  7. 冬眠明けの熊が短期間で体力取り戻すのも似たような原理なんかな。

    • +6
    1. 火事場のクソ力が発揮できなくなったり、きんにくんがアンドロイドになる。

      • +1
      1. 新鮮なグレープフルーツジュースを飲むんだ!

        • +1
  8. はあぁぁ最初のお兄さま、ギューって抱きしめられたい

    • +1
  9. 筋肉は裏切らない。

    されど、脂肪ははるかに忠実なり。

    …決して、主人の元を去ろうとはしない。

    • +11
    1. ただひたすら飢餓状態に備えてくれているのだ、健気な奴よ。

      • +3
  10. こんな話、筋トレマニアの間では30年前にはしてたよ

    • 評価
  11. ぶっちゃけ、筋肉を支える骨とか筋がしっかりしてないと筋肉ばっか元気でもねw
    っていうのが結構抜けてるんだよね、この手の話。
    地面がなくてもジャンプできるの?って話に通じるのに。

    日本の古武道とか昔の人の歩法、姿勢とか骨を重要視するじゃん。
    若い時だけ強くてどうすると言わんばかりに。
    重力は絶対なんだから。

    • 評価
  12. >>筋肉のサイズは小さくなったものの、筋力は思ったほど弱くならなかった
    つまりめっちゃ鍛えた後にしばらくサボると「見た目普通なのにめちゃくちゃ力がある」みたいになるってこと?

    • 評価

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