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前例のない襲撃、エルク(アメリカアカシカ)がコロラド州で8日間で3回も人を襲う

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(著) (編集)

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 日本では近年クマの被害が多発中だが、アメリカのコロラド州の小さな町の住民たちは、野生のエルク(アメリカアカシカ)の度重なる襲撃により、当局が注意を呼びかける異例の事態に直面している。

 ロッキーマウンテン国立公園近くのエステスパークで、先月30日から7日にかけ、子どもを含む住民が、突然メスのエルクに踏まれたり蹴られたりする被害が相次いで発生した。

 原因は育児期のエルクにあるとみられるが、その頻度はわずか8日間で3度にわたり、犬の散歩中に襲われ重傷を負った女性もいる。

 いつもは人間に攻撃などしないはずのエルクの異常な行動に、住民らはとまどいや恐怖を隠せない状況だ。

Elk encounters increasing amid calving season in Colorado

8日間で3度も!常識を覆すエルクの襲撃

 ロッキーマウンテン国立公園に面したコロラド州の小さな町エステスパークでは先月末から、わずか1週間あまりで3度もメスのエルクによる襲撃が発生している。

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 標高2300mの山間部にあるこの地域において、高地に生息するシカ属のエルクの出没は珍しいものではないが、このような被害は前例のない事態だ。

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image credit:Yellowstone National Park from Yellowstone NP, USA, Public domain, via Wikimedia Commons

 草食のエルクは人間に攻撃的な行動を取ることなどめったいないと考えられてきたが、このたび起きた一連の攻撃は、その常識をくつがえす衝撃的なものだった。

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子連れのメスのエルクによる住民の被害

 先月末から今月7日にかけ、エステスパークの町で起きた被害はこうだ。

1回目
5月30日午後1時ごろ
被害者: 8歳の女の子

状況: 自転車に乗っていた女の子が、50mほど離れたところにいたメスのエルクに襲われ、何度も踏みつけられた。女の子は同日病院で治療を受け退院した。

対応:野生動物保護官がメスのエルクとその子どもを発見。母エルクが攻撃的になったため非殺傷性弾で鎮圧した後、その場で数時間監視を続けた。

2回目
6月3日午後1時半ごろ
被害者: 4歳の男の子

状況: 30日の襲撃現場から数分離れた公園の遊び場で遊んでいた男の子が、メスのエルクにいきなり襲われ、何度も踏みつけられた。家族がエルクを追いはらい、男の子は病院で治療を受け同日夕方退院した。

対応:当時、家族は気づかなかったが付近にエルクの子どもが2頭隠れていた。野生動物保護官がメスのエルクを発見、非殺傷性弾で追い払った。これ以後、遊び場と周辺の歩道一部が無期限閉鎖となる。

3回目
6月7日早朝
被害者: 大人の女性

状況: 早朝、町の中心部で犬にリードをつけて散歩中の女性が、18m離れたところにいた子連れのエルクに襲われ、何度も踏みつけられて蹴られた。母エルクが驚いたためとみられるが、逃げ切れなかった女性は重傷を負った。

エルクの育児期間は注意が必要

 この一連の被害について、コロラド州野生生物管理局(CPW)の、ジェイソン・デューチ氏はこのように述べている。

メスのエルクとその子どもたちが攻撃的なことは知られていますが、これほどの事態は初めてです

すべての攻撃が前兆もない不幸な事故でした。これらの攻撃がすべて同じ個体によるものだという明確な証拠はありませんが、エルクの異常行動を際立たせるものでした

CPWは、エルクの子育ての季節が終わるまで、住民と訪問者には特別に注意を払うよう警告中です

エルクを含む野生動物と距離を置く対策

 共通点は初夏まで続くエルクの育児期とみた当局は、防止策としてこのような注意を呼びかけているそうだ。

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・野生動物に手を出さないこと
・犬にはリードをつけること
・特にエルクとは十分距離を置き、触れたり(触れるのは違法)餌をやったりしないこと

 なおコロラド州では最大の都市部でも同様の被害が起きている。

 コロラドスプリングスで今月8日、柵で囲った庭に放していた飼い犬が、攻撃的なメスのシカに踏みつけられているのを発見した妊娠中の女性が、犬を守ろうとしたところ逆にシカに襲われた。

 ゴム弾でも攻撃をやめなかったシカは最終的に射殺されたが、この時期はメスのシカの襲撃も起こりうる。

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 おとなしいと思っていても、時期によっては凶暴化するエルクやシカの襲撃は人々に衝撃をもたらしている。

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 今年に限ってなぜ?という疑問も沸くが、自然界の餌不足や人慣れとかが原因なのかな?まああれだ、どんな種であろうと野生動物の生態とかをあなどっちゃいけないということだけは肝に銘じておかないとだな。

References:advnture / gearjunkie / boingboing / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 12件

コメントを書く

  1. 進化の過程で学習したんじゃ?
    エルク「人を見たらハンターだと思え。やられる前にやれ。」

    • +1
  2. 太陽の活動が活発になると人は暴力的になるらしいけど、動物もそうなのかな

    • -1
  3. 近所にデカいエゾシカが出るので不安だ
    たまに歩道を塞がれる

    • +2
  4. 子供や女性を主に攻撃してるのは、人間の子供が触ろうとして小ジカに近いたからじゃないかな。母ジカが背の低い人間を攻撃対象に認定しちゃった。

    • +2
  5. スクレイピーは大丈夫なのかな
    北米のシカやエルクに増加してると見聞きした記憶

    • +1
  6. 海外の鹿はでかいな…
    奈良の鹿でも攻撃されたらたまったもんじゃないけど、これは近くにいるだけでビビっちゃうかも

    • +1
  7. ナダレ思い出した。胸のとこに脳髄うめて巨大化させて賢くなるのよね。んで人を襲うようになる。

    • +1
  8. 野生動物を餌付けする事は自己顕示欲以外に満たされるものは無い

    野生動物がとる行動が「逃走」だったのが距離が近くなったことにより「まず人間を襲ってから逃走」と変化しても何もおかしくない

    人間の圧による平和的追い払いが効く動物が数種居て、その対策に動く際に先ず住民アンケートを取る際に
    「対象動物を餌付けしている者はいるか?」「故意では無いが結果として餌付けた者はいるか?」
    を必ず含める
    餌付けた例がある場合は追い払い行為自体が危険になり、結局当該動物を処分しないといけなくなる
    この野生動物の処分を引き起こしたのは餌付け行為を行うエセ愛護家

    • +3

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