この画像を大きなサイズで見る2025年8月20日、スペイン・セビリアのカフェ「ラス・ポスタス」で起こった放火事件を覚えているだろうか。
サンドウィッチを注文し、マヨネーズを付けてくれとお願いしたところ、「ない」と断られ、逆切れした男が、店のカウンターにガソリンを撒いて火をつけた事件である。
事件発生から1か月が過ぎたが、ここで大きな動きがあった。
なんと世界的に有名なマヨネーズブランドが、被害に遭ったカフェの修理費を補償すると同時に、今後この店にマヨネーズを提供すると発表したのだ。
「マヨネーズがないだと?」という理由で放火されてしまったカフェ
この事件について、ざっと振り返っておこう。この日、パラシオス・イ・ビジャフランカという街のカフェを訪れた一人の男性客が「カルネ・メチャーダのモンタディート」というサンドイッチを注文し、オプションとしてマヨネーズを要求した。
だがあいにく、このカフェでは既製品のモンタディートを温めて客に出すというスタイルだったため、マヨネーズを用意しておらず、男の要求を断った。
すると逆切れした男は近くのガソリンスタンドでガソリンを購入、それを持ち込んでカウンターに撒き散らし、ライターで火をつけたのだ。
幸いにして店員がすぐに火を消したため、大きな被害は出なかったものの、居合わせた数人の客がパニックになり医師の手当てを受けることに。
そして犯人は逃亡・再犯の恐れありとして、今も保釈なしの拘留中。現地での報道では「予防拘禁のまま審理待ち」の状態だとも伝えられている。
放火した男自身も手に火傷を負ったまま逃げようとしたが、すぐに取り押さえられて警察に引き渡された。
この画像を大きなサイズで見るマヨネーズブランド「ヘルマンズ」が補償を申し出る
こんな状況の中、思わぬところで動きがあった。世界的に人気のあるマヨネーズブランド「ヘルマンズ(Hellmann’s)」のスペイン法人が、何と次のような声明を発表したのだ。
カフェテリア・ラス・ポスタスさま
その場に駆け付けられなかったことをお詫びします。 今後はどうぞ私たちを頼ってください。
ヘルマンズ・スペインはあなたのお店の修復を責任をもって行います。サンドイッチのためのマヨネーズが切れることはもうありません
そう、あのヘルマンズが「マヨネーズを切らしていた」責任をとり、カフェの修理代を賠償するだけでなく、今後マヨネーズ切れが起こらないことを約束したのだ。
これに対し、カフェ側もコメント欄で、次のように返事をしていた。
どうもありがとう。あなたの助けを得ることができて嬉しいです!
事件に関係のないマヨネーズ会社がなぜ補償を?
ヘルマンズがこの事件に何の関係も責任もないことは明白である。なのになぜ、マヨネーズの提供だけでなく、店の修理費まで出すという話になったのか。
このニューズが広まれば、ブランドイメージの向上にはつながるだろう。
一部報道によると、カフェが被った被害は金額にして20,000ユーロ(約350万円)を超えるという試算もあるそうだ。
決して安くない金額だが、このニュースが世界中で報じられ、SNSでも拡散されたことなどを考えると、ヘルマンズ・マヨネーズの名前は知れ渡ることになる。
小さなお店を助けるという行為は、ヘルマンズのみならず、マヨネーズ業界全体に対する印象も良くなる。
この投稿を見た人たちからは、絶賛するコメントが多数寄せられている。
- 素晴らしい心遣いだね。困難な状況にある小さな店に共感を示す企業はほとんどないっていうのに
- 実は俺、マヨネーズは好きじゃないんだけど、ヘルマンズは確かに俺の心をつかんだよ
- 困った人を救うことで自社の好感度を上げる。嫌いじゃないよ
- 新しい顧客を獲得したね。ブラボー! 素晴らしい行動だし、見事なマーケティングだよ
- 間違いなくヘルマンズは世界一のマヨネーズだし、倫理観も最高みたいだ。ますますファンになったよ!
カフェのInstagramでも、この申し出を受ける形で、オーナーのホセ・アントニオ・カバジェロさんは、次のようなコメントを出している。
事件が起きた直後、私たちに連絡を取り、損害の修復を助けるために全ての資源を提供してくださったブランドがありました。
ラス・ポスタスのスタッフ一同と私から、@hellmanns_spain(ヘルマンズ・スペイン)が私たちのためにしてくれていること全てに感謝申し上げます。
そして、ラス・ポスタスがこれからも特別な場所であり続けるために、一緒に取り組んでいくことをここにお伝えします。
そしてご安心ください!これからは、皆さんのモンタディート・サンドウィッチにマヨネーズがつかないことは決してありません。
この画像を大きなサイズで見るヘルマンズのマヨネーズとは
日本だとマヨネーズの代名詞はキユーピーだが、世界的に見るとやはりマヨネーズと言えばヘルマンズが良く知られているブランドだ。
ヘルマンズはもともとはアメリカのメーカーで、「ベストフーズ」という会社が後に買収したため、ブランド名は「ヘルマンズ」と「ベストフーズ」の両方が流通している。
ちなみに東アジアでは「ベストフーズ」ブランドが販売されているので、売られているものは基本的に「ベストフーズ」と書かれたものが多い(デザインや中味は同じ)。
2000年にはイギリスのユニリーバが買収しているので、今はイギリス企業と言うことになるのかな?
私はアメリカにいたので、酸味の少ない、それでいてコクのあるヘルマンズのマヨネーズは大好きなのだが、味の素よりキユーピー派の酸味が強いマヨネーズが好きな人には物足りないかな?でもサンドウィッチにはとても合うと思うんだ。
アメリカには他にミラクルホイップ(Miracle Whip)という甘みの強いマヨネーズが人気で、うっかり買ったら未知の味でびっくりした経験もあったよ。慣れたらそれはそれでおいしいんだけど。
九州の醤油を普通の醤油と間違えて刺身を食べた時のあの驚きのマヨネーズ版みたいなものかな。こっちも慣れるとそれが良かったりするんだけど。
昔は瓶だったんだけど、最近ではチューブ式のものも販売されている。もし巡り合えたらマヨラー的には試してみるのもいいかもしれない。
意外とワサビによく合うので、醤油のかわりにマヨワサビでカリフォルニアロールを食べる、なんてのもアメリカでは好まれているようだよ。
この画像を大きなサイズで見るベストフーズの方しかないかもしれないけど、輸入食材を扱うスーパーか、百貨店などに置いてあるので、マヨラーなら一度は試してみるべきかも。











キューピーじゃないとヤダヤダ((└(:3」┌)┘))バタバタ
すごく虚しいことを書くけれど 台所火事の初期消火にはマヨネーズのチューブを投げ込むといいぞ! …虚しい
いや、その情報で緊急時に救われる人が出るかも知れないじゃないか。
台所というか揚げ油の引火の時の対処法じゃないかな
マヨネーズの冷たさで温度を下げる&成分が油表面に広がり酸素を遮断する為
マヨネーズ消火の話は油火災なんだけどあれって投げ込んで火が付いた油が飛び散るから単純に蓋するだけの方がいいと思うの
海外にはは粋な企業があるんだね
日本もヤマザキパンと言う企業が災害の度に無償でパンを提供してくれるよ!
渋滞の時なんか配達中のパンにも関わらず渋滞に巻き込まれたドライバーに無償でそのパンを配ってくれるよ!
ありがとうヤマザキパン
ちなステマではない
時々スーパーでヤマザキのフレンチクルーラー4個入りを買って食べます。好き。
やれやれ、とんだ売名行為だな(Amazonでヘルマンズをポチー
なるほど、キューピーは酸味が強いのか…
これからもキューピー派であり続けることを決意した
やってんな
ww
キューピーじゃないとやですよね。
わかります
売名だとしてもウィンウィンだし問題ないか
キユーピー愛してやまないが焼きそば・お好み焼きはピュアセレクトに浮気する
家電屋の価格はチェックしたから近場の輸入食材店も回ってみますわ
たぶん見かけてはいるはず
×「キュービー」→「キユーピー」
×「キューピー」→「キユーピー」
My your needs! mayonnaise!!
アメリカ住んでるけど、ここ数年はアメリカでも日本のマヨネーズが人気でどこでもキューピーが買える。アメリカ法人が生産もしてる。もともとはオシャレ輸入アイテムとして料理番組とかが使ってたけど、今はもうコストコで売ってる。
コクが欲しいときにはキユーピー
あっさりしたクリーミーさが欲しいときには味の素
この2択で満足してたから、外国製マヨは全く選択肢になかったなー
なお九州は醤油も味噌も甘口だから、特に東日本、北日本の方は慣れないとつらいかもね
私的には塩辛い味噌・醤油がつらい…
酸味が苦手だから断固として味の素一択!な自分には向いているのかも…
なんでガソリン用意してたん?
近くのガソスタで買ってきたと書いてあるやんよく読め
往復してる間に冷静になったりしなかったのかねえほんと
海外だと普通にポリタンクとかに放り込めるのか
俺が偏屈なんだろうけど、なんか狂った犯罪を補償の範囲内の行為と認めるようで若干モヤるな
少なくとも災害援助と同列の美談みたく言われるとちょっと
こんないかれた奴に不条理な目に遭わされるのは災害みたいなもんだろ
欧米の方はキューピーのマヨネーズはマヨネーズではなくQPって言ってるよね
昔リサイクル店でスーファミソフトを買った。 素子ちゃんのワンダーキッチン。
マヨネーズの懸賞のソフト。
内容はマヨネーズだらけでした。
500円、すぐ友達に譲りました。
カルフォルニアロールをマヨわさびで食べるんだ
なるほど今日やってみよう
(良い話だと思ってたら飯テロされた!)
本人は逮捕されたのでマヨネーズを使ってるか確かめることができないという・・・
私はイギリスに住んでいたのでヘルマンのマヨネーズを使っていたが、最初は日本のマヨネーズと全く違う味に戸惑った。でも、食べ慣れると、日本のマヨネーズの味がどぎつくて、ヘルマンのほうが美味しいと思うようになった。
日本のよりもっとクリームっぽい感じですか?ゆるいマーガリンみたいな
ガソリン持ってるとかまじやばいだろ
本文を良く読もうね
ものすごく頭のいいマヨ経営者だね