この画像を大きなサイズで見る人類は現在、急激な気候変動の中を生きている。それは海面を上昇させ、生態系を変え、森林火災を増加させたりと、我々の世界を大きく変えようとしている。
気候変動が世界をどのように変貌させるのか?それを知るには地球の過去を知るのが一番だ。
スミソニアン国立自然史博物館とイギリス、ブリストル大学の研究チームは、多種多様なデータに基づき過去4億8500万年にわたる気候の変動を分析した。
その結果、地球の気温は絶えず揺れ動いていることが明らかとなった。背景にあるのは二酸化炭素で、それに応じて生物は進化・繁栄し、そして絶滅してきたのだ。
過去の地球の気温の変化を調べる方法
過去の気温を知る手がかりはいくつもある。
例えば、南極や北極の氷に閉じ込められた空気の化学組成を調べれば、その時代の気候を推測することができる。
古い地層や化石に含まれる酸素同位体も、その時代に地球が暖かかったのか、それとも寒かったのか教えてくれる。
意外なのは、植物の葉の化石だ。その形を調べれば、その植物が育った環境を推測することができる。
例えば、ふちが滑らかで、先が長くとがった葉っぱは、水が流れ落ちやすい形状をしており、暖かく湿潤な場所で育っただろうことがうかがえる。
反対に、ふちがギザギザしており、先が長く尖っていないのなら、寒冷な気候で育った植物だ。
この画像を大きなサイズで見る多角的な分析で、過去約5億年の地球の気温の変化を調査
今回の研究プロジェクトは、スミソニアン国立自然史博物館による特別展「Deep Time」の一環として2018年から開始されたものだ。
スミソニアン国立自然史博物館の古生物学者、エミリー・ジャッド氏をはじめとする研究チームは、古代の気温に関する150,000以上の推定値を集め、これに850もの気候モデルシミュレーションを組み合わせて、過去の気候がどのように変化してきたのか描き出した。
それは過去4億8500万年(約5億年)にわたる地球の気温の歴史である。
その歴史はカンブリア紀から現代まで続く顕生代(けんせいだい)の大部分をカバーするもので、この間、海で最初の動物が繁栄し、陸上に植物が出現し、さらにいく度か大量絶滅が起きるなど、さまざまな出来事があった。
この画像を大きなサイズで見る絶えず地球の気温は変化していた
その温度を示すグラフによるならば、顕生代(5億4,200万年前から現在まで)における地球の平均表面温度は11~36度の範囲にあり、全体としては寒いよりも暖かい気温であることが多かった。
重要なのは、地球の気温が大きく変動するということだ。
気温は平均値の近くで安定したりはせず、過去4億8500万年にわたって、きわめて暑い時期ときわめて寒い時期に揺れ動いてきた。
この画像を大きなサイズで見る温度変化は二酸化炭素と密接に関連
そうした温度の変動は、二酸化炭素と密接に関連している。大気中の二酸化炭素が増加すると、気温が上昇するのは周知のとおりだ。
そしてこの関係は、大量絶滅が起きた時期には特に目立ったものとなる。
その時期、火山活動によって大量の二酸化炭素が放出され、地球の気候が急速に変化した。
英リーズ大学の古気候学者ベンジャミン・ミルズ氏は、第三者の立場から、「大量絶滅が起きる前、地球の平均気温と二酸化炭素が安定していたことは特に重要だ」と指摘する。
それは、その時代に進化した生物はその時の比較的安定した環境に一番よく適応しているということだ。
つまり彼らにとって二酸化炭素の急増による気温の激変は、適応がむずかしい過酷な状況だったのだ。
そして今、それとまったく同じパターンが繰り返されようとしている。
現在の15度という平均気温は、これまでの歴史では比較的涼しい珍しい状況だが、人間は温室効果ガスを排出し、急速な温暖化を引き起こしている。
人間の進化が始まったのは今よりもっと涼しい状況だったが、地球はそれよりもずっと暑くなろうとしているのだ。
この研究は『Science』(2024年9月20日付)に掲載された。
















地球温暖化の懐疑派が喜びそうな記事だ。
未来を予測するうえで過去がどうだったのかはすごく大事。
これを見ればCO2を出し続ければ温暖化が進むのは明らか。
「過去はもっと暖かかった」って主張もよく見るけど、たとえそうでも今の温暖化は人間にとって有害だから対策しないといけない。
対策だと?
人間ごときが地球の火山活動を制御できるとでも思っているのかw
火山活動で排出される二酸化炭素量、年間で1ギガトン以外、人類が化石燃料由来と畜産で排出している量は35ギガトンくらい。
だから後者を減らす為にあれこれ考えるのは意味があるでしょ
ヒートアイランドはどないかせんとアカンやろ。鉄筋コンクリートのビルを高層化する事によって、蓄熱、熱放出の表面積を広げているし、エアコン等の排熱も馬鹿にはには成らない。
人為的な地球温暖化の問題と、地球の長いスパンにおける氷期から間氷期の揺れは別ってことかと。
これからどちらが影響してくるかはわからないけど
二酸化炭素の排出を規制することはまず無理でしょうね
経済活動辞めますと宣言するようなもの。人口が増え続けるのだから発展を止めることなんて出来ない。無理だと分かっているから、月や火星の移住に躍起になっているんですよね。本当に火星はかつて地球のようであったのかもしれない…
月や火星を住める星にするよりは
地球の環境を何とかする方が遥かに易しそうだどね
グラフはないのか~!と思いました。
気候変動(従来の温暖化)で、平均気温が上がることについて歓迎派の私は少数派ですが、それは人類にとって有害ですけれども、生物トータルとしては生産性が高いと考えて歓迎派です。人類もおこぼれにあずかれるなら耕作地域の(今は寒くて畑にできないところが畑にできるような)拡大が見込めるのと高い気温で植物が良く育つことでしょうかね。反対に今人が住んでいる平地が海進で沈むので大きな経済的損失が発生しそうなところが人類にとって問題でしょうね。恐竜も昆虫も大きくてそれを支えられるだけの植物があってということで移行するときは混乱がありますけど気温は高いほうが生物トータルとしては繁栄するだろうなと。
とはいっても自分では公共交通機関を使いつつこまめに電気消して少ない二酸化炭素排出の生活してます。去年も過去10万年で最も暑かったですけど今年の夏も暑かったですね。
過去10万年で最も暑かったのは初めて聞いた
北欧の永久凍土の下には中世の遺跡が眠っているけど
その頃よりも暑い日々が続いたのかな
平均気温が緩やかに上がっていくのは、地球の生命にとっても別に問題ないんだ
数千・数万年スパンならば、適温の地域にゆっくり移動もできれば進化の選択にもなる
だが、数十・数百年単位では誰も対応できない。よってみんな滅ぶ
現代の大気中CO2濃度は1400万年前と同程度らしい。そのころは今より4~5度気温が高かったとか、つまりこれからそれくらい気温が上がるかもしれないってことだよね。
これが自然の摂理なら、地球における人間の時代は終わっていくと言うことなのかな。
どの世界にも永遠なんてないもんね。
自然の摂理ではなく、人間の責任だからなんとかしようって話
自分の住んでるところで自分基準だと、気温3度くらい下がってくれると快適。
冬はもう少し寒くても平気なんだけど、今年の夏は無理だった。これが続いたらゴリゴリ寿命削れる。
人間ってわがままだよな
何か、みんなこぞって、火消しに必至ですね。火は二酸化炭素を出すから?
最近のこの手の記事は各方面の意見に忖度してて焦点がぼやけている気がするのですが、結局パルモさんはどこを向いているの?
ビーバーの記事以来、何かが変わった
いずれにしても誰もが暮らしやすい世界が良い