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草食動物に近づいた?バイカーの死角を排除する240度ビジョンのスマートヘルメット

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(著) (編集)

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image credit:Intelligent Cranium
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 草食動物は外敵から身を守るため、目が頭の両側に配置されており、広い視界を持っている。それに匹敵するほどの240度のプラスビジョンでライダーの死角をなくし、振り向かずとも斜め後ろが見えるヘルメットが開発された。

 これは、AIを駆使した次世代ヘルメットで知られる Intelligent Cranium Helmets が、今月発表した最新作 iC-Rシリーズで、ライダーが車線変更する際に背後を確認するあの動作がいらなくなるという。

  衝突防止機能や通信機能も搭載し、ライダーの安全と快適な運転を支援する驚きのハイテクヘルメットをみてみよう。

未来のライディングが叶うiC-Rのスマートヘルメット

 アメリカのバージニア州を拠点とする Intelligent Cranium Helmets(ICH)が開発したiC-Rシリーズは、AI技術を利用してライダーの安全性と快適性を最大限に引き出すスマートヘルメットだ。

 死角をなくすという驚きの機能は、今月初旬に開かれた世界最大のハイテク見本市CES 2025での発表以来、バイク愛好家の間でもかなり注目されている。

 ICHは2015年創業。安全第一のスマート ヘルメット技術に特化した企業として製品ラインにAIを駆使することで知られる。

 このたび話題をさらった240度ビジョンについて、CEOで創設者でもあるアンブローズ・ドッドソン氏はこうコメントしている。

運転中に前を走ってたライダーたちが、車線変更のたびに何度も振り返ってるのを見て、より安全な方法を考えるようになったんです

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image credit:Intelligent Cranium

安全を支援する後方240度の視界

 ざっくりいうと、このヘルメットは後方にカメラが2つがあり、その映像をシームレスにつなぎ合わせたものが、内部のヘッドアップディスプレイに表示される。

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 つまり自動車のバックモニターのように、通常では見られない後方240度の範囲がリアルタイムでライダーの視界に映し出されるため、ライダーの死角はほぼ完全に排除される。前方の運転に集中できるというわけだ。

 ICHによると240度のプラスビジョン付きの視界はこんな感じ。通常の視界の左下に後方が小さく映し出されるもよう。

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先進的な安全機能や通信機能も搭載

 またそのカメラと統合されたヘルメット内部のLEDが、車両の接近を点滅や色で知らせるほか、接触の恐れがあるときは、さらに内部スピーカーが、警告音と振動で通知する事故防止システムも搭載。

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 事故の自動検知システムがあるほか、ヘルメット自体のバッテリー切れが近いことも知らせてくれる。

 またアプリを介してインターネット接続、OTAソフトウェアアップデート、他のiC-RヘルメットとのBluetooth通信が可能に。

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image credit:Intelligent Cranium

 アプリは、ナビや天気予報、メディアライブラリ、通信プラットフォームなど、あらゆる機能にアクセスできる。

 バッテリーは通常の充電に加え、ソーラーパネルでも充電でき、バイザーがまぶしいときはボタン一つで着色できる。

 ヘルメットの形状は空気抵抗が最大限に抑えられ、かつ軽量で快適に設計されている。後ろに視認性を高めるLED付もついている。

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iC-Rシリーズの概要

 iC-Rシリーズのモデルは4種。最も安価な基本モデル、iC-Reエコノミーエディション はこんな感じ。

240度のカメラ視野:2つのリアカメラが撮影した映像をつなぎ合わせ、内部のヘッドアップディスプレイに表示
後方認識LED:後方への視認性を高める
障害物検知:2つのToFセンサーで障害物を検知し安全性を向上
衝突検知:ライダーが15秒以上動かない場合、自動的に911に通報
ヘッドアップディスプレイ:速度、ナビゲーション、メッセージなどの情報も表示
ハンズフリー操作:音声コントロールでヘルメットの各機能を操作できる
物理コントローラー:ハンドルに取り付けられる小さなコントローラーでも操作可
通信機能:デュプレックスBluetooth メッシュでライダー同士のハンズフリー通話や音楽、ナビが使える
ストレージ: 最大128GB 通信ログやその他のデータを記録できる
バッテリー:5〜7時間
重量:3.77ポンド(1.71kg)

 さらに上位のiC-ResやiC-Res+はより高機能でそれぞれフロントに1080p/30fpsのアクションカメラが搭載され、映像を記録しながら安全走行できる。

日本配送可で10万円から予約受付中

 受注生産で、日本を含む海外配送もOK。ただし日本の安全規格認証はまだないようなので注意が必要だ。

 気になるお値段は、 iC-Reが650ドル(約10万円)、最上位モデルの iC-Rs+は1675ドル(約26万円)。現在予約受付中だ。

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image credit:Intelligent Cranium

 1月31日までのプレオーダーで20%オフのクーポンコードが使えるそう(2025年1月22日現在)。詳しく知りたい人は公式ウェブサイトをチェックだ。

iC-R Pre-orders Now Shipping & Official Launch

 さてバイク乗りの見解はいかがだろう?というか、日本にもこういうスマートヘルメットあるのかな?個人的にはまず一度かぶってみたい。バイクないけど実際どんなふうに見えるのかすごく気になるじゃないか。

References: This AI motorcycle helmet promises 100% blind-spot elimination / Intelligentcraniumhelmets

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この記事へのコメント 14件

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  1. 今までは振り返らなければ見えなかったのに、
    これからは、背後を走って追ってくる白髪の婆さん の姿がずっと見えるってことか

    • +14
  2. >ライダーが車線変更する際に背後を確認するあの動作がいらなくなるという。

    嘘だな

    このヘルメットにしろミラーにしろ絶対に死角は発生するから目視確認は必要

    • +5
  3. 電気系統の不具合か何かで突然画面がブラックアウトしたりしたらお亡くなり一直線なのが怖すぎる
    結局自分の目で見なきゃ安心できないな

    • +9
  4. 視野角が240°と240°をモニターに映すのは大違いでして
    240°のモニターがあっても人間の目の視野角は240°もない
    つまり殆どが無駄になる

    • -1
  5. 視覚障碍者や聴覚障碍者にも使用できれば良いのに
    OCR機能も付けて文字認識機能も追加してほしい

    老人の危険な個所確認不注意のアシスタントにも良い

    とあるものをなくしたときに物を探すときのアシスタント用にも使用できるとよい

    • +1
  6. >車線変更のたびに何度も振り返ってる
    十数年乗ってるけど後方カメラが欲しいと思ったことは一度たりともないが・・・

    • 評価
  7. 死角なしで視野角以上に見るには外へ向かうにつれて半球状に歪ますとかが必要になるんだよな
    VR動画で距離調整してる時のあれ
    でも歪ます方法だと運転に支障が出すぎるんだろうな

    • 評価
  8. 普通のフルフェイスヘルメットのお値段を考えるとそんなに高くないなとは思いました。 まぁ、後方視界が簡単にみられるのは悪くないなというか私は欲しいと思いましたが、車輪二個の乗り物はオートバイから自転車に乗り換えて 20 年近く経つので、ほしいけど今は買えないものかな。 定年後にまたオートバイ乗るようになったら買うかも?

    • 評価
  9. この手のスマートヘルメットって既に存在してるが「性能が良くない」「重い」がネックになってて特に後者は解決難しいだろうね。バイクのメットは軽さ重要なんだわ。
    軽くて命を守るものはすでにあるけど、それに余計なもん積むからどうしても重くなる。
    その重さがライダーには負荷でかいんよね。
    ちなみに1.4キロとかの重さでギリだ。それ以上は重い部類に入る。

    • +2
  10. 本人はいいかもしれないけど、周囲からしたらろくに安全確認せずに運転してるように見えるから危なっかしいことこの上ないと思う

    • 評価
  11. 数年前にもあったけどアプリがクソでソースが公開されないからメーカーが対応するまで問題点もバグも治らず、おまけに普通のヘルメットより重いためツーリングには向かず充電も面倒という事で廃れました。

    • +1
    1. EVがそれだよね
      中国ではメーカーの倒産によりEVが文鎮化しているとか

      • 評価
  12. でも、これがあったところで
    バイクで事故ったら同じことじゃない?
    全身エアクッションが欲しいんだぞ。

    • 評価

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