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SHOEIが世界初、未来を映すヘッドアップディスプレイ搭載ヘルメットをお披露目

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(著) (編集)

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image credit:eicma
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 走り出したら眼前の景色の端に先のルートが映りだす。日本の老舗 SHOEI とフランスのスタートアップ EyeLights のコラボで生まれたバイク用ヘルメット「GT-Air 3 Smart」が話題だ。

 このヘルメットは、世界初のフル統合型HUD(ヘッドアップディスプレイ)搭載。速度もナビも視界に浮上し、SFのワンシーンを彷彿させる未来が体感できるのだ。

 世界最大規模のモーターサイクル国際見本市にて一足先に登場し、バイカーを魅了した GT-Air 3 Smart を海外の反応とともに見ていこう。

SHOEIとEyeLightsで初の完全統合型ヘルメット

 話題のGT-Air 3 Smartは、日本の老舗ヘルメットメーカー SHOEI とフランスのスタートアップ EyeLights のコラボで生まれた。

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image credit:eye-lights

 世界的に安全性と品質で評価される SHOEIが、航空機 HUD(ヘッドアップディスプレイ)技術で知られる EyeLights と手を組んで世界初の完全統合型ヘルメットを実現した。

 なおこの最新コラボモデルは、SHOEI公式では未公開。

 だが、2025年11月06日から09日にかけ、イタリアで開催された世界最大規模のモーターサイクル国際見本市(EICMA)で披露され、マニアによってSNSでも次々ポストされている。

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image credit:youtube

HUDで未来のライディング体験

 GT-Air シリーズはSHOEIのツーリング向け定番モデル。一方、こちらの最新モデル GT-Air 3 Smart は、ナノOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。

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image credit:eye-lights

 このディスプレイは、ライダーの視線の先3mに速度やGPS、通話の通知のほか、レーダー警告なども投影する。

 直射日光下でも鮮明に読め、視認性が飛躍的に向上したディスプレイに、第3世代のEyeLights技術を搭載したGT-Air 3 Smart はライダーの反応時間を32%以上短縮する。

 一般的なヘルメット着用のライダーは、速度計やスマホのナビに視線を移す必要があり、認知や反応に余分な時間がかかる。

 比べてGT-Air 3 Smartは、視線を外さず走れる安心感を提供し、ライダーに未来のライディング体験を実感させる。

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image credit:eye-lights

コミュニケーションもシームレス

 またユニバーサルインターコムも内蔵。ヘルメットのブランド問わず接続可能だ。

 オンラインでもオフライン問わずメッシュ通信が使え、レンジは“無制限”。アクティブノイズキャンセリングマイクとSiri/Googleアシスタントにも対応し、音声操作もできる。

 走りながら仲間とつながる体験はワンランク上の自由も感じさせる。

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image credit:eye-lights

欧米規格クリア。既存モデルの後継で安全性もお墨付き

 もちろん安全性はトップクラスだ。米国運輸省のヘルメットの安全規格DOTと、国連欧州経済委員会の安全規格ECE 22.06規格もクリア。

 SHOEIの独自構造AIM(Advanced Integrated Matrix:先進的複合積層構造)を有する複合素材シェルで強度と軽さを両立している。

 ベースとなる GT-Air 3 の快適性を維持しつつ、Smart モデルとして、さらに新たな機能を詰め込んでるのだ。

GT-Air 3 Smart のスペック

 SHOEI公式は未公開だが、EyeLights、EICMA、メディア情報をもとにしたGT-Air 3 Smart のスペックは以下のとおり。

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image credit:eye-lights
  • HUD投影:速度、GPS、通話、レーダー警告
  • ディスプレイ:ナノOLED、フルHD、直射日光下でも視認可能
  • インターコム:ユニバーサル対応、無制限レンジ、メッシュ通信
  • マイク:アクティブノイズキャンセリング搭載
  • 音声操作:Siri / Googleアシスタント対応
  • バッテリー:最大10時間駆動
  • 規格:DOT / ECE 22.06
  • カラー:ホワイト、マットブラック、マットメタリックブルー、マットメタリックグレーなど
  • サイズ:S〜XXL

欧州と米国で価格差も。海外では予約始まる

 気になる価格は、欧州で約600ユーロ(約10.7万円)。米国では約1,199ドル(約18.8万円)と、ほぼ2倍の差があるもよう。

 理由は流通や税制の違いとされるが、ユーザーからは「同じ製品で倍近い値段の差は納得しがたい」との声も。

 発売時期は2026年度内と予定され、EICMA会場EyeLights ではすでに予約が始まっている。

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image credit:eye-lights

「体験は未来的」「完成度は高いが不安が残る」の声も

 注目のSmart モデルは海外でも取り上げられ、実物を試したバイク愛好者からはこんなレビューも。

Nano OLED AR投影は直射光でも鮮明で、速度やGPSが視界に浮かぶ体験は未来的だった。ただし、HUDが安全性を高めるのか、それとも逆に注意を散らすのかは議論の余地がある

(オランダのバイクギアショップ YouTubeチャンネル FortaMoto)

新型Shoei GT-Air 3 SMARTヘルメット — ARディスプレイ内蔵!? (初見) | FortaMoto.com

世界初といっても、過去にSkullyやNUVIZが同様のHUDヘルメットを試みて失敗している。技術的完成度は高いが、市場投入の難しさや持続的な信頼性への不安は残る

(ブルガリアのバイク情報ポータル Meteo-Ride.com)

Каска с добавена реалност от SHOEI? #eicma2025

これらのレビューにはユーザーからこんなコメントが寄せられている。

  • ヘルメットをつけた状態でスマホやGPSを確認するのにいちいち下を向くよりはずっといい。たとえば眼鏡を使ってる人は視点を変えるたびに視界が多少ぼやけても気にしない。そういう状態に慣れてるから。
  • HUDシステム搭載のヘリコプターを操縦したことあるけど、設定さえ正しければすごく便利。問題も一切なかったからね。この機能に期待する
  • リアカメラを追加すべき。肩越しに背後を見たり、ミラー越しに確認するのに腕を動かしたりする手間が省ける。
  • 後ろを見るのが一番気が散る原因だと思うからこれホント助かる
  • 同様のHUD搭載レンタカーを運転したがとてもよかった
  • 20年間もこのことについて議論してきたが、ついにその時が来た
  • ライダーの視野の範囲内だからディスプレイも不動で済む。それに前を向いている方が間違いなく有利だ。世界最速の仕事(戦闘機パイロット)に就いている人々が同様のシステムを使用しているのにはそれなりの理由がある。下を向くことのない情報確認は、彼らにとって大きな利点だ

安全性とテクノロジーの技術の結晶

 GT-Air 3 Smart は、単なるライダー向けガジェットに留まらない先端技術の結晶だ。

 視界に情報を浮かび上がらせる体験は、直感的に未来を感じさせる。バイカーならずとも、安全性とテクノロジーの両方が味わえるとあれば、どんなものかと試したくもなるだろう。

 HUDには運転中の注意散漫といった懸念もあったりするが、スマホもなかったひと昔前に比べ、複数の視覚情報の処理は日常にも浸透してるし、確認のためたびたび下を見たりするより、こうしたヘルメットで前を向いたまま運転できるほうが安全なのかもしれない。

 また一部で「AR要素が強いヘルメット」「AR(拡張現実)ヘルメット」とも呼ばれているが、細かく言えば、現時点のGT-Air 3 Smart は、HUD技術をベースに、AR的な要素を取り入れたハイブリッド型。

 しかし今後は情報提示のみならず、視界の道路上に矢印や標識を重ね、より直感的な運転を支援する本格AR化も期待できそう。

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image credit:eye-lights

 2025年11月25日現在、SHOEI公式サイトでは未公開だが、これだけ技術を詰め込んでるならいずれ日本でも販売されるかも。期待を込めて続報を待つとしよう。

References: Newatlas / Eye Lights / Meteo Ride / Eicma

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この記事へのコメント 28件

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  1. シンプルに重さが気になる。実は一番シビアなところでしょ。

    • +15
  2. ナビ表示機能はいいけど他はいらんな
    速度なんて流れに乗ってりゃ確認する必要ないし通話通知なんて注意散漫になって危ないしレーダー警告ってそれ嫌がらせで取り締まりしてる訳ちゃうぞと

    • -9
  3. 危険
    速度なんて常時必要ない
    眼前に出てたら邪魔になる
    目もつかれる

    • -12
  4. スピード出るバイクは結構な確率で車間詰めてびったりくっ付いてくるから(特に右後ろ)
    こういった表示機能あるモノには車のそれ同様で警告出す機能は必須にして欲しいわ。

    • +3
    1. わかる
      自分も右後ろから詰めてきたバイクに気を取られて
      ノールックで交差点に突っ込んでしまったヒヤリハットあった。何年も前なのに忘れられないほどのヒヤリ

      • +4
  5. うをーナツカシスw 自分約40年前にバイクの免許取る時はAraiのメットだったんだけど
    2代目のバイク買う時SHOEIのメットになったんだよなw

    SHOEIのタスクⅢとかⅤとか買ったなー(笑
    その進化型かー

    • -1
  6. 戦闘機のパイロットはHUDヘルメットつけてるんちゃうんちゃう?

    • +2
    1. F−35が、各パイロット専用で採用しています

      • +2
  7. 「007」とか「ミッションインポッシブル」とかに登場しそうな代物(すでに登場してる?)。
    アクション映画の中なら、ミサイル発射の照準機能付きじゃないとねw

    • +3
  8. 本当に世界初?
    いいえ、厳密に「世界初のHUD搭載ヘルメット」ではないが、「世界初のフル統合型(工場出荷時からシェルに完全内蔵された)HUDヘルメット」としては、現時点で初の市販モデルと位置づけられる。

    • +2
  9. バックミラー機能は常時表示だと情報量が多過ぎてむしろ事故りそう
    かと言って、左右に視線を動かしたら表示されるようなのは実装が難しそう

    • 評価
  10. 遊びでバーチャルミサイル発射機能なんかあると面白そう
    画面の中だけでロックオンしてミサイル発射、命中したら爆発

    • +1
  11. 雨天走行時の視界や耐久性が気になる
    それと外気温度差の激しい環境下でのクモリに対してどうなのかな
    一度は試してみたいけどね

    • +3
  12. ヘルメットなんて5年で買い替えるのに10万とか18万とか出してられない。
    ディスプレイ部分だけ既存のモデルに取り付けられるようにしてからが本番。

    • +4
    1.  アニメ「電脳コイル」の AR グラスみたいな感じでヘルメットかぶって、メガネってパターンが良さそうですね。 自転車乗りなので下りの時の GPS による道路の曲がり具合が事前にわかるというのは安全に寄与する(そもそもまっすぐは見えるし道を外れなければ安全)と実感しているので、オートバイなら上りも下りも眼前に曲がり具合がでればどれくらい寝かせればよいかわかって具合よさそうです。 外部情報を連携できるなら前方の複数台の情報から対向車の情報とかが後続(たいていうまくない人が後ろにつくから)にも出るといいな。 あとねー……といろいろ夢膨らむデバイスです。 早く手の届く価格帯になってくれると嬉しいです

      • +2
  13. 実際の道は通行止めなのにHUDでは走れるように表示されたり、右向きカーブなのに左向きカーブの案内が出たら、逆に事故を増やす危険まである。カーナビは、ずれた道を表示することもあるので、HUDに映したいとまでは思えない。
    また、走行中には、電話応答はしたくない。スピード表示するのだったら、法定速度以内かどうかを表示する方がいいと思う。

    • 評価
  14. ぼくが今こうして元気に仕事ができているのはSHOEI様のおかげです

    • +2
  15. バグがあったら、確実に「死」が待ってますね
    ワイは慎重派やから、20年使っても、ヘルメットを疑って使うと思うけど。
    でも Windows のように、その前に使えなくなる可能性の方が高そう (´;ω;`)ウッ…

    • -2
  16. お〜!! ぶつかる〜!! ここでアクセル全開
    インド人を右に!

    • +2
  17. 男(いや、男の子か?)のロマンだよなぁw
    シンプルに物欲を掻き立てられるww

    • +1

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