この画像を大きなサイズで見る古生代ペルム紀のブラジルに、ねじれた顎と横向きに突き出た歯を持つ、新属新種の原始的な両生類(分椎目)が生息していた。
ブラジルやアメリカ、ドイツなどの国際研究チームが、億7500万年前の地層から化石を発見した。「タニカ・アムニコラ(Tanyka amnicola)」と命名されたこの種は、、当時の同時代の近縁種の多くが肉食中心だった中で、植物を効率よくすりつぶして食べるための特殊な進化を遂げていることがわかった。
さらにこの新種は、当時の時点ですでに数千万年前の古い特徴を残した「生きた化石」のような存在だったことも判明した。
この査読済み研究成果は『Royal Society Open Science』誌に掲載された。
参考文献:
This ancient plant-eater had a twisted jaw and sideways-facing teeth
https://www.eurekalert.org/news-releases/1117989
発掘調査で発見された異形の古生物
ブラジルのピアウイ連邦大学、ドイツのベルリン自然史博物館、アメリカのフィールド自然史博物館などによる国際研究チームは、ブラジル北東部のパルナイバ盆地にある、現在は干上がった川床で15年間にわたる大規模な発掘調査を続けてきた。
この長期プロジェクトの初期段階で、ベルリン自然史博物館のイェルク・フレビッシュ教授が、ある不可解な顎の骨を発見した。
調査チームは当初、この場所でよく見つかる一般的な肉食の四肢動物の骨だと考えていたが、取り出された骨は、本来なら内側や上を向いているべき部分が不自然にねじれ、歯が外側を向くという異様な形状をしていた。
この画像を大きなサイズで見る「ねじれた顎」の進化は植物を食べるため
研究チームがその後の継続調査によって、全く同じねじれ方をした顎の化石を合計9つ発見したことで、この奇妙な形状は個体の異常ではなく、一つの種として共通した進化上の特徴であることが裏付けられた。
この発見により、化石は新属新種「タニカ・アムニコラ(Tanyka amnicola)」として正式に命名された。
タニカ・アムニコラは、分類学的には「分椎目」というグループに属している。
分椎目(ぶんついもく)は古生代から中生代にかけて繁栄した原始的な両生類の仲間であり、現在のカエルやサンショウウオの遠い親戚にあたる。
発見された顎骨の化石の長さは約8cmであり、現代のサンショウウオのような比較的小柄な体格であったことが示唆されている。
タニカ・アムニコラはその中でも「ドヴィノサウルス類(Dvinosauria)」と呼ばれる、より古い形態を色濃く残した系統に分類される。
フィールド自然史博物館のジェイソン・パルド博士や、ピアウイ連邦大学のファン・カルロス・シスネロス博士らの分析によれば、下顎がねじれて歯が横を向く構造は、口の中に密集した「小歯状突起」と呼ばれるヤスリ状の突起と噛み合わせるためのものだという。
同時代の近縁種が鋭い歯で獲物を捕らえる肉食動物だったのに対し、タニカ・アムニコラはこれらの面を合わさるように動かすことで、硬い植物の繊維を砕く石臼(いしうす)の役割を果たし、独自の生存戦略を確立していたのだ。
この画像を大きなサイズで見るペルム紀まで生き残っていた「生きた化石」
タニカ・アムニコラは、2億7500万年前(ペルム紀)という生息時期において、すでに時代遅れの身体構造を持つ「生きた化石」としての側面を有していた。
タニカ・アムニコラが属するドヴィノサウルス類は、本来であればタニカ・アムニコラが生息していた時代より数千万年以上も前の石炭紀に全盛期を迎え、その後は衰退したと考えられていた古い系統である。
周囲でより現代的な四肢動物が多様化していく中で、タニカ・アムニコラだけが古い特徴を保持したまま、競合の少ない植物食、あるいは硬い殻を持つ無脊椎動物を食べることでペルム紀まで生き長らえていた。
この事実は、当時の生態系が予想以上に複雑であり、古い系統が特定の環境下で独自の進化を遂げながら長く共存していた進化の歴史を示している。
この画像を大きなサイズで見るReferences: Eurekalert / Royalsocietypublishing
















見た目は鳥のイスカみたいな特徴よね
進化ってのは興味深いわ
ビックリした、イスカって名前の鳥が居たんだね
しかも古い日本語、某ゲームの名前の由来を知れた気がする
目が怖いよ目が
想像図が妖怪みたいで怖いよ
両生類版ヒラメ
植物の背丈がメッチャ低かったからこその生存戦略……なのかな?
顎がねじれているのは本当か?
Gemini の回答
結論から申し上げますと、タニカ・アムニコラ(Tanika amnicola)の**「顎(あご)がねじれている」という事実は、生物学的には確認されていません。**
おそらく、その独特な名前や語感から、何か別の生き物や特定のキャラクター、あるいは「ねじれ」という言葉が象徴的に使われる別の文脈と混同されている可能性があります。
ヤバイ効能のクサ食べてたような目してるw
「『生きた化石』だった生物」の化石ってこと?
鮎みたいに短い藻を削り取る食性だったのかもしれない。途上的な特殊化だから普通に咀嚼もできたと思われるので、純植物食ではなく雑食だったんだろう。
マナティはそんな感じの生態で口は下についてるね
交尾の時に雌の首に噛みつく習性があって顎がねじれてる方が種を残しやすかったとか
顎をスライドさせてそっと獲物取ってたとか
これがホントなら海に潜って海藻食べるウミイグアナも進化進むと顎ねじれるんかな?
その方が生存に有利で多くの子孫を残せる場合はそうなるだろうね
ただ左右非対称だと俊敏な動きがし難かったりデメリットもありそうだから
必ずしも有利にはならないかも知れない
石についたコケを食べてる鮎も特にねじれてはいないし
明らかに苦労して地面の僅かな芽吹きだろうがフンだろうが
摺り下ろしてたであろうことが窺える。
確かにとびきり急な気候変動があったんだろうね
これは(口の中を見せるために変な角度で描かれた)絵とねじれという言葉で誤解しやすいが、顎が左右にズレているという意味ではないみたいね
歯が外側を向くようにねじれることで、歯で嚙み切るのではなく、草食動物のように口の中の硬い部分を擦り合わせて食べる構造を持っているということ
たまたまそういういびつな形になったのではなく、進化の末にそんないびつになったん?世界って不思議だね。
あと2億7500万年って数字がもうすごい
上下のあごの動きだけで「繊維のすり潰し」ができるように進化したってことか。
両生類のあごは、基本的に上下にしか動かないらしい。
植物食する両棲類なんていたんだな 珍しいなあ見てみたかったなあ
ベットで寝転ぶワイの画像が勝手に使われてるっ!!((((;゚Д゚))))
化石だけ、となるとそういう形状で生息していたのか、単に死んだ後押しつぶされて変形した状態で化石になったのか素人には判別がつかないのよな。
専門家すげえ。
アフリカの湖に住んでる魚も
陸に上がって来ては、横向きになって草を食べるそうな
ステム四肢動物だからこの見た目で両生類よりはどっちかと言うと魚に近いくらいには死ぬ程原始的なんだよねこの子
脊椎動物にとってハードル高い植物食を……両生類の段階で、だとぉ〜〜〜!?
……ま、植物食の魚類もいるにはいるが
俺の親知らずが横向きに
生えてたのはこいつの影響?
ておい、このイラストただ顎外れてのびてるようにしか見えないよう。
特殊な食性を示唆する顎と歯、ペルム紀にして石炭紀的系統と、断片的ながら意義深い発見に思えます。“植物食”という見解をより強固に証明する為にも、標本の増加による更なる分析と研究に期待します。テムノスポンディルス類は「堆積作用の中心」即ち水辺や水中に生息している事が多いので、比較的良好な標本が多数得られる例もありますが、記事中の記述からすると若干陸生傾向が(他の仲間より)強かったのか?等、興味は尽きません。