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アライグマ母、キツネの巣穴を託児所代わりに子供を預けてしまう。その結末は?

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(著)

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Texas Backyard Wildlife/Youtube
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 野生動物の世界は、驚きに満ちている。その行動は時に、人間の想像をあっさりと超えてくる。だからこそ、自然観察はやめられない止まらない。

 アメリカ・テキサス州オースティンで、野生動物の姿を観察カメラに収め続けている夫婦が、信じられない瞬間をカメラに捉えた。

 食べ物を探すために、子どもをどこか安全な場所に預けようとしたアライグマの母親が選んだのは、なんとキツネの親子が暮らす巣穴だったのだ。

 キツネはアライグマの子を捕食することもある。そんな場所を託児所代わりに使うなんて、これはもう、波乱の予感しかしない。

 だが安心して欲しい。その結末はほっとするもので、ある種の感動すらあった。

アライグマ母、子供を置いていった場所はキツネの巣穴

 テキサス州オースティンにある広い裏庭で野生動物を観察し、YouTubeチャンネル「Texas Backyard Wildlife」でその映像を公開してきたダン・バラード氏とジェーン・ハンターさんは、ある日、記録されていた映像を見て驚いた。

 「これまでで一番奇妙で、それでいて感動的な出来事だった」と、バラード氏は当時を振り返って語っている。

 映像はアライグマの母親が、食べ物を探す間、我が子を隠しておこうと安全な場所を探している姿から始まる。

 最初に見つけた場所はあまり好ましい場所ではなかった。そして次に見つけたのが中が空洞になっている古い木の切り株だった。

 彼女はここを託児所代わりにすることに決め、我が子をその場に残して出かけていった。しかし、そこは決して安全な場所ではなかった。

 実はここ、キツネの巣穴だったのだ。

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 アライグマの親子が来た時、子ギツネは穴の中へ、父親のキツネは警戒して距離をとりながら様子を見ていた。

 そうとう空腹だったのだろう。母は急いでいたようで、キツネの気配に全く気が付かない。

 安心して子供を預けられる託児所だと勘違いし、そのまま子供を置いて、食べ物を探しに出かけてしまった。

キツネが見逃してくれた?巣穴に入り込む子アライグマ

 母親が去った後、木の切り株の上に登ったアライグマの子の元に父親キツネがやってきて、ここから離れろと威嚇し始めた。

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 だが子アライグマは何度威嚇されても、逃げるどころか、母親の言いつけを守り、巣穴に入り込んでしまったのだ。

 通常ならここで、何が何でも子アライグマを巣穴から追い出すところだが、子供たちに危害を加える存在ではないと判断したのか、父キツネは子アライグマが巣穴に入ることを許したようだ。

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 巣穴の中には子ギツネたちがいた。アライグマは巣の隅で小さくなりながら、周囲の様子をうかがっていた。

 子ギツネたちは最初こそ戸惑った様子だったが、次第に子アライグマに興味を持ち始め、近づいて様子を見に来た。

 まるで「あれ?うちに新しいペットが来た?」みたいな感じで、子ギツネたちはアライグマを受け入れはじめた。

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キツネ一家と一晩を共にした後、母親と再会。めでたしめでたし

 結局、キツネの一家と一晩を過ごし、まったくの無傷でその場を後にすることになる。

 その夜遅く、キツネたちが眠っている隙を見計らって、子アライグマは巣穴からそっと抜け出し、再び母親と再会を果たした。

 2匹は朝日を背にして森の奥へと歩いて行ったそうだ。まるで童話のようなハッピーエンドだったという。

 本来、肉食のキツネはアライグマにとって天敵となりえる。特に幼いアライグマはキツネに襲われやすいとされているが、時にこういった予想外の展開を迎えることもあるようだ。

 自然界では人間の知る法則が全てに当てはまるわけではない。状況に応じて、柔軟に行動も変化する。

 カメラがなければそんな実態を知ることはできなかっただろう。キツネの巣穴を託児所にするという母アライグマの選択は、ある意味正解だったようだ。

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

  1. キツネからするとなんやってんあいつらって感じかな

    子ギツネたちは子ギツネたちはと畳み掛ける所でパルモ氏の記事に対する熱意が伝わってきて感動いたしました

    • +20
  2. 撮影した人は 正に狐につままれたような気分になったんでしょうね

    • +31
    1. 子アライグマ「狐につつまれたような気持ちでした」

      • +36
  3. アライグマはアライグマで凶暴だし
    子連れの親キツネとしては無駄に争うリスクを取らなかっただけな気がする

    • +6
  4. 単純に腹が減っていなかったのか、それとも逃げるような行動を取らなかったせいで獲物と認識されなかったのか…

    • +5
  5. 🦝「食べないでくださいなのだ〜」
    🦊「はいよ〜」

    • +12
  6. 狐優しい
    でも早めに追い出さないと
    米国では洗井さんを買う家も多いが、猫を飼ってる家でそれをすると
    「長じた洗井さんが猫を食べてしまう」
    同じことが起きないように早く早く

    • +4
  7. 父キツネ「コラ!上に登ったら危ない!すぐに降りて
    ウチの子たちと一緒に大人しくしていなさい!」

    こうだったりして

    • +17
  8. 前に筋肉モリモリの別のアライグマ親子に何かされたんやろ

    • +2
  9. キツネ「アライさん、やめるのだ!そこはお前の穴じゃないのだ!」

    • 評価
  10. 🦝「ちょっとお邪魔させてもらうのだ〜」
    🦊「ええ〜…」

    • 評価
  11. 子アライさんのほうも大人の狐を前にして一歩も引かずに威嚇しているし、かなり気が強いと思う
    母アライさんは無頓着すぎww

    • 評価

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