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「ユーカリとかありますか?」スーパーにコアラがご来店、オーストラリアならではの珍客

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(著)

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オーストラリアでスーパーに入り込み、棚の商品を物色するコアラこの画像を大きなサイズで見る
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 オーストラリアで、スーパーマーケットに珍しいお客さんがやって来た。オーストラリアならではのお客さんと言えば、そう、野生のコアラである。

 このコアラ氏、ユーカリ目的なのかと思ったら、ぬいぐるみや新聞、ハーブといった商品に興味を持った模様。

 20分ほどスーパーの棚をチェックして回った後、スタッフの誘導で無事に森へと帰って行ったそうだ。 

田舎町のスーパーにコアラの闖入者

 2024年9月16日、メルボルンの南にある小さな田舎町、ミーニヤンにある「IGA」というスーパーマーケットに、オーストラリアならではのお客さんがやって来た。

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 正面玄関から店内にサクッと入って来たのは、野生のコアラ。まるでショッピングを楽しむかのように、20分間ほど通路を歩き回っていたという。

 スタッフが撮影した映像には、新聞のスタンドによじ登ったり、ハーブの品ぞろえを確認したり、ぬいぐるみに手を伸ばしたりする様子が写っていた。

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とても素晴らしい経験でしたが、私たちが心配したのは彼の健康状態でした。そこで興奮せず、平静を維持するよう努めました

 スーパーのオーナーであるキーリーン・シャーヴェルさんは、その時の状況をこのように語っている。

 スタッフたちは何とかコアラを外へ誘導しようとしたが、コアラはこれを断固として拒否。店内をくまなく探検するつもりだったようだ。

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地元の保護施設のアドバイスで外への誘導に成功

 膠着状態が続く中、買い物客の1人が地元の野生動物保護施設に電話をかけた。するとその施設の職員が、電話越しに的確なアドバイスをしてくれた。

 スタッフたちはそのアドバイスに従って、コアラを脚立に誘導。するとコアラが脚立にしがみついたため、そのまま屋外へと安全に運ぶことができたそうだ。

 この職員はコアラが無事に退去するまでの間、電話を繋いでアドバイスをし続けてくれたのだとか。

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この店を経営して10年近くになりますが、こんな近くにコアラがいたことはありません。

コアラはたいてい道の向こうの木の上にいたり、サイクリング用の道路をうろついていたりしていて、店内でコアラを見かけることはなかったんです

森林の分断により、人間の生活圏内への出没が増加

 クイーンズランド大学のコアラの生態学者、ビル・エリス博士は、この時期はコアラの繁殖期にあたるため、通常よりも活発に動き回る傾向があると説明する。

 オスは新しい環境を求めて徘徊し、縄張りを主張して鳴き声を上げることもあるそうだ。下の動画は、珍しいコアラの鳴き声をとらえたもの。

【東山動植物園公式】 コアラの鳴き声 《 コアラ 》

 そしてメスのほうもパートナーを探すために、ふだん暮らしているエリアから冒険の旅に出るケースがあるという。

 エリス博士はまた、人間による森林の破壊がコアラの生息域を圧迫し、本来の棲み処以外の場所へ追いやる原因になっていることを危惧している。

コアラの生息地はますます分断され、より小さな区画で暮らすことを余儀なくされています。彼らの生息地はどんどん減っているのです

 コアラはオーストラリアの東海岸に生息する有袋類である。現在の生息数は全土で10万頭以下であると推定され、4万3,000頭とするデータもあるようだ。

 コアラが個体数を減らしている要因として、森林破壊以外にも、以下の3つが挙げられる。

  • 交通事故
    森が分断された結果、道路を歩くことを余儀なくされたコアラが、車に轢かれるケースが後を絶たない
  • 犬・猫などの外来動物による攻撃
    オーストラリアでは外来種の野良犬や野良猫が、在来種にとっては大きな脅威となっている。特に野良猫に襲われる在来種は、年間26億匹にも達するという
  • 病気や遺伝子異常
    森林が分断されたことで近親交配率が高まり、遺伝子に異常のあるコアラが誕生しているほか、クラミジアに感染するリスクが高くなっている

 現在、オーストラリア政府はコアラを保護するために、道路の上に橋を架けたり、道路に保護ゾーンを設けたり、コアラの絵を描いた道路標識や速度表示を設置したりといった対策を取っている。

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image credit:photoAC

コアラに優しい都市環境での共存を目指す

 エリス博士は、コアラと人間との共存について次のように語っている。

既にこのような都市景観ができ上がってしまっている現状に対し、私たちができることはあまりありませんが、野生生物によりフレンドリーな都市環境を作ることはできるでしょう。

いつか都市部でも、死んだコアラよりも生きているコアラを見かけることが普通になる日が来ると、私は思いたいのです

 今年に入って、このスーパーのある地域でも、コアラが道路で死んでいたという報告が少なくとも2件あったという。

 エリス博士は野生動物保護施設のアドバイスを受けたスーパーの対応を賞賛し、野生動物の多い地域に住む人は、地元の保護施設の電話番号を登録しておくように促した。

彼らは素晴らしい人々で、夜中の2時でも電話に出てくれて、何をすべきか教えてくれたり、駆けつけてくれたりするのです

Koala’s surprise visit to an Australian grocery store

References: Koala’s surprise visit to Victoria supermarket a warning sign of dwindling habitat

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この記事へのコメント 12件

コメントを書く

  1. オーストラリアのユーカリの品ならぬ ゆかりの品って何でしょうか?

    • +7
  2. そういえば2年くらい前の大森林火災で野生動物10億匹が死んだともいわれてたがその後どうなったんだろう?

    • +7
  3. ユーカリ「とか」ありますかの「とか」にウケてたら、
    過去記事のタイトル「的なもの」でさらに笑ったw

    可愛いね~~
    優待会員なのか~~なるほど~~^-^

    • +6
  4. オーストラリアは先週だったか
    カンガルーも某店に来店してビヨンビヨンしてったようなw
    かわいい珍客だけど、森の分断とかいろいろあるんだね
    平和に来てくれるのはうれし楽しだけど、
    こういうのが続くと考えさせられるね

    • +5
  5. 「コアラの誘導には脚立などの掴んで登れるものが吉」

    よし! もし、迷いコアラがやって来ても誘導は万全だな!

    • +16
  6. また森林火災で水分補給ができなくなると困るのでペットボトル飲料の在庫確認に来たのかも知れない。あのときは基本的に水を飲まないと言われるコアラが人に水を求めるほどの異常事態だった。

    • +6
  7. 店員「ゆかりはきらしていて、かつおならありますよ」

    • +4
  8. 箱を見ると条件反射的に入ってしまう猫みたいに
    コアラは木の幹のようなものを見ると思わず登ってしまうんだろうか

    • +3
  9. 痛快現代劇!コアラ主演 「珍客商売」 ご期待ください

    • +1

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