この画像を大きなサイズで見る古い時代に描かれた絵には、不可解な描写がいくつも発見されており、タイムトラベラーが存在しているのでは?と話題になることがある。
当時存在しなかったであろうスマホを持っていたとか、江戸時代に描かれた「虚舟(うつろぶね)」なんかもそうだ。
そして新たにネットユーザーの間で話題となっているのは、ヨーロッパで16世紀に描かれた絵画である。恐竜と人間が同じ時代に共存しているように見えるのだ。
大勢の人間と共に、首の長い恐竜が人間を背に乗せ一緒に移動しているように見える。さあ、真実を紐解いていこう。
約500年前に人間と恐竜が共存していた?
この絵は1562年頃にブラバント公国(現在のオランダ)の画家、ピーテル・ブリューゲルが描いた作品だ。
ところがこの絵を見て、約500年前には恐竜と人間が共存していたと信じる人もいるようだ。この絵をInstagramに投稿したユーザーはこう書いている。
これは、ピーター=ブルース・ゲイルが1562年に描いたもの。私たちが恐竜のことを初めて知る300年も前のことだ
そう言われてみれば確かに、巨大なブラキオザウルスに人間が乗っているようにも見える。
これは恐竜ではない
これは本当に恐竜と人間が同時代に生きていた証拠なのだろうか?
もちろん答えはノーだ。
第一に、Instagramの投稿者は作者の名を間違っている。作者はピーター=ブルース・ゲイルではない。
この絵のタイトルは「サウルの自殺」でピーテル・ブリューゲルは、聖書に描かれている、ギルボア山でペリシテ人との戦いに敗れたサウル王の自害の場面を描いている。
この画像を大きなサイズで見る描かれたのは確かに1562年だが、背景には奇妙な男たちが何か首の長い動物のようなものに乗っている様子が見てとれる。
しかし、残念ながらこの生き物は恐竜ではない。これは太古の昔からタイムトラベルしてきた恐竜や、人間と恐竜が共存していた証拠などではない。
本物のラクダを見たことがない作家が描いたラクダである可能性
結論から言えば、どうやらこの生き物はラクダらしい。聖書のサウル王のくだりで、ラクダのことが言及されているため、おそらく背景に〝ラクダ〟らしきものを描こうとしたのではないだろうか?というわけだ。
だが、この投稿に対する多くのコメントが指摘しているように、作者のブリューゲルは本物のラクダを見たことがなかった可能性が高い。
中世ヨーロッパの絵に描かれたライオンの姿が、現実のライオンとはだいぶ違うものであるように、ラクダの描写にもまた、モデルとなる対象が不足していたのだ。
かわいいと言えばかわいいがちょっとヘンなラクダの絵。11世紀にイタリア、バーリで古代ローマ詩人オウィディウスの『変身物語』からとられた写し。国立図書館所蔵
中世に描かれたなかなかなライオン。自由に修正してみて
友だちに中世に描かれた動物の絵を見せて、なんの動物か当ててもらうとか?(つまり、これはラクダ?)
結局、当時ラクダを実際に見たことない人たちが、伝聞を頼りに〝ラクダ〟を描いたようだ。
だがこういう発見ってワクワクするのも否めない事実だ。
中世に恐竜は存在しなかったかもしれないが、中世の人の想像力は、当時知りえなかった恐竜を描写してしまうとか、そういう風に考えるのも面白いのかも。
References:Some People Think This Old Painting Proves Dinosaurs Walked Around With Humans | IFLScience / written by konohazuku / edited by / parumo











恐竜自体は餌の変化で今の気候にあったものへ変化し
今でも生き残ってる可能性は高いが、こんな感じで
生き残るとはありえんって
もし生きてるとしたら海辺りかもな
>>1
生ごみを収集の日に出すときは、恐竜の子孫に荒されないようにネットかけとこうな。
>>1
美味しい卵を供給してくれてるよ
>>1
浦島太郎が海竜に乗る世界線があったかも
>>1
貴方鳥を見たことがないの?
鳥は恐竜の遠い子孫よ? ワニとかよりよっぽど近い子孫
500年前なんてついこの前じゃん
>>2
でもモアとかはいたかもしれない時代だからな
普通にそういう生き物が生きてても不思議じゃない
この信頼できるか怪しいけど口伝とか壁画とかは確実に残ってる時代の生き物ってワクワクするよね
見た事無い物を伝聞で描くと結構なクリーチャーが爆誕するよなw
日本画にも沢山あるある
>>3
昔の日本にはトラはいなかったが、トラの絵は人気だったので色々トラの絵が残ってるが、実物を見る訳にはいかないので猫を参考にしたんで、結局トラでは無くでかい猫という奇妙な絵になってる。
>>3
河鍋暁斎の象の絵は半ば妖怪
中世のライオン画って、
ヨーロッパでも唐獅子スタイルなのか!
>>5
唐獅子の絵を見たんじゃないか?w
モケーレ・ムベンベ
中世程度の古さじゃ想像で描いただけでしょ
ピーテル・ブリューゲル自体、奇妙な怪物を描く画家だしね。
人間の骸骨もナイトメアー・ビフォア・クリスマスみたいな造形なので、目の前にいるラクダを描いても恐竜みたいにしちゃうと思う。
異端の烙印を恐れた画家は、敢えて
現実のラクダに似せて描いたんだよ!
絵を描いた人のあだ名が「画伯」だったのかもしれぬ
かつてはパンダとかゴリラがUMA扱いされてた時代もあったわけだし今は絶滅したけど絵画に描かれてた謎の生物も実在したかもよ
海獣王子「オォ――ラ――――!」
神様も絵に描いてあるしドラえもんも絵に描いてあるので実在するのだろう。
ちょっと考えればラクダとわかるなら結構頑張ってるなw
同時代に進化の元となる個体がいた可能性はある
子門真人のスターウォーズのLDジャケットもスターウォーズ見たことない人が「スターウォーズ」の文字で想像した絵を描いたと言われてるな。
ラクダでは?と思ったらもう記事の中で指摘されてた
恐竜でいいじゃんと思ってしまうくらいに写実的な表現
>>20
尾がはっきりしないので、写実的な竜脚類とはいえないかなぁ
ブリューゲルさんのことをブルース・ゲイルとか言ってる時点で釣りとかジョークのつもりで発信してる感じですよね
そもそもブリューゲルさんはルネサンス時代の画家であって「中世」でもない
まだ恐竜の可能性もあると思ってる
>>23
いや…UMAの可能性も1ミリくらいは…
大昔に恐竜が存在していたという認識が当時にもあったのでは
>>24
アンコールワットの壁だか柱に、ステゴさんが彫ってあるくらいですもん。
見たことないけど存在は知ってる生き物の絵なんて世界中どこにでもある
日本だって像の絵見たらバケモンすぎて過ぎて笑えるぜ
チョコボじゃね?!
俺に絵を描かせると、出てくる生物みんな謎生物
平山廉教授の著書によると、雷竜の首の骨は、高く上げることできない構造だ、とのことだ。
この絵のような姿勢をとることはできなかったと考えられている。
定義で話してしまえば、皆さんリアルタイムで恐竜と共生してるけどね。
恐竜の仲間ではなくて、恐竜そのものと。毎日見てるでしょ、何かしら。グルッポでもチュンチュンでもカーカーでもなんでも良い。
何なら朝飯に食ってる。
>>30
恐竜も鳥みたいに群れたり遊んだりするのがいたかと思うと楽しい
朝の謎のテンションの高さとか
ジャイアントモア?
か、その類いの大型の鳥かな?
伝聞で発生した謎生物の中で好きなのはバロメッツ。アラブ人が綿花について、「インドには羊毛を産する木がある」と記述した文章を読んだ欧州人は、枝の先に羊が実る植物を想像した。バロメッツという半植物・半動物の幻想生物が、こうして生まれた。
どう見てもラクダ
一番特徴のある背中がちゃんと描かれてる
見たこと無いので想像で描いたというよりも、インドからヨーロッパまで話が伝わる間に伝言ゲームで外見が変わって行ったのを絵に書き起こしたのがマンティコア
原型は単にベンガルトラである
…とはいえ436人を殺害した個体の記録があるくらいには「人間を食らいつくす怪物」って恐れられるのも無理はないよなって
日本には雲龍図がめっちゃ残ってるし、昔は竜が飛んでたぞ
骨格が蛇と同じで死ぬとき縮むから気が付かないんや
もう鉄砲を作り出せる時代なんだから詳細な文献があるに決まってる
調べ尽くされたルネサンス期にそんな大きな漏れがあるほうがビビる
聞いた話だけで書いたとしたら割とラクダっぽさはあるな