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犬がスズメのヒナを発見し救助、今では親友の関係に

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(著)

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Instagram@marys_promise
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 アメリカに暮らすオーストラリアン・シェパードが、家の玄関で、まだ羽も生えそろっていない生まれたばかりの鳥のヒナを見つけ、飼い主を呼びに行った。

 飼い主のメアリーさんはすぐにヒナを保護し、スポイトで餌を与えてお世話を始めた。

 ヒナは元気を取り戻し、美しく成長した。飼い主女性は野生動物保護センターに連れて行くつもりだったが、外来種のイエスズメであることが判明し、安楽死処分される可能性が高いことから家族に迎え入れることに。

 現在イエスズメと犬は深い友情で結ばれている。

玄関で生まれたばかりの鳥のヒナを発見した犬

 今年3歳となったオーストラリアン・シェパードのメス、プロミスは、2025年5月のある朝、玄関ポーチで生まれたばかりの鳥のヒナを発見し、飼い主女性のマリーさんにそのことを伝えに戻った。

 メアリーさんはしばらく様子を見ていたが、親鳥が現れる気配はなかった。

 このまま放置していたら命に係わると、メアリーさんはやわらかな布で包み、ヒナを家に持ち帰った。 

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Image credit:instagram@my_aussie_gal

 ヒナは生後わずか4日ほどのごく幼い個体で、まだ羽も生えていなかった。

 メアリーさんは毎時間、目覚ましをかけて起き、ヒナの寝床を整え、温め、スポイトで餌を与え続けた。

 小さな箱の中に靴下を巻いた保温器を入れ、ヒナの体温を一定に保つよう工夫しながら、昼夜を問わず世話を続けた。

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Image credit:instagram@my_aussie_gal

 犬のプロミスは、メアリーさんのそばを離れず、ヒナの入った箱の近くで静かに見守っていた。

 数日後、ヒナは目を開け、羽が少しずつ伸びはじめた。

体がしっかりしてくると、手のひらの上で丸くなって眠ることを好むようになり、まるで自分がこの家の一員であるかのように馴染んでいった。

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野生動物保護施設に行く直前で外来種であることが判明

 ヒナが元気に成長し、羽ばたきの練習をするようになると、メアリーさんは「そろそろ自然に帰す準備を」と考えはじめた。

 家の中を自由に飛び回る姿は頼もしく、野生で生きていける日も近いように思えたからだ。

 しかし、野生動物保護センターに連絡を取ろうとした矢先、意外な事実が判明する。

 ヒナはアメリカでは外来種とされるイエスズメ(House Sparrow)だったのだ。

 イエスズメはヨーロッパ原産で、19世紀に持ち込まれたあと急速に広がり、在来の野鳥の生息域を脅かす存在とみなされている。

 そのため、野生に戻すことはできず、保護施設に持ち込まれた場合、その多くは安楽死の対象になるという。

 さらに一部の施設では、保護された猛禽類を野生に戻すためのリハビリ訓練の過程で、生きた餌として使われることもあるという。

  「そんな運命をこの子に背負わせたくない」と強く思ったメアリーさんは、ヒナを「トラスト」と名づけ、家族の一員として迎え入れることを決めた。

 彼女はSNSでこう綴っている。

施設に連れて行ったら、もう二度と会えなかったかもしれません。そう思うと、あのとき気づけて本当によかった。トラストは本当に賢くて社交的です。こんなに優しい子を失うなんて考えられない

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Image credit:instagram@my_aussie_gal

新たな家族に加わったスズメ、犬とも絆を深めている

 アメリカでは、外来種の鳥であっても州によってはペットとして飼育することが認められており、イエスズメもその対象に含まれている。

 渡り鳥保護条約法(Migratory Bird Treaty Act)は在来の野鳥を保護するための法律だが、イエスズメのような外来種はその保護対象外とされているため、飼育しても違法にはならない。

 メアリーさんのように、野に放すことができない命を家庭で保護し、責任を持って育てることは法律上可能なのだ。

 「彼女は保護対象の野生動物ではないから、ペットとして世話をしても合法なんです。間に合って気づけて本当によかった。もしあのまま施設に連れて行っていたら、もうこの子には会えなかったでしょう」メアリーさんはSNSでそう綴っている。

 こうしてトラストは、正式に家族の一員となった。

 今では家の中を自由に飛び回り、最初に命を見つけてくれたオーストラリアン・シェパードのプロミスとの絆も深まっている。

 トラストが飛び立つと、プロミスはそのあとを追い、鼻先をそっと近づける。トラストも怖がることなく、プロミスに近づき、毛をついばむようにして甘える。

 トラストは最初に見つけてくれたプロミスに深い愛情を感じていて、プロミスもそれにこたえているかのようだ。まあ、刷り込み効果もあるかもしれないが。

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Image credit:instagram@my_aussie_gal

 イエスズメは小柄でずんぐりとした体つきで、全長は約15〜18cm。翼開長は最大約25cmほど。

 人の暮らしに寄り添う鳥で、農地や住宅地、都市部など人間の活動域に生息し、庭に簡単な巣箱と清潔な水、少しの種子や餌があればやってくる。

 また、生まれた場所の近くで一生を過ごす傾向が強いことでも知られている。

 トラストはすでに、こうしたイエスズメらしい行動をいくつも見せており、新しい家族のもとで健やかに暮らしている。

 メアリーさんとプロミス、トラスト、他のペットたち日常はTikTok、もしくはInstagramのアカウント「my_aussie_gal」と「marys_promise」で見ることができる。

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この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1. かわいい。かわいい。ひたすら尊い。ちっちゃな雛っことわんこの組み合わせってなんでこう尊いの。

    • +46
  2. こんなに大きさに差があっても仲良くなれるなんて驚きです。すごい。

    • +29
  3. ファンタジーのような関わり方ですごくキュンキュンする〜(*˘︶˘*).。.:*♡
    本当に実在するんやな。

    • +22
  4. 外来種の問題というのは難しいんだな。めちゃくちゃ意地の悪い言い方をすれば、ちょいとばかり可愛いからって本来の生態系に悪影響を与える生物を保護してるってことだ。
    どうすんのが正解なんだ。

    • +17
    1. どこがいい話だ?
      こんなのを称賛している奴らが種を滅ぼしたんだ

      正解は明らかだ
      外来種は駆逐せよ
      数匹の外来種が種を滅ぼしたことを忘れるな

      • -49
    2. 外に出さず増やさない適切な保護の仕方だから、このケースは一つの正解ではないのかな

      • +66
  5. この方わんちゃんの調教で有名な人かな?
    鳥を育てるのも上手なんだ
    技術はもちろん生き物の心を開く術も持ってるんだろうな

    • +13
    1. そうなんだ!
      こんな孵化したての丸裸のヒナを育てるなんて、素人にはなかなかできないもんね

      • +10
    1. 日本でも育てた人達いるよね
      新聞記事で見た人の子は、「あいうえお」「ワン」としゃべるようになったって

      • 評価
  6. かわいいね。でも外来種が在来種やその地の生態系を崩すことを考えると
    ほんと、何が正解なのか……まあ、外に逃がさずペットとして最後まで
    管理してもらえば問題ない と思いたい。外に逃げていかないでね…

    • +32
  7. かっわいいなあ!ドリトル先生に出てくるチープサイドと同じ種類ってことかな?

    • +5
  8. 最初の画僧、プロミスさんの表情が凄く優しい

    • +5
  9. 日本は雀が減ったなあ
    冗談抜きで子供の頃は鳴き声で目を覚ましたもんだが

    • +7
    1. 瓦屋根の建物が減った事と相関してる論を読んだ事がある。
      雀の巣は瓦屋根の隙間に作る事が多く都市部で屋根瓦使った建物が減った結果、雀の巣が人間の生活圏から離れていった為、人目にるきにくくなり、その結果、人間からは雀が減ったという認識になったと言うものだ。

      • 評価

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