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カリフォルニアで地震の2日前にリュウグウノツカイが発見され「災害の前兆」説が浮上する

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(著) (編集)

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 最近世界のあちこちで地震が続いているが、地震の前触れの象徴といえば、古くから様々な事象が迷信や都市伝説として伝わっている。リュウグウノツカイもその1つだ。

 日本のみならず、世界でも深海にすむリュウグウノツカイが海面近くに現れたり、打ち上げられると「自然災害の前兆」であると、信じている人は多い。

 先日アメリカ西海岸で、死んだリュウグウノツカイが海面を漂っているのが見つかった。その2日後に現地で地震が発生したことで、海面に現れたのはやはり、地震の前兆だったのでは?と話題となっている。

Rare Deep-Sea-Dwelling Oarfish Washes Up Near San Diego

カリフォルニアの海にリュウグウノツカイが現れる

 2024年8月10日、週末でにぎわっていたカリフォルニア州サンディエゴのラホーヤ湾で、海面近くを漂っている不思議な生き物が発見された。

 この生き物、日本でもよく知られている「リュウグウノツカイ」で発見されたときにはすでに死んでいた。

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image credit:Facebook

 発見したのは、湾内でカヤックやシュノーケリングを楽しんでいたグループで、彼らは死骸を引き上げるとともに、カリフォルニア大学サンディエゴ校のスクリップス海洋研究所に連絡した。

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 現在、同研究所で死因を調べており、深海魚であるリュウグウノツカイが海面に現れた理由についての調査も行っているという。

 トラックの荷台にも乗り切らないこの長さ。この個体の体長は約4mほどだったという。

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その2日後に地震が発生!あれは予兆だったのか?

 だがこの2日後、カリフォルニアではマグニチュード4.6の地震が発生した。震源地はロサンゼルスで、幸いなことに大きな被害はなかったが、「リュウグウノツカイは地震の前兆だったのでは?」と考える人もいたようだ。

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image credit:Facebook

 カリフォルニアではリュウグウノツカイの目撃例は非常にまれで、前述のスクリップス海洋研究所によると、1901年以降、州全体で発見されたリュウグウノツカイは、わずか20匹だそうだ。

 もともと水深200~1,000mほどの深海に生息する生き物でもあり、海面近くで発見されるときには既に死亡しているケースが多かったため、詳しい生態はあまりわかっていない。

 日本では2019年に、世界で初めてリュウグウノツカイの人工孵化に成功しているが、生まれた稚魚たちは全て数日後に死亡してしまっている。

世界初!幻の深海魚「リュウグウノツカイ」の授精ふ化に成功

本当に地震との因果関係があるのか?日本での調査の結果

 リュウグウノツカイが海面付近までやって来るのは、本当に地震の前兆なのだろうか。日本では古来より、深海魚が打ち上げられると地震が起こるという言い伝えもあったようだ。

 ナマズが地震を起こしているという迷信よりは、説得力のある俗説である。現に東日本大震災の前年には、10数匹のリュウグウノツカイが日本の沿岸に打ち上げられたそうだ。

 そういった事例を受けて、地震発生の前に放出されるガスや電磁波、あるいは地殻変動の影響で、深海魚が海面近くまでやって来るのではないかという説が、学者たちの間でも提唱されるようになった。

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image created by MidJourney

 静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏は、東海大学海洋研究所の所長を務めていた当時、東日本大震災をきっかけに、海洋生物と地震の関係についての研究を開始した。

 もしも本当に深海魚やクジラの異常行動と地震との間に因果関係があるのなら、地震予知にも役立つのでは?と考えたからだった。

 その研究結果について、長尾教授はコラムの中で次のように解説している。

 そこで東海大学海洋研究所では、織原義明特任准教授が中心となり、学術文献、新聞記事、水族館等の公開情報を国会図書館等に足を運んで調査し、出現日と場所が特定できた情報から、1928年11月~2011年3月に確認された336件の深海魚出現カタログを作成しました。

 そして、リュウグウノツカイやサケガシラなど地震前兆の深海魚といわれている8魚種について地震との関連を調べました(Orihara et al., 2019)。

 判断基準としては、深海魚が確認/捕獲されてから30日以内に、発見場所から半径100キロ以内が震源となったマグニチュード6以上の地震が発生している場合を「関係あり」と判断しました。その結果、2007年7月の新潟中越沖地震以外では、対応する地震が発生していなかったのです。

リュウグウノツカイは地震の前兆か?」より引用

 つまりこの調査では、深海魚の出現と地震の間に因果関係があるという結論には至らなかったことになる。

 とはいえ、因果関係がないと証明されたわけでもないため、長尾教授もこの説は「未科学」であり、「今後の課題」であるとしているようだ。

 今度こそ南海トラフ地震が起きるのでは?とささやかれている今日この頃、動物たちの異常行動や、何やら不穏な自然現象が発生したら、ちょっとだけ用心してみるに越したことはないのかもしれない。

References: :‘Harbinger of doom’ fish appeared on coast two days before earthquake

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この記事へのコメント 10件

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  1. 日本だとリュウグウノツカイなんて格好いい名前だけど英語だとオールフィッシュOarfishで船のオールみたいな魚なんてシンプルな名前

    • +3
  2. サメちゃんたちはハリケーンになりそうだと察知すると深い水深まで潜るらしいけど
    地震の時はどうなんだろう

    • +1
  3. たかだかM4.6でリュウグウノツカイが浮くのなら、
    日本で日常的に水揚げされててもいい気がするの

    • +9
  4. 弱った深海魚が浮いて来てるだけだから、ほぼ関係ないと思う
    深海魚が大量に浮いてきたりしたら災害の予兆かもしれないけど

    • +5
  5. 赤ちゃんはかなりちっちゃそうだから、4mだと何才だったんだろうね。

    • +3
  6. 地震との関連性を調べるなら、クジラやイワシの大漁漂着のほうがまだ可能性がありそうだが

    • +2
  7. 南海トラフの100年周期の津波レベルで、もし起こった時の備えをする程度で日常の生活するのがいいよ

    • 評価
  8. 地震とは関係なさそうだけど、なんらかの深海の状況とは当然関係あるだろう。
    地震でないとすればなんなのかを早くつきとめてほしい。

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  9.  深海底の異変を危険と感知したから、海面近くまでやってくるわけだろ?海底地震と関係するかもと疑って当然。おまいらな~、何かを評価するのに、科学的見解を使い、それが万能ですべてだと信じ込むのは間違いだろう。いいか、科学は常に「いかに」を追求するだけで、「なぜ」に関しては沈黙する。別に、何でも評価まで至らなくとも構わない。

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